JPS5836209A - 吸湿吸水性アクリル繊維 - Google Patents

吸湿吸水性アクリル繊維

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JPS5836209A
JPS5836209A JP13383881A JP13383881A JPS5836209A JP S5836209 A JPS5836209 A JP S5836209A JP 13383881 A JP13383881 A JP 13383881A JP 13383881 A JP13383881 A JP 13383881A JP S5836209 A JPS5836209 A JP S5836209A
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absorbing
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Shigeru Sawanishi
澤西 茂
Mitsuru Wakitani
脇谷 満
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Japan Exlan Co Ltd
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Japan Exlan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1) 発明の公費 本喝明は吸湿性を備えた吸水性アクリル繊維に−するも
のであり更に詳しくは特定のカルボ會Vル基を含有せる
吸湿吸水性*mが配合iiれてな?染色性、 $111
1性、強伸度等の加工(2) 法、実用性能と共に吸湿性、吸水性に優れた新規なアク
リル瑣維に関するものである0従来アクリル4mはポリ
アミド、ポリエステル等他の合成繊維と同様に吸水、吸
湿性等に乏しいため、肌着、V−ツ、スポーツウ翼1、
夏物衣料用素材等としては快適な゛着心地性を満足させ
るため多くの場合木綿、シー3ンなどとの混紡品が使用
されている0 このアクリル繊維の吸水、吸湿性を改良するためこれ迄
多くの検討がなさnているが、まだ満足すべき性能を有
するものは提案されていない。
例えば、単一成分からなるアクリル繊維を湿式紡糸法に
よって#造する際膨潤ゲル状糸条の多孔質構造を固定化
することにより吸水性を示すアクリル繊維が得られるが
、この方法により得られる微細孔は不安定でちり、後続
の乾燥工程或はアイロンがけなどにより容易に消失して
吸水性が低下すると共に一1l湿性に乏しいなどの本質
的欠点を内在している0(8) また、無機物、有機物等の特定物質を添加した紡糸原液
を紡出し先後、該添加物質を線表することにより空孔を
形成する手段についても多くの提案がなされているが、
かかる手段においては該物質によるmlaの汚東成は作
IHIIIJIの悪化、該物質の回収など製造工程の*
*化等の本質的問題を派生し、工業的有利な方法とはぎ
い暖く、また吸湿性を改善するWPRとはな94ていな
い。
或はt九、1クリルdI!碓の表面を部分的に加水分解
することにより吸水、吸湿性を付与する技術もいくつか
提案さnているが、かかる峨織真面に多量のカルボキシ
ル基が導入された繊織は物性および染色嘔牢性の低下が
著しく、また吸水時におけるベトッキ感を避けることが
できず実用)、#足すべ色手段とは1い鑵−〇 このような状況下において、本発明者らは上記欠点を解
消し優れた実用性能を有する吸水性アクリルa1mを工
業的有利に提供すべく鋭意研究し、特定の吸水性樹脂を
配合することによtS造工程におけるノズル詰り、糸切
