JPS5834548Y2 - レジスタのレシ−ト紙ジャ−ナル紙分離装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、レジスタのレシート紙ジャーナル紙分離装
置に関するものである。

簡易型のレジスタにおいては、感圧紙によるレシート紙
とジャーナル紙とを重ねて印字部で印字し、一方のジャ
ーナル紙を巻取ローラに巻取るとともに他方のレシート
紙をカバーに形成したレシート発行口から取り出すため
に、そのレシート発行口にレシート紙とジャーナル紙と
を分離する分離板を設けているものである。

一方、ジャーナル紙には必要に応じて印字部による印字
内容の他に補助書きをする必要があり、そのために、カ
バーの下側にライティングテーブルを設けているもので
あるが、従来の分離板はレシート発行口に固定的に設け
られているため、補助書きを行う都度カバーを外さなく
てはならず、きわめてわずられしいものである。

この考案は上述のような欠点を解決しうるレジスタのレ
シート紙ジャーナル紙分離装置をうろことを目的とする
ものである。

この考案の一実施例を図面に基いて説明する。

１は印字部で、この印字部１はプラテン２と外周に文字
や数字等力咳口れた印台３とよりなる。

このプラテン２にはレシート紙４とジャーナル紙５とを
送り出すピンチローラ６が駆動部（図示せず）に連結さ
れつつ圧接されている。

これらのレシート紙４とジャーナル紙５は一端が同一の
供給ロー２７に巻回され、ペーパーガイド８に案内され
て前記プラテン２に巻回されている。

そして、印字部１を通る一方のジャーナル紙５は巻取ロ
ーラ９に巻取られている。

そして、前記印字部１の上部は着脱自在に設けられたカ
バー１０に覆われている。

このカバー１０にはレシート発行口１１が形成され、そ
の−縁には鋸歯状の刃を有するカッタ１２が設けられて
いる。

捷た、前記レシート発口口１１の下側には前記ジャーナ
ル紙５の下敷きとなるライティングテーブル１３が設け
られている。

しかして、前記レシート発行口１１の両側には保持片１
４が設けられている。

これらの保持片１４には分離体１５が回動自在に取付け
られている。

すなわち、この分離体１５は弾性を有する線材をコの字
形に屈曲し、その両側の脚１６の先端に外方へ屈曲する
ヒンジ部１７を屈曲形成したものである。

その取付手段としては脚１６を弾性的に内方に撓捷せ、
その復元力によりヒンジ部１７を前記保持片１４の小孔
１８に回動自在に突出させたものである。

そして、前記保持片１４の内側には二つのストッパ１９
．２０とそれらの間に位置する位置決め突起２１とが突
出形成されている。

このような構成において、ピンチローラ６の間欠回転に
よりレシート紙４とジャーナル紙５とはワンピッチづつ
送られ、その都度印字部１で印字される。

送り出されたジャーナル紙５は巻取ロー２９に巻取られ
てゆく。

また、位置決め突起２１を下側に乗り越えた分離体１５
はその水平な押え部１５ａでジャーナル紙５をライティ
ングテーブル１３に押し付けているのでレシート紙４は
分離体１５によりジャーナル紙５から分離されてレシー
ト発行口１１から導びき出され、カッタ１２に切断され
てレシートとして発行される。

そして、ジャーナル紙５に補助書きをする場合には分離
体１５をその脚１６を位置決め突起２１を越えてストッ
パ２０に当接する１で回動させて持ち上げる。

これにより、カバー１０を外すことなく補助書きを行う
ことができる。

分離体は板状のものでもよいが、本実施例のように線材
をコの字形に屈曲した分離体１５を用いていることによ
り、脚１６が邪魔にならない範囲において分離体１５を
起さなくても補助書きを行いうる。

この考案は上述のようにレシート発行口に分離体をジャ
ーナル紙に当接してレシート紙をすくう状態とジャーナ
ル紙の表面から離反した状態とが得られるように回動自
在に設けたことにより、ジャーナル紙への補助書き込み
に際しては分離体を起すことにより行うことができ、こ
れにより、補助書き込みを行う都度カバーを外す必要が
なく操作性をきわめて簡単にすることができる効果を有
するものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は縦断
側面図、第２図は分離体の斜視図、第３図は一部を拡大
した縦断側面図である。 １・・・・・・印字部、４・・・・・・レシート紙、５
・・・・・・ジャーナル紙、１０・・・・・・カバー、
１１・・・・・・レシート発行口、１２・・・・・・カ
ッタ、１３・・・・・・ライティングテーブル、１５・
・・・・・分離体、１５ａ・・・・・・押え部、１９〜
２０・・・・・・ストッパ、２１・・・・・・位置決め
突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 互いに接合しつつ印字部に通されたレシート紙とジャー
   ナル紙とを設け、前記印字部を覆うカバーに一縁にカッ
   タが設けられ他線に相対向する保持片が設けられたレシ
   ート発行口を開口させるとともにこのレシート発行口に
   臨１せて前記ジャーナル紙の下敷きとなるライティング
   テーブルを設け、水平な押え部の両側に脚が弾性的に形
   成された分離体を設け、この分離体の脚の両端に形成さ
   れたヒンジ部を前記保持片に回動自在に取付け、前記保
   持片に前記脚に当接して前記分離体の回動範囲を設定す
   る二個のストッパを形成するとともにこのストッパ間に
   位置して前記脚に係合することにより前記脚え部を前記
   ジャーナル紙に当接する状態とそのジャーナル紙から離
   反した状態とに前記分離体の位置を定める位置決め突起
   を形成したことを特徴とするレジスタのレシート紙ジャ
   ーナル紙分離装置。