JPS5828846B2 - 抵抗性ツマグロヨコバイ防除剤 - Google Patents
抵抗性ツマグロヨコバイ防除剤Info
- Publication number
- JPS5828846B2 JPS5828846B2 JP14544379A JP14544379A JPS5828846B2 JP S5828846 B2 JPS5828846 B2 JP S5828846B2 JP 14544379 A JP14544379 A JP 14544379A JP 14544379 A JP14544379 A JP 14544379A JP S5828846 B2 JPS5828846 B2 JP S5828846B2
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- JP
- Japan
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- control agent
- resistant
- rice
- leafhoppers
- test
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は下記の化学構造式で表わされる〇−エチルー〇
−Ｏ−ジ（２・４−ジクロルフェニル）ホスフェ−１−
（以下「ホスダイフェン」といつ）と３−メチルフェニ
ルＮ−メチルカーバメート（以下「ＭＴＭＣ」という）
との混合物を有効成分として含有することを特徴とする
カーバメート系殺虫剤に抵抗性を示すツマグロヨコバイ
防除剤に関する。
−Ｏ−ジ（２・４−ジクロルフェニル）ホスフェ−１−
（以下「ホスダイフェン」といつ）と３−メチルフェニ
ルＮ−メチルカーバメート（以下「ＭＴＭＣ」という）
との混合物を有効成分として含有することを特徴とする
カーバメート系殺虫剤に抵抗性を示すツマグロヨコバイ
防除剤に関する。
ツマグロヨコバイは稲に寄生して直接吸収加害するのみ
ならず稲萎縮病等のウィルス病を媒介する稲作の重要害
虫の１種である。
ならず稲萎縮病等のウィルス病を媒介する稲作の重要害
虫の１種である。
このような本害虫に対し各種のＮ−メチルカーバメート
系殺虫剤が卓抜した防除効果を示すことから頻繁に利用
されている。
系殺虫剤が卓抜した防除効果を示すことから頻繁に利用
されている。
しかしながら、近年西南日本−帯をはじめ各地では、Ｎ
−メチルカーバメート系殺虫剤の連用により固剤に対す
る抵抗性ツマグロヨコバイが出現し防除に苦慮している
現状にある。
−メチルカーバメート系殺虫剤の連用により固剤に対す
る抵抗性ツマグロヨコバイが出現し防除に苦慮している
現状にある。
本発明者らはこのような現状にかんがみ広汎に研究を重
ねた。
ねた。
その結果、ホスダイフェンとＭＴＭＣとの混合物が抵抗
性ツマグロヨコバイに対し各単剤では予想もつかない程
高い防除効果を示すことを発見した。
性ツマグロヨコバイに対し各単剤では予想もつかない程
高い防除効果を示すことを発見した。
本発明の混合剤の成分ホスダイフェンは、特公昭４６−
２０５１４号公報において公知の農園芸用殺菌剤であっ
て、特にいもち病に対し優れた防除効果を示すが常用濃
度では殆んど殺虫活性を持たない。
２０５１４号公報において公知の農園芸用殺菌剤であっ
て、特にいもち病に対し優れた防除効果を示すが常用濃
度では殆んど殺虫活性を持たない。
一方ＭＴＭＣは、「農薬ハンドブック１９７６年版」の
第７２頁〜第７３頁（日本植物防疫協会発行）などにお
いて既知の水稲用殺虫剤であって、感受性のツマグロヨ
コバイには卓効を有するが抵抗性ツマグロヨコバイに対
し充分な防除効果が得られない。
第７２頁〜第７３頁（日本植物防疫協会発行）などにお
いて既知の水稲用殺虫剤であって、感受性のツマグロヨ
コバイには卓効を有するが抵抗性ツマグロヨコバイに対
し充分な防除効果が得られない。
