JPS5840671Y2 - インジケ−タ照明装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、外部電源および内蔵電源で動作させるように
したラジオ受信機、テレビ受像機等の動作のレベルや調
節状態を表示するインジケータの照明に関するものであ
る。

一般的に、ポータプルタイプの機器に内蔵される直流電
源（例えば、アルカリ・マンガン電池、ニッケル・カド
ミウム電池、鉛蓄電池等）は機器の大きさ、重量を極力
小さくするため、小容量の電池を内蔵して、回路の電力
消費を小さくすることにより、−回当り又は−充電当り
の動作時間を長くするようにしている。

このためインジケータ等の照明は、必要とする時だけス
イッチを押して点灯せしめ、不必要は時はオフ（消灯）
にして無駄な電力消費を減らすようにしている。

しかし、外部電源を使用する場合は家庭用交流電源や自
動車用バッテリのように、大容量の電源に接続すること
が殆んどであり、インジケータの照明はむしろ点灯させ
た方が、機器の取扱いや美観の面から好ましい。

本考案は内蔵電源使用時は、インジケータの照明をイン
ジケータ点灯スイッチにより必要な時のみ点灯させ、外
部電源を使用する場合は自動的にインジケータの照明を
連続点灯になるようにすることを目的とするもので゛あ
る。

まず第１図に従来例を示す。

図において、１は外部電源に接続されたプラグで、外部
電源使用時は機器の外部電源入力ソケット２に挿入され
る。

３は電源切替スイッチで、ソケット２に組込まれていて
、プラグ１が挿入されたとき開路して、内蔵電源４との
接続が切れるように動作する。

５は機器の電源スィッチ、７はインジケータ照明用ラン
プ、６はランプ７の保護抵抗、８はランプ点灯用スイッ
チである。

また９は機器のランプ以外の負荷回路を示す。

本構成によれば内蔵電源、外部電源にががわらず、スイ
ッチ８を閉じたときのみしがランプ７を点灯させること
ができない。

第２図に本考案の第１の実施例を示す。

なお、図中第１図と同一部品には同一番号を付し説明は
省略する。

第１図と異なる点は第１図に加えてダイオード１０を用
い、ランプ７の一端を９直接入力ソケツト２の端子に接
続する一方、内蔵電源４の負極と負荷９の一端を共通接
続し、この共通接続点と、前記ランプ７と入力ソケット
２の接続点との間にランプ点灯用スイッチ８とダイオー
ド１０の並列回路を、ダイオード１０が内蔵電源４の極
性と逆方向になるように挿入したところである。

上記構成において、内蔵電源４の使用時、すなわち外部
電源プラグ１を電源入力ソケット２に接続しない場合は
、電源切換スイッチ３が閉じているため、電源スィッチ
５を閉じると負荷９（よ内蔵電源４により動作する。

このとき、ダイオード１０はカットオフとなるため、点
灯スイッチ８を閉じている間だけランプ７を点灯せしめ
ることができる。

一方、外部電源用プラグ１を電源入力ソケット２に接続
した場合、電源切替スイッチ３は同時に開くため、内蔵
電源４と負荷９との接続は切れる。

ここで、電源スィッチ５を閉じると負荷９は、ダイオー
ド１０により電源の帰路と接続されているため、機器は
外部電源を電源として正常に動作することが出来る。

またランプ７は外部電源に直接接続されるため、点灯用
スイッチ８に関係なく点灯を継続する。

このように第２図の構成によれば第１図の回路にダイオ
ード１０を１つ加えるだけの簡単な構成で、内蔵電源使
用時の点灯用スイッチ８によるランプ７の点滅制御と、
外部電源使用時のランプ７の連続点灯を自動的に切換え
ることができる。

第３図に本考案の第２の実施例を示す。

本実施例においても第１図と同一部品には同一番号を付
して、説明は省略する。

本実施例は外部交流電源の整流出力電圧を外部電源とし
て使用する例で、この場合入力ソケット１１への外部電
源プラグの着脱に連動してスイッチ３は開閉する。

ダイオード１０とスイッチ８の接続状態は第２図と同様
である。

本構成においても、外部電源プラグを入力ソケット１１
へ接続していないときはスイッチ３が閉じているため、
電源スィッチ５を閉じると負荷９は内蔵電源４により駆
動される。

そしてランプ７はダイオード１０がカットオフで゛ある
ため、スイッチ８を閉じたときのみ点灯する。

一方、外部交流電源を使用する場合、スイッチ３が開く
ため内蔵電源４と負荷９との接続は切断され、負荷９は
ダイオード１０を介して整流回路１２に接続される。

一方、ランプ７は整流回路１２の出力端子間に直接接続
されるため点灯を継続する。

以上説明したように本考案によれば、インジケータ用ラ
ンプへの電源切換スイッチとダイオードとを並列接続す
る構成にしたことにより特別な切替回路やスイッチを使
用することなく、ダイオードを１つ追加するのみで内蔵
電源の場合の点灯用スイッチによる点滅制御と、外部電
源の場合の連続点灯を自動的に切替えることができるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のインジケータ照明装置の回路図、第２図
は本考案の一実施例におけるインジケータ照明装置の回
路図、第３図は本考案の他の実施例を示す回路図である
。 １・・・・・・外部電源接続プラグ、２・・・・・・入
力ソケット、３・・・・・・電源切替スイッチ、４・・
・・・・内蔵電源、５・・・・・・電源スィッチ、７・
・・・・・ランプ、８・・・・・・ランプ点灯用スイッ
チ、９・・・・・・負荷、１０・・・・・・ダイオード
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内蔵された直流電源を有し、がっレベル、チューニング
   、チャンネル、同調周波数等を表示するインジケータを
   照明するためのランプと、外部電源が接続されていない
   とき前記内蔵直流電源を負荷に接続し、外部電源が接続
   されると前記内蔵直流電源を前記負荷より切離して、こ
   の外部電源に前記負荷を接続する電源切替用スイッチと
   、前記ランプを点滅制御するため前記内蔵直流電源と前
   記ランプとの間に接続された第２のスイッチと、この第
   ２のスイッチに並列に接続され、前記内蔵直流電源に対
   しては逆極性を示して前記第２のスイッチが開かれてい
   るときに前記ランプへの前記内蔵直流電源からの電源の
   供給を阻止し、外部電源に対しては常に順方向を示して
   負荷に外部電源を供給するダイオードとを備えてなるイ
   ンジケータ照明装置。