JPS5841463A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は磁気記録再生装置に関し、特に、たとえばマ
イクロカセットテープを使用したオートリバース方式の
カセットテープレコーダにおける機構部分に関する。

最近では従来のカセットテープを小形化したいわゆるマ
イクロカセットのテープレコーダが普及してきている。

このようなマイクロカセットのテープレコーダにおいて
、往復録音再生可能ないわゆるオートリバース機構を持
たすことができればさらに用途を広めることができるで
あろう。しかし、マイクロカセットは従来のカセットテ
ープよりも非常に小形でありかつテープレコーダ自体も
小形であるため、オートリバース機構の構成を簡単にし
て小形化する必要がある。

それゆえに、この発明の主たる目的は、比較的簡単に構
成されたオートリバース機構を有する磁気記録再生＠置
を提供することである。

この発明を要約すれば、カセットの磁気テープに接触す
るようにキャプスタン軸を設け、このキャプスタン軸か
らスリップトルクを取出し、このスリップトルクを１対
のリール台のいずれか一方に伝達するための回転力伝達
手段を揺動可能に設けたアーム板上に取付けて、キャプ
スタン軸の回転に応じて移動するアーム板の移動位置に
対応して選択的に１対の磁気ヘッドのいずれが一方を磁
気テープに接触させるように構成したものであるこの発
明の上述の目的およびその他の目的と特徴は以下に図面
を参照して行なう詳細な説明から一層明らかとなろう。

第１図および第２図はこの発明の一実施例に用いられる
マイクロカセットテープの構造を示す外観図であり、特
に第１図は平面図を示し、第２図は正面図を示す。まず
、第１！！Ｉおよび第２ａｌｌを会煕して、カセット本
体１は一般的に合成樹脂によって密閉されたケース状に
形成されていて、その内部に磁気テープ２が収納されて
いる。供給側テープハブ３には磁気テープ２が巻回され
、カセット本体１内で回転可能に取付けられている。カ
セット本体１には同じく書取側テープハブ４が取付けら
れている。フェルトバッド５はカセット本体１内に２個
所設けられていて、後述する磁気ヘッドに磁気テープ２
を挾んで押しあてることにより、磁気ヘッドと磁気テー
プ２との接触を良好に保つために設けられている。また
、カセット本体１にはキャプスタン軸を挿入するための
キャプスタン用孔６が形成されている。さらに、カセッ
ト本体１内には、２つのガイドローラ７．７が回転可能
なように保持されている。このガイドローラ７は磁気テ
ープ２の走行を規制するためのものである。

第３図はこの発明の一実施例に含まれるモータの構造を
示す縦断面図であり、第４図は第３図の纏ｖ　ｉ　−ｖ
　ｉに沿う横断面図であり、第５図は第３図の翰ＶＩ　
Ｉ−ＶＩ　Ｉに沿う横断面図であり、第６図ないし第９
図はこの発明の一実施例の機構部分を示す図であり、特
に第６図はモータが停止している状態を示し、第７図は
リール台の断面図を示し、第８図はモータが通常方向に
回転している状態を示し、第９図は同じく１戻方向に回
転している状態を示す。

次に、第３図ないし第９図を参照してモータおよび駆動
機構について説明する。まず、第３図を参照して、基板
８上には、マイクロカセット９すなわち前述の第１図お
よび第２図で説明したカセット本体１ないしテープガイ
ドロー５７の集合体が装着されている。コイルハウジン
グ１０はたとえばプラスチックのような絶縁体で構成さ
れ、基板８に一体的に固着される。このコイルハウジン
グ１０のほぼ中心部には、軸受１１が一体的に成形され
るとともに、この軸受１１の周辺にはコイル１２および
磁束検出素子１３が設けられる。そして、コイルハウジ
ング１０は基板８に対してねじ止めによって固定される
。

キャプスタン軸１４の一端には磁気テープ２を定速状態
で走行させるためのキャプスタン部が形成されていて、
このキャプスタン軸１４は軸受１１に対して回転自在に
保持されている。また、キャプスタン軸１４の他端には
ロータ円板１５およびロータマグネット１６が同軸的に
かつ一体的に固着されて第１のロータを構成している。

