JPS5834771A

JPS5834771A - 発電制動付電動工具

Info

Publication number: JPS5834771A
Application number: JP56133033A
Authority: JP
Inventors: 篠崎　俊栄
Original assignee: Hitachi Koki Co Ltd
Current assignee: Koki Holdings Co Ltd
Priority date: 1981-08-24
Filing date: 1981-08-24
Publication date: 1983-03-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は発電制動付電動工具に係り、特に２つの２極切
極スイツチを同時に一方に切り換えて直巻整流子電動機
を運転し、また、同時に他方に切り換えて上記直巻整流
子電動機の界磁コイルと制動コイルとを直列に接続して
発電制動を行うようにした発電制動付電動工具の改良に
関するものである。

第１図は従来のこの種発電制動付電動工具の要部断面図
である。第１図において、１は把手、２はケース、６．
６′はそれぞれ２極切換スイツチの可動接片（３′は可
動接片ろの奥に同様の状態で設けである。）、４は可動
接片３をスプリング５の力で押圧する押圧棒で、把手１
に埋設しである。

６は把手１の復帰ばね、７は可動接片３の支持台、８は
常閉接点、９は常開接点、１ｏは共通端子、１１は常閉
端子、１２は常開端子で、可動接片６′に対応する支持
台、常閉接点、常開接点、共通端子、常閉端子、常開端
子はそれぞれ同一構成としである。

把手１を操作しない状態では、把手１は第１図に示す位
置にあり、可動接片５（３’）は、押圧捧４に押圧され
て一方の接点が常閉接点８に接触しており、共通端子１
ｏと常閉端子１１とが導通している。まだ、把手１を復
帰ばね６に抗して操作したときは、把手１の移動にとも
なって押圧棒４が移動するので、可動接片３（３’）の
他方の接点が常開接点９に接触するようになり、共通端
子１０と常開端子１２とが導通するようになる。

第２図は発電制動付電動工具の電気回路図で、１６は交
流電源、１４は直巻整流子電動機の電機子、１５は界磁
コイル、１６は制動コイル、３゜５′は第１図に示した
可動接片で、これらが図示のように接続しである。いま
、可動接片６，３′が図示の状態にあるときは、直巻整
流子電動機の界磁コイル１５と制動コイル１６とが直列
に接続されて、自励発電制動となる。ところが、例えば
、可動接片３が何らかの原因により第３図に示すように
常開接点９に溶着したとすると、第１図に示す２極切換
スイツチの構成では、把手１の操作をやめて２つの２極
切換スイツチを直巻整流子電動機を運転にするように切
り換えた場合に、可動接片３が溶着の状態のままで、可
動接片６′のみが第６図に示すように切り換わり、電機
子１４の両端に交流電源１３の電圧が直接印加されるよ
うになり、電機子１４の巻線シフトにより運転時とは逆
方向の弱界磁が発生し、電機子１４が通常とは、反対方
向に回転するという危険がある。

本発明は上記に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは、直巻整流子電動機を運転と発電制動とに切り
換える２つの２極切換スイツチのうち少なくとも一方に
溶着等の事故が発生しても安全性を確保することができ
る発電制動付電動工具を提供することにある。

本発明の特徴は、直巻整流子電動機を運転と発電制動と
に切り換える２つの２極切換スイツチの可動接片をこの
可動接片をばね作用により押圧する押圧棒先端部との間
にそれぞれ係合手段を設け、上記それぞれの２極スイツ
チを切り換えるため、上記それぞれの押圧棒を同時に移
動させたとき、上記それぞれの可動接片が上記それぞれ
の押圧棒と一緒に移動して上記それぞれの２極スイツチ
４が同時に切り換わる構成とした点にある。

