JPS5837929Y2 - 焼結用定盤 - Google Patents

焼結用定盤

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Publication number
JPS5837929Y2
JPS5837929Y2 JP7950579U JP7950579U JPS5837929Y2 JP S5837929 Y2 JPS5837929 Y2 JP S5837929Y2 JP 7950579 U JP7950579 U JP 7950579U JP 7950579 U JP7950579 U JP 7950579U JP S5837929 Y2 JPS5837929 Y2 JP S5837929Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sintering
surface plate
cylindrical body
slits
flat plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP7950579U
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English (en)
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JPS55180729U (ja
Inventor
尊行 松田
Original Assignee
帝国ピストンリング株式会社
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Publication date
Application filed by 帝国ピストンリング株式会社 filed Critical 帝国ピストンリング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、焼結用定盤に関するものである。
更に詳しく述べるならば、本考案は、その上に焼結すべ
き筒状体を載置して焼結工程に供するための焼結用定盤
に関するものである。
一般に、連続焼結炉、例えばプッシャー型焼結炉を用い
て物品を焼結する場合、アルミナ製炉定盤の上に鋼板又
はパンチングメタル製の焼結用定盤を置き、その上に焼
結すべき物品を載置して焼結炉に送り込まれる。
この焼結すべき物品が筒状体の場合、特に、シリンダー
ライナー、およびシリンダースリーブのような長尺筒状
体を通常慣用の焼結用定盤を用いて焼結を行った場合、
この筒状体に均一な焼結処理を与えることができず、こ
のため焼結工程間に筒状体が変形したり、寸法の精度が
低下する。
本考案の目的は、筒状体、特に長尺筒状体を焼結するに
当り、その寸法・形状の変化を極めて小さくすることの
できる焼結用定盤を提供することにある。
本考案の他の目的は、焼結工程による定盤それ自身の寸
法、形状の変化が少なく、反復使用することのできる焼
結用定盤を提供することにある。
本考案の焼結用定盤は、平盤からなり、その上に焼結す
べき筒状体を載置するためのものであって、前記平盤の
外周面から、その内側に向って、前記筒状体を載置すべ
き部分をこえて延び出ている3個以上のスリットを有す
ることを特徴とするものである。
本考案の焼結用定盤は通常慣用の材料、例えば軟鋼、ス
テンレススチール、などで形成された平盤からなり、こ
の平盤の中心部には中空部が形成されていてもよい。
この平盤の形状5寸法は、その上に載置すべき筒状体の
寸法・形状に応じて適宜に設定することができるが、一
般には平盤の外径は被焼結体(筒状体)の外径よす40
〜100mm大きく、中空部を有する場合中空部の直径
は筒状体内径の士以下であり、その厚さは、3.0〜1
0mm程度であることが好ましい。
この平盤には、平盤の外周面から、その内側に向って、
焼結すべき筒状体を載置すべき部分をこえて延びている
3個以上のスリットを有している。
このスリットの数は3個以上で、特に3〜16個である
ことが好ましい。
スリットの形状・巾に格別の限定はなく、定盤の寸法、
スリットの数などに応じて適当に設定することができる
が一般には巾が1〜5mmの範囲内にある線状スリット
であることが好ましい。
スリットはまたくさび形のものであってもよい。
スリットの方向についても上記要件を満足する限り格別
の限定はないが一般には、定盤の中心に関して放射状に
配置されていることが好ましい。
以下本考案を図面を参照して更に詳しく説明する。
第1図において平盤1は、その中央に中空部2を有し、
その外周面から、中心に向って延びる8本のスリット3
が形成されている。
この第1図の焼結用定盤を、炉定盤上に置き、その上に
筒状体を載置した場合の正面断面図が第2図に示されて
いる。
第2図において、炉定盤4上に焼結用定盤1が置かれ、
その上に筒状体5が載置される。
すると、筒状体5の内側空間は、スリット3を介してそ
の外側空間に連通ずることができる。
従って、焼結工程中に加熱媒体は筒状体5の内側と外側
とにわたってまんべんなく循環して筒状体を均一に加熱
焼結することができる。
実施例 下記組成の円筒形粉末成形物を作成した。
C1% Cu 2% Ni 1% Fe 残部 この成形物の寸法は下記の通りであった。
外径 g7mm 内径 7Qmm 高さ 178mm 別に、第1図に図示されている形状の本考案の焼結用定
盤を軟鋼から作成した。
その寸法は下記の通りであった。
外径 llQmm 内径 4Qmm 厚さ 3mm スリット 巾 3mm 長さ 25mm 角間隔 45゜ 数 8 上記焼結用定盤上に、前記円筒体を載置しブツシャ型焼
結炉で焼結温度1130℃9時間60分9分解アンモニ
アガス雰囲気中で焼結を行った。
この焼結円筒体の焼結前後の真円度を、円筒体の上部、
中間部および下部において測定した。
その結果は第1表に示されている。
比較のために、上記焼結操作を、焼結用定盤として従来
慣用のパンチングメタル製中空平盤を用いて行った。
その結果も第1表に併記されている。第1表から、本考
案の焼結用定盤は、円筒体の焼結による真円度の低下を
極めて小さくするのに有効であることが理解される。
本考案の定盤は、上記円筒体のみならず各種角筒体やっ
ばつき筒状体の焼結にも有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の焼結用定盤の一実施態様の平面図で
あり、第2図は第1図の焼結用定盤を炉定盤上に置き、
その上に筒状体を載置した場合の正面断面説明図である
。 1・・・・・・定盤、2・・・・・・中空部、3・・・
・・・スリット、4・・・・・・炉定盤、5・・・・・
・筒状体。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)平盤1からなり、その上に焼結すべき筒状体5を
    載置するための焼結用定盤において、前記平盤の外周面
    からその内側に向って前記筒状体を載置すべき部分をこ
    えて、延び出ている3個以上のスリット3を有する焼結
    用定盤。
  2. (2)前記平盤がその中心部に中空部を有する、実用新
    案登録請求の範囲第(1)項記載の焼結用定盤。
  3. (3)前記スリットが、前記平盤の中心に関し放射状に
    配列されている、実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載の焼結用定盤。
  4. (4)前記スリットが3〜16個形成されている、実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載の焼結用定盤。
  5. (5)前記スリットが1〜5mmの巾を有する、実用新
    案登録請求の範囲第(1)項記載の焼結用定盤。
JP7950579U 1979-06-13 1979-06-13 焼結用定盤 Expired JPS5837929Y2 (ja)

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JP7950579U JPS5837929Y2 (ja) 1979-06-13 1979-06-13 焼結用定盤

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JP7950579U JPS5837929Y2 (ja) 1979-06-13 1979-06-13 焼結用定盤

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Publication Number Publication Date
JPS55180729U JPS55180729U (ja) 1980-12-25
JPS5837929Y2 true JPS5837929Y2 (ja) 1983-08-27

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JPS55180729U (ja) 1980-12-25

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