JPS5841390B2 - ダストシユ−トノアンゼンソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ダストシュートの安全装置に関するものであ
り、投入口のシャックを非常時又は清掃時等に閉状態に
して安全を図るものである。

従来、ダストシュートは、火災発生時において投入口が
開口していると煙突の役目を果して火勢を増大させ、被
害を大きくする虞れを有している。

また、ダストシュートの最下部に塵芥を圧縮排出する処
理機が設けられたものにおいては、その処理機の保守点
検または清掃等のために作業者がダストシュート内に入
っている際においても、投入口からは塵芥の投入が可能
であり、作業の障害となると共に、作業者に塵芥が落下
して非常に危険である。

本発明は斯かる点に鑑み、ダストシュートの投入口に設
けられたシャッタに開閉用の作動機構を設け、その作動
機構を感知器の感知動作にて自動的に作動し、シャック
を閉状態にし、火災発生等の非常時の安全を図るダスト
シュートの安全装置を提供し、前記欠点を解消するもの
である。

また、清掃等の作業時に、前記シャッタを閉状態にする
ダストシュートの安全装置を提供するものである。

本発明の構成を実施例につき、図面に基づいて以下に説
明する。

第１図に示すように、ダストシュート１には各階に投入
口２が設けられ、最下部に処理機３が設けられている。

投入口２には開閉自在に枢支されたシャック４が設けら
れている。

該シャッタ４には開閉用の伸縮シリンダ１０等の、駆動
手段よりなる作動機構５が接続され、該作動機構５は、
第２図に示すように、シャッタ４の内面にブラケット６
を立設してワイヤ７の一端が取付けられ、他端はダスト
シュート１にピン８にて支持されたシーブ９を介して伸
縮シリンダ１０のロッド１１に接続されている。

伸縮シリンダ１０が伸長している第１作動状態には、シ
ャック４が開閉可能であり、シャッタ４が閉じている時
にはワイヤ７は弛み、第２図に想像線で示すように開く
ことができる。

一方、伸縮シリンダ１０が短縮している第２作動状態に
は、第３図に示すように、ワイヤ７は引張られて開いて
いるシャッタ４は閉じ該シャッタ４の開放が不能となる
。

上記作動機構５は、第４図に示すように、非常用作動機
構５８と、作業用作動機構５ｂとが両側に併設され、そ
れぞれ前記シャック４に接続されてその開閉を行うもの
であり、各伸縮シリンダ１０ａ、１０ｂには、伸縮位置
規制用の上限、下限リミットスイッチ１２〜１５がそれ
ぞれ設けられている。

前記非常用作動機構５ａに接続される制御機構１６は、
第５図にその基本回路を示すように、非常用の伸縮シリ
ンダ１０ａを伸長するソレノイド１７、および短縮する
ソレノイド１８が、感知器１９、解除スイッチ２０、前
記両リミットスイッチ１２，１３、非常ランプ２１がリ
レーＲ１〜Ｒ４を介して接続配線されている。

尚、２２は各階に直列に設けられる緊急反転スイッチで
あり、感知器１９は煙、熱等に感応するものであってダ
ストシュート１内に設けられ、電源としては非常用電源
が使用され、２３は主スィッチである。

その制御機構１６の作用を説明すれば、非常用伸縮シリ
ンダ１０ａは、通常、伸長した第１作動状態にあり、シ
ャック４の開閉は自由に行える。

火災発生時等には感知器１９が感応して閉じるとＪレー
Ｒ１が自己保持され、短縮ソレノイド１８が作動して伸
縮シリンダ１０ａが短縮して第２作動状態となり、ワイ
ヤ７ａを引張りシャック４を閉じる。

ロッド１１ａが短縮してリミットスイッチ１２と当接す
るとリレーＲ３にてリレーＲ１の自己保持が解除されて
停止する。

次に、解除スイッチ２０を操作するとリレーＲ２が自己
保持されて伸長ソレノイド１７が作動し、伸縮シリンダ
１０ａを伸長し、リミットスイッチ１３の作動によりリ
レーＲ４にてリレーＲ２の自己保持が開放されて停止す
ると共に非常ランプ２１が消灯する。

尚、非常時にて短縮ソレノイド１８が作動し、シャッタ
４を閉じている状態において、緊急反転スイッチ２２を
操作すると伸長ソレノイド１７に切替わってシャッタ４
を開放可能にする。

また、前記作業用作動機構５ｂに接続される操作機構２
４は、第６図にその基本回路を示すように、作業用の伸
縮シリンダ１０ｂを伸長するソレノイド２５および短縮
するソレノイド２６が、操作閉スィッチ２７、解除スイ
ッチ２８、前記上限、下限リミットスイッチ１４，１５
、表示ランプ２９がリレーＲ５〜Ｒ８を介して接続配線
されている。

