JP3487078B2 - 生ゴミ処理機の脱臭装置 - Google Patents

生ゴミ処理機の脱臭装置

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浩通 森北
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微生物の分解で生ゴ
ミを処理する生ゴミ処理機の脱臭装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】家庭等から排出される生ゴミを処理とし
て微生物の分解方式が知られている。この生ゴミを処理
する際に、アンモニア、及び、二硫化メチル等の硫化物
の成分を含有したガスが発生する。これら成分は悪臭の
原因となるため、オゾンによる脱臭、希釈により脱臭、
活性炭等に吸着させることによる脱臭が試みられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オゾンによる
脱臭はオゾンが毒性を有するため安全に維持管理するに
は多大の注意を要し、取扱い難い。希釈による脱臭は、
悪臭を感知しなくなるために上記ガスは5000倍程度
の多量の新鮮な空気を必要とする。活性炭による吸着
は、生ゴミの処理にあっては、多量に発生するアンモニ
アガスが吸着し、短時間しか吸着寿命がない。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、臭気成分の浄化を長期間
にわたり維持する、微生物の分解で生ゴミを処理する生
ゴミ処理機の脱臭装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
生ゴミ処理機の脱臭装置は、微生物の分解で生ゴミを処
理する処理室1に連接し、この処理室1から排出される
臭気成分を含有したガスを浄化する生ゴミ処理機の脱臭
装置であって、上記装置は、ガスの吸入口2側にガス中
のアンモニアを浄化する第1の浄化室3と、第1の浄化
室3を通過したガスを導入し、ガス中の硫化物を浄化す
る第2の浄化室4を有し、上記第1の浄化室3はガスに
加熱した水溶液を噴霧する噴霧室31からなるととも
に、上記第2の浄化室4は前部に加熱された酸化触媒層
41、及び、後部に多孔質系吸着剤層42を備えている
ことを特徴とする。
【0006】 上記構成により、ガス中の含有量の多い
アンモニアを先に除去し、その後に硫化物を浄化する。
また、水溶液を噴霧するので、接触面積が増加して、ア
ンモニアの除去効率が高い。しかも、上記構成により、
第1の浄化室3でアンモニアを除去したガスは加温され
ているので、酸化触媒層41の表面温度を低下させるこ
とがないため、酸化触媒層41での浄化機能が高い。ま
た、噴霧する水溶液も加熱されているので、この点でも
アンモニアの除去効率が高い。
【0007】 本発明の請求項2に係る生ゴミ処理機の
脱臭装置は、請求項1記載の生ゴミ処理機の脱臭装置に
おいて、上記酸化触媒層41は、フィン44付きのヒー
タ43の表面に、Ru、Rh、Pb、Ag、Os、I
r、Pt、Auのうちいずれか1種以上を含有した塗膜
を形成したものである。
【0008】 本発明の請求項3に係る生ゴミ処理機の
脱臭装置は、請求項1または請求項2記載の生ゴミ処理
機の脱臭装置において、上記噴霧する水溶液がリン酸水
溶液であることを特徴とする。
【0009】 本発明の請求項4に係る生ゴミ処理機の
脱臭装置は、請求項1または請求項2記載の生ゴミ処理
機の脱臭装置において、上記噴霧する水溶液が次亜塩素
酸を添加した水溶液であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を詳細に説明する。図1は
本発明の一実施の形態に係る生ゴミ処理機の脱臭装置の
要部を模式的に示した概略図である。
【0011】本発明の脱臭装置が対象とする生ゴミ処理
機は、微生物による分解で生ゴミを処理する処理室1を
有するものである。上記処理で発生するガスは、臭気成
分として、多量のアンモニアと微量の硫黄化合物を含有
する。具体的には、発生するガスの臭気成分中にアンモ
ニアが99体積%以上を占める。本発明はこのような臭
気ガスを浄化し、長期にわたり良好な状態で維持する生
ゴミ処理機の脱臭装置である。
【0012】上記脱臭装置は処理室1に連接し、ガスの
吸入口2側にアンモニアを浄化する第1の浄化室3を、
浄化したガスの排出口6側に硫化物を浄化する第2の浄
化室4を有する。本発明の特徴は、上記第1の浄化室3
はガスに水溶液を噴霧する噴霧室31を備える点にあ
る。上記第1の浄化室3は水溶液(水のみも含む)を貯
えた貯水槽32を備え、この貯水槽32からポンプ等で
吸引し、天上等より噴霧室31内に噴霧する。ガス中の
アンモニアは水溶液に溶け込んで除去されるが、特に水
溶液を噴霧するので、水溶液とガスの接触面積が増加
し、アンモニアの除去効率が高くなる。なお、貯水槽3
2に給水口や排水口を設けておけば、水溶液の取り替え
が容易にできるため、取扱い易い。
【0013】上記噴霧する水溶液として、単なる水の場
合に溶け込んだアンモニアが再放出される恐れがあるの
で、リン酸水溶液を用いることが好ましい。リン酸水溶
液を利用すると、ガス中のアンモニアが中和し、アンモ
ニア塩となり再放出されることがないので、アンモニア
の除去効率が高くなる。さらに、上記水溶液に次亜塩素
酸を添加しておくと、殺菌作用も得られるので好まし
い。
【0014】上記第1の浄化室3を通過したガスは、第
2の浄化室4に導入される。上記第2の浄化室4は硫化
物を浄化する装置として、例えば、多孔質系吸着剤層4
2を備える。上記多孔質系吸着剤層42を構成する多孔
質系吸着剤としては、活性炭、ゼオライトが例示され
る。なお、上記脱臭装置の排気口6にはファン5が設け
られ、このファン5を稼働させることにより、図中の矢
印に示す方向にガスが移動する。
【0015】上述の如く、上記脱臭装置は、ガス中の含
有量の多いアンモニアを先に除去するので、硫化物を浄
化する活性炭等の多孔質系吸着剤層42をアンモニアか
ら保護し、その機能低下を防止することができる。その
結果、長期間にわたり臭気成分の浄化が維持できる。
【0016】 次に、図1よりもさらに詳細に示した
発明の一実施の形態に係る脱臭装置を図2に基づいて説
明する。図2(a)は、要部の概略を示した断面図であ
り、(b)はそれに用いられたヒータの説明図である。
【0017】上記脱臭装置は、装置本体の上方壁面にガ
スの吸入口2が形成され、吸入口2に隣接した第1の浄
化室3の天上には水溶液を貯えた貯水槽32が備えら
れ、散水管33から噴霧室31に水溶液を噴霧する構造
となっている。上記貯水槽32には給水口34が形成さ
れ、必要に応じて水溶液が供給される。上記噴霧室31
はヒータ43が設けられており、噴霧室31内を加熱す
る。上記噴霧室31の底面は傾斜板36となっており、
噴霧された水溶液を傾斜した下方に溜め、溜まった水溶
液を排水口35から外部に排水する。上記傾斜板36の
上方で第1の浄化室3を通過したガスが排気され、第2
の浄化室4へ導入されている。上記第2の浄化室4は、
上方に酸化触媒層41を表面に形成したヒータ43、下
方に第2の浄化室4を横断する多孔質系吸着剤層42を
備える。上記酸化触媒層41は、Ru、Rh、Pb、A
g、Os、Ir、Pt、Auのうちいずれか1種以上を
含有した塗膜を形成したものである。上記ヒータ43は
棒状の熱線式であり周囲にフィン44が取り付けられて
いる。上記ヒータ43を加熱し、上記材料の酸化触媒作
用により、ガス中の二硫化メチル等の硫化物成分を酸化
分解する。上記多孔質系吸着剤層42として活性炭を具
備する。第2の浄化室4の下方に、ファン5を備え、排
気口6に安全カバー7を設けている。
【0018】上記脱臭装置に導入されたガスは、第1の
浄化室3でアンモニアを除去し、第2の浄化室4で硫化
物を除去する。この際、アンモニアを除去したガスは加
温された状態で酸化触媒層41に導入されるので、酸化
触媒層41の表面温度を低下させることがないため、酸
化触媒層41の浄化機能が高くなる。酸化触媒層41と
多孔質系吸着剤層42の両方を備えているので、硫化物
成分の浄化機能が高い。また、噴霧する水溶液も加熱さ
れているので、アンモニアの除去効率も高い。
【0019】なお、本発明の生ゴミ処理機の脱臭装置
は、上記実施の形態に限定されず、例えば、第1の浄化
室3と第2の浄化室4の間に、酸化チタン等の光触媒
層、及び、光触媒層を照射する紫外線ランプを設けて、
浄化能力をより向上させてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る生ゴミ処理機の脱臭装置
は、水溶液を噴霧するので、水溶液とガスの接触面積が
増加し、アンモニアの除去効率が高くなると共に、ガス
中含有量の多いアンモニアを先に除去するので、硫化物
を浄化する活性炭等の多孔質系吸着剤層42をアンモニ
アから保護し、その機能低下を防止することができる。
その結果、長期間にわたり臭気成分の浄化が維持でき
る。
【0021】 さらに、第1の浄化室3でアンモニアを
除去したガスは加温されているので、酸化触媒層41の
表面温度を低下させることがないため、酸化触媒層41
での浄化機能が高い。その結果、臭気成分の浄化機能が
より向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る生ゴミ処理機の脱
臭装置の要部を模式的に示した概略図である。
【図2】(a)は本発明の一実施の形態に係る生ゴミ処
理機の脱臭装置について、要部の概略を示した断面図で
あり、(b)はそれに用いられたヒータの説明図であ
る。
【符号の説明】
1 処理室 2 吸入口 3 第1の浄化室 4 第2の浄化室 5 ファン 31 噴霧室 32 貯水槽 41 酸化触媒層 42 多孔質系吸着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−159524(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 B01D 53/34 116