れ、巻き付き、融着等の問題がなく実用性能を具備した
吸水性アクリル繊維を作製し得ることを見出し、先に持
顧昭65−17860号発明を提案した。
しかし、かかる先願発明においても多孔質吸水性繊維は
、吸湿能力が木綿、羊毛など天然Ia織に対して不十分
であり不感知汗領域での快適感が劣ること、に加えて低
湿下での静電気発生がこれら天然4I維に対して大きい
等の関門を内在しており、か−る一点からの改鋳が艶に
望まれている。
一方響夏物素材としての木綿は優れた吸湿、吸水性、並
びに繊維#面形態に起因した検線ある風合の面からも1
11f′しているが吸水時において膨潤し編地の通気性
を悪くし、大巾な喝II奄の低下とあいt−Jて快適な
着心地性という点で不満足である0温調時に膨潤するこ
とのな一多孔賞吸水性アクリル繊維に吸湿性能(5) を付与せしめることが可能であればE述の木綿の欠点が
改良され合成繊維特有の加工の容易さを維持し且つ非膨
膚性の吸水吸湿繊維が提供でき、従来アクリル繊維が不
得手としてい九響夏物素材へのlI&開が可能になる。
か−る状況をふまえ1本発明者らは製造工程との11題
がなく、染色性、紡績加工性等にも優f′L九析嵐な多
孔質吸湿吸水性アクリル繊維を提供すべく鋭意検討した
結果、特定量のカルボキシル基を結合含有し、特定の水
膨調度を有するlII脂を礒織中に導入することにより
、木綿などの天然繊維に匹敵する吸湿能力、と妙わけ着
用時に重要である常温常湿下と高温◆湿下とで1しく大
きい吸湿率の差を発現させることができ、また熱安定性
良好な員径0゜3声以との空孔を有し吸水性にも優nた
多孔質吸湿吸水性アクリル繊維を製造工程Eの開−な(
工業的有利に提供し得ることを見出し、本発明に到達し
た。
即ち、本発明の目的は、無処理等により容(6) 易に低下することのない安定な吸湿、吸水性能を有する
と共に強伸實等の物性、紡績性等の実用性能にWlkn
持に染色緒特性に関門のない新規な多孔賀吸湿吸水性ア
クリル礒維を提供することにあり、他の目的はノズル詰
炒、糸切れ、巻き付き、融着等の槽造トの間−がなく、
また添加物質の回収、作業環境の悪化などの問題がなく
、さらに吸水時におけるベトッキ感あるいはIn膚性が
なく着心地性に−f′L九吸湿、吸水アクリル繊維の工
業的有利な一造′手段を提供することにある0本発明の
更に異なる他の目的は以下の記載により明らかになろう
0 このような本発明のE記目的を達成する吸湿吸水性アク
リル繊維は、1クリロニ計リル(以下ANと略す)系重
合体70重量優以ト971量11未満トーC00X (
X : H,NHa又はアルカリ金属)で示さ、fLる
カルボキシル基を4.(J mm 6 l/を以E結合
金有し8〜9Qcc/Fの水膨調度を有する絶乾状1で
0.5声以(7) 下の粒子径の!lfi性書脂3重置優以ヒ80重量優未
満とからなり、繊維断面に長径が0.2声はとの空孔を
有し、20℃、e AH下における吸湿率がtOW以E
であり、かつ保水率が20脂以とのamである〇 °以下、本発明を詳述するが、まず本発明のムN系重合
体としては従来会知のアクリル繊維OII造に用いられ
るものであればよく、何ら限定されるものではないが、
好ましくは80重量優以上%−に好ましくは86優以E
のムNとM4sが池のビニルモノマーとの共重合体を使
用することが、繊織物性、染色性等の点でlilましい
0 次に、Wl&5AN系重合体に配合される吸湿性*mに
ついて述べる0 カカル1lIIIトシテハ、−COOX(X:H1NH
4又は1ルiIl金属)で示されるカルボキ&A/基を
4.0 am・l/F以E、好ましくは6mvm*l/
9  以LwI舎含有し、s〜aocc/y、好ましく
は6〜zocc/pの水膨潤度を有し、絶乾状態で0.
