JPS5839238Y2 - 車両用ル−ムライトの点灯自動保持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両を夜間車庫に格納または路上等に駆車させ
て乗員が車両より離れる際に車両のルームライトを所定
時間だけ点灯させ車室内及び車両の周囲を明るくするた
めの車両用ルームライトの点灯自動保持装置に関するも
のである。

従来、夜間にむいて車両を駆車させる場合一般に運転者
は各種灯器やその池のすべての機器の作動を停止させた
状態にしてから車両より離れるが、各種灯器が消灯して
いるので車両の周囲が暗く車両より離れる１での行動が
不便であったり、場合によっては危険がともなうことも
あった。

一方遅延消灯を目的とするものとして実公昭４７−１５
３３号公報の如くバイメタルとリレーとで時限装置を構
成し、例えばルームライト用スイッチの閉成により前記
時限装置が作動しその後前記スイッチを開離すると所定
時間バイメタルは閉成を維持してルームライトを所定時
間点灯させる装置が公知であるが、該装置においてはル
ームライト用スイッチを閉成した後該スイッチを開離さ
せる操作が必要となりわずられしい。

またスイッチ操作により必ず時限装置が作動するため直
ちにルームライトが消灯してほしい場合にも点灯状態が
続くことになり電力が無駄に消費されるのみならず視界
を妨げる等の欠点があり、この欠点を解消するために時
限装置専用のスイッチを設ければスイッチ数が増えコス
ト高となる欠点があった。

本考案は前述した欠点を解消した車両用ルームライトの
点灯自動保持装置を提供することを目的とするものであ
る。

一般に夜間車両を駐車させた場合、運転者は各種灯器や
その池のすべての機器の作動を停止させてから車両を離
れるが、本考案は新たに特別の操作を必要とせず夜間車
両を駐車させ車両から離れる際に必要な操作のみでしか
もルームライト専用スイッチあるいはドアスイッチとは
無関係にルームライトを所定時間だけ点灯自動保持させ
るものである。

つ捷り主スィッチをＯＦＦにして次にライトスイッチを
ＯＦＦにする操作のみで作動する時限装置を設け、前記
時限装置により定する所定時間だけルームライトの点灯
を自動保持せしめて乗員が車両を離れるに際し便ならし
めるもので、簡単な電子回路を付加するのみで得られる
ようにしたものである。

又昼夜をとわず走行時に釦いては主スィッチはＯＮ状態
のため時限装置は作動しないので視界を妨げることばな
い。

以下本考案を図に示す一実施例について説明する。

１は電源で車載のバッテリであり、その負極側は接地し
である。

２は主スィッチで例えばガソリンエンジン車両に釦いて
はイグニッションスイッチに相当するものである。

３は前照灯または尾灯、車幅灯、番号灯の灯器（図示せ
ず）を点灯するためのライトスイッチである。

前記主スィッチ２とライトスイッチ３及びルームライト
４を夫々電源１に並列接続させる。

５は時限装置で、該時限装置５は時限用コンデンサＴ、
時限用ベース抵抗８、時限時間調整用抵抗９からなり、
該コンデンサ７と抵抗８は並列接続させる。

ＩＯは前記ルームライト４の点灯回路に介在させたスイ
ッチ素子であり、該スイッチ素子を例えばトランジスタ
１０とし、該トランジスタ］０のベースは前記抵抗８を
介しライトスイッチ３に直列接続するとともにトランジ
スタＩＯのコレクタはルームライト４に接続する。

６は前記主スィッチ２のＯＮ。ＯＦＦ信号を時限装置５
のスイッチ素子ＩＯに与える発信装置である。

該発信装置６は主スィッチ２の開閉により前記トランジ
スタＩＯに信号を送るためのトランジスタＩＩと該トラ
ンジスタ１１のベース抵抗１２及び１３からなり、トラ
ンジスタＩＩのベースは抵抗１２を介し主スィッチ２に
直列接続するとともにトランジスタＩＮのコレクタはト
ランジスタ１０のベースに直結する。

