JPS5836806B2 - カラ−受像管用バルブおよびその製作方法 - Google Patents
カラ−受像管用バルブおよびその製作方法Info
- Publication number
- JPS5836806B2 JPS5836806B2 JP3924778A JP3924778A JPS5836806B2 JP S5836806 B2 JPS5836806 B2 JP S5836806B2 JP 3924778 A JP3924778 A JP 3924778A JP 3924778 A JP3924778 A JP 3924778A JP S5836806 B2 JPS5836806 B2 JP S5836806B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- color picture
- funnel
- picture tube
- reference line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカラー受像管用バルブに関するものである。
近年インライン方式カラー受像管の導入によりダイナミ
ックコンバーゼンスの調整を偏向ヨークをネック上にお
いて首振りあるいはＸ−Ｙ駆動することにより行ない、
特別なコンバーゼンス回路を必要としないものが一般化
している。
ックコンバーゼンスの調整を偏向ヨークをネック上にお
いて首振りあるいはＸ−Ｙ駆動することにより行ない、
特別なコンバーゼンス回路を必要としないものが一般化
している。
しかし、更にこのような調整も必要としないものができ
ればカラー受像管の調整作業は更に簡略化することがで
き受像機組立工数を大巾に節減することができる。
ればカラー受像管の調整作業は更に簡略化することがで
き受像機組立工数を大巾に節減することができる。
本発明はこのようなことを目的としたものである。
元来上述のような首振りあるいはＸ−Ｙ調整はビーム軌
道軸と偏向ヨーク中心とを合わせるために行なうもので
ある。
道軸と偏向ヨーク中心とを合わせるために行なうもので
ある。
ビーム軌道は、ピュリテイ調整時にピュリテイマグネッ
トによりわずかに偏向されて露光中心を通過するように
調整される。
トによりわずかに偏向されて露光中心を通過するように
調整される。
従ってこの露光中心に対して偏向ヨークの芯出しをすれ
ばよいわけである。
ばよいわけである。
露光中心は、パネルの螢光面を露光により形成する際に
パネルのパッドを基準にして位置決めされており、また
パネルとファンネルをフリットで結合する際にパネルの
パッドとファンネルのパッドは互に治具により相対位置
が規制されている。
パネルのパッドを基準にして位置決めされており、また
パネルとファンネルをフリットで結合する際にパネルの
パッドとファンネルのパッドは互に治具により相対位置
が規制されている。
従ってファンネルのパッドに対し偏向ヨーク装着部、つ
まりリファレンスライン部付近のバルブ形状を規制すれ
ば、ビームと偏向ヨークとを同心に合わせることができ
る。
まりリファレンスライン部付近のバルブ形状を規制すれ
ば、ビームと偏向ヨークとを同心に合わせることができ
る。
従来のガラスバルブでもパッドとネックの相対位置を規
定するものとして、Ｎｅｃｋ ｒｕｎ ｏｕｔあるいは
Ｎｅｃｋ ｔｉｌｔの規定があったが、これはいずれも
ネックの偏心あるいはネックの傾斜を規定するものであ
り、又目的としてもコンバーゼンスではなくピュリテイ
調整量を規制するためのものであったわけで、本発明の
如くコンバーゼンスを目的とする場合にはネック部より
も偏向ヨークを直接保持するリファレンスライン部の偏
心量を規定することがより直接的であり目的に適してい
る。
定するものとして、Ｎｅｃｋ ｒｕｎ ｏｕｔあるいは
Ｎｅｃｋ ｔｉｌｔの規定があったが、これはいずれも
ネックの偏心あるいはネックの傾斜を規定するものであ
り、又目的としてもコンバーゼンスではなくピュリテイ
調整量を規制するためのものであったわけで、本発明の
如くコンバーゼンスを目的とする場合にはネック部より
も偏向ヨークを直接保持するリファレンスライン部の偏
心量を規定することがより直接的であり目的に適してい
る。
第１図は従来のカラー受像管用バルブの一例を示す正面
図で、図において１はパネル、２はファンネル、３はネ
ックであり、このネツク３はその一端側をファンネル２
と接合されている。
図で、図において１はパネル、２はファンネル、３はネ
ックであり、このネツク３はその一端側をファンネル２
と接合されている。
４はリファレンスラインで、これはファンネル２の開口
端から所定の寸法Ｌの位置に規定されている仮想の平面
を示している。
端から所定の寸法Ｌの位置に規定されている仮想の平面
を示している。