5 、a以下、好ましくは0,2μ以下の粒子径を有し
、水およびAN、1%重合体の溶剤に不溶性の11脂で
ある限り採用することができる。
なお、E記吸湿性−嗜と共に&2〜8重量%の吸水性s
1脂を併用するならば、製造工種との問題なく最終的に
得られる繊維の保水率をmfK改鋳することができるの
で望ましい0かかる吸水性11i1111としては、カ
ルボキVル基を°l、 5 mmog/P以E、好まし
くは8. Ommoj/yqa以E結合金有し、g O
〜800 cc/ pv、好ましくは30〜151e/
錦の水膨一度を有し、絶乾状態で0.6声以r1好まし
くは0゜2声以rの粒子径を有し、水およびAN系重合
体のf#剤に不溶性の樹脂である隈抄採用することがで
きる0 本喝明の2目的及び効果を達成量るLでかかる吸湿性f
ili脂の粒子径及び水膨潤度を本発明の**a囲内に
設定する必要がち妙、かかる特性を満足する吸湿性−膚
を採択して初めて(9) 優れた実用性能を備えた吸湿吸水性アクリル繊織を、慢
造工程トの問題なく工業的有利に作−することができる
なか、該11騙の架橋結合の割合(架橋密度)を、該樹
脂を構成する重合体反覆単位400個あたりl〜L6個
、さらに好ましくは2〜1011に設定することによ妙
、粒子径特性と椙俟つて1ll−脂配&、AN系重合体
紡糸原液の曵皐性を一段と向りさせることができ、以て
ノズル@)、糸切れ等製造との間−なしに充分な強伸度
、吸水性等の性能を有する411I411kを作製する
ことができるのでiiましい。
壜え、かかる吸湿性−脂の作一方法については、本発明
に推奨するヒ紀特性を満足するものが得られるならば何
ら限定されないが、かかる特性を有するlil脂を工業
的有利に作製し得る点で例えば次のような方法を挙げる
ことがfきる0 即ち、粒子径が0.5μ以F、好ましくは0゜2声以下
であゆ、重合体を構成する単量停会(1G) 量に対して好ましくは50重量優以E、更に好ましくは
70g6以トのAN、 Tfr定緻の架橋性モノマーお
よびAN−と共重合し得る他のビニルモノマーとの架橋
AN、1%共電合体または該重合体の水分散体に、暦法
に従ってアルカリ物質を作用させて所定のカルボキVル
基を導入することにより8〜39 cc / F 、好
ましくは5〜20ee/Pの水膨潤度を有するlil膚
または該11脂の水分散体を工業的有利に作−すること
ができる〇 又吸水性樹脂についてもE述の方法と基本的に変るとこ
ろはなく同一の方法で作−することができるが、例えば
架積性七ツマ−の共重合歇、加水分解時間等を制御する
ことにより、所望のカルボキシル基量及び水wgs度を
有するlil脂又は該樹脂の水分散体を工業的有利に作
製することができる。
なお、E記架橋性モノマーとしては、例えばアクリル酸
もしくはメタクリル酸のジエステル傾、トリエステル嬌
もしくはテ[ツエス(11) チル類や、不飽和カルボン市のアリルエステル殖、多価
カルボン酸のジアリルエステル類、Vビニル系+*m水
物類、ジビニルスルホン、メチレンビスアクリルアミド
、或はジビニルペンイン及びそのアルキル又はハロゲン
置換体の如き分子内に共重合可能な二重結合を2個以上
有する架橋性単量体及び/又はE記不廟和カルボン陵も
しくは不飽和スルホン酸のグリVジルエステルや、不飽
和グリシジルエーテルの#Dき分子内に少なくとも1個
のエデIty基を有する架橋性単量体をmf3共重合成
分として使用して重合時もしくは重合終了後に架橋せし
めることにより容易に達成することがで亀、なかでも分
子内に共重合可能な二重結合t211IIl以E有し、
アルカリ耐性の太きV%Vピールスルホン、メチレンビ
スアクリル1鷹ド、ジビニルベンゼンなどの架橋性単量
体を共重合成分として使用することが望ましい、なお、