ルームライト４の負極側にはトランジスタ１０のコレク
タ、ルームライト専用スイッチ１４及びドアースイッチ
Ｉ５を夫々並列接続させる。

尚ドアスイッチ１５はドアの開閉に連動し、ドア開放時
閉成してルームライト４を点灯させるものである。

上記構成において次に作動を説明する。

昼夜をとわず車両の走行時においては、主スィッチ２ば
ＯＮ状態にあるため、電源１→主スイツチ２→抵抗Ｗ２
→トランジスタＩＮのベース→エミッタ→接地の回路で
ベース電流が流れ、トランジスタｔｔが導通するがトラ
ンジスタ］０のベースは前記トランジスタＩτのコレク
タと直結されているためにトランジスタＩＩの導通によ
りトランジスタ日０のベースはトランジスタＩＩを介し
て接地されライトスイッチ３のＯＮあるいはＯＦＦ状態
にかかわらずトランジスタＩＯのベース電位が下がり、
該トランジスタＩＯは導通せず従ってルームライト４ば
、り牲丁しない。

つ捷り主スィッチ２がＯＮ状態のときはライトスイッチ
３の開閉に関係なくルームライト４は点灯しない。

一方夜間車両を車庫に格納または路上等に駐車させて運
転者が車両より離れるに際し一般に、今１で作動状態で
あった各種灯器やその池のすべての機器の作動を停止し
たあとドアを開閉し降車するものであり、運転者は主ス
ィッチ２をＯＦＦにし次にライトスイッチ３をＯＦＦに
するだけの簡単で且つ降車する際の必要な操作に含１れ
る動作を行うだけでルームライト４を所定時間だけ点灯
自動保持することができる。

すなわち、主スィッチ２及びライトスイッチ３は車両を
駐車させた直後は夫々ＯＮ状態にあり、１ず主スィッチ
２を０Ｎ−）ＯＦＦにすると電源］→ライトスイッチ３
→抵抗８→トランジスタ１００ベース→エミッタ→接地
の回路でベース電流が流れ、ｌ・ランジスタＩＯが導通
し、ルームライト４は電源Ｉ→ルームライト４→トラン
ジスタＩＯ→接地の回路が形成された点灯し続ける。

次にライトスイッチ３をＯＮ−＋ＯＦＦにすると該スイ
ッチ３を介して電源」から充電されていた時限用コンデ
ンサ７の充電電荷は時限用ベース抵抗８、トランジスタ
τ０のベース、エミッタを介して放電され、その放電電
流によりトランジスタ１０は所定時間導通状態を保ち、
ルームライト４が該コンデンサ７の放電時定数により定
する所定時間だけ給電されて点灯するので車室内及び車
両の周回が明るくなり、次に運転者及び乗員がドアを開
閉して降車し車両より離れるに際し便ならしめる。

該スイッチ３をＯＦＦしたちと所定時間経過して時限用
コンデンサＴの電荷が減少し、トランジスタＩＯが非導
通状態になるとルームライト４は自動的に消灯する。

尚ルームライト４の点灯自動保持が必要でなく通常の点
灯あるいは消灯はルームライト専用スイッチＩ４あるい
はドアスイッチ１５の操作により行うことができる。

以上の如く本考案は夜間車両を駐車させて車両から離れ
るに際し、主スィッチをＯＦＦにし次にライトスイッチ
をＯＦＦにするだけの簡単で且つ降車する場合の必要な
操作に含１れる動作を行うだけでルームライトを所定時
間だけ点灯自動保持することができライトスイッチをＯ
ＦＦにした時点から時限点灯かばじするので次にドアを
開閉し乗員が降車し車両から離れる１での間車室内及び
車両の周囲を明るくし乗員の行動を便ならしめるととも
に安全を確保できる等効果が犬である。

又昼夜をとわず走行時には時限装置は作動しないので視
界を妨げることもない。

更に車両に既設の主スィッチ及びライトスイッチを利用
してルームライトの点灯自動保持が可能であるので、点
灯自動保持専用のスイッチを別に設ける必要がないとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案による車両用ルームライトの点灯自動保持装
置の一実施例を示す電気回路図である。 ２・・・主スィッチ、３・・・ライトスイッチ、４・・
・ルームライト、５・・・時限装置、６・・・発信装置
、１０・・・スイッチ素子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電源に夫々接続した主スィッチ、ライトスイッチ及びル
   ームライトと、該ルームライトの点灯回路に介在させた
   スイッチ素子と、前記主スィッチのＯＮ、ＯＦＦ信号を
   前記スイッチ素子に与える発信装置と、前記主スィッチ
   及びライトスインチがともにＯＦＦ状態に操作されたこ
   とを検知して前記スイッチ素子を所定時間ＯＮに保つ時
   限装置とを備え、該時限装置により前記ルームライトを
   所定時間だけ点灯自動保持させることを特徴とする車両
   用ルームライトの点灯自動保持装置。