ロータ円板１５の外周部にはたとえば歯車（図示せず）
が形成されていて、回転速度制御を行なうための制御信
号が得られるようにされている。すなわち、ロータ円板
１５は電磁軟鉄板で構成されているので、電磁気的また
は光学的な方法によってその回転数の検出が可能となる
。ロータマグネット１６は第５図に示すごとく、機械角
４５１１おきにＮ極およびＳ極が交互に着磁されていて
、ロータ円板１５はロータマグネット１６の磁気回路を
兼ねている。

第２のロータ１７はたとえば電磁軟鉄板のようなエディ
カーレント特性を有する材料かあるいは硬磁性材のよう
なヒステリシス特性を有する材料によって円板状に形成
させ、ロータマグネット１６からの空間磁束の磁気回路
を兼ねている。また、第２のロータ１７はキャプスタン
軸１４に対して回転自在に嵌合しているとともに、ピニ
オン１８が同軸的に固着されている。ロータマグネット
１６と第２の〇−タ１７との闇には磁力による吸引力が
作用している。この吸引力はキャプスタン軸に形成され
た段付部の端面１４１と、これに対向する第２のロータ
１７の端面との接触部で摩擦力を生じさせる。第２のロ
ータ１７はロータ円板１５およびロータマグネット１６
からなる第１のロータに対２して個別的に回転可能にさ
れていて、端面１４１で前記摩擦力を受ける。したがっ
て、第１のロータの回転力は摩擦力を介して第２のロー
タ１７の回転力に裔与する。

上述のごとく構成されたモータにおいて、磁束検出素子
１３によってロータマグネット１６の磁束を検知し、制
御回路（図示せず）によってコイル１２に駆動電流を供
給すれば、２相８１ｉ同期電動機となり、第１のロータ
が回転する。外部の同期信号とロータ円板１５とによっ
て検出された制御伯８（図示番ましないが電磁的または
光学的な公知の方法によって検出される）とを比較して
コイル１２の入力を制御すれば、第１のロータすなわち
キャプスタン軸１４の回転を所望の回転数に制御するこ
とができる。このようにして、キャプスタン軸１４に同
期回転トルクを得ることが可能となる。

なお、回転方向を反転させる必要があるときには、磁束
検出素子１３の極性を逆にするなどの公知の方法で可能
である。　　　　　” また、前述したように、ロータマグネット１６の空間磁
束が第２のロータ１７内を通過することによって磁気回
路が構成される。ロータマグネット１６が回転すると、
第２のロータ１７にエディカーレントトルクまたはヒス
テリシストルクまたはその双方（第２のロータ１７を構
成する円板の材料によってトルクの種類が異なる）が加
わったトルクが発生し、第２のロータ１７にロータマグ
ネット１６の回転と同一方向に回転トクルが麹生ずる。

同時に、前述したキャプスタン軸１４の段付部の端面１
４１と第２のロータ１７との吸引力によっ又端面１４１
に発生する＊振力によって第１のロータからの回転力も
ＩＦ！２のロータ１７の回転力に加わる。このようにし
て、第２のロータ１７に発生した合成トルクは第２のロ
ータ１７と一体となったピニオン１８によって外部に取
出すことが可能となる。

このようにして、第２のロータ１７から取出し得るトル
クは、従来のこの種のロータにおいては電磁気的および
機械的な損失として回転力に利用されていなかったもの
である。第２の〇−タ１７によって得られる回転力は、
回転数にかかわらずほぼ一定のトルクを得ることができ
るので、磁気テープリールの回転駆動に採用すれば、は
ぼ一定のテープ巻取トルクが得られ、機械的な滑り機構
を必要とすることなく安定した長寿命特性を得ることが
できる。

第３図において、上部基板１９は上部軸受２０を一定と
なるようにかしめ付けられて保持している。また、上部
基板１９は基板８に対して一体となるごとくねじ止め固
定されているが、第３５Ａではその図示を省略した。上
部軸受２０はキャプスタン軸１４を回転可能に保持する
ように構成されている。すなわち、コイルハウジング１
０ないしピニオン１８の組立体によってキャプスタンモ
ータを構成して、それ自体で回転可能なように一体化さ
れているが、さらに上部軸受２０によってキャプスタン
軸１４を保持することによって回転精度およびキャプス
タン軸１４の曲げ強度の向上に寄与するようになされて
いる。

ギアーアーム２１は上部基板１９の上部軸受２０を保持
している部分すなわちキャプスタン軸１４を中心にして
揺動可能なように保持されていて、その状態を第６図に
示す。第３図および第６図において、キャプスタン軸１
４を中心にして揺動可能になされたギアーアーム２１の
両端の２個所には、通常方向ギアー２２および巻戻方向
ギアー２３がそれぞれギアーピン２４によって回転可能
なように保持される。通常方向ギアー２２および巻戻方
向ギアー２３はそれぞれピニオン１８に噛合っている。

