JPS5837040B2 - 汚泥脱水方法 - Google Patents
汚泥脱水方法Info
- Publication number
- JPS5837040B2 JPS5837040B2 JP52109274A JP10927477A JPS5837040B2 JP S5837040 B2 JPS5837040 B2 JP S5837040B2 JP 52109274 A JP52109274 A JP 52109274A JP 10927477 A JP10927477 A JP 10927477A JP S5837040 B2 JPS5837040 B2 JP S5837040B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sludge
- dewatering
- hydrochloric acid
- addition
- flocs
- Prior art date
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- Expired
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- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は汚泥脱水の前処理をして脱水する汚泥脱水方法
詳しくは汚泥脱水に際し汚泥に塩酸と塩化第二鉄を添加
し汚泥フロックを形成せしめて脱水する汚泥脱水方法６
こ関する。
詳しくは汚泥脱水に際し汚泥に塩酸と塩化第二鉄を添加
し汚泥フロックを形成せしめて脱水する汚泥脱水方法６
こ関する。
従来分離脱水助剤として汚泥に鉄塩及ひカルシウム塩を
併用使用する方法があるが、カルシウム塩（例えば消石
灰）の添カロ量は汚泥中の汚泥固形分（以前単Ｃこｄｓ
と称す）の平均３０重量％（以下、％は全て重量％とす
る）６こも及ぶ多量であって、このカルシウム塩はその
まま脱水ケーキ中に含まれるため脱水ケーキが増量され
ることとなり、従って脱水ケーキの処理量が増加するの
で不具合であり、又カルシウム塩は常温では溶解度が小
さく、瀘布の目詰りを起し易くしかもカルシウム塩は固
体粉状であるので注入量の調節が簡単でない等の欠点を
有する。
併用使用する方法があるが、カルシウム塩（例えば消石
灰）の添カロ量は汚泥中の汚泥固形分（以前単Ｃこｄｓ
と称す）の平均３０重量％（以下、％は全て重量％とす
る）６こも及ぶ多量であって、このカルシウム塩はその
まま脱水ケーキ中に含まれるため脱水ケーキが増量され
ることとなり、従って脱水ケーキの処理量が増加するの
で不具合であり、又カルシウム塩は常温では溶解度が小
さく、瀘布の目詰りを起し易くしかもカルシウム塩は固
体粉状であるので注入量の調節が簡単でない等の欠点を
有する。
又酸と高分子凝集剤を併用するものがあるが、添加後の
攪拌強度、攪拌時間の微かの相違で汚泥フロックの大き
さ、強度が変化するので、その調整に関しよく管理する
必要があり、或いは又攪拌方法により瀘過工程の瀘過速
度、脱水ケーキの含水率が相違するなど操業条件設定、
操業管理が複雑化するなどの欠点を有する。
攪拌強度、攪拌時間の微かの相違で汚泥フロックの大き
さ、強度が変化するので、その調整に関しよく管理する
必要があり、或いは又攪拌方法により瀘過工程の瀘過速
度、脱水ケーキの含水率が相違するなど操業条件設定、
操業管理が複雑化するなどの欠点を有する。
本発明はこれらの欠点を解決するものであり、し尿、下
水、有機性産業廃水等の排水処理における汚泥の脱水方
法６こおいて、汚泥６こ塩酸と塩化第二鉄を添加して脱
水する汚泥脱水方法であって、汚泥を凝集してフロック
を形成せしめ、しかもフロックの大きさ、強度の安定せ
るものが得られるので優れた脱水能率が達成される汚泥
脱水方法を提供することを目的とする。
水、有機性産業廃水等の排水処理における汚泥の脱水方
法６こおいて、汚泥６こ塩酸と塩化第二鉄を添加して脱
水する汚泥脱水方法であって、汚泥を凝集してフロック
を形成せしめ、しかもフロックの大きさ、強度の安定せ
るものが得られるので優れた脱水能率が達成される汚泥
脱水方法を提供することを目的とする。
本発明の汚泥脱水方法ζこおいて、先ず汚泥に強酸とし
て塩酸を添加し汚泥のｐＨを汚泥中のアルカリ度戒分が
、中和できるような範囲、すなわちｐＨ４．３乃至５．
５に調整して汚泥中の親水性ゾルの等重点的変成を生ぜ
しめ、同時６こ鉄の水酸化物の溶解度が大きくならぬ程
