JPS5836624Y2 - フレ−ムカバ−の取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ベルクランク式リヤークッションを有する自
動二輪車にむけるフレームカバーの取付装置に関するも
のである。

従来、自動二輪車のフレームカバーは、一般に、フレー
ムカバー取付用ステーを車体フレーム等に設け、そのス
テーに更にボルト、ナツト等を用いて取り付ける構造と
なっている。

したがって、フレームカバーを取り付けるために、車体
フレーム等にステーを取り付ける手間と取り付けるため
の部品とを必要とし、作業能率の悪化、コスト面でのア
ップ等の問題が生ずるとともに、車体重量が増加すると
いう問題があった。

本考案は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり
、その目的とするところは、フレームカバーを取り付け
るためのステーを撤廃することにより、部品点数の削減
、作業能率の向上、製品コストの低廉化、車体重量の軽
減化等を図ったフレー−ムカバーの取付装置を提供する
ことにある。

そして、その特徴とするところは、フレームカバーの取
付装置をベルクランクシャフトの両端に設けた取付部と
該取付部に係合する固定部材とで構成したことにある。

以下ニ、本考案のフレームカバーの取付装置の一実施例
を図に基づいて説明する。

第１図及び第２図において、１は自動二輪車のベルクラ
ンクシャフトで、２はベルクランク、３は車体フレーム
４は夕／り、５はシート、６はフレームカバーである。

ベルクランク２は、その前端とスイングアーム２０ａと
の間をリヤクツシフ／ユニット２０ｂで連結し、その後
端とスイングアーム２０ａとの間をロッド２０ｃで連結
して、これらでベルクランク式すャーククショ／２０を
形成している。

第２図に示すようにベルクランクシャフト１ば、車体フ
レーム３，３の中間部に設けられている孔３ａｊ３ａ’
を挿通し、その両端１ａとｌｂ（ナツト部）が車体フレ
ーム３，３の凹部３ｂ、３ｂ’へ突出している。

ここで、シャフト１はボルト状のもので、右端部に雄ね
じ部１ｃが形成されて釦り、ベルクラ／り２と車体フレ
ーム３，３とをナラ）１ｂにて締め付は固定するために
設けられているものである。

その突出している両端１ａ、ｌｂに各々取付部であるね
じ穴７，８が設けられ、前記シャフト１を側方から覆う
フレームカバー６の孔６ａ 、６ｂを設けた部分には、
凹部９，１０が形成されている。

したがって、固定部材であるビスｌＬ１２がフレームカ
バー６の孔６ａ 、６ｂを貫通し、ベルクランクシャフ
ト１のねじ穴７，８に螺合され、ベルクランクシャフト
１にフレームカバー６が固定されても、ビス１１．１２
の頭部が突出せず、障害にならないように形成されてい
る。

本考案のフレームカバーの取付装置は、上述した構成よ
りなるものであるから、ベルクラ／クシヤフト１にフレ
ームカバー６を取り付ける場合は、ビスｌＬ１２をフレ
ームカバー６の孔６ａ、６ｂに挿通させ、ベルクランク
シャフト１のねじ穴７゜８に螺合するだけで確実にフレ
ームカバー６がベルクランクシャフト１に固定てれるこ
とになる。

なお、本実施例にお−いては、取付部をねじ穴とし、固
定部材をビスとしたが、もちろんこれに限定されるもの
ではなく、取付部を穴とし、固定部材を該穴に圧入され
るピンとしてもよい。

本考案のフレームカバーの取付装置によれば。

上述した構成、作用により明白な如く、フレームカバー
を取り付けるためのステーを設けなくても確実ニフレー
ムカバーをベルクランクシャフトに固定できるとともに
、部品点数を削減することになるので、作業面での効率
化、車体重量の軽減化、製品の低廉化等多くの効果を奏
することになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案のフレームカバーの取付装置の一実施
例を示す概略側面図、第２図は、第１図のＡ−Ａ線に沿
う拡大断面図である。 １・・・ベルクランクシャフト、ｌａ 、Ｉｂ・・・両
端、３・・・車体フレーム、６・・・フレームカバー、
７．８・・・ねじ穴、１１，１２・・・ビス、２０
・・・ベルクランク式リャークツショ／、２０ａ・・・
スイングアーム２０ｂ・・・リャークッションユニッ）
、２０ｃ・・・ロッド。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. スイングアームに、リヤクツシフ／ユニットとロッドを
   介して結合され、スイングアームと連係して回動するベ
   ルクラ／りを設け、該ベルクランクを車体フレームに枢
   着するベルクランクシャフトの両端部に取付部を形成し
   、該取付部に固定部材を介してフレームカバーを取付け
   たことを特徴とするフレームカバーの取付装置。