と記徽爛粒子径の架橋AN系共重會体の作−法について
は例えば本山−人に係る特願昭51−24884号発明
を採用して有利に実施することができる0 また、かかる吸湿性11脂及び吸水性樹脂として架橋A
N系共重合体が共存する樹脂を使用することにより、繊
維形成マトリックスポリマー(AN系重合体)との混和
性、或は曳糸性等が一段と改善されるので望ましい0か
かる架4g1AN系共重合体が共存する吸湿又は吸水性
11脂の作製法としては何ら1Nll歪されるものでは
ないが、例えば架@IAN系共重合体を構成するビニル
モノマーの適訳或は加水分解条件の1111aなどによ
り架橋AN系共重合体粒子の表msのみを部分的に加水
分解して該共重合体の未反応芯部を残任させたり、或は
該芯部の残存する*脂粒子を更にコロイドミル、ゲール
ミル等の手段によりすり潰して一脂表面に架橋人N系#
重合体の少なくとも一部を露出さ、せるなどの方法によ
って有利に作−することができる。
かかる吸湿性111#の配合VI4会としては8重(1
3) 量以上h8G重量%未満、好ましくは5〜16*I:)
@回内に設定する必要があり、かかる範囲の下限をはず
れる場合には最終的に得られる繊維に充分な吸湿及び吸
水性を付与することができず、またかかる範囲の上限を
超える場合には繊維の強度が不足して紡績加工性を感(
するために好ましくない。
なお、噴記吸水性肉脂を併用する場合にも、吸湿性−膚
と吸水性−脂の会計量をSat%以Hsot量鐸未満、
更に好ましくは5〜15重量優の範囲内に設定すること
が望まし四次に本発明に係る+1湿吸水性アクリル繊維
OII造法について述べる。かかる製造法とじズは本発
明の目的とするI8:能をIII先た繊維が得られる隈
9いかなる方法も採用することができるが、工種的有利
に得るためには次のような鋳造法を採用することが望ま
しい0呻ち、ANN重重合体公知の#laK廖解して紡
本原液を作−し、塩型カシルボキVル基(−CQOX’
s )C’+*NHa 又4*yル* +) 金111
) t(14) 結合含有する吸湿性樹脂、好ましくは該樹脂のE紀溶剤
含有水分散体の所定量を添加混合した後、常法に従って
湿式紡糸、水洗後七望によ抄酸処理を施す。次いでこの
ようにして得られたゲル糸を熱延伸、乾燥緻密化した後
湿熱処理を行ない必要に応じて捲縮処理、油iia処理
等を行なった後乾燥する。
なお、吸湿性−脂と共に吸水性樹脂を併用する場合各々
別の水分散体として上記紡糸原液に配合することも可能
であるが、繊維中に配合せしめる配合比に従い吸湿性W
tt脂と吸水性樹脂を同一水分散体として一合すること
が好ましく、総四脂濃度としては8〜80重量優、更に
好ましくは5〜1511の総樹脂濃度の水分散体を使用
することにより、更に該水分散体中に紡糸原液作製用有
機または熊機廖剤の一部を添加することにより該水分散
体の粘度をt o o o cp 以下にすると共に紡
糸原液添加時の溶剤濃度の低下によるAN系共重合体マ
トリックスポリマーのゲル化を防止し(15) 叢にマトリックスポリ々−との混和性、紡糸原液の曳糸
性、紡糸時のノズル結妙、糸切れ等製造Eの間−なしに
繊維を作−することができる。
また、前記水洗後ゲル糸に砿処場を施す工程は本発明品
を傅るEで有効であり、ゲル糸外層部に存在する吸水性
樹脂中の塩型カルボQstル基を#@堰により#型カル
ボキンル基(−COOH)に変換させ、1ml#l!外
層部の吸湿性#騙及び吸水性−脂の水l1ll洲能を実
質的に消失させることにより、後続の工程において繊維
外層部に空孔が生起するのを抑えることができる。なお
、かかるll#鳩4条件とし【は、繊維外層部に存在す
る塩型カルボキシル基を#型にR換し得る限り何ら限定
されるもので線ないが、好ましくはpH8以[、更に好
ましくはp H2,0〜2.8の酸性浴中で80抄以T
