JPS5828990Y2 - 剥離性ライナ−付容器蓋 - Google Patents

剥離性ライナ−付容器蓋

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JPS5828990Y2
JPS5828990Y2 JP1978150373U JP15037378U JPS5828990Y2 JP S5828990 Y2 JPS5828990 Y2 JP S5828990Y2 JP 1978150373 U JP1978150373 U JP 1978150373U JP 15037378 U JP15037378 U JP 15037378U JP S5828990 Y2 JPS5828990 Y2 JP S5828990Y2
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liner
container lid
layer
shell
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功 一瀬
剛 国本
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D53/00Sealing or packing elements; Sealings formed by liquid or plastics material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D41/00Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/02Caps or cap-like covers without lines of weakness, tearing strips, tags, or like opening or removal devices
    • B65D41/10Caps or cap-like covers adapted to be secured in position by permanent deformation of the wall-engaging parts
    • B65D41/12Caps or cap-like covers adapted to be secured in position by permanent deformation of the wall-engaging parts made of relatively stiff metallic materials, e.g. crown caps

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、剥離性ライナー付容器蓋に関するもので、よ
り詳細には、ライナーの易剥離性と塗膜の耐ダスト性と
の組合せに優れた剥離性ライナー付容器蓋に関する。
王冠、その他の容器蓋等の密封材料としては、金属シー
トに表面保護塗料を塗布したものを、王冠シェル、キャ
ップシェル等の形状に成形し、この成形物の内面にライ
ナー(バッキング)を接着させたものが広く使用されて
いる。
しかして、ビン詰飲料等の懸賞付販売に際しては、ビン
詰の購入者等が所定枚数のライナー或いは当りくじであ
ることが明らかなライナーを郵送した場合に、これと引
換に賞品を発送するシステムが一般に採用されている。
このような懸賞付販差売の王冠或いはキャップ等の製造
には、バッキングが王冠シェル或いはキャップ等から容
易に剥離し得ることが重要であり、更に、内容飲料等が
直接接触するバッキング表面に印刷することは衛生的な
見地からみて、到底不可能であると共に、バッキングそ
のものが一般に流動性のある状態で王冠シェル或いはキ
ャップ等の内面に施されることからみて、王冠シェル或
いはキャップの内面に施されたインク層がバッキングの
引剥がしに際して、バッキングに付着した状態に移行す
るようにすることが望ましい。
この目的のために、容器蓋殻体を構成する金属シートに
複数種の塗膜層を設け、2種の層間の界面で剥離を行わ
せることが一般に行われている。
しかしながら、易剥離性界面を形成する塗料の組合せは
