JPS5836905B2 - キヤラクタデイスプレイ装置の編集方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カラー陰極線管等のキャラクタディスプレイ
装置を用いて文字データを表示するソフトコピー表示装
置において、その文字表示の編集（修正，削除，加入）
作業が容易に行なえるようにしたキャラクタディスプレ
イ装置の編集方式に係り、特にすでに入力済みの、メモ
リ中に格納されている文字列を対象とし、これに移動，
削除，複写などの修正を行う際の範囲指定および修正内
容の指定をカラー表示で行うキャラクタディスプレイ装
置の編集方式に関するものである。

キャラクタディスプレイ装置は、ンフトコピーを表示す
ることができるためにデータ処理装置の端末装置として
多く用いられている。

この場合、上述したキャラクタディスプレイ装置には、
文字データの編集（修正，削除，加入）を行なうための
位置を表示するためのカーソル表示機能が設けられてい
る。

しかしながら、上述したカーソル表示機能では次に述べ
るような不都合が生ずる。

（１）複数の連続した文字からなる文字列全体を指定す
る場合には、２個のカーソル表示を用いて第１図に示す
ように文字列の最初の部分と最後の部分にカーソル表示
することしかできず、文字列全体を画面内で特徴すける
ことができない，（２）編集作業においては、削除，修
正，加入，移動等の複数種の処理が伴なうか、単なるカ
ーソル表示のみではこれらの内容までも明確に指示する
ことができず、誤操作が生じて処理作業の効率が低下す
る。

本発明は以上の点に鑑み、このような問題を解決すると
共にかかる欠点を除去すべくなされたもので、その目的
は移動，削除，複写などを行うべき範囲を色を変えて表
示するものであるために、指定された文字あるいは文字
列を処理内容に対応した色で画面上に浮き出させること
ができ、これに伴なって編集作業が容易でかつ確実なも
のとなるキャラクタディスプレイ装置の編集方式を提供
することにある。

このような目的を達成するために本発明は、指定された
文字あるいは文字列あるいはその背景の各種編集処理を
行う制御部と、中央処理装置において検索されたデータ
を一時記憶した後前記制御部における編集処理にしたが
ってデータを更新しつつ記憶する記憶装置と、編集処理
に使用するカーソルを表示するためのカーソル位置を記
憶するカーソル位置記憶部と、このカーソル位置記憶部
の内容に基いて画面にカーソルを表示するためのカーソ
ル表示制御部と、上記記憶装置に記憶されている文字デ
ータに基いて文字パターンを発生する文字パターン発生
部と、上記カーソル位置記憶部の記憶データと上記制御
部から供給される処理種別データに基いてカラー図形を
発生する背景信号発生部と、上記カーソル表示制御部と
上記文字パターン発生部および上記背景信号発生部から
それぞれ発生される３種のパターンを合成して一つの画
面を形成する合成部とを備え、すでに入力済みのメモリ
中に格納されている文字列を対象とし、これに移動，削
除，複写などの修正を行う際の範囲指定および修正内容
の指定をカラー表示で行うようにしたものである。

以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に説明する。

第２図は本発明によるキャラクタディスプレイ装置の編
集方式の一実施例を示すブロック図であり、同図におい
て１は編集データの検索等のデータ処理を行なうコンピ
ュータ、２は本発明によるキャラクタディスプレイ装置
の編集方式の主要部となるキャラクター表示部、３はコ
ンピュータ１とキャラクター表示部２とのインターフェ
ースを行なうインターフェース部である。

そして、キャラクター表示部２は、各種の編集処理を行
なう制御部４を有する。

５はコンピュータ１において検索されたデータを一時記
憶した後、制御部４における各種編集処理に従ってデー
タを更新しつつ記憶する記憶装置、６，７，８はそれそ
れ編集処理に使用する３個のカーソルａ，ｂ，Ｃを表示
するためのカーソル位置を記憶するカーソル位置記憶部
、９はカーソル位置記憶部６，７，８の内容に基いて画
面にカーソルを表示するためのカーソル表示制御部、１
０は記憶装置５に記憶されている文字データに基いて文
字パターンを発生する文字パターン発生部、１１はカー
ソル位置記憶部７，８の記憶データと制御部４から供給
される処理種別データに基いてカラー図形を発生する背
景信号発生部、１２はカーソル表示制御部９、文字パタ
ーン発生部１０および背景信号発生部１１から発生され
る３種のパターンを合成して一つの画面を形戒する合成
部、１３は合成部１２の出力信号をソフトコピーとして
カラー表示するカラー陰極線管、１４は編集に際して使
用されるデータ入力用のキーボード、１５はカーソルの
移動および処理の種別を指定するためのファンクション
キーである。