供給側リール台２５および巻取側リール台２６は、それ
ぞれ基板８に固着されたリール台輪２７によって回転可
能に保持されていて、その断面図を第７図に示す。供給
側リール台２５の先端部にはリール部２５１を有してい
て、供給側テープハブ３に噛合って回転力を伝達する。

巻取側リール台２６の先端部には、リール部２６１を有
していて、書取側テープハブ４に噛合って回転力を伝達
するようにされている。また、両リール台２５゜２６は
、それぞれ歯車部を有しており、通常方向ギアー２２あ
るいは巻戻方向ギアー２３に噛合って回転力を伝達する
ようになされている。ギアーアーム２１はその中央部に
突起部２１１を有していて、チェックプレート２８に形
成されている切欠き部２８１に係合している。チェック
プレート２８はガイドピン２９によって左右に移動可能
なようにガイドされ、ギアーアーム２１の揺動に従って
左右に移動可能なようになされている。

前述したごとく、キャプスタン軸１４は制御回路によ−
〕で両方向すなわち第６図において時計方向（矢印Ａ方
向）または反時計方向く矢印Ｂ方向）に所望の回転数で
回転可能である。このとき、前述したごとくピニオン１
８もまたキャプスタン軸１４と同一方向に回転する。ピ
ニオン１８が矢印Ａ方向に回転すると、ギアーアーム２
１もまた矢印へ方向に揺動する。これは２つのギアー２
２゜２３とギアーピン２４との間の摩擦力およびピニオ
ン１８と２つのギアー２２．２３との間の摩擦力による
ものである。揺動する力がさらに必要であれば、２つの
ギアー２２．２３の外周部に摩擦力を発生させる手段（
図示せず）を設けることにより得ることができる。とこ
ろで、キャプスタン軸１４が矢印Ａ方向に回転したとき
には、前述したごとくギアーアーム２１もまた矢印Ａ方
向に揺動し、したがって通常方向ギアー２２と巻戻方向
リール台２６の１車部とが噛合って、ピニオン１８−通
常方向ギア−２２−巻取側リール台２６の歯車列が得ら
れる。この状態を第８図に示したい同様にして、ピニオ
ン１８が矢印Ｂ方向に回転したとき、ピニオン１８−轡
戻方向ギア−２３−供給側リール台２５の歯車列が得ら
れ、この状態をＩＩＰ１９図に示した。

第８図において、キャプスタン軸およびビニオン１８が
矢印へ方向に回転すると、書取側リール台２６は矢印Ｃ
方向に回転する。また、ギアーアーム２１も矢印へ方向
に揺動することにより、チェックプレート２８が矢印り
方向に移動する。第９図においてキャプスタン軸１４お
よびピニオン１８が矢印Ｂ方向に回転すると、供給側リ
ール台２５は矢印Ｅ方向に回転する。また、ギアーアー
ム２１も矢印Ｂ方向に揺動することにより、チェックプ
レート２８が矢印Ｆ方向に移動する。

第１０図は磁気テープの通常方向への走行時を示す平面
図であり、第１１図は同じく巻戻方向への走行時を示す
平面図である。

第１０図は第８図に対応しており、したがってキャプス
タン軸１４が矢印へ方向に回転すると、書取側リール台
２６およびこれに従って動作する書取側テープハブ４が
矢印Ｃ方向に回転する。また、第１１図は第９図に対応
しており、したがつてキャプスタン軸１４が矢印Ｂ方向
に回転すると、供給側リール台２５およびこれに従って
動作する供給側テープハブ３が矢印Ｅ方向に回転する。

第３図、第１０図および第１１図において、ピンチロー
ラ３０はその外周部がシリコンゴムなどの材料によって
形成されていて、ピンチ０−ラビン３　．１によって回
転可能に保持されている。このピンチローラピン３１は
ピンチローラアーム３２によって保持されている。そし
て、ピンチローラ３０は制御可能な外部からの力により
キャプスタン軸１４に押圧されているので、第１０図に
おいては磁気テープ２は矢印Ｇ方向に定速走行すなわち
通常方向への記録または再生を行なうための磁気テープ
走行を得ることができる。