、王冠シェル乃至はキャップへのプレス乃至は絞り加工
、王冠シェル乃至はキャップの輸送中、或いはクリンパ
−による打栓やロールオン操作に際して、塗膜が小片状
に被栓して所謂ダストを発生する傾向が著しく大であり
、衛生性及び商品価値の点で致命的な欠点となっている
かくして、本考案者等の知る限り、ライナーの易剥離性
と塗膜の耐ダスト性との組合せに優れた剥離性ライナー
付容器蓋は未だ知られていない。
本考案者等は、前述した剥離性ライナー付容器蓋を製造
するに際し、炭化水素樹脂或いは天然樹脂から成る層と
エポキシ樹脂を含有する層との間に剥離性界面を形成さ
せ、しかもこの複合塗膜を前記容器蓋殻体の頂板部外周
乃至前記ライナー外周よりも内側に設けるときには、ラ
イナー剥離性と耐ダスト性との組合せに優れた剥離性ラ
イナー付容器蓋が得られることを見出した。
本考案によれば、塗装金属板から形成された容器蓋殻体
と、前記殻体の頂板部に施された熱可塑性樹脂ライナー
とから威り、前記ライナーと殻体とは、頂板部外周乃至
ライナー外周よりも内側に部分的に施された炭化水素樹
脂或いは天然樹脂から戊る層とエポキシ樹脂を含有する
層との間の剥離性接着界面を介して接合されていること
を特徴とする剥離性ライナー付容器蓋が提供される。
容器蓋殻体を形成すべき塗装金属板の断面構造を示す第
1図において、錫メッキ鋼板、ナイン・フリー・スチー
ル(電解クロム酸処理鋼板)の如き金属基体1の面外表
面には、それ自体公知の保護塗料層2,2が施される。
この塗装金属板のライナーが施されるべき面には、施さ
れるライナーの外周よりも内側となるような形状及び寸
法で、炭化水素樹脂或いは天然樹脂から戒る層3が部分
的に施される。
この層3の上には、エポキシ樹脂を含有する層4が全面
にわたって施されており、このエポキシ樹脂層4の上に
は、前記部分被覆層3に対応する位置に、懸賞等の印を
表示する印刷インキ層5が設けられ、その上に接着性塗
料層6が設けられている。
王冠の形状の容器蓋を示す第2図において、上述した塗
装金属板は、円形の頂板部7のコルゲートを有するスカ
ート部8とに打抜成形されている。
本考案において、前述した炭化水素樹脂或いは天然樹脂
から成る部分被覆層3が頂板部7の外周縁よりも内側に
位置させるようにすることが、ダストの発生を防止する
ために極めて重要である。
この王冠殻体の頂板部7には、合成樹脂型のライナー9
が施され、このライナー9は接着性塗料層6を介して殻
体に接着されている。
ライナー9は、容器(ビン)口部(図示せず)への密封
に望ましい厚肉部分10を有していることができる。
本考案の重要な特徴は、炭化水素樹脂或いは天然樹脂か
ら戒る層3とエポキシ樹脂層4とは、公知の他の複合樹
脂層の組合せに比して、極めて優れた剥離性を有する接
着界面を形成すること、及びこの複合樹脂層3及び4を
頂板部7の外周乃至ライナー9の外周よりも内側となる
ように部分的に施こすと、容器蓋本体の成形、輸送及び
容器蓋の密封及び開封時におけるダストの発生を完全に
防止し得るという知見に基づいている。
本明細書において、易剥離性接着界面とは、2つの樹脂
層が通常の取扱時には剥離せず、一方剥離しようとする
ときは、格別の器具を使用することなしに、指で簡単に
剥離し得る程度に接着している界面を言い、一般に、こ
のような接着界面は剥離強度で表わして、20乃至60
0g/cmの範囲にある。
本考案において、特に選択する炭化水素樹脂乃至は天然
樹脂層3とエポキシ樹脂層4との組合せは、このような
要求に最も適している。
のみならず、剥離性接着界面を形成する複合樹脂層が容
器蓋への加工や取扱い等に際してダストの発生量が著し
く大きいことは既に前述した通りである。
これに対して本考案において、前述した複合樹脂層3及
び4を設ける部分は、頂板部の外周乃至施されるライナ
ーの外周よりも内側の部分であること、即ち容器蓋殻体
への成形に際して殆んど加工を受けないか、或いは加工
を受けるとしても最も加工の程度の低い頂板部に限定さ
れることに関連して、プレス戒形成いは絞り加工に際し
てダストの発生が全くなく、また容器蓋殻体の輸送に際
しても、この複合塗膜3及び4の位置する部分が殻体の
スカート部8により保護され、更に容器蓋の容器口部へ