なお、上述したカーソル位置記憶部６によるカーソルａ
は挿入位置あるいは移動，複写先位置を指定するものと
し、カーソル位置記憶装置７，８によるカーソルｂ，ｃ
文字列の先頭位置および最終位置を指定するものとする
。

つきにこの第２図に示す実施例の動作を第３図を参照し
て説明する。

まず、カラー陰極線管１３には、記憶装置５の出力に対
応して文字パターン発生部１０から発生される一連の文
字およびカーソル位置記憶部６〜８から発生される３個
のカーソルが表示されている。

この状態において、操作者がファンクションキー１５を
用いてカーソルｂ，ｃの移動を指示する。

この時、制御部４は記憶装置５のデータを更新して、そ
れぞれ指定文字列の先頭位置および最終位置が保持され
るとともに、カーソル表示制御部９により画面上のカー
ソルも指定された位置に移動する。

次いで、操作者がファンクションキー１５を用いて、そ
の文字列に対する処理内容を指定する。

この時、背景信号発生部１１はカーソル位置記憶部７，
８の記憶データに基いた図形パターンを例えば第３図に
斜線で示すように処理内容に基いて予め定められた色で
発生する。

すなわち、移動，削除，複写などの修正を行う際の範囲
指定および修正内容の指定をカラー表示で行うものであ
る。

従って、カラー陰極線管１３の表示面には、指定された
文字列の背景部分がカラー表示されることになる。

この場合、文字列を白，背景を黒としておくことにより
、背景に対する色ずけが容易になることは言うまでもな
い。

なお、第２図に示す点線は目的とする文字列部分そのも
のをその処理内容にしたがってカラー表示する場合の経
路を示したものである。

また、上記実施例においては、色を特定しなかったが、
処理内容に対応して背景または文字列の色を変えること
により、その内容が明確になる。

例えば移動の場合には青色，削除の場合は赤色，複写の
場合には緑色と言った具合に表示することにより、処理
範囲および処理内容が一目で解認することができ、必要
ならば即座に指定範囲の修正あるいは処理内容の変更を
行なうことができる。

以上説明したように、本発明によるキャラクタディスプ
レイ装置の編集方式は、すでに入力済みの、メモリ中に
格納されている文字列を対象とし、これに移動，削除，
複写などの修正を行う際の範囲指定および修正内容の指
定をカラー表示で行うものであるために、指定された文
字あるいは文字列を処理内容に対応した色で画面上に浮
き出させることができ、これに伴なって編集作業が容易
でかつ確実なものとなるなどの種々優れた効果を有する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のカーソル表示を示す図、第２図は本発明
によるキャラクタディスプレイ装置の編集方式の一実施
例を説明するためのブロック図、第３図は第２図によっ
て表示されるカーソルの一例を示す図である。 １・・・・・・コンピュータ、２・・・・・・キャラク
タ表示部、３・・・・・・インターフェース、４・・・
・・・制御部、５・・・・・・記憶装置、６〜８・・・
・・・カーソル位置記憶部、９・・・・・・カーソル表
示制御部、１０・・・・・・文字パターン発生部、１１
・・・・・・背景信号発生部、１２・・・・・・合成部
、１３・・・・・・カラー陰極線管、１４・・・・・・
キーボード、１５・・・・・・ファンクションキー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 指定された文字あるいは文字列あるいはその背景の
   各種編集処理を行う制御部と、中央処理装置において検
   索されたデータを一時記憶した後前記制御部における編
   集処理にしたがってデータを更新しつつ記憶する記憶装
   置と、編集処理に使用するカーソルを表示するためのカ
   ーソル位置を記憶するカーソル位置記憶部と、このカー
   ソル位置記憶部の内容に基いて画面にカーソルを表示す
   るためのカーソル表示制御部と、前記記憶装置に記憶さ
   れている文字データに基いて文字パターンを発生する文
   字パターン発生部と、前記カーソル位置記憶部の記憶デ
   ータと前記制御部から供給される処理種別データに基い
   てカラー図形を発生する背景信号発生部と、前記カーソ
   ル表示制御部と前記文字パターン発生部および前記背景
   信号発生部からそれぞれ発生される３種のパターンを合
   成して一つの画面を形成する合成部とを備え、すでに入
   力済みのメモリ中に格納されている文字列を対象とし、
   これに移動，削除，複写などの修正を行う際の範囲指定
   および修正内容の指定をカラー表示で行うようにしたこ
   とを特徴とするキャラクタディスプレイ装置の編集方式
   。