度に調整しておき、次に鉄塩として塩化第二鉄（ Ｆ
ｅ Ｃｌ３）を添加して汚泥中に鉄の水酸化物のフロッ
クを発生させ従ってこれに伴なって汚泥のフロックの生
成を促進せしめ、汚泥の固形分の凝集を生せしめるので
ある。
て塩酸を添加し汚泥のｐＨを汚泥中のアルカリ度戒分が
、中和できるような範囲、すなわちｐＨ４．３乃至５．
５に調整して汚泥中の親水性ゾルの等重点的変成を生ぜ
しめ、同時６こ鉄の水酸化物の溶解度が大きくならぬ程
度に調整しておき、次に鉄塩として塩化第二鉄（ Ｆ
ｅ Ｃｌ３）を添加して汚泥中に鉄の水酸化物のフロッ
クを発生させ従ってこれに伴なって汚泥のフロックの生
成を促進せしめ、汚泥の固形分の凝集を生せしめるので
ある。
図面は本発明の汚泥脱水方法の説明図であって、汚泥１
１に対しＨＣＩ添加２次いでＦｅＣｌ３添加３を行ない
汚泥フロックを形威せしめたる後、脱水（４）として脱
水機６こよる強制脱水を行ない、脱水ケーキと分離液６
こ分離する。
１に対しＨＣＩ添加２次いでＦｅＣｌ３添加３を行ない
汚泥フロックを形威せしめたる後、脱水（４）として脱
水機６こよる強制脱水を行ない、脱水ケーキと分離液６
こ分離する。
尚凝集剤添加後の固液分離の方法として強制脱水の外自
然沈降分離により汚泥固形分と上澄水とに分離してもよ
い。
然沈降分離により汚泥固形分と上澄水とに分離してもよ
い。
本発明の汚泥脱水方法の実施例として原汚泥の性状が固
形分濃度３８％、ＳＳ３５２００ｐｐｍ１ｐＨ ７．
５ ０、強熱減量５０．９％なる汚泥に３５％塩酸を添
加し、５ ０ ｒｐｍの緩速攪拌を１０分間行ない、こ
れに塩化第二鉄溶液を添加し１ ２ ０ ｒｐｍの急速
攪拌を５分間行った。
形分濃度３８％、ＳＳ３５２００ｐｐｍ１ｐＨ ７．
５ ０、強熱減量５０．９％なる汚泥に３５％塩酸を添
加し、５ ０ ｒｐｍの緩速攪拌を１０分間行ない、こ
れに塩化第二鉄溶液を添加し１ ２ ０ ｒｐｍの急速
攪拌を５分間行った。
尚塩酸及び塩化第二鉄の添加量はｄｓ当り添加率で３．
０乃至１３．０％、および７％とした。
０乃至１３．０％、および７％とした。
各添加量６こ対する汚泥の実質＊＊濾過速度（ｋｇ ｄ
ｓ／ｍ”−｝４ｒ）及びケーキ含水率〔％〕は下表及び
右図に示す通りで、ＨＣｌ６．５％、ＦｅＣｌ３７％の
近傍が最も良好なる値を示す。
ｓ／ｍ”−｝４ｒ）及びケーキ含水率〔％〕は下表及び
右図に示す通りで、ＨＣｌ６．５％、ＦｅＣｌ３７％の
近傍が最も良好なる値を示す。
そして、含水率及び濾過速度の曲線が交差する点はほぼ
ｐＨ３．４と５．５の点であり、その範囲内で脱水すれ
ばよいわけであるが、ｐＨが低すぎると、汚泥がかかっ
たり、汚泥内に浸漬する機具が酸６こより腐蝕されるた
め、ｐＨ４．３以上が望ましい。
ｐＨ３．４と５．５の点であり、その範囲内で脱水すれ
ばよいわけであるが、ｐＨが低すぎると、汚泥がかかっ
たり、汚泥内に浸漬する機具が酸６こより腐蝕されるた
め、ｐＨ４．３以上が望ましい。
尚凝集剤添加後の汚泥フロックは大きさ、強度共安定せ
るものが生成された。
るものが生成された。
本発明の脱水方法は凝集剤として塩酸を３．０乃至１３
０％添加してｐＨを４．３乃至５．５に調整するととも
にｄｓ当り７％の塩化第二鉄を添加して脱水するように
したので、従来のカルシウム塩添加の如く多量用いる必
要はなく、シかもカルシウム塩添加の場合カルシウム塩
がそのまま脱水ケーキに含まれて添加量分だけ脱水ケー
キが増量されるが、塩酸添加に際しては凝集剤による脱
水ケーキの増量が全くないのであって、従来のカルシウ
ム塩添加６こ比し同一汚泥量６こ対し脱水負荷を軽減せ
しめることとなり、しかも実質濾過速度が優れるので脱
水処理能力を向上せしめることができ、又塩酸の添加率
が低＜ｐＨを必要以上に低くしないため、酸６こよる機
具の腐蝕が少なく、操業時の薬品ランニングコストを低
減せしめると共６こ塩酸は液状であるため薬注の調節が
容易であり、さらには従来の酸と高分子凝集剤の併用す
るものは汚泥の性状により高分子凝集剤を選定する必要
があり又その選定がむつかしい点があるが、本発明の塩
酸と鉄塩なる塩化第二鉄の併用する方法は汚泥の性状に
対し塩酸６こよりｐＨの調整を行なって後鉄塩の添加す
ること６こより大きさ、強度の安定せるフロックが得ら
れ、従って脱水性能が安定し、所期の脱水条件で安定せ
る含水率のケーキを得ることができるなどの効果を有す
る。
０％添加してｐＨを４．３乃至５．５に調整するととも
にｄｓ当り７％の塩化第二鉄を添加して脱水するように