の密封時にはライナー9により完全に保護され、その結
果ダストの発生を完全に防止することが可能となるので
ある。
のみならず、炭化水素樹脂或いは天然樹脂は、平版、凸
版、凹版、スクリーン等による印刷に適した適当な粘着
性を有しており、かくして印刷による部分塗装が容易に
行われるという利点を有している。
本考案において、ライナー9の剥離を行う際には、ライ
ナー9の例えば周辺部を爪或いは器具等で押圧すること
によリー1炭化水素樹脂等の部分被覆層3とエポキシ樹
脂層4との間の剥離がまず押圧部分で進行し、次いでこ
の部分での被覆層4及び6の破断が行われる。
この後は、層3と層4との界面で剥離が容易に進行して
、ライナー9は印刷インキ層5を備えた状態で殻体頂板
部7がら容易に剥離されることになる。
本考案において、部分被覆層3を構成する樹脂としては
、印刷供業性等の点で、軟化点(環球法)が180℃以
下、特に120℃以下であるような炭化水素樹脂或いは
天然樹脂が好適に使用され、特に、石油樹脂、クマロン
インチ゛ン樹脂、テルペン樹脂、ロジン、ロジンエステ
ル、ロジン変性樹脂等がよい。
石油樹脂としては、シクロペンタジェン或いは高級オレ
フィン系炭化水素(一般にC5乃至C1、)等の石油系
不飽和炭化水素を主原料とし、これらを触媒の存在下に
加熱重合して得られるものが知られているが、本考案で
は、これらの何れをも被覆層3として最も好適に使用す
ることができる。
クマロンインチ゛ン樹脂としては、クマロン及びインデ
ン等を主体とするタール溜置(一般に160〜180℃
)を熱或いは触媒の存在下に重合させた比較的低重合度
のものが知られており、本考案の目的に同様に使用し得
る。
テルペン樹脂としては、テルペン炭化水素の合戊或いは
天然の重合体、特にテレピン油或いはノピネン装置を触
媒の存在下に重合させて得られる樹脂が使用される。
また、ガムロジン、ウッドロジン等の所謂上ロジンの他
に、ロジン中のアビエチン酸をエステル化して得られる
ロジンエステル、例えばロジンのグリセリンエステル(
エステルガム)、アビエチン酸ジエチレングリコール、
2−ヒドロアビエチン酸ジエチレングリコール、ロジン
のモノエチレングリコールエステル、ロジンのペンタエ
リスリトールエステル等を使用スることができる。
これらのロジンはそれ自体公知の熱硬化性樹脂等で変性
して用いてもよい。
層4を構成するエポキシ系樹脂としては、分子内にエポ
キシ基を2個以上含有する高分子化合物や、その初期反
応生成物、或いはこれらとエポキシ基に対して反応性を
有する低分子乃至は高分子化合物(硬化剤成分)との組
合せ等が使用される。
一般には、エピクロルヒドリンと多価フェノールとの縮
合により得られたエポキシ樹脂が好適である。
このようなエポキシ樹脂は、下記式%式% (1) 式中、nはゼロ又は正の整数、特に12以下の数であり
、Rは多価フェノールの炭化水素残基である、で表わさ
れる分子構造を有している。
2価のフェノール(HO−R−OH)としては、2,2
−ビス(4ヒドロキシフエニル)プロパン〔ビスフェノ
ールA12,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタ
ン〔ビスフェノールBll、1’−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)エタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
メタン〔ビスフェノールF〕等の多環フェノール、特に
ビスフェノールAが好適であるが、フェノールとホルム
アルデヒドとの初期縮合物を多価フェノールとして使用
することもで゛きる。
本考案の目的には、エポキシ当量が140乃至4000
、特に200乃至2500の範囲にあるエポキシ樹脂を
樹脂成分として使用するのが望ましい。
これらのエポキシ樹脂成分と組合せて使用する硬化剤と
しては、エポキシ基に対して反応性を有する多官能性化
合物、例えば多塩基性酸、酸無水物、ポリアミン、ポリ
アマイド等が使用される。
その適当な例は、エチレンジアミン、ジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラミン、メタフェニレンジアミ
