JPS5833797Y2 - 平吹きノズル - Google Patents

平吹きノズル

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Publication number
JPS5833797Y2
JPS5833797Y2 JP14156079U JP14156079U JPS5833797Y2 JP S5833797 Y2 JPS5833797 Y2 JP S5833797Y2 JP 14156079 U JP14156079 U JP 14156079U JP 14156079 U JP14156079 U JP 14156079U JP S5833797 Y2 JPS5833797 Y2 JP S5833797Y2
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JP
Japan
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nozzle
liquid
film
tip
hole
Prior art date
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Expired
Application number
JP14156079U
Other languages
English (en)
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JPS5659162U (ja
Inventor
仲一 堀
Original Assignee
旭大隈産業株式会社
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Publication date
Application filed by 旭大隈産業株式会社 filed Critical 旭大隈産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として、ガラス繊維強化プラスチック(以
下、FRPと略称する)に使用するポリエステル樹脂の
ような高粘度液体の吹付けに供する平吹きノズルに関し
、さらに詳細には、このような高粘度液体を均一な厚さ
の膜状にして噴射するのに適した平吹きノズルに関する
従来、FRPの成形には、液状のポリエステル樹脂を高
圧力に加圧してノズルから高速度で噴射し、空気との衝
突により霧化させてガラス基材に吹付ける方法が行なわ
れていたが、ポリエステル樹脂を霧化して吹付けると、
空気が閉じ込められて樹脂層に気泡が発生するのを回避
することができず、吹付は後に脱泡処理を施す必要があ
るとともに、霧化した樹脂が空気中に飛散して塗着効率
が低下し、さらには、空気から汚染されて作業環境が悪
化する欠点があった。
このため、第1.2図に示すように、液体噴射ガンaの
先端に、細長いスリット状の噴孔Cを有する扁平な形状
のノズルbを装着して、ポリエステル樹脂dを膜状に噴
射するテストが行なわれたが、被塗物に形成された塗膜
の厚さを測定すると、第3図に誇張して示すように、両
側縁部が著しく厚くなって均一な塗膜を得ることができ
なかった。
これは、噴孔Cの長さ方向の両端部に樹脂が片寄って流
れるためであるが、噴孔Cの形状や、噴射圧力等の条件
を変えても解決することができなかった。
本考案は、長期間にわたる研究の結果完成されたもので
あって、その要旨とするところは、細長いスリット状の
噴孔の長さ方向の両端から液体の噴出方向に向かって対
応間隔を拡げた一対の誘導板を設け、前記噴孔から噴出
する膜状の液体の両側縁部が前記一対の誘導板を伝って
流れる構成としたことにある。
以下、本考案の一実施例を示す第4図乃至第6図に基づ
いて詳細に説明する。
図において、1は100乃至300 kg/Cm2程度
の高圧に加圧された液体の噴射を制御する液体噴射ガン
であって、先端に吐出孔2が形成されているとともに、
この吐出孔2を開閉する弁体3が液体圧送管路4内に設
けられている。
5は液体噴射ガン1の先端に螺着されるボス6と、その
下方に連成された方形の平板部7からなるノズルボディ
イであって、平板部7の前面の下方部分が約3分の1の
厚さに削られて削り面8が形成され、この削り面8の基
端の直角段部9に、液体噴射ガン1の吐出孔2に連通ず
る小径孔10が開口している。
また、削り面8上には、厚さ約0.1乃至Q、5mmの
略り字形をした一対のパツキン11゜11が左右対称に
貼付され、小径孔10に対応する部分が塗料通路として
開放されているとともに、パツキン11.11の上に方
形の押え板12が被着されていて、削り面8との間に扁
平な拡幅誘導路13が構成され、その先端が細長いスリ
ット状の噴孔14としてノズルボディ5の下端に開口し
ている。
本実施例は、パツキン11.11の厚さを変えることに
よって噴孔14の幅を変更できるようにしたテスト用ノ
ズルであるが、薄肉のパイプ材を扁平に圧潰したノズル
ボディイを使用してもよい。
15はコ字形断面の基部16の先端に約30’外側へ折
曲して連成された細長い平板状の誘導板であって、先端
が鋭角に形成されている。
この誘導板15は、左右一対をなし、基部16をノズル
ボディ2と押え板12の両側端に嵌着してリベット17
で関着され、噴孔14の両側縁部から下方へ向かって対
応間隔を拡げながら下方へ突出している。
本実施例において、液体噴射ガン1の弁体3を押し上げ
て吐出孔2を開くと、液体圧送管路4内の高圧液体が小
径孔10を通って拡幅誘導路13内に流出し、スリット
状の噴孔14から薄い膜状となって下方へ噴出するので
あるが、前記したよ゛うに、膜状液体eの両側縁部の流
量の多い部分は、左右の誘導板15.15の内面を伝っ
て拡幅しながら徐々に剥離して流出し、しかも誘導板1
5.15の先端部は鋭角に形成されているため、最後ま
で伝って来た液体は、この先端部においてほぼ一定割合
いで剥離して流出する。
したがって、膜状液体eの流量の多い両端部が拡幅され
て膜厚が薄くなり、全幅にわたって均一な膜厚で流出し
、第7図に示すような均一な塗膜を得ることができる。
以上の説明によって明らかにしたように、本考案の平吹
きノズルは、スリット状の噴孔から噴出する膜状液体の
両端部を誘導板に伝わらせて拡幅するようにしたから、
均一な膜厚の膜状液体を幅の広いパターンで噴射するこ
とができて、均一な塗膜を高能率に形成することが可能
となり、特に、FRPの樹脂層形成に卓越した効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1.2図は本考案完戒前における試験用ノズルを示し
、第1図は正面図、第2図は第4図C−C線断面図であ
る。 また、第3図は上記ノズルを用いて吹付けられた塗膜の
断面図であって、膜厚方向に誇張して表わされている。 第4〜6図は本考案の一実施例を示し、第4図は一部切
欠正面図、第5図は第4図C−C線断面図、第6図は第
4図C−C線断面図である。 また、第7図は本実施例のノズルによって吹付けられた
塗膜の断面図である。 1:液体噴射ガン、2:吐出孔、5:ノズルボディ、1
4:噴孔、15:誘導板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体噴射ガンの先端に装着されるノズルボディの先端に
    、前記ガンの吐出孔に連通ずる細長いスリット状の噴孔
    を形成し、前記ノズルボディに、前記噴孔の長さ方向の
    両端から液体の噴出方向に向かって対応間隔を拡げた一
    対の誘導板を取付け、前記噴孔から噴出する膜状の液体
    の両側縁部が前記一対の誘導板を伝って流れる構成とし
    たことを特徴とする平吹きノズル。
JP14156079U 1979-10-12 1979-10-12 平吹きノズル Expired JPS5833797Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14156079U JPS5833797Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12 平吹きノズル

Applications Claiming Priority (1)

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JP14156079U JPS5833797Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12 平吹きノズル

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Publication Number Publication Date
JPS5659162U JPS5659162U (ja) 1981-05-21
JPS5833797Y2 true JPS5833797Y2 (ja) 1983-07-28

Family

ID=29372882

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JP14156079U Expired JPS5833797Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12 平吹きノズル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2742706B2 (ja) * 1989-05-30 1998-04-22 旭サナック株式会社 エアレスノズル

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Publication number Publication date
JPS5659162U (ja) 1981-05-21

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