1更に好ましくは8〜16秒間処理を行なうことが1ま
しい。
次に、sg&壇、墾延伸後ゲル糸を乾燥緻密化する。か
かる条件としては乾球温度/湿球温度=115を以h1
55 t:以E、好ましくは120t−以)、/60t
l’以Eの温度で、好ましくはlO分分間上処理するこ
とが望ましく、該工程により墾延伸工程で発生した像画
空隙(tクロボイド)を完全に消失させ、繊維構造を緻
密化させると共に、繊維外層部に#型カルボキシル基含
有吸湿性樹脂及び吸水性−脂を繊維形成マド17ツクス
ボリマー(AN、4%重合体)と一体化させる。
ま九、 1ota湿倦緩湿熱緩和処理しては、熱水、飽
和水蒸気、過熱水蒸気等の雰囲気中において、温熱処理
を施さない繊維に対して皺熱処場品の保水率が1.5借
上Eに増大する条件下において湿熱処理を行なうことが
望ましい。かかφ湿熱処理を行なうことKよって初めて
41維中に存在する孔の拡大固定化に伴なう吸水性能の
改善と共に強伸度停の物性、染色堅牢性等が顕著に改善
されたアクリル繊維を提供することができる。なお、か
かるIiM熱(17) 処理条件としては出発物質であるAN系重合体、@湿性
樹脂及び吸水性樹脂の41傾、或は紡糸条件等によって
変化し、−線内に規定することは困難であるが、特に飽
和水蒸気雰囲気中、110で以E%(に好ましくは12
0を以hoe度条件を採用することにより短時間で頗普
な効果を発揮させることができるのでliI!シい。
なお、吸湿性樹脂及び吸水性11脂配合紡糸原液と該m
s不合紡糸原液との少なくとも2櫨の紡糸原液を使用し
、例えば#*脂不含ANJ、重合体の少なくとも一部が
am表面に4出するように常法に従って7−スーコア型
、サイド・パイ・サイド型、サントイフチ型、ランダム
璽會薯、海−島型等の形騙に複合紡糸することができる
ことほぎうまでもない。
このようにして作偶される本発明に係る吸湿吸水性アク
リル繊維は、砿維内層部に長径o、g、g以Eの空孔を
好ましくは5偏成)、有し、211以E1好ましくは2
5g6以Eの保水率″(18) を有している必要があり、更に20t−19゜*RH下
での吸湿性は10*以Eの性能を有している必要があり
、かかる繊維において初めて木綿に匹敵する吸湿吸水性
能を発現することができる0又、本発明に係る吸湿吸水
性アクリル繊維は吸湿、吸水時において゛も木綿のよう
に膨関することはなく従って発汗時の着心地性において
は木綿以Eに快適であり、4P[物素材に通ずるアクリ
ル繊維であるとぎえこO また、本発明に係る繊維は120tで1時間乾熱処理し
たときの保水率の1itFが10*以丁、好ましくは5
%以下であり、高次加工工種或は実用に際して吸m及び
吸水性能が殆ど低TすることがないO と達した本発明に係る吸湿吸水性アクリル繊維は特定の
カルボQyル基量および水1111a度特性を有する吸
水性1!111Mを配合することによって初めて憤伸度
等の物性、紡績性、染色堅牢性などの実用性能を備えた
まま*nた吸(19) III吸水性能が付与されたものである。かかる樹脂配
合により形成された孔は非常に安定であり像多孔買アク
リル繊維のように容易に消失しないため吸水性能の低下
がほとんどなく、さらに411維中の空孔は唯持したt
t*m構造が緻豐化されているため強伸度等の物性に優
れると#に、発色性、汗、洗ill$Pよび湿摩擦等に
屑する東色嘔牢性などの実用性能にも優れ、廻に少量の
紡績油剤の付着によって効果的に繊維の表面抵抗を減少
させることができるため優れた紡績性を発現させること
ができる。また、本発明吸湿吸水性1グリル繊維は、配
合するl11m及び吸水性樹脂の量、aim、*処理条
件等を変化させることにより吸湿性能と吸水性−をW&
に制御することができ、ノズル語勢、皐切れ、巻き付き