ン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、4.4’−
ジアミノジフェニルスルホン、4,4′−ジアミノジフ
ェニルエーテル、ダイマー酸ポリアミド、アジピン酸ヒ
ドラジド、シュウ酸、無水フタル酸、無水マレイン酸、
ヘキサヒドロフタル酸無水物、ピロメリット酸二無水物
、シクロペンタジェンメチルマレイン酸付加物、ドデシ
ルコハク酸無水物、ジクロルマレイン酸無水物、クロレ
ンジツク酸無水物等である。
これらの硬化剤は、エポキシ樹脂成分100重量部当り
2乃至150重量部(以下、%及び部は特記しない限り
重量基準とする)、特に20乃至60重量部の量で使用
するのがよい。
本考案の好適態様においては、前述したエポキシ樹脂成
分と、レゾール型フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、
尿素−ホルムアルデヒド樹脂及びメラミン−ホルムアル
デヒド樹脂から成る群より選択された少なくとも1種の
熱硬化性樹脂とを、組合せて第二の塗膜層4として用い
る。
両者の比は、広い範囲内で変化させ得るが、一般に5:
95乃至95:5、特に40 : 60乃至90 :
10の重量比で組合せて使用するのがよい。
このエポキシ樹脂成分と前記熱硬化性樹脂とは混合した
状態で塗膜層4の形成に使用でき、或いは予備縮合させ
た状態で塗膜4の形成に使用できる。
保護被覆層2としては、加工性及び耐腐食性の点で、ビ
ニル樹脂、特に(a)塩化ビニル、(b)酢酸ビニル、
ビニルアルコール、ビニルアセタール、アクリル酸、メ
タクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、アク
リル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステ
ル、塩化ビニリデン等の他のエチレン系不飽和単量体の
少なくとも1種との共重合体が好適に使用される。
塩化ビニル(a)と他のエチレン系不飽和単量体(b)
との組成は種々変化し得るが、一般にa / b =
9015〜60/40、特ニ90/10〜70/30ノ
モル比にあることが望ましく、またこのビニル系樹脂の
分子量は一般にフィルムを形成し得る分子量範囲にあれ
ばよい。
適当なビニル系樹脂の例は、塩化ビニル/酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体部分ケン化物
、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体・部分ケン化・部分
アセタール化物、塩化ビニル/酢酸ビニル/無水マレイ
ン酸共重合体、塩化ビニル/塩化ビニリデン/アクリル
酸共重合体等である。
他に、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、フェノール樹脂、ア
クリル樹脂、ビニルブチラール樹脂等も単独乃至は組合
せで、或いは更に前述したビニル樹脂との組合せで使用
される。
ライナー9としては、適度のクッション性と密封性とを
有する合成樹脂、例えば、ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体等の
オレフィン系樹脂や、軟質塩化ビニル系樹脂等が好適に
使用され、接着塗料層6としては、オレフィン系樹脂ラ
イナーに対しては、酸変性オレフィン樹脂や酸化ポリエ
チレンを含有する塗料や、塩化ビニル系樹脂ライナーに
対しては前述したビニル樹脂塗料やアクリル系樹脂塗料
が使用される。
ライナー9の底形は、作業性の点で、容器蓋殻体内に熱
可塑性樹脂を押出して、型押しによりライナー形状への
底形と熱接着とを同時に行なう方法や、プラスチゾル等
の流化性組成分を殻体内に供給して遠心力により流展さ
せて遠心成形する方法を採用できる。
或いは外部で熱可塑性樹脂のジスクライナーを形威し、
これを殻体の頂板部に接着させてもよい。
本考案の容器蓋は、所謂ライナー付キャップの形とする
こともできる。
この場合には、第3図に示す通り、ライナー9を厚肉の
密封部10と薄肉の中央部11とから構威し、この境界
に完全切欠線乃至は破断可能な弱化線12を設けて、ラ
