JPS5835086B2 - 硫化水素含有ガスの脱臭装置 - Google Patents
硫化水素含有ガスの脱臭装置Info
- Publication number
- JPS5835086B2 JPS5835086B2 JP52071014A JP7101477A JPS5835086B2 JP S5835086 B2 JPS5835086 B2 JP S5835086B2 JP 52071014 A JP52071014 A JP 52071014A JP 7101477 A JP7101477 A JP 7101477A JP S5835086 B2 JPS5835086 B2 JP S5835086B2
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- JP
- Japan
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- hydrogen sulfide
- present
- gas containing
- containing hydrogen
- porous support
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- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は硫化水素含有ガスの脱臭装置に関する。
通常、悪臭ガスの脱臭は酸およびアルカリ液による臭気
成分の吸収除去により行なわれ、特に硫黄化合物よりな
る臭気成分の吸収除去にはアルカリ液が用いられている
。
成分の吸収除去により行なわれ、特に硫黄化合物よりな
る臭気成分の吸収除去にはアルカリ液が用いられている
。
しかし、該硫黄化合物の濃度が高い場合は、吸収液排水
時の中和処理において、硫黄化合物が気相側へ再発散す
るという事態がしばしば生ずる。
時の中和処理において、硫黄化合物が気相側へ再発散す
るという事態がしばしば生ずる。
一方、上記臭気成分としての硫黄化合物は硫化水素であ
る場合が多く、硫化水素を除去することにより脱臭目的
を達成できる事が多い。
る場合が多く、硫化水素を除去することにより脱臭目的
を達成できる事が多い。
本発明者は、上記の点に基づき、悪臭ガス中の硫化水素
を除去すべく鋭意研究の結果、硫化水素は紫外線により
元素状硫黄に分解されるという事実に着目し、本発明装
置を開発するに到った。
を除去すべく鋭意研究の結果、硫化水素は紫外線により
元素状硫黄に分解されるという事実に着目し、本発明装
置を開発するに到った。
すなわち本発明は、装置本体内部に金網のような多孔性
支持体を傾斜して張架し、該多孔性支持体を照射するよ
うに周囲壁に紫外線ランプを着脱自在に直接配置し、処
理ガスを上方から下方へと流通させるようにしてなる硫
化水素含有ガスの脱臭装置を要旨とするものである。
支持体を傾斜して張架し、該多孔性支持体を照射するよ
うに周囲壁に紫外線ランプを着脱自在に直接配置し、処
理ガスを上方から下方へと流通させるようにしてなる硫
化水素含有ガスの脱臭装置を要旨とするものである。
以下、添付図面を用いて本発明装置を詳細に説明する。
第１図は、本発明装置の一実施態様を示す概略側断面図
、第２図は第１図Ａ−Ａ断面矢視図、第３図は第１図Ｂ
部の詳細図である。
、第２図は第１図Ａ−Ａ断面矢視図、第３図は第１図Ｂ
部の詳細図である。
第１〜３図において、１は本発明に係る脱臭装置本体で
、内部に金網のような多孔性支持体２が張架され、外周
壁３に紫外線ランプ４が着脱自在に直接配置される。
、内部に金網のような多孔性支持体２が張架され、外周
壁３に紫外線ランプ４が着脱自在に直接配置される。
本発明における上記多孔性支持体２は、下記式の反応に
より硫化水素が紫外線により分解されて生成する元素状
硫黄を捕集する作用と、該元素状硫黄を該多孔性支持体
２０表面で析出させるための反応媒体としての作用とを
企図したものである。
より硫化水素が紫外線により分解されて生成する元素状
硫黄を捕集する作用と、該元素状硫黄を該多孔性支持体
２０表面で析出させるための反応媒体としての作用とを
企図したものである。
２Ｈ２Ｓ＋０２＋ｈν→２Ｈ２０＋２Ｓ（元素状）従っ
て、該多孔性支持体２は、第１図に示すように、傾斜さ
せて張架し、面積の増加を図ると共に紫外線を受は易く
することが重要であり、更に孔の大きさとしては例えば
金網の場合４メツシュ程度とすることが望ましい。
て、該多孔性支持体２は、第１図に示すように、傾斜さ
せて張架し、面積の増加を図ると共に紫外線を受は易く
することが重要であり、更に孔の大きさとしては例えば
金網の場合４メツシュ程度とすることが望ましい。
また、本発明における紫外線ランプ４は、紫外線の透過
率と利用率とを良好にするために、周囲壁３に直接配置
し、かつ該紫外線ランプ４表面に付着する元素状硫黄を
除去するために着脱自在とする。
率と利用率とを良好にするために、周囲壁３に直接配置
し、かつ該紫外線ランプ４表面に付着する元素状硫黄を
除去するために着脱自在とする。
この着脱自在な配置方法の一例を第３図に示す。
第３図中、５は紫外線ランプ４の取付ネジ、６は周囲壁
３と紫外線ランプ４とを密着させるゴムパツキンである
。
３と紫外線ランプ４とを密着させるゴムパツキンである
。
上記構造を有する本発明装置の作用態様を第１図に沿っ
て説明する。
て説明する。
なお、第１図は本発明装置を二基使用した例を示すもの
であるが、これに限らず、−基あるいは多数基使用する
ことができる。
であるが、これに限らず、−基あるいは多数基使用する
ことができる。
発生源（図示せず）からダクト７にて本発明装置本体１
内へ導入された硫化水素含有ガスは、該ガス中の硫化水
素が紫外線ランプ４から照射される紫外線により分解さ
れ元素状硫黄に転化して除去された後、ダクト８、フィ
ルター９１，９□を経てダクト１０から系外へ抜き出さ
れる。
内へ導入された硫化水素含有ガスは、該ガス中の硫化水
素が紫外線ランプ４から照射される紫外線により分解さ
れ元素状硫黄に転化して除去された後、ダクト８、フィ
ルター９１，９□を経てダクト１０から系外へ抜き出さ
れる。
一方、上記元素状硫黄は多孔性支持体（この場合金網）