５はパッドで、これはファンネル２の長辺の一辺に２個
と、これに隣接する短辺に１個と合計３個設けられてお
り、通常は外方に突出した形状を呈している。
と、これに隣接する短辺に１個と合計３個設けられてお
り、通常は外方に突出した形状を呈している。
６は基準線（パッド）で、前記パツド５にそれぞれ対応
してパネル１に設けており、１個のパツド５に対して２
本設けられている。
してパネル１に設けており、１個のパツド５に対して２
本設けられている。
そして、パネル１は基準線６を基準として所定の螢光面
（図示せず）をパネル内面に設け、このパネルと、同じ
く黒鉛膜等を内装（図示せず）したファンネルとを前記
基準線６とパツド５とを位置合わせしてフリットガラス
の如き封緘材７を介して両者を接合してバルブ８が構成
されている。
（図示せず）をパネル内面に設け、このパネルと、同じ
く黒鉛膜等を内装（図示せず）したファンネルとを前記
基準線６とパツド５とを位置合わせしてフリットガラス
の如き封緘材７を介して両者を接合してバルブ８が構成
されている。
一方、点線で示す偏向ヨーク９はカラー受像管として完
成後にリファレンスライン４にその一部がかかるような
図示の位置に装着される。
成後にリファレンスライン４にその一部がかかるような
図示の位置に装着される。
このような構成からなるバルブ８では、前述したように
、パネル１の内面に所定のけい光面を形成するには、ラ
イトハウスと呼称される露光台に前記パネル１を前記基
準線６を基準として位置合わせし、露光台内に設けた光
源から露光する工程を有している。
、パネル１の内面に所定のけい光面を形成するには、ラ
イトハウスと呼称される露光台に前記パネル１を前記基
準線６を基準として位置合わせし、露光台内に設けた光
源から露光する工程を有している。
一方、ファンネル２とパネル１との封着は、ファンネル
２のパツド５を基準とし、これにパネル１の基準線６を
合致させて行なっている。
２のパツド５を基準とし、これにパネル１の基準線６を
合致させて行なっている。
したがって、前記封着においても、さらには露光におい
ても、偏向ヨークが装着されるリファレンスライン部付
近の形状はなんら考慮されてないに等しい。
ても、偏向ヨークが装着されるリファレンスライン部付
近の形状はなんら考慮されてないに等しい。
これは△形電子銃でも同様である。このようなことから
、最も重要である偏向ヨークの中心と、露光の際の露光
中心との合致は、実用的に満足でき得る状態になく、結
果的に偏向ヨーク装着時に偏向ヨークの首振り、Ｘ−Ｙ
駆動などの調整作業を不可避としていた。
、最も重要である偏向ヨークの中心と、露光の際の露光
中心との合致は、実用的に満足でき得る状態になく、結
果的に偏向ヨーク装着時に偏向ヨークの首振り、Ｘ−Ｙ
駆動などの調整作業を不可避としていた。
そしてこの調整には、熟練した技術者を必要とし、かつ
工数も多大であった。
工数も多大であった。
さらに一旦調整した後になんらかの理由により取外した
場合には、その装着にはさらに多犬の工数を必要として
いた。
場合には、その装着にはさらに多犬の工数を必要として
いた。
本発明は、このような欠点を解決した優れたカラー受像
管用バルブおよびその製造方法を提供するものである。
管用バルブおよびその製造方法を提供するものである。
本発明は、偏句ヨークが装着される部分、換言すればフ
ァンネルのリファレンスライン付近の形状を基に、ファ
ンネルのパッドの位置決めを行なったものである。
ァンネルのリファレンスライン付近の形状を基に、ファ
ンネルのパッドの位置決めを行なったものである。
以下、本発明を図面に示す実施例をもとにさらに詳細に
説明する。
説明する。
まず、第２図は本発明のカラー受像管用バルブの一実施
例を示す正面図で、第１図と同じ部分には同一符号を付
しその説明は省略する。
例を示す正面図で、第１図と同じ部分には同一符号を付
しその説明は省略する。
第２図において１５はパッドであり、これは第３図にそ
の拡大図で示すように、あらかじめ符号２５で示すよう
な基パッドを作り、これをリファレンスライン４付近を
偏向ヨーク９のバルブと対向する側と実質的に同一形状
寸法とした一点鎖線でその概要を示す治具１９を用い、
この治具を基準として前記基パツド２５を切削して形成
したものである。
の拡大図で示すように、あらかじめ符号２５で示すよう
な基パッドを作り、これをリファレンスライン４付近を
偏向ヨーク９のバルブと対向する側と実質的に同一形状
寸法とした一点鎖線でその概要を示す治具１９を用い、
この治具を基準として前記基パツド２５を切削して形成
したものである。
また第４図は本発明の他の実施例を示す第３図に相当す
る部分の図であり、この例では第２図の治具１９と同様
に治具を用いリファレンスライン４付近を基準にしてフ
ァンネル２の所定の位置にパツド３５を接着材１０を介
