JPS5836221Y2 - デンチドケイヨウデンドウキ - Google Patents

デンチドケイヨウデンドウキ

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Publication number
JPS5836221Y2
JPS5836221Y2 JP1973067084U JP6708473U JPS5836221Y2 JP S5836221 Y2 JPS5836221 Y2 JP S5836221Y2 JP 1973067084 U JP1973067084 U JP 1973067084U JP 6708473 U JP6708473 U JP 6708473U JP S5836221 Y2 JPS5836221 Y2 JP S5836221Y2
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JP
Japan
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magnetic
rotor
field
poles
soft magnetic
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Expired
Application number
JP1973067084U
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English (en)
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JPS5014912U (ja
Inventor
元孝 原川
Original Assignee
スタ−セイミツ カブシキガイシヤ
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Filing date
Publication date
Application filed by スタ−セイミツ カブシキガイシヤ filed Critical スタ−セイミツ カブシキガイシヤ
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電動機に関し、特に円周上に等間隔の突極を備
えた軟磁性体よりなるロータと、このロータの突極に対
し互いに電気角で180°の位相差を持つように配設さ
れ、かつ、励磁コイルにより互いに逆極性に交番的に励
磁される突極を有する一対の界磁磁極を備えた軟磁性ス
テータとを有する電動機に関する。
従来、この種の電動機としては、例えば、米国特許第3
469131号明細書あるいは実公昭41−4088号
公報に記載されているものがある。
上記米国特許の電動機はそのロータが突極を有する2個
の軟磁性板とそれらを互いに異極性に分極する永久磁石
から構成され、永久磁石は2枚の軟磁性板の間に挾み込
むようになっている。
そのため製作において2枚の軟磁性板相互の位相角を1
80°となるように厳格に管理しなければならず、又、
ロータの部品点数が多いため組立工数を要する。
更には特性上、ロータは2枚の軟磁性板とリング状の永
久磁石を有しているために慣性能率が大きく、自己起動
性、高回転数領域での安定性の点で劣っており、更に、
軟磁性ステータの厚みは2枚の軟磁性ロータの厚みと永
久磁石の厚みの和の厚みと略同じにしなければならない
ため、通常この種のステータ材として使われるパーマロ
イ等の高価な材料を多く使用せねばならず高価になって
しまう等の欠点を有している。
一方、前記実公昭の電動機は蛸足状に突出折曲した複数
個の磁極を有する上下一対の軟磁性ステータの上方に蛸
足状に突出折曲した複数個の磁極を有する軟磁性ロータ
を置き、上方の軟磁性ステータと軟磁性ロータとの間の
軟磁性ステータ上にロータ軸方向に着磁した永久磁石を
配設した構造のものであり、前記アメリカ特許の電動機
に比較しロータは単純化されている。
しかしながら、ロータ及びステータを磁化するための永
久磁石が実質的に上方のステータとロータ間にのみ作用
するために特性上、ロータと一対のステータとの間の磁
束の流れにアンバランスを生じ、2倍同期等の不良同期
を生じやすく、又、ロータがステータの上方の極へ吸引
するため、ロータの静止時における位相が一方の界磁磁
極に対し常に零度の位相差となり、そのために充分な起
動性が得られず、更にロータ軸が常に永久磁石の影響で
軸方向に引付けられているため、軸の摩擦トルク損失も
増大した。
前記実公昭の電動機については下方にもそのステータ上
に永久磁石を設け、更に上方と同様の軟磁性ロータを上
方と互いに180°の位相差にて取付ければ前記欠点は
除去されるが、前記アメリカ特許の電動機と同様ロータ
の組立てが複雑となって慣性能率が増大するばかりでな
く電動機自身の機器への取付けが不可能となる欠点を有
している。
本考案は上述したような従来の電動機の欠点を除去し、
構造が簡単で、小電力でも安定よく動作する電動機を提
供するものであり、音叉、音片、水晶等の基準振動体の
振動を電気回路により分周し、その信号に同期して回転
させる電池時計用として最適な電動機を提供するもので
ある。
以下、本考案を図面に示す一実施例について説明する。
1は円周上に略等間隔に所定数の突極1′を有した軟磁
性材よりなる磁極板、2はピニオンであり両者はロータ
軸3に嵌合され、基板4に回転自在に保持されている。
磁極板1の外周付近には所定の間隙をおき、かつ、磁極
板1とほぼ同一平面となるように平板状の軟磁性ステー
タ5が基板4に取付けられている。
軟磁性ステータ5には磁極板1の突極1′と同一ピッチ
で互いに180°位相の異なる突極からなる界磁磁極5
′、5″がそれぞれ向かいあって配設され、さらに磁極
を互いに異極性に励磁するコイル6が巻装されている。
又、軟磁性ステータ5の界磁磁極5′、5“周辺近傍に
はロータ軸3の軸方向に着磁された永久磁石7が取付け
られており、該永久磁石7による磁束9によりロータの
磁極板1の突極1′をほぼ均等に磁化し、回転中心付近
を一方の極性(図ではS極)に分極し、各突極1′を他
方の極性(図ではN極)に分極している。
このような状態において、コイル6に電流を流すことに
よって例えば励磁磁束が8の如き方向に発生すると、励
磁磁束8と前記永久磁石7による磁束9とは、一方の界
磁磁極5′とロータの突極1′との間ではそれらの方向
が反対であるため、それらの合成された磁束が減少し、
他方の界磁磁極5″とロータの突極1′との間ではそれ
らの方向が同じであるためそれらの合成された磁束が増