通常方向消去ヘッド３３は磁気テープ２上の通常方向ト
ラックにおける記録信号の消去を行なうものである。通
常方向記録再生ヘッド３４は磁気テープ２上の通常方向
トラックにおける記録または再生を行なうものである。

第１０図においては、通常方向消去ヘッド３３および通
常方向記録再生ヘッド３４は磁気テープ２に接触する位
置に配置されているが、これはピンチローラアーム３０
が動作する機構Ｉ！１（図示せず）と同時に動作する機
構部により移動するようになされている。すなわち、ｗ
Ｉｉ１０図に示す状態では通常方向への記録または再生
における磁気テープ走行時にのみ両ヘッド３３．３４が
磁気テープ２に接触するようになされている。この機構
部分については後で詳細に説明する。

同様にして、第１１図においては、磁気テープ２は矢印
Ｈ方向に定速走行すなわち巻戻方向への記録または再生
のための磁気テープ走行を得ることができる。巻戻方向
消去ヘッド３５は磁気テープ２上の巻戻方向におけるト
ラックの記録信号を消去するためのものである。巻戻方
向記録再生ヘッド３６は磁気テープ２上の巻戻方向トラ
ックにおける記録または再生を行なうためのものである
。

第１１図においては、巻戻方向消去ヘッド３５および巻
戻方向記録再生ヘッド３６は、磁気テープ２に接触する
位置に配置されているが、これはピンチローラ３０が動
作する機構部（図示せず）と同時に動作する機構部によ
り移動するようになされている。第１１図に示す状態す
なわち巻戻方向への記録または再生における磁気テープ
走行時にのみ、両ヘッド３５．３６が磁気テープ２に接
触するようになされていて、この機構部分については俵
で詳細に説明する。

第１２図ないし第、１４図は磁気ヘッドの移動機構を示
す平面図であり、第１２図は磁気テープ２の停止状態し
たがって各磁気ヘッドが磁気テープ２に接触していない
状態を示しており第６図に対応している。第１３図は通
常方向における磁気テープ２の走行状態を示しており第
８図および第１０図に対応している。第１４因は巻戻方
向における磁気テープ２の走行状態を示しており、第９
図および第１１図に対応している。

第１０図において、ギアーアーム２１およびチェックプ
レート２８については前述の第６図、第８図および第９
図において詳細に説明した。すなわち、キャプスタン軸
１４が矢印へ方内またはＢ方向に回転（第６図に従って
）し、チェックプレート２８が矢印り方向（第８図）ま
たは矢印Ｆ方向（第９図）に移動する。ヘッドプレート
３７には、通常方向消去ヘッド３３１通常方向記録再生
ヘッド３４．巻戻方向記録再生ヘッド３６および巻戻方
向消去ヘッド３５がそれぞれ一体的に設けられている。

そして、このヘッドプレート３７はガイド部（図示せず
）によって矢印■方向にのみ移動可能に構成されている
。通常方向チェックビン３８および巻戻方向チェックビ
ン３９はそれぞれヘッドプレート３７の所定の位１に設
けられていて、チェックプレート２８に係合する位置関
係に配置されている。駆動アーム４０は１字形状を有し
ていて、その中心部を固定ビン４１によって回動可能に
形成され、その一端に駆動ビン４２が設けられている。

この駆動ビン４２はヘッドプレート３７に形成された丸
孔に係合している。したがって、駆動アーム４０を駆動
装Ｗ１（図示せず）によって矢印Ｊ方向に回動させると
、ヘッドプレート３７が矢印１方向に移動する。

第１３図において供給側テープハブ３によって供給され
る磁気テープ２はキャプスタン軸１４が矢印へ方向に回
転することにより、磁気テープ２が矢印Ｇ方向に定速走
行する。このとき、ギアーアーム２１も矢印Ａ方向に回
動し、かつしたがうてチェックプレート２８は矢印り方
向に移動している。この状態において、駆動アーム４０
を動作させて、ヘッドプレート３７を矢印！方向に移動
させると、通常方向チェックビン３８がチェックプレー
ト２８にあたってその進行が阻止される。