して固着形成したものである。
る部分の図であり、この例では第２図の治具１９と同様
に治具を用いリファレンスライン４付近を基準にしてフ
ァンネル２の所定の位置にパツド３５を接着材１０を介
して固着形成したものである。
ファンネルのパッドに対するネックの偏心ネック ラン
ナウト（ Ｎｅｃｋ ｒｕｎ ｏｕｔ ）およびファン
ネルのパッドに対する傾斜角ネック チルト（ Ｎｅｃ
ｋ ｔｉｌｔ）のみを規制して製作した第１図の従来の
カラー受像管用バルブの場合は、第５図に示すように偏
向ヨーク９が位置するリファレンスライン４部における
ファンネルの中心（図中×印）と、３個のパツド５の位
置によって定まる露光中心位置（図中○印）とは寸法Ｄ
の偏心が生じている。
ナウト（ Ｎｅｃｋ ｒｕｎ ｏｕｔ ）およびファン
ネルのパッドに対する傾斜角ネック チルト（ Ｎｅｃ
ｋ ｔｉｌｔ）のみを規制して製作した第１図の従来の
カラー受像管用バルブの場合は、第５図に示すように偏
向ヨーク９が位置するリファレンスライン４部における
ファンネルの中心（図中×印）と、３個のパツド５の位
置によって定まる露光中心位置（図中○印）とは寸法Ｄ
の偏心が生じている。
すなわち偏向ヨーク９をそのままこのリファレンスライ
ン４部により位置決めさせると偏向ヨーク９の中心と露
光中心は寸法Ｄの偏心を生じるので偏向ヨーク９の首振
りあるいはＸ−Ｙ駆動等の調整作業を必要とする。
ン４部により位置決めさせると偏向ヨーク９の中心と露
光中心は寸法Ｄの偏心を生じるので偏向ヨーク９の首振
りあるいはＸ−Ｙ駆動等の調整作業を必要とする。
つぎに第２図に示した本発明のカラー受像管用バルブの
場合は、第５図同様のネック ランナウト（ Ｎｅｃｋ
ｒｕｎ ｏｕｔ ）およびネック チルト（ Ｎｅｃ
ｋ１１１１ ）が存在しても、第６図に示すようにリフ
ァレンスライン４部のファンネルの中心（図中×印）と
、３個のパツド１５で定まる露光中心（図中○印）が一
致するよう前記基パツド２５を切削加工してパツド１５
を形成する。
場合は、第５図同様のネック ランナウト（ Ｎｅｃｋ
ｒｕｎ ｏｕｔ ）およびネック チルト（ Ｎｅｃ
ｋ１１１１ ）が存在しても、第６図に示すようにリフ
ァレンスライン４部のファンネルの中心（図中×印）と
、３個のパツド１５で定まる露光中心（図中○印）が一
致するよう前記基パツド２５を切削加工してパツド１５
を形成する。
従ってこのリファレンスライン４部で位置決めされる偏
向ヨーク９の中心と３個のパツド１５で定まる露光中心
は必然約に一致するので、偏向ヨーク９はリファレンス
ライン４部にそのまま装着するだけで良く、偏向ヨーク
９の首振りあるいはＸ−Ｙ駆動等の調整作業は不要であ
る。
向ヨーク９の中心と３個のパツド１５で定まる露光中心
は必然約に一致するので、偏向ヨーク９はリファレンス
ライン４部にそのまま装着するだけで良く、偏向ヨーク
９の首振りあるいはＸ−Ｙ駆動等の調整作業は不要であ
る。
調整作業が不要となるので、調整作業者の個人差の影響
もなくなり位置精度が向上するとともに調整機構が不要
となり固定機構となるので耐衝撃性も大幅に向上する。
もなくなり位置精度が向上するとともに調整機構が不要
となり固定機構となるので耐衝撃性も大幅に向上する。
このような構成において、パッド１５，３５（７）治具
１９の基準点からの所定の寸法に対する変動、換言すれ
ばパッド１ ５ ． ３５を基準としたリファレンス部
分の偏心は、約０．２ｍｍ以下であれば、実用上問題が
ないことが判った。
１９の基準点からの所定の寸法に対する変動、換言すれ
ばパッド１ ５ ． ３５を基準としたリファレンス部
分の偏心は、約０．２ｍｍ以下であれば、実用上問題が
ないことが判った。
以上の如く、本発明によれば偏向ヨークをバルブに装着
することで偏向ヨークの中心と露光中心とを従来のもの
に比べて精度よく合致することができ、偏向ヨークの装
着作業が従来の工程に比して少ない工数で可能となり、
かつ熟練した技術者に頼ることなく前記合致精度の向上
も犬であるなどの効果を有するものである。
することで偏向ヨークの中心と露光中心とを従来のもの
に比べて精度よく合致することができ、偏向ヨークの装
着作業が従来の工程に比して少ない工数で可能となり、
かつ熟練した技術者に頼ることなく前記合致精度の向上
も犬であるなどの効果を有するものである。
さらに、一旦装着した後に、なんらかの理由により取外
しても、単に所定の位置に戻すのみで、特に大掛りな調
整作業を要しない等の効果を有するものである。
しても、単に所定の位置に戻すのみで、特に大掛りな調
整作業を要しない等の効果を有するものである。
第１図は従来のカラー受像管用バルブの一例を示す正面
図、第２図は本発明のカラー受像管用バルブの一実施例
を示す正面図、第３図は第２図のＡ部拡大図、第４図は
本発明のカラー受像管用バルブの他の実施例を示す第３