、−着等のII!aEのトフグルがな(、さらに既存の
像多孔賞吸水性アク啼ル繊維における東料、紡績油剤等
を多量に吸収する不利益のない幾多の工業的利点を有す
るものである0さらに、本発明吸湿吸水性゛アクリル繊
維は8温常湿下と高温高湿下における吸湿率の差が著し
く大きく、かかる特性により、着用時において快適な着
心地性を付与することができる。
hfa製造工程Eおよび実用性能E多くの利点を有する
本発明吸湿吸水性アクリル繊維は、単独で或は市販のポ
リエステル系、ポリアミド系、ポリ1クリロニトリル系
もしくはモダクリル系等の各種合成繊維、木綿、竿毛等
と温度することにより、快適な着心地性を有する[1、
V−ツ、タオル、スポーツウェア、夏物衣料用素材等と
しての適用が可能となったO 以下、*庫例により本発明の効果をさらに具体的に説明
する。なお、IJ!鴇例中、Sおよび百分率は特に断り
のない限り重量基準で示すO 以下の実施例において吸湿性樹脂及び吸水性11脂の水
膨関度及び−coox基量並びに繊維の保水率及び吸湿
率は下記の方法で測定(21) 乃至算出したものである。
(1)水膨1eft(cc/P) 吸水性1脂約0.59を純水中に浸漬し、26℃で24
時間経過後、水膨膚状態の吸水性*mを濾紙の間にはさ
み11脂粒子間の水を除去する。このようにして調整し
た試料の重量(Wl)を測定する。次に該試料を80t
の真空乾燥機中で恒量になるまで乾燥して重量(W意)
を測定する0 以boys定結果より、次式に従って算出する0 @ 保水率(*) 試料的5Fを純水中に浸漬し、25±8υで2時間経過
後、遠心脱水機(コクサンエン5yyIf−一、半径1
23)を用いて2,000rpm1の回転で6分間繊維
間の水を除去する0このようにしてi#IEした試料の
重量(Wl)を測定する。次に該試料を80″Cの熱風
乾燥機(22) 中で恒量になるまで乾燥して重量(W2)を測定する。
以Eの測定結果よ抄、次式により算出する。
1 (8)  吸湿率(g6) 試料的5tを40tX80分熱風乾通磯中で予備乾燥し
、所定の温湿度条件にam調屋されたデフケータ中で恒
量(Wl)になる迄試料を、調整する。次に該試料を9
0″F:の赤外線真空乾燥機中で恒量(Ws)になる迄
乾燥する0以Eの測定結果より次式により算出する0(
4)−coox基量(rnrnol/9 )十分乾燥し
た試料的1tを精秤しくXF)、これにgoodの水を
加えた後、50″Cに加温しながらIN塩酸水溶液を添
加してpH2にし、次いでQ、 I N苛性ソーダ水溶
液で8法に従うて滴定曲線を求めたO該滴定曲線から(
28) カルボ午V1基に消費された苛性ソーダ水溶液消費量(
Y)を求めた。以Eの測定結果から、次式によって算出
した。
尚、多価カナオンが含まれる場合は、常法によりこれら
のカチオンの量を求め、E式を補正する必要がある。
寮總例 l 第1表に示す組成の単量体100部及び水288部を2
1のオートクレーブ中に仕込み、更に重合開始剤として
ジーtart、−グナルバーオ午Vドを単量体総量に対
して0.511 fi加した後書哨し、次いで攪拌丁に
15(lX20分闇重合した0度広終了後、攪拌をS続
しながら約90℃まで冷却したのち生成物をオートクレ
ーブから取り出し、4檎傾の架@AN系共重合体エマル
ジ1ン(A−D)を作製した0これらのエマルジ1ン中
に分散する重合体の粒子径は全て約0.1声であった。
次に、得らt′L九エマルジ曹ンを8%の苛性ソーダ水
溶液中で95t’X60分間アルカリ処理を施し、得ら
れた吸湿性樹脂(A、C)及び吸水性樹脂(D)は全て
約0.1μの粒子径を有しており、樹脂A、Dは架橋A
N系共重合体芯部が残存していた。該樹脂の水膨制度及
び−〇〇〇Nm基量を測定した結果を第1表に併記する
1s1表 (25) 注)MMA=メタクリル着メチル AN=アクリロニト
