JPS5833257Y2 - 内燃機関用エヤクリ−ナの吸入音低減装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、低周波域の騒音を低減できるようにした内
燃機関用エヤクリーナの吸入音低減装置に関する。

内燃機関は、エヤクリーナを吸気管に装着して、清浄空
気を使用するようになっている。

そして、内燃機関の吸気は、間歇的に急激に行われ為吸
入の都変、空気流れによる吸入騒音が生じる。

特に、低周波域の騒音は防ぎ難へエアクリーナの吸入管
の断面積を小さくすることによって、低周波域の騒音を
少なくできるが、吸入抵抗が増して、エンジンの出力が
低下するので限度がある。

又、エヤクリーナと気化器を結ぶ出口管の長さを長（す
ることも、低周波域の騒音を少なくするのに役立つが・
これもスペース的に限度がある。

この考案は、かかる点に鑑み改善したもので、以下図面
に示す本考案の実施例について説明する。

クリーナケース１は、内部にクリーナエレメント２が装
着さルー側に吸入管３が立設され、他側に出口管４が立
設されている。

而して本考案は、吸入管３０周りに共鳴室５を設け、該
共鳴室５内の一側に渦巻通路６を設ける。

渦巻通路６の内端は、孔７で吸入管３に連通し、渦巻通
路６の外端は、共鳴室５に開放する。

そして、渦巻通路６の側板８に適宜、共鳴室５に通じる
側孔９を設ける。

作用について説明する。

渦巻通路６は、吸入管３に長いパイプを立設したのと同
様になり、低周波の音を低減する。

又、渦巻通路６の側孔９は、吸入管３に短いパイプを立
設したのと同様になり、特定周波数の音の低減ができる
。

そして、共鳴室５との組合せによって、吸入音が低減で
きる。

以上説明したように、この考案は、クリーナケースに立
設した吸入管の周りに共鳴室を設け、該共鳴室内に渦巻
通路を設け、渦巻通路の内端を吸入管に連通し、渦巻通
路の外端を共鳴室内に開放すると共に、渦巻通路の側板
に適宜共褐室に通じる側孔を設けたので、渦巻通路によ
って低周波音の低減ができ、側孔の位置によって特定周
波数の音の低減ができる。

そして、共鳴室と組合せて、吸入音の低減ができる。

又、吸入管は、必要以上に細くする必要もなく、エンジ
ン出力に悪影響がない。

更に渦巻通路は、コンパクトにでき、小型にできる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は縦断面図、第２
図は第１図Ａ−Ａ矢視横断面図である。 １・・・−・・クリーナケース、３・・・・・・吸入管
、５・・・・・・共鳴室、６・・・・・・渦巻通路、８
−・・・・・側板、９・・・・・・側孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. クリーナケースに立設した吸入管の周りに共鳴室を設け
   、該共鳴室内に渦巻通路を設け、渦巻通路の内端を吸入
   管に連通ム渦巻通路の外端を共鳴室内に開放すると共に
   、渦巻通路の側板に適宜共鳴室に通じる側孔を設けたこ
   とを特徴とする内燃機関用エアクリーナの吸入音低減装
   置。