尚、３０は緊急反転スイッチ、３１は主スィッチ、３２
は緊急停止スイッチである。

操作機構２４の作用を説明すれば、作業用伸縮シリンダ
１０ｂは、通常、伸長した第１作動状態にあり、シャッ
タ４の開閉は自由に行える。

清掃等の作業時には操作閉スィッチ２７を操作するとル
−Ｒ５が自己保持され、短縮ソレノイド２６が作動して
伸縮シリンダ１０ｂが短縮して第２作動状態となり、リ
ミットスイッチ１４の作動により停止し、ワイヤ７ｂが
引張られてシャッタ４は開放不能となる。

作業終了時には、解除スイッチ２８を操作するとリレー
Ｒ６が自己保持されて伸長ソレノイド２５が作動し、伸
縮シリンダ１０ｂを伸長し、リミットスイッチ１５の作
動により停止する。

尚、シャッタ４が閉じる方向に作動している際に、緊急
反転スイッチ３０を操作すると短縮ソ１／ノイド２６か
ら伸長ソレノイド２５に切替ってシャック４を開放可能
にする。

第７図にはシャラダ４開閉用の他の作動機構３３を示す
ものであり、ダストシュート１に駆動回転体３４が設け
られ、該回転体３４とシャッタ４との間にワイヤ３５が
接続されている。

シャッタ４の開閉は、回転体３４のワイヤ３５の巻取り
、巻戻し状態にて規制され、巻戻した第１作動状態では
シャッタ４は開閉可能であり、巻取った第２作動状態で
はシャッタ４を閉じると共に該シャッタ４は開放不能と
なるものである。

又、前記例においては作動機構を作業用と非常用とに別
途に設けであるが、共用してもよい。

従って、以上のような本発明安全装置によれば、投入口
のシャッタに作動機構を設け、感知器を有する非常用制
御機構を有し、非常時における感知器の感知動作にて自
動的に作動機構を作動し、シャッタを閉状態にするため
に、火災発生時において投入口が閉鎖され、ダストシュ
ートが煙突の役目を果すこともなく、被害の拡大を防止
することができるものであり、また、その作動が自動的
に行われるものである。

また、本発明安全装置によれば、投入口のシャッタに作
動機構を設け、操作機構の手動操作にて作動機構を作動
し、シャッタを閉状態にするために、清掃、保守点検等
の作業時に投入口を閉鎖してダストシュート内に作業者
が入っても塵芥の投入落下がなく、作業が安全かつ容易
に行うことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はダストシュート全体を示す概略機構図、第２図
は作動機構を示す要部側面図、第３図は作動状態を示す
同側面図、第４図は作動機構の正面図、第５図は非常用
制御機構の基本回路図、第６図は作業用操作機構の基本
回路図、第７図は作動機構の他の実施例を示す要部側面
図である。 １・・・・・・ダストシュート、２・・・・・・投入口
、３・・・・・・処理機、４・・・・・・シャッタ、５
・・・・・・作動機構、５ａ・・・・・・非常用作動機
構、５ｂ・・・・・・作業用作動機構、１６・・・・・
・制御機構、１９・・・・・・感知器、２４・・・・・
・操作機構、３３・・・・・・作動機構。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ダストシュート１の投入口２に該投入口２を開閉す
   るシャッタ４が設けられ、該シャッタ４は伸縮シリンダ
   １０等の１駆動手段により強制開閉可能に設けられると
   共に、該駆動手段の第１作動状態ではシャッタ４を開放
   可能にし第２作動状態ではシャッタ４を閉じると共に開
   放不能に取り付けられ、前記駆動手段には、前記ダスト
   シュート１の煙、熱等に感応する感知器１９の感知動作
   にて前記駆動手段を第２作動状態に作動させる非常用制
   御機構１６が接続され、火災発生時等の非常時に前記シ
   ャッタ４を閉状態にすることを特徴とするダストシュー
   トの安全装置。 ２ ダストシュート１の投入口２に該投入口２を開閉す
   るシャッタ４が設けられ、該シャッタ４は伸縮シリンダ
   １０等の駆動手段により強制開閉可能に設けられると共
   に、該駆動手段の第１作動状態ではシャックを開放可能
   にし第２作動状態ではシャッタを閉じると共に開放不能
   に取り付けられ、前記駆動手段には、手動操作により前
   記駆動手段を第２作動状態に作動させる操作機構２４が
   接続され、清掃等の作業時に前記シャッタ４を閉状態に
   することを特徴とするダストシュートの安全装置。