リルMBA−メチレンビスアクリ−1ミド Bpss=p−スチレンスルホン噌ソーダこの吸水性樹
脂及び@湿性樹脂の混合水分数体(粘度700ep;ロ
ダンソーダ2o11含有・暑−脂濃度6. O磐)を、
90督のAN。
1.7soMA&び0.8優のメタアクリルスルホン−
ソーダ(8MAS)を含有するANN重重合体SO℃の
ジメチルホルム1ミvs液中の固有粘度(v〕=1.8
)10部及び50磐ロダンソ一ダ水溶液90部からなる
紡糸頭III!に、添加量を第2表記載の如く髪化させ
て加え九〇 吸湿性並びに吸水性fII!脂は紡糸原液中において凝
集することなく均一に分散し、又、マトリックスポリマ
ーもゲル化することなく良好な曳糸性を示した。
該紡糸il[ll t 0.060 mmφの孔ut有
する紡糸1」金を用いて01の15優ロダンソーダ(2
6) 水溶液中に押出し、凝固、2.0倍冷延伸、水洗を行な
った。水洗が完了したゲル糸をpH2,7の硝#者性液
中で10秒間鳩埋した後、沸騰水中で5−0倍燕砥伸を
施し、乾球温度/湿球温度=120t/66での常圧雰
&PB気下で16分間乾燥緻密化し、次に180t−の
飽和水蒸気中で10分間緩和旭珊を施し、−にマーポー
ルtoo c松本油脂製アニオン墨活性N4)を1.0
%付着させttotxto分関乾燥して51種類の1.
5デニ一ルxstmm繊織(1〜5)を作釧した。
これらの繊維及び通常のアクリル繊維(6)の吸湿、吸
水性及び強伸度を測定した結果を嬉2表に併記する。
(27) ls2表の結果よ抄明らかなように本発明に係る繊維(
L 8.’4.) Kシいては優n九吸湿、吸水性能(
保水率)と共に、通常のアクリル繊維に比べて実用E支
障のない強伸度特性を育している事実が理解される。
レベルを示す試料類1.の低膨R賓吸湿性lit廁のみ
を配合せしめた繊織は保水率が若干不足しているが、吸
水性樹脂を少量併用(ム2)することにより保水率が著
しく改督される事実が理解さルる。
また、吸湿性樹脂を配合しない繊維(&5)においては
、保水率は十分であるが、91湿性改鋳効果が殆ど艶ら
れなかったO !!施例 2 実権例1紀載の吸湿吸水性4I!維(飯2)及び比較試
料(1)として実施例1記載のa、tyアクリル繊維飯
6)を常法に従い一短繊維紡鳴で糸を作製し、チーズ染
色した後、24ゲージ、18寸、1260ニードル、目
付1709/mPの両面スムース編機で編地を作成し、
半袖U、(29) 首りヤツを試作した0また、比較試料1)として市販木
綿ニラ)S/ヤツを加えて、8櫨傾のシャツによる着用
テストを実施したO結果を第8表に示す0 1g8表 第3表の結果よゆ明らかなように、本発明品は吸湿効果
により蒸し暑さ感が少なく、しかもベトッキ感は木S製
品より少ない特長を示した。これは木綿が湿−によって
1111111と趨性率低下が生じるのに対して、本発
明品は非膨潤性を備えていることによるものと思われる

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アク90ニトリル系重合体70重量%以L97重量優未
    満と−COOX (X:H,NH4又は1kllQ4属
    )で示さバるカルボキVル基ヲ4゜9 ma・l / 
    F以と結合含有し8〜80cc/pの水膨調度を有する
    絶乾状態で0.6声以rの粒子径の吸湿性1111脂8
    重量%以E8G重量%未満とからなり、繊維断面に長径
    が0.2声以、Eの空孔を有し、Rot、90*RH丁
    ニspケル吸til率がtO磐U上であり、かつ保水率
    が2011以とである4111il吸水性アクリル繊維
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