以下本発明を第４図に示した実施例を用いて詳細に説明
する。

第４図は本発明の発電制動付電動工具の一実施例を示す
要部断面図で、第４図において、第１図と同一部分は同
じ符号で示し、ここでは説明を省略する。第４図におい
ては、２つの２極切換スイツチの可動接片３（３’）に
この可動接片３（３’）をスプリング５のばね作用によ
り押圧する把手１内に埋設された押圧棒４の先端を包み
込む半円状の軸受部材１７を一体に設け、第１図の共通
端子１０と一体となっている支持台７は、その上部を可
動接片３（３’）が図示矢印方向に摺動しながら移動で
きる構成の支持台１８としである。

第４図は把手ＩＶＣ力を加えてない状態を示してあり、
この状態では把手１は復帰ばね６により図の右方向に押
されており、この状態では押圧棒４は支持台１８の位置
よりも右側にあり、可動接片５（５’）は押圧棒４に押
圧されて図示のように傾き、可動接片３（３’）の一方
の接点が常閉接点８に接触し、共通端子１０と常閉端子
１１間が導通状態となっている。この状態において、把
手１を押すと、押圧棒４は軸受部材１７を滑動しながら
把手１の移動とともに左側に移動し、これと同時に可動
接片３（３’）がひきずられて、支持台１８上を摺動し
て左側に移動し、軸受部材１７が支持台１８上を越え、
可動接片３（３’）の常閉接点８に接触していた一方の
接点が離れて、他方の接点が常開接点９に接触し、共通
端子１０と常閉端子１１との導通が共通端子１０と常開
端子１２との導通に切り換わる。

上記した実施例によれば、いま、第４図の状態で、手前
側にある可動接片３の一方の接点が常閉接点８に溶着し
たとすると、把手１を押す力よりも強い溶着力の場合は
、把手１が動かないので、押圧棒４も動かず、したがっ
て、手前側の可動接片３のみならず奥側の可動接片３′
も動かない。したがって、２つの２極切換スイツチはと
もにいままでの状態を保持する。また、溶着力が弱い場
合には、押圧棒４の移動とともに溶着した接点間が引離
され、２つの２極切換スイツチが同時に切り換り、一方
の２極切換スイツチのみが切り換わるような不具合を発
生することがなくなる。これにより、第５図に示す状態
となるようなことはなく、電機子１４が反対方向に回転
するという危険の発生が防止され、安全性を確保するこ
とができる。

なお、第４図においては、可動接片３（３’）に押圧棒
４の先端を包み込む形状の軸受部材１７を固定したが、
押圧棒４の先端部を可動接片３（３’）の一部を包み込
む形状としてもよく、効果は同一である。

以上説明したように、本発明によれば、直巻整流子電動
機を運転と発電制動とに切換える２つの２切換スイツチ
のうち少なくとも一方に溶着等の事故が発生しても安全
性を確保することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の発電制動付電動工具スイッチの要部断面
図、第２図、第３図は発電制動付電動工具の電気回路図
、第４図は本発明の発電制動付電動工具スイッチの一実
施例を示す要部断面図である。１・・・把手、６，３′・・・可動接片、４・・・押圧
棒、５・・・スプリング、６・・・復帰ばね、８・・・
常閉接点、９・・・常開接点、１０・・・共通端子、１
１・・・常閉端子、１２・・・常開端子、１４・・・直
巻整流子電動機の回転子、１５・・・界磁コイル、１φ
・・・制動コイル、１７・・・軸受部材、１８・・・支
持台。

Claims

【特許請求の範囲】

１．２つの２極切換スイツチをともに一方に切り換えて
直巻整流子電動機を運転し、前記２つの２極切換スイツ
チをともに他方に切り換えて前記直巻整流子電動機の界
磁コイルと制動コイルとを直列に接続して発電制動を行
うようにした発電制動付電動工具において、前記それぞ
れの２極切換スイツチの可動接片と該可動接片をばね作
用により押圧する押圧棒先端部との間にそれぞれ係合手
段を設け、前記それぞれの２極切換スイツチを切り換え
るため前記それぞれの押圧棒を同時に移動させたとき前
記それぞれの可動接片が前記それぞれの押圧棒と一縮に
移動して前記それぞれの２極切換スイツチが同時に切り
換わる構成としであることを特徴とする発電制動付電動
工具。