さらに、ヘッドプレート３７を矢印１方向に進行させる
と、ヘッドプレート３７は通常方向チェックビン３７が
チェックプレート２８に当たった点を中心にして回動す
る。それによって、通常方向消去ヘッド３３および通常
方向記録再生ヘッド３４のそ°れぞれが磁気テープ２に
接触する。磁気テープ２に対して、記録時には通常方向
消去ヘッド３３によって磁気テープ２上の記録信号を消
去した後、通常方向記録再生ヘッド３４によフて音声信
号の記録が行なわれる。また、磁気テープ２の記録信号
の再生時には、通常方向記録再生ヘッド３４によって音
声信号の再生が行なわれる。このように、この発明の一
実施例の磁気記録再生装置においては、その磁気テープ
２の走行方向に応じて、自動的に必要な磁気ヘッド３３
と３４あるいは３５と３６を選択して磁気テープ２に接
触されるーように構成されている。

もし、４個の磁気ヘッド３３．３４．３５および３６が
同時に磁気テープ２の走行方向がいずれの場合でも接触
するようになされていると、不必要な２個の磁気ヘッド
（第１３図においては巻戻方向消去ヘッド３５および巻
戻方向記録再生ヘッド３６）が磁気テープ２の走行に悪
影響をおよぼす。すなわち、キャプスタン軸１４が磁気
テープ２に接触する以前に磁気ヘッドが磁気テープ２に
接触することにより、その磁気テープ走行抵抗が増える
。そして、最悪の場合には、磁気テープ２が走行しなく
なるなどの事態が発生する。また、磁気テープ走行にお
ける停止時（記録または再生を停止させるとき）には、
キャプスタン軸１４とピンチロー５３０の接触を断つよ
うにピンチローラアーム３２が回動し、同時にヘッドプ
レート３７が矢印１方向とは反対方向に移動することに
より、２つの磁気ヘッド３３．３４の磁気テープ２に対
する接触を断つように動作し、第１２図に示す状態にＩ
ｍ帰することができる。

第１４図においては、巻取側テープハブ４から供給され
る磁気テープ２はキャプスタン軸１４が矢印Ｂ方向に回
転することにより、磁気テープ２が矢印Ｈ方向に定速走
行する。このとき、ギアーアーム２１も矢印Ｂ方向に回
動し、かつしたがってチェックプレート２８は矢印Ｆ方
向に移動している。この状態において、駆動アーム４０
を動作させてヘッドプレート３７を矢印■方向に移動さ
せると、Ｉ＃戻方向チェックビン３９がチェックプレー
ト２８にあたってその進行が阻止される。さらに、ヘッ
ドプレート３７が矢印■方向に移動すると、ヘッドプレ
ート３７は巻戻方向チェックビン３９がチェックプレー
ト２８にあたった点を中心にして回動する。それによっ
て、轡戻方向消去ヘッド３５および巻戻方向記録再生ヘ
ッド３６のみが磁気テープ２に接触し、磁気テープ２が
矢印Ｈ方向に定速走行する。すなわち、前述の第１３図
とは逆の位置にセットされることになり、その磁気テー
プ走行方向に応じて自動的に必要な磁気ヘッド３５．３
６を選択して磁気テープ２に接触させるようになる。ま
た、磁気テープ２の走行停止時には、前述の第１２図に
示す状態にまで復帰される。

なお、上述の実施例ではマイクロカセットにこの発明を
適用した場合について説明したが、これに限ることなく
いわゆるコンパクトカセットにもこの発明を適用できる
ことはいうまでもない。