長する様に作用し、且、界磁磁極5′および5″は互い
に位相が180°ずれているため、ロータは合成された
磁束の増長する側の界磁磁極5″とロータの突極1′が
対向する方向、すなわち矢印方向に回転する。
そして磁極板1の突極1′の中心が界磁磁極5“の中心
を通過した時点でコイル6に前記とは逆方向の電流を流
すと励磁磁束が8と反対の方向に発生し、界磁磁極5′
側の合成磁束が増長し、界磁磁極5″側の合成磁束は減
少するように作用するためロータは合成された磁束の増
長する側の界磁磁極5′と磁極板1の突極1′が対向す
る方向、すなわち矢印方向に更に回転する。
定常動作状態に於て、周期的な電流が励磁コイル6に流
れると電流の周波数に同期して、磁極板1の突磁1′は
一周期間に1歯ずつ回転し図面では省略しであるが、ピ
ニオン2を介し輪列を駆動し時計の文字板に時を表示す
る事が出来る。
上記構造において励磁コイル6への励磁により生ずる磁
束は8の様な回路を通って流れ、それに加えて軟磁性ス
テータ5に取付けられたおのおのの永久磁石7により発
生する磁束が9の様な回路を通って流れるため微少な電
流で大きなトルクを得る事が出来る。
且、磁極板1に磁石を装着していないために磁極板1の
構造が簡単となり、且、慣性効率を小さくおさえる事が
出来るために高い周波数の電気信号にも追従出来る。
本考案は上述の如く、ロータの磁極板と略同一平面内に
配設された一対の界磁磁極を有する平板状の軟磁性ステ
ータ上にロータ軸方向に着磁し゛た永久磁石をそれら界
磁磁極周辺にそれぞれ配設することによって、永久磁石
による磁界が一対の界磁磁極を介して略均等にロータに
作用するため、従来の構造の如く、軟磁性ステータ上に
永久磁石を配設した場合の如き不良同期性、非自起動性
を除去し永久磁石によるロータの軸方向に作用する有害
な力を排除でき、更に構造も簡単となる等、すぐれた効
果を有するものである。
なお、本考案において永久磁石による磁界は充分な閉磁
路を形成していないため、−見充分な磁化が得られない
ように思われるかもしれないが従来公知の永久磁石をロ
ータに取付けたものに比較して平面積及び体積の上で充
分大きい、ものも取付は得る構造のため、ロータに取付
けて閉磁路を形成させた場合に比べ何ら遜色ない特性が
得られる。
したがって、本考案により小電流でも大きなトルクを得
ることができるとともに、ロータの慣性能率を小さくお
さえることができるため、高い周波数の電気信号にも追
従させることができる。
また、構造が簡単で組立て作業性のよい電動機を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であり、第1図aは平面図、
第1図すは第1図aのA−A’断面図である。 1:磁極板、1′:磁極板突極、2:ピニオン、3:ロ
ータ軸、4:基板、5:軟磁性ステータ、5/、 5/
/ :界磁磁極、6:励磁コイル、7:永久磁石、8:
励磁コイル6により生ずる磁束、9:永久磁石7による
磁束。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周に等ピッチの軟磁性突極を有する磁極板を備えたロ
    ータと、このロータに励磁コイルで発生した磁界を作用
    させるため前記ロータの外周と空隙を隔てて前記磁極板
    とほぼ同一平面内に配置され、互いに位相が180°異
    なる一対の界磁磁極を有する平板状の軟磁性ステータと
    、前記励磁コイルの磁界との相互作用により前記ロータ
    に駆動トルクを発生するため前記ロータの回転軸方向に
    着磁された永久磁石とを有する電動機において、前記一
    対の界磁磁極を介して、それら界磁磁極と対向する前記
    ロータの前記軟磁性突極を同一極性でほぼ均等に磁化す
    るため、前記永久磁石は前記軟磁性ステータの板面上に
    、かつ、前記各界磁磁極の近傍に配設されていることを
    特徴とする電動機。
JP1973067084U 1973-06-06 1973-06-06 デンチドケイヨウデンドウキ Expired JPS5836221Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1973067084U JPS5836221Y2 (ja) 1973-06-06 1973-06-06 デンチドケイヨウデンドウキ

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JP1973067084U JPS5836221Y2 (ja) 1973-06-06 1973-06-06 デンチドケイヨウデンドウキ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5014912U JPS5014912U (ja) 1975-02-17
JPS5836221Y2 true JPS5836221Y2 (ja) 1983-08-15

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ID=28232840

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JP1973067084U Expired JPS5836221Y2 (ja) 1973-06-06 1973-06-06 デンチドケイヨウデンドウキ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS551149Y2 (ja) * 1975-05-31 1980-01-14
JPS51156947U (ja) * 1975-06-09 1976-12-14
JPS5292538U (ja) * 1975-12-30 1977-07-11
JPS5377853U (ja) * 1976-12-01 1978-06-28
JPH03201917A (ja) * 1989-12-29 1991-09-03 Asahi Steel Kogyo Kk 樹木支持装置の連結手段及びその部品
WO2009057916A2 (en) * 2007-10-29 2009-05-07 Jong-Suk An Construction device of generator have to switching magnetic flux.

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JPS5014912U (ja) 1975-02-17

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