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物の分解で生ゴミを処理する処理室
    (1)に連接し、この処理室(1)から排出される臭気
    成分を含有したガスを浄化する生ゴミ処理機の脱臭装置
    であって、上記装置は、ガスの吸入口(2)側にガス中
    のアンモニアを浄化する第1の浄化室(3)と、第1の
    浄化室(3)を通過したガスを導入し、ガス中の硫化物
    を浄化する第2の浄化室(4)を有し、上記第1の浄化
    室(3)はガスに加熱した水溶液を噴霧する噴霧室(3
    1)からなるとともに、上記第2の浄化室(4)は前部
    に加熱された酸化触媒層(41)、及び、後部に多孔質
    系吸着剤層(42)を備えていることを特徴とする生ゴ
    ミ処理機の脱臭装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の酸化触媒層(41)は、
    フィン(44)付きのヒータ(43)の表面に、Ru、
    Rh、Pb、Ag、Os、Ir、Pt、Auのうちいず
    れか1種以上を含有した塗膜を形成したものであること
    を特徴とする請求項1記載の生ゴミ処理機の脱臭装置。
  3. 【請求項3】 上記噴霧する水溶液がリン酸水溶液であ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の生ゴ
    ミ処理機の脱臭装置。
  4. 【請求項4】 上記噴霧する水溶液が次亜塩素酸を添加
    した水溶液であることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の生ゴミ処理機の脱臭装置。
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