JPS583575Y2

JPS583575Y2 - 天袋

Info

Publication number: JPS583575Y2
Application number: JP7217380U
Authority: JP
Inventors: 多知郎大崎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1980-05-26
Filing date: 1980-05-26
Publication date: 1983-01-21
Also published as: JPS56171740U

Description

【考案の詳細な説明】家庭、特に台所等においては、室内空間を有効に活用す
るために、日常使用頻度の少い器具や保存食品等を収納
する天袋を設けることが多い。

これらの天袋は、下端が、人間頭部に当ることを防止し
、かつ上方より圧迫感を少くするため、通常、手を上げ
て扉を開閉しつる程度に、頭上かなりの高所に位置して
いる。

従って、天袋内の下部は、その底板に遮られて見ること
はできず、収納物品の有無や内容が分らずに、物品を死
蔵させることが多く、また、不用意に物品を押し込んで
、既に収納されている物品を転倒させたり、落下させた
りすることがある。

そのため、いちいち、踏台等を使用して、天袋の内部を
視認する必要があり、不便であった。

本考案は、上述の欠点を解消した天袋に関するもので、
以下添付の図面に基いて具体的に説明する。

第１図及び第２図は、第１実施例を示すもので、天井１
より吊設された箱体２よりなる天袋の前面開口部には、
両開き式扉３，３が、上下の蝶番４をもって枢着されて
いる。

５は、箱体２内に固設された棚板で、この棚板５と箱体
２の底板２ａには、適宜物品６が載置されている。

箱体２の天板２ｂの下面前部には、横長で、かつ下面に
鏡面メッキが施されたＡＢＳ樹脂板製平面反射鏡７が、
両面接着テープをもって貼着されている。

反射鏡７の大きさは、取付位置、関係各部の寸法並びに
使用状況等に応じて定められるもので、特定することは
できないが、前後幅が天板２ｂの約奢以上で、左右長が
天板２ｂの約÷以上であることが望ましく、上記反射鏡
７に代え、鏡面仕上を施した金属板、あるいはガラス鏡
等を、適宜の手段で天板２ｂに貼着してもよい。

上述の本考案天袋において、その前下方に位置する主婦
８には、底板２ａ上における視線Ｌ１以下の物品６と、
棚板５における視線Ｌ２以下の物品６は、直接には見る
ことができないが、平面反射鏡７を介して、視線Ｌ３の
ように、間接に見ることができる。

従って、この天袋においては、踏台を使用することなく
、大部分の収納物品６や、空所の有無及び大きさを知る
ことができるので、その空所に、踏台を使用することな
く、平面反射鏡７を注視しながら、他の物品を安全に載
置することができ、日常生活に甚だ便利である。

第３図及び第４図は、第２実施例を示すもので、第１実
施例と同様の部材については、同一符号を付して、その
説明を省略する。

１１は、下面を鏡面仕上げした金属板製平面反射鏡で、
その前縁には、屈曲可能の支持片１１ａが上向連設さ
れ、支持片１１ａの上縁には、取付片１１ｂが後向
連設されている。

平面反射鏡１１は、その取付片１１ｂの上面を、両面
接着テープ等をもって、天板２ｂの下面前部に貼着する
ことにより、箱体２に取付けられている。

本実施例においては、台所の床面の広さや収納物品の大
きさ、あるいは主婦８の身長や希望に応じ、反射鏡１１
の支持片１１ａを適宜屈曲させて、反射鏡１１を前後
方向に傾斜させることにより、反射鏡１１を介して見得
る範囲を調節することができる。

第５図及び第６図は、第３実施例を示すもので、第１実
施例と同様の部材については、同一符号を付して、その
説明を省略する。

２１は、下面を鏡面仕上げした、前後方向が弧状に湾曲
する凸面反射鏡で、その前縁と後縁の間には、取付片２
１ａ、２１ｂが架設されている。

凸面反射鏡２１は、その取付片２１ａの上面を、両面
接着テープ等をもって、天板２ｂの下面前部近くに貼着
することにより、箱体２に取付けられて・いる。

本実施例においては、物品６の像が若干歪むが、小寸の
凸面反射鏡２１をもって、箱体２内を広範囲に見ること
ができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の第１実施例を示す正面図、第２図は第
１図におけるＡ−Ａ線断面図、第３図は本考案の第２実
施例における反射鏡の斜視図、第４図は第３図示の反射
鏡を取付けた状態を示す第２図と同様の断面図、第５図
は本考案の第３実施例における反射鏡の斜視図、第６図
は第５図示の反射鏡を取付けた状態を示す第２図と同様
の断面図である。１・・・・・・天井、２・・・・・・箱体、２ａ・・・
・・・底板、２ｂ・・・・・・天板、３・・・・・・扉
、４・・・・・・蝶番、５・・・・・・棚板、６・・・
・・・物品、７・・・・・・平面反射鏡、８・・・・・
・主婦、１１・・・・・・平面反射鏡、１１ａ・・・
・・・支持片、１１ｂ・・・・・・取付片、２１・・
・・・・凸面反射鏡、２１ａ・・・・・・取付片。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）天板の下面前部要所に、下向反射鏡を設けてなる
天袋。
（２）反射鏡を屈曲可能の支持片をもって吊支してなる
実用新案登録請求の範囲第（１）項に記載の天袋。
（３）反射鏡を凸面鏡とした実用新案登録請求の範囲第
（１）項又は第（２）項に記載の天袋。