本発明に係る防除剤はこれらの２種薬剤を混合すること
により抵抗性ツマグロヨコバイに対シ高い効果を発揮し
同害虫の有効剤になると同時にヒメトビウンカ、トビイ
ロウンカおよびカメムシ類等の害虫およびイネいもち病
に対しても有効であり適用範囲が広い利点を有する。
により抵抗性ツマグロヨコバイに対シ高い効果を発揮し
同害虫の有効剤になると同時にヒメトビウンカ、トビイ
ロウンカおよびカメムシ類等の害虫およびイネいもち病
に対しても有効であり適用範囲が広い利点を有する。
本発明に係る防除剤は広く使用されている農業用薬剤と
同様に固体、液体等の担体に各種の界面活性剤、分散剤
、湿展剤等の補助剤を添加して粉剤、水和剤、乳剤、粒
剤等に製剤化して使用できる。
同様に固体、液体等の担体に各種の界面活性剤、分散剤
、湿展剤等の補助剤を添加して粉剤、水和剤、乳剤、粒
剤等に製剤化して使用できる。
次に本発明の実施例を若干示すが、補助剤の種類、添加
量および有効成分の混合比率は実施例のみに限定される
ことはない。
量および有効成分の混合比率は実施例のみに限定される
ことはない。
なお、実施例中部は全て重量部を示す。
実施例 １
（乳剤）
ホスダイフェン２５部、ＭＴＭＣ２５部、キシレン３５
部およびツルポール（東邦化学工業■製乳化剤）１５部
を混合して乳剤とする。
部およびツルポール（東邦化学工業■製乳化剤）１５部
を混合して乳剤とする。
実施例 ２
（粉剤）
ホスダイフェン２部、ＭＴＭＣ２部、ホワイトカーボン
１部、タルク２０部およびクレー７５部を均一に混合粉
砕して粉剤を得る。
１部、タルク２０部およびクレー７５部を均一に混合粉
砕して粉剤を得る。
試験例 １
抵抗性ツマグロヨコバイ防除効果試験
４〜５葉期の鉢植水稲に実施例１に準じて調製した乳剤
の所定濃度希釈液を１０アールあたり１００１の割合で
ターンチーフル上でスプレーガンにて散布した。
の所定濃度希釈液を１０アールあたり１００１の割合で
ターンチーフル上でスプレーガンにて散布した。
風乾した後稲茎葉部を切り取り直径２Ｃ１′ｆＬ、長さ
２０ｃＴＬの大きさの試験管に入れツマグロヨコバイ１
０頭を散失し２４時間後に仰転虫数を調べた。
２０ｃＴＬの大きさの試験管に入れツマグロヨコバイ１
０頭を散失し２４時間後に仰転虫数を調べた。
試験は１濃度３区制で行い、平均仰転虫率間を求めた。
なお供試したツマグロヨコバイは熊本県天草より採集し
累代飼育したものでカーバメ−１・系殺虫剤に対し高い
抵抗性を示すものである。
累代飼育したものでカーバメ−１・系殺虫剤に対し高い
抵抗性を示すものである。
その結果は第１表のとおりである。
なお、
表中の期待値はブリス（Ｂｌｉｓｓ）の式により求めた
。
。
第１表のデータに基づいて、カーペンタ−（Ｃａｒｐｅ
ｎｔａｒ ｅｔ ａｌ ）の式によりＬＣ５ｏ（５
０％致死薬剤濃度）期待値を求め、実測値との対比から
、有効成分を混合することによる殺虫効果の共力塵を算
出した。
ｎｔａｒ ｅｔ ａｌ ）の式によりＬＣ５ｏ（５
０％致死薬剤濃度）期待値を求め、実測値との対比から
、有効成分を混合することによる殺虫効果の共力塵を算
出した。
この場合、共力塵１は相加的効果を示し、■より小さい
場合は拮抗的効果を示し、１より大きい場合は相乗的効
果を示す。
場合は拮抗的効果を示し、１より大きい場合は相乗的効
果を示す。
そして、共力塵が２以上の場合は相乗的効果が顕著であ
ることを示す。
ることを示す。
その結果は、第２表のとおりである。
ぐ試験例 ２
薬剤の連続淘汰によるツマグロヨコバイ個体群の感受性
の変化（岡山県産） 供試したツマグロヨコバイは、岡山県児島郡の水田より
採集した後、２５℃の恒温下で１６時間照明、８時間暗
黒条件下にて芽出し稲を用いて累代飼育したもので、こ
れをその後の淘汰ならびに飼育に供し、随時薬剤検定を
行った。
の変化（岡山県産） 供試したツマグロヨコバイは、岡山県児島郡の水田より