図に相当する部分の図、第５図は従来のカラー受像管用
バルブのリファレンスライン部の中心と露光中心の偏心
説明図、第６図は本発明のカラー受像管用バルブのリフ
ァレンスライン部の中心と露光中心の一致を説明する図
である。 １・・・・・・パネル、２・・・・・・ファンネル、３
・・・・・・ネック、４・・・・・・リファレンスライ
ン、５，１５，３５・・・・・・パッド、６・・・・・
・基準線、８・・・・・・ハルフ、９・・・・・・偏向
ヨーク。
図、第２図は本発明のカラー受像管用バルブの一実施例
を示す正面図、第３図は第２図のＡ部拡大図、第４図は
本発明のカラー受像管用バルブの他の実施例を示す第３
図に相当する部分の図、第５図は従来のカラー受像管用
バルブのリファレンスライン部の中心と露光中心の偏心
説明図、第６図は本発明のカラー受像管用バルブのリフ
ァレンスライン部の中心と露光中心の一致を説明する図
である。 １・・・・・・パネル、２・・・・・・ファンネル、３
・・・・・・ネック、４・・・・・・リファレンスライ
ン、５，１５，３５・・・・・・パッド、６・・・・・
・基準線、８・・・・・・ハルフ、９・・・・・・偏向
ヨーク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ パネル部と、位置決め基準用のパッドを前記パネル
部との接合部側端部に設けたファンネル部と、このファ
ンネル部のリファレンスライン側の端部に接合されたネ
ック部とを具備するカラー受像管用バルブにおいて、前
記パッドの基準面をリファレンスライン部付近の形状を
基準にして設定したことを特徴とするカラー受像管用バ
ルブ。 ２ パネル部と、位置決め基準用のパッドを前記パネル
部との接合部側端部に設けたファンネル部と、このファ
ンネル部のリファレンスライン側の端部に接合されたネ
ック部とを具備するカラー受像管用バルブの製作におい
て、前記パッドの基準面をリファレンスライン部付近の
形状を基準にして前記パッドを研削する工程を含むこと
を特徴とするカラー受像管用バルブの製作方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3924778A JPS5836806B2 (ja) | 1978-04-05 | 1978-04-05 | カラ−受像管用バルブおよびその製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3924778A JPS5836806B2 (ja) | 1978-04-05 | 1978-04-05 | カラ−受像管用バルブおよびその製作方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54131864A JPS54131864A (en) | 1979-10-13 |
| JPS5836806B2 true JPS5836806B2 (ja) | 1983-08-11 |
Family
ID=12547794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3924778A Expired JPS5836806B2 (ja) | 1978-04-05 | 1978-04-05 | カラ−受像管用バルブおよびその製作方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5836806B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS615104U (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-13 | 株式会社 シモン | 静電靴 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3262122B2 (ja) * | 1999-07-27 | 2002-03-04 | 日本電気硝子株式会社 | 陰極線管用ファンネル |
-
1978
- 1978-04-05 JP JP3924778A patent/JPS5836806B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS615104U (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-13 | 株式会社 シモン | 静電靴 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54131864A (en) | 1979-10-13 |
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