イナー中央部11のみが剥離するようにして、ライナー
剥離後もキャップにリシール性を保持させることができ
る。
本考案において、炭化水素樹脂等の部分被覆層3は、ラ
イナーの全面に対応するように設けても、或いはライナ
ーの剥離開始部分に設けることもできる。
本考案の効果を次の例で具体的に説明する。
実施例1゜ 0.25mm厚さのアルミニウム板の両面に下塗り塗料
として塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(■・vMCH
UCC製)のメチルセロソルブ、メチルエチルケトン等
量溶媒3Q wt%溶液を用い乾燥時の塗膜厚みが6μ
となる様にロールコートレ190℃10分間で加熱硬化
させる。
得られた両面塗装板の片面に通常の金属印刷インキを用
いて、外径7Qmmの円形状に商標印刷を施し、更に表
面保護塗装として、エペキシエステル系塗料を上記印刷
面上に5μの厚み塗装し乾燥硬化させる。
次に、塗装板ともう一方の面に炭化水素樹脂〔ハイレツ
ツP−100三井石油化学製)ミネラルスピノット溶解
物(固形分濃度75%)を印刷機を用いて前述の商業印
刷部の中心と同一の中心を持つようにして、外径26m
m膜厚3μの円形状の印刷を施し、180℃10分間の
加熱乾燥の後、エポキシ−アミノ樹脂系塗料(■エピコ
ート+ 1009・5hell/■ベッカミンP−13
8・日本ライヒホールド=90/10ツルペッツ+ 1
00、メチルエチルケトン等量溶媒30 wt%溶液)
を炭化水素樹脂印刷面上に2μの厚みに全体にロールコ
ートし、190℃10分間の焼付、硬化を行なう。
次に形成されたエポキシ−アミノ系樹脂塗膜層上に下層
の炭化水素樹脂層と位置を同一となるようにして外径的
26mmの円形範囲内に通常の金属印刷インキを用いて
懸賞マーク印刷を施し硬化させる。
最後に懸賞印刷を有する塗面上に接着剤として酸化ポリ
エチレンを20 wt%含んだエポキシ系塗料〔エピコ
ート# 10077フエノール・フォルムアルテ゛ヒト
樹脂=90710配合物に酸化ポリエチレン(密度0.
98、軟化点132℃)を配合したキシレン溶液〕を5
μの厚さに全体に塗布し、190℃、10分間の加熱硬
化を行ない両面に印刷部を有する塗膜構成のアルミニウ
ム塗装板を作成した。
得られた塗装板を懸賞印刷を施こしている面が内面とな
るようにして更に印刷部の中心とキャップ頂部の中心が
一致するようにして円筒状に打ち抜いた後、ミシン目切
断加工して内径が38mm、高さ17mmのロールオン
ビルファプルフキャツプシエルを作成した。
得られたキャップシェルの内側に溶融した低密度ポリエ
チレン(MI 7)をキャップ1個当り約0.6g流入
し、冷却した型押しパンチによりパンチングして外径が
36mmで剥離する部分が25 mmの第3図に示すよ
うな形態のポリエチレンライナーを有するキャップシェ
ルを作威した。
これらのキャップについて加工性、(キャップ成形時、
及びパンチング作業時のダスト発生量)、ライナー接着
保持性(ホッパリングテストでのライナー脱落の有無)
、ライナー剥離性(ガラス瓶に巻締後、開蓋したキャッ
プからのライナーの剥がし易さ)等について評価した結
果を表−1に示した。
比較例1゜ 実施例1と同様の操作で、炭化水素樹脂の印刷を板金体
に施した場合の塗装板を作成し、実施例1と同様にして
キャップシェルを作威し同様の評価を行なった。
結果を表−1に示した。比較例2゜ 実施例1の操作の内、炭化水素樹脂印刷工程を省いた塗
膜構成のアルミニウム塗装板を作成した後実施例1と同
様にしてキャップシェルを作成、同様の評価を行なった
結果を表−1に示した。比較例3゜ 実施例1と同様の操作を炭化水素樹脂の替りにポリエチ
レンワックスを用いた場合のアルミニウム塗装板を作成
し、実施例1と同様にしてキャップシェルを作成、同様
の評価を行なった結果を表1に示す。
実施例2゜ 厚さQ、25mmの表面処理鋼板(東洋鋼板ハイトップ
@)の片面(王冠の外面になる面)にベースコート層(
エポキシアミノ系塗料)、商標印刷、オーバーコート層
(エポキシエステル系塗料)を形成した後、他方の面(