採集した後、２５℃の恒温下で１６時間照明、８時間暗
黒条件下にて芽出し稲を用いて累代飼育したもので、こ
れをその後の淘汰ならびに飼育に供し、随時薬剤検定を
行った。
試１験方法としては、まず実施例１に準じて調製した供
試薬剤の淘汰率５０％前後の薬剤濃度希釈液１０−を、
大きさが２３ＣｒｒＬＸ ３０ｃｒｒＬＸ ２ｃｙｒｔ
のプラスチック箱に播種し育苗した芽出し稲に噴霧処理
した。
試薬剤の淘汰率５０％前後の薬剤濃度希釈液１０−を、
大きさが２３ＣｒｒＬＸ ３０ｃｒｒＬＸ ２ｃｙｒｔ
のプラスチック箱に播種し育苗した芽出し稲に噴霧処理
した。
この芽出し稲をツマグロヨコバイ飼育ケージに入れ、累
代飼育中のツマグロヨコバイ成牛約１０００頭を放ち、
２４時間後に生存虫を吸虫管にて採取し、別途用意した
薬剤処理の芽出し稲に放飼し、次世代の個体群を得た。
代飼育中のツマグロヨコバイ成牛約１０００頭を放ち、
２４時間後に生存虫を吸虫管にて採取し、別途用意した
薬剤処理の芽出し稲に放飼し、次世代の個体群を得た。
同様な方法で１世代１回の割合で淘汰をくり返した。
薬剤検定は、羽化３〜４日後のツマグロヨコバイ雌成虫
に対し局所施用法による２４時間後の生死虫数を調査し
、ＬＤ５ｏ値（μｍ／１）を求めた。
に対し局所施用法による２４時間後の生死虫数を調査し
、ＬＤ５ｏ値（μｍ／１）を求めた。
その結果は第３表のとおりである。
（註１） 淘汰前の岡山県産ツマグロヨコバイに対する
ＭＴＭＣのＬＤ、。
ＭＴＭＣのＬＤ、。
値は５０．３μグ／グであった。（註２） 無淘汰系の
ＬＤ、。
ＬＤ、。
値の欄は、薬剤淘汰しないで累代飼育中のツマグロヨコ
バイの親成虫、１０世代後および２０世代後のＬＤ、。
バイの親成虫、１０世代後および２０世代後のＬＤ、。
Claims (1)
- １０−エチル ０−０−ジ（２・４−ジクロルフェニル
）ホスフェートと３−メチルフェニルＮ−メチルカーバ
メートとの混合物を有効成分として含有することを特徴
とするカーバメート系殺虫剤に抵抗性を示すツマグロヨ
コバイ防除剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14544379A JPS5828846B2 (ja) | 1979-11-12 | 1979-11-12 | 抵抗性ツマグロヨコバイ防除剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14544379A JPS5828846B2 (ja) | 1979-11-12 | 1979-11-12 | 抵抗性ツマグロヨコバイ防除剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5671013A JPS5671013A (en) | 1981-06-13 |
| JPS5828846B2 true JPS5828846B2 (ja) | 1983-06-18 |
Family
ID=15385348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14544379A Expired JPS5828846B2 (ja) | 1979-11-12 | 1979-11-12 | 抵抗性ツマグロヨコバイ防除剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5828846B2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-12 JP JP14544379A patent/JPS5828846B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5671013A (en) | 1981-06-13 |
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