以上のように、この発明によれば、カセットの磁気テー
プに接触するようにキャプスタン軸を設け、このキャプ
スタン軸からスリップトルクを取出し、揺動可能に設け
られたアーム板上の回転力伝達手段によって前記スリッ
プトルクを１対のリール台のいずれか一方に伝達するよ
うにし、キャプスタン軸の回転に応じて移動するアーム
板の移動位置に対応して選択的に１対の磁気ヘッドのい
ずれか一方を磁気テープに接触させるようにしたので、
構成を比較的簡単にすることができるとともに、全体を
小形化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はマイクロカセットテープの構造を
示す図である。第３図はこの発明の一実施例に含まれる
モータの構造を示す縦断面図である。第４図は第３図の
線Ｖｌ−Ｖｌに沿う横断面図である。第５図は第３図の
纏ＶＩＩ−Ｖｌｌに沿う横断面図である。第６図ないし
第９図はこの発明の一実施例の機構部分を示す図であり
、特に第６図はモータの停止状態を示し、第７図はリー
ル台の断面図を示し、第８図はモータが通常方向に回転
している状態を示し、第９図は同じく巻戻方向に回転し
ている状態を示す。第１０図は磁気テープの通常方向へ
の走行時を示す平面図である。 第１１図は同じく巻戻方向への走行時を示す平面図であ
る。第１２図ないし第１４図は磁気ヘッドの移動機構を
示す図であり、特に第１２図は磁気テープの停止状態を
示し、第１３図は通常方向へ−の磁気テープの走行状ｌ
を示し、第１４図は巻戻方向への磁気テープの走行状態
を示す。 図において、２は磁気テープ、１２はコイル、１３は磁
束検出素子、１４はキャプスタン軸、１５はロータ円板
、１６はロータマグネット、１７は１２のロータ、１８
はビニオン、２１はギアーアーム、２２は通常方向ギア
ー、２３は巻戻方向ギアー、２５は供給側リール台、２
６は巻取側リール台、２８はチェックプレート、２８１
は切欠き部、３０はピンチローラ、３３は通常方向消去
ヘッド、３４は通常方向記録再生ヘッド、３５は巻戻方
向消去ヘッド、３６は巻戻方向記録再生ヘッド、３７は
ヘッドプレート、３８は通常方向チェックビン、３９は
巻戻方向チェックピン、２１１は突起部、２８１は切欠
き部を示す。 代−人　葛野信−（外１名） 芽ｌ町　　　　　。 弗Ｚ区 第４」幻 ト 兜Ｓ凹 ｊｉｉ’ｓ／Ｚ図 緒１５函

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　カセットの磁気テープに接触するキャプスタン
   軸を含み、 前記キャプスタン軸の回転方向を選択することにより、
   前記磁気テープを所望の方向に走行させるようにしたオ
   ートリバース方式の磁気記録再生装置であって、 前記キャプスタン−を回転駆動するモータと、１対のリ
   ール台と、 前記キャプスタン軸に関連して設けられ、前記キャプス
   タン軸の回転に伴うスリップトルクを取出す手段と、 前記キャプスタン軸に対して揺動可能に設けられるアー
   ム板と、 前記アーム板上に設けられ、前記キャプスタン軸の回転
   方向に応じて前記スリップトルクに基づく回転力を前記
   １対のリール台のいずれか一方に伝達するための回転力
   伝達手段と、 １対の磁気ヘッドと、 前記キャプスタン軸を挾むようにして前記磁気テープに
   対向するように前記１対の磁気ヘッドが取付けられ、前
   記キャプスタン軸の回転方向に応じて移動する前記アー
   ム板の移動位置に対応して、前記１対の磁気ヘッドのい
   ずれか一方を選択的に前記磁気テープに接触させる磁気
   ヘッド取付板とを儀えた、磁気記録再生装置。 〈２）　前記スリップトルクを取出す手段は前記キャプ
   スタン軸に同軸的に取付けられたビニオンを含む、特許
   請求の範囲第１１１記載の磁気記録再生装置。 （３）　前記１対のリール台のそれぞれには同軸的に第
   １のギアーが形成されていて、前記回転力伝達手段は、
   前記アーム板に回転可能に保持されて前記ピニオンに一
   合するとともに、前記キャプスタン軸の回、転方向に応
   じて前記１対のリール台のいずれか一方のギアーに歯合
   する１対の第２のギアーを含む、特許請求の範囲第１項
   記載の磁気記録再生Ｉ！胃。 （４）　さらに、前記アーム板の摺動に応じて前記磁気
   テープの走行方向に移動するチェックプレートを含み、 前記磁気ヘッド取付板は、前記移動したチェックプレー
   トに係合して前記１対の磁気ヘッドのいずれか一方を前
   記磁気テープに接触させるようにした、特許請求の範囲
   第１項記載の磁気記録再生装置。 （５）　前記アーム板は突起部を含み、前記チェックプ
   レートは前記突起部に係合する切欠き部を含み、 前記アーム板が揺動したとき前記突起部が前記切欠き部
   に係合して前記チェックプレートを前記磁気テープの走
   行方向に移動させるようにした、特許請求の範囲第４項
   記載の磁気記録再生装置。 （６）　前記磁気ヘッド取付板は、そのほぼ中央部が回
   転軸を中心として回動可能に構成されかつ前記チェック
   プレートが一方方向に移動したとき前記チェックプレー
   トの一端に係合する第１のチェックピンと、前記チェッ
   クプレートが他方方向に移動したとき前記チェックプレ
   ートの他端に係合する第２のチェックビンとを含む、特
   許請求の範囲第４項記載の一磁気記録再生装置。