したので、従来のカルシウム塩添加の如く多量用いる必
要はなく、シかもカルシウム塩添加の場合カルシウム塩
がそのまま脱水ケーキに含まれて添加量分だけ脱水ケー
キが増量されるが、塩酸添加に際しては凝集剤による脱
水ケーキの増量が全くないのであって、従来のカルシウ
ム塩添加６こ比し同一汚泥量６こ対し脱水負荷を軽減せ
しめることとなり、しかも実質濾過速度が優れるので脱
水処理能力を向上せしめることができ、又塩酸の添加率
が低＜ｐＨを必要以上に低くしないため、酸６こよる機
具の腐蝕が少なく、操業時の薬品ランニングコストを低
減せしめると共６こ塩酸は液状であるため薬注の調節が
容易であり、さらには従来の酸と高分子凝集剤の併用す
るものは汚泥の性状により高分子凝集剤を選定する必要
があり又その選定がむつかしい点があるが、本発明の塩
酸と鉄塩なる塩化第二鉄の併用する方法は汚泥の性状に
対し塩酸６こよりｐＨの調整を行なって後鉄塩の添加す
ること６こより大きさ、強度の安定せるフロックが得ら
れ、従って脱水性能が安定し、所期の脱水条件で安定せ
る含水率のケーキを得ることができるなどの効果を有す
る。
第１図は本発明の一実施例を示す説明図、第２図はｐＨ
４こ対するケーキ含水率と実質濾過速度の関係図である
。 １・・・・・・汚泥、２・・・・・・｝−］ Ｃ ｄ添
加、３・・・・・・ＦｅＣｌ３添加、４・・・・・・脱
水。
４こ対するケーキ含水率と実質濾過速度の関係図である
。 １・・・・・・汚泥、２・・・・・・｝−］ Ｃ ｄ添
加、３・・・・・・ＦｅＣｌ３添加、４・・・・・・脱
水。
Claims (1)
- １ し尿、下水、有機性産業廃水等の廃水処理において
発生する汚泥の脱水方法において、汚泥に、塩酸を添加
してｐＨ ４．３乃至５，５に調整するとともに、汚泥
固形分当り７、Ｏ重量％の塩化第二鉄を添加して脱水す
ることを特徴とする汚泥脱水方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52109274A JPS5837040B2 (ja) | 1977-09-10 | 1977-09-10 | 汚泥脱水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52109274A JPS5837040B2 (ja) | 1977-09-10 | 1977-09-10 | 汚泥脱水方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5442362A JPS5442362A (en) | 1979-04-04 |
| JPS5837040B2 true JPS5837040B2 (ja) | 1983-08-13 |
Family
ID=14506004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52109274A Expired JPS5837040B2 (ja) | 1977-09-10 | 1977-09-10 | 汚泥脱水方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5837040B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5898198A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-10 | Ebara Infilco Co Ltd | 下水汚泥の処理方法 |
| JPS58143900A (ja) * | 1982-02-22 | 1983-08-26 | Ebara Infilco Co Ltd | 有機性汚泥の処理方法 |
| WO2002092520A1 (fr) * | 2001-05-14 | 2002-11-21 | Japan Institute Of Wastewater Engineering Technology | Procede et dispositif de concentration de boues |
-
1977
- 1977-09-10 JP JP52109274A patent/JPS5837040B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5442362A (en) | 1979-04-04 |
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