王冠の内面になる面)に防錆用下塗りラッカーとして、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体70重量部、分子量3
70のビスフェノール型エポキン樹脂2.5重量部及び
アミノ樹脂(ブチル化尿素樹脂)5重量部と有機溶剤と
からなる塗料を硬化乾燥後の厚さが3μとなるようにロ
ールコートした後190℃、10分間の加熱を行なった
この防錆用下塗りラッカ一層の上に天然樹脂(ロジン)
のケロシン溶液(固形分濃度40%)を、(1)下塗り
ラッカ一層上全面、(2)内径が26mmの円形状、(
3)内径が28mmの円形状の3種類の方式で塗膜厚さ
5μになるように塗布した後、180℃、10分間加熱
乾燥させる。
次に、形成された天然樹脂層の上にエポキシフェノール
系塗料(エピコート$1009/レゾール型フェノール
=90/10キシレン、メチルイソブチルケトン混合溶
媒33 wt%溶液)を乾燥皮膜3μとなるように全体
にロールコートし、190℃−10分間の加熱により塗
膜を形成した。
更に、得られたエポキシ−フェノール系樹脂層上にアル
キド樹脂系の通常の金属印刷用インキを用いて、懸賞マ
ークを(天然樹脂層が下層に存在する部分にのみ)印刷
し、乾燥後接着剤として、前述のエポキシ−フェノール
系塗料に酸化ポリエチレン(密度1.0、軟化点135
℃)を20 wt%含有させたものを用い、内面全体に
塗布、(膜厚6μ)シ、190℃−10分間の加熱を行
ない両面に印刷部を有する塗装板を作成した。
この印刷塗装板を懸賞マーク印刷面が内側になり、天然
樹脂を26mm及び28mm径に印刷したものはその円
の中心王冠頂板部の円の中心と一致するように王冠成形
用プレスで王冠シェル(内径25 mm)に成形した。
この王冠シェルの内面に溶融した低密度ポリエチレン(
MI7 密度0.92)の塊0.25gを流入し、冷
却したパンチでパンチングし、外径26mmのポリエチ
レンライナーを有する王冠シェルを作成した。
これら王冠シェルについて加工性(プレス加工時、及び
パンチング、打栓工程時のホッパリングによる塗膜ダス
ト発生の有無)、ライナー保持性(打栓時のホッパリン
グによるライナー脱落の有無)、ライナー剥離性(打栓
後の王冠を開栓し、内側のライナーの剥し易さ)等の評
価を行なった結果を表−2に示した。
尚、参考例として、天然樹脂層を設けない塗装系の王冠
を作威し同様の評価を行なった。
【図面の簡単な説明】
第1図は容器蓋を形成するのに用いる塗装金属板の拡大
断面図、第2図は王冠の形の容器蓋を示す側断面図、第
3図はキャップの形の容器蓋を示す側面図であって、1
は金属基体、2は保護被覆層、3は炭化水素樹脂或いは
天然樹脂からなる部分被覆層、4はエポキシ樹脂層、5
は印刷インキ層、6は接着塗料層、7は頂板部、8はス
カート部、9はライナーを夫々表わす。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)塗装金属板から形成された容器蓋殻体と、前記殻
    体の頂板部に施された熱可塑性樹脂ライナーとから戊り
    、前記ライナーと殻体とは、頂板部外周乃至ライナー外
    周よりも内側に部分的に施された炭化水素樹脂或いは天
    然樹脂から戊る層とエポキシ樹脂を含有する層との間の
    剥離性接着界面を介して接合されていることを特徴とす
    る剥離性ライナー付容器蓋。
  2. (2)前記炭化水素樹脂或いは天然樹脂が軟化点180
    ℃以下の樹脂である実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の容器蓋。
  3. (3)前記炭化水素樹脂が石油樹脂又はクマロン−イン
    チ゛ン樹脂である実用新案登録請求の範囲第1項の容器
    蓋。
  4. (4)前記天然樹脂がロジン、ロジンエステル又はテル
    ペン樹脂である実用新案登録請求の範囲第1項の容器蓋
  5. (5)前記炭化水素樹脂或いは天然樹脂の部分被覆層が
    印刷により設けられたものである実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の容器蓋。
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