２上に捕集される。
２上に捕集される。
この金網２上に捕集された元素状硫黄の表面に上記ガス
中の硫化水素が吸着し、該金網２表面においても元素状
硫黄の析出が進行する。
中の硫化水素が吸着し、該金網２表面においても元素状
硫黄の析出が進行する。
金網２上に捕集、析出した元素状硫黄は、針状結晶その
他各種の形態で成長し、成る程度の大きさになると自然
に脱落することがあるが、長期間には金網２の目詰りを
起こすので、定期的に機械的あるいは化学的に除去され
る。
他各種の形態で成長し、成る程度の大きさになると自然
に脱落することがあるが、長期間には金網２の目詰りを
起こすので、定期的に機械的あるいは化学的に除去され
る。
自然脱落あるいは飛散する元素状硫黄は、上記フィルタ
ー９ｔ 、９２にて捕集されるが、高濃度の硫化水素含
有ガスを処理する場合には、この自然脱落あるいは飛散
する元素状硫黄が多量となるため、上記ダクト８に該硫
黄捕集用のサイクロン（図示せず）を設置することが望
ましい。
ー９ｔ 、９２にて捕集されるが、高濃度の硫化水素含
有ガスを処理する場合には、この自然脱落あるいは飛散
する元素状硫黄が多量となるため、上記ダクト８に該硫
黄捕集用のサイクロン（図示せず）を設置することが望
ましい。
以上説明したように本発明装置によれば、硫化水素含有
ガス中の硫化水素を紫外線照射のみによる乾式法で除去
できるため、特殊な薬品等が全く不要で、排液処理によ
る二次公害の懸念が全くな（・と同時に、硫黄の回収が
できる等の効果がある。
ガス中の硫化水素を紫外線照射のみによる乾式法で除去
できるため、特殊な薬品等が全く不要で、排液処理によ
る二次公害の懸念が全くな（・と同時に、硫黄の回収が
できる等の効果がある。
また、本発明装置を従来の脱臭装置（例えば、パルプ、
化学、皮革等の各工場排ガスの脱臭装置）の前処理装置
として使用すれば、脱臭装置の負荷を軽減することが・
でき、該脱臭装置の脱臭効率の向上および使用期間の延
長等に寄与することができる。
化学、皮革等の各工場排ガスの脱臭装置）の前処理装置
として使用すれば、脱臭装置の負荷を軽減することが・
でき、該脱臭装置の脱臭効率の向上および使用期間の延
長等に寄与することができる。
次に、本発明の実施例を挙げる。
実施例
第４図に示す実験装置を用い、硫化水素５０ｐｐｍ
を含有するガスを線速度０．１ｍ、／Ｓで処理したとこ
ろ、実験装置出口ガスの硫化水素含有量は０．２ ｐｐ
ｍ に低下していた。
を含有するガスを線速度０．１ｍ、／Ｓで処理したとこ
ろ、実験装置出口ガスの硫化水素含有量は０．２ ｐｐ
ｍ に低下していた。
なお、第４図において、実験装置本体１は内径３０朋φ
、の反応管を使用し、金網２はクロムメッキ製のものを
図のように傾斜させて２個設置し、紫外線ランプ４は０
．６にＷ（有効波長２５７ｍμ）のものを装置本体１０
両側に２個づつ設置したものであり、ライン７は上記の
被処理ガスの入口、ライン８は処理済みガスの出口であ
る。
、の反応管を使用し、金網２はクロムメッキ製のものを
図のように傾斜させて２個設置し、紫外線ランプ４は０
．６にＷ（有効波長２５７ｍμ）のものを装置本体１０
両側に２個づつ設置したものであり、ライン７は上記の
被処理ガスの入口、ライン８は処理済みガスの出口であ
る。
第１図は本発明装置の一実施態様例を示す概略側断面図
、第２図は第１図Ａ−Ａ断面矢視図、第３図は第１図Ｂ
部の詳細図、第４図は本発明の実施例で用いた実験装置
の概略斜視図である。
、第２図は第１図Ａ−Ａ断面矢視図、第３図は第１図Ｂ
部の詳細図、第４図は本発明の実施例で用いた実験装置
の概略斜視図である。
Claims (1)
- １ 装置本体内部に金網のような多孔性支持体を傾斜し
て張架し、該多孔性支持体を照射するように周囲壁を紫
外線ランプを着脱自在に直接配置し、処理ガスを上方か
ら下方へと流通させるようにしてなる硫化水素含有ガス
の脱臭装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52071014A JPS5835086B2 (ja) | 1977-06-17 | 1977-06-17 | 硫化水素含有ガスの脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52071014A JPS5835086B2 (ja) | 1977-06-17 | 1977-06-17 | 硫化水素含有ガスの脱臭装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS545865A JPS545865A (en) | 1979-01-17 |
| JPS5835086B2 true JPS5835086B2 (ja) | 1983-07-30 |
Family
ID=13448219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52071014A Expired JPS5835086B2 (ja) | 1977-06-17 | 1977-06-17 | 硫化水素含有ガスの脱臭装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5835086B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6071335U (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-20 | 株式会社豊振科学産業所 | スタテイツクミクサ |
| US10300454B2 (en) | 2017-04-18 | 2019-05-28 | Breakthrough Technologies, Llc. | Sulfur production |
-
1977
- 1977-06-17 JP JP52071014A patent/JPS5835086B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS545865A (en) | 1979-01-17 |
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