JPS5828770B2 - 弾性表面波装置 - Google Patents

弾性表面波装置

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JPS5828770B2
JPS5828770B2 JP13372076A JP13372076A JPS5828770B2 JP S5828770 B2 JPS5828770 B2 JP S5828770B2 JP 13372076 A JP13372076 A JP 13372076A JP 13372076 A JP13372076 A JP 13372076A JP S5828770 B2 JPS5828770 B2 JP S5828770B2
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JP
Japan
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acoustic wave
surface acoustic
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thickness
filter
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JP13372076A
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JPS5362964A (en
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貞夫 高橋
俊夫 須藤
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/46Filters
    • H03H9/64Filters using surface acoustic waves

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は弾性表面波装置に関する。
弾性表面波装置の応用としてテレビ受像機のPIFフィ
ルタ回路に適用することは周知である。
弾性表面波装置をテレビジョン受像機中の映像中間周波
(PIF)のフィルタ回路に適用することはよく知られ
ている。
この場合、弾性表面波装置の圧電体基板として一般にセ
ラミック又はLiNb0aの板がまづ、検討された。
しかし、セラミックは製造時の歩留りが悪く工業的に不
適当であり、又LiNbO3板は温度特性が悪くテレビ
ジョン受像機のPIFフィルタとしては不適当である。
そこで本発明者はLiTaO3板を用いることを開発し
た。
このL s T a Os板は従来コストが高く、適切
なカットが発見されておらずL IN b Q B板と
同様実用されていなかったが、本発明者は、弾性表面波
の伝播方向をL i T a 03結晶のY軸に対して
67.8度乃至142度の範囲に設定することにより温
度特性及びバルクスプリアス特性が極めて良好な弾性表
面波素子の得られることを見出した。
しかし、この場合も基板形状が適切でないと弾性表面波
装置としてはスプリアス特性が良くなく、歩留りが悪く
て実用化の障害となることが分かった。
例えば、圧電体基板としてXカットのL i T aQ
B板でY軸から112°の方向に表面波を伝播されるよ
うにしたテレビジョン受像機用PIF表面波フィルタを
製造して、これの周波数(MHz)対相対振幅応答出力
特性を測定してみると、第1図のようになる。
曲線Aは相対応答出力値(dB)が1目盛10dBの時
のPIFフィルタの通過帯域の周波数特性曲線である。
この場合は見掛は上あまり大きなリップルが現われてい
ないように見えるが、感度をio倍に上げてl目盛1d
Bにして測定してみると、曲線Bに示したように、同じ
通過帯域内で56MHから57 MHzに亘って比較的
大きなリップルが生じていることが明らかとなった。
この第1図の周波数特性を持つフィルタについてネット
ワークアナライザを用いて反射特性を測定すると第2図
に示す通りである。
第2図から分るように表面波の基本波、2次高調波の励
振以外に6.108 MHz%18.823 MHz、
31.376MHz、 43.959MHz、 56
.489MHz等の複数の周波数の位置で強い共振が起
っていることが分る。
この共振現象がPIFフィルタの通過帯域内で生じると
、この共振の振動に表面波励振エネルギーが吸収されて
、結果としてPIFフィルタの通過帯域内のり゛ノプル
となって現われてくるものと思われる。
また、この共振周波数が大きな減衰量を必要とするトラ
ップ周波数に一致すると、必要とする減衰量が得られな
くなる。
この発明は、上記点に鑑みなされたもので第1図第2図
の考察に基づいて、上記共振現象による表面波励振エネ
ルギーの吸収を未然に防止することにより、リップル、
即ちスプリアス成分を減少させた弾性表面波装置を提供
することを目的とするものである。
この発明によれば、圧電体としてXカットL iT a
Q 3基板を用い、その基板の厚さdが次式を満足す
るように構成することによりスプリアス特性が改善され
た弾性表面波装置を提供するものである。
実施例の説明に入るまえに、まずこの発明の原理を解析
して説明する。
第2図に示したようなスプリアスの振動モードを知るた
めに、インターディジタルトランスジューサの励振を次
の3通りの方法で行った。
(4)第3図Aに示したように、インターディジタルト
ランスジューサ31の一方の電極32を、LiTaO3
チップ30をオールドしているパ゛ノケージの金属ベー
ス33に接続して接地し、これと他方の電極34との間
に励振電圧を印加する。
の)第3図に示したように、インターディジタルトラン
スジューサ31の一方の電極34をどこへも接続しない
で浮き電極とし、他方の電極32およびパ゛ノケージの
金属ベース33との間に励振電圧を印加する。
0 第3図Cに示したように、インターディジタルトラ
ンスジューサ31の双方の電極32 、34を並列接続
し、並列接続端の一方と金属ベース33との間に励振電
圧を印加する。
(4)、 (B) 、 (O夫々の場合の電界分布の様
子も楔形的に第3図(4)、 (B) 、 (C)中に
示されている。
矢印が電気力線の方向を示している。
各励振法A、B、Cでの反射特性の実測例を第4図に示
す。
この測定結果から次のことが言える。1、励振法Aのと
きのみ表面波励振が行なわれる。
2、すべての励振法でスプリアスの共振周波数は同一で
ある。
3、奇数次高調波の励振が強い。
4、スプリアス励振強度はA<B<Cの関係にある。
以上のことから、スプリアスの励振は基板のX軸方向の
電界によると考えられる。
このことを更に確かめるために圧電体チップを金属ベー
ス33から離してみたところ、予想通りスプリアス応答
が極端に減少した。
次に圧電体チップの厚さdおよびインターディジタルト
ランスジューサの電極の形状を変えて共振周波数との対
応関係を調べた実験の結果を表1〜表5および第5図に
示す。
ここで、電極の形状は電極製造時に用いられるマスクの
名称として示しである。
表1はマスクとしてIMT−25B−3288を用いた
厚さd ”” 0.34011mノサンプルIの場合の
測定結果で、frn(MHz)はn次の共振周波数、n
は次数を示しである。
表2は同じくマスクとしてI MT−25B−3288
を用いた厚さd=0.3401のサンプルHの場合の測
定結果を示す。
表3はマスクとしてIMT−25B−3288を用いた
厚さd=0.323驕のサンプル■の場合の測定結果を
示す。
表4はマスクとしてI MT−301A−3291を用
いた厚さd=0.4587’mのサンプル■の場合の測
定結果を示す。
表5はマスクとしてI MT−301A−3291を用
いたd二0.290MのサンプルVについての測定結果
を示す。
これらの表1〜表5から分るようにfrnXd/nの値
は約2.13と略一定の値を示している。
このことはfrnXdとnとの関係が第5図に示したよ
うに略直線となり、その傾きfrnXd/nが2゜13
になったことからも確かめられる。
このようにfrnXd/nの値が略一定値を示すことは
、これらのスプリアス共振振動がいわゆる厚み振動であ
ると考えられる(、 n−1、n=3 、 n=5 、
n=7の場合の厚み振動の変位分布を図示すると夫々
第6図A、B、C,Dの如くなる。
XカットのLITa03基板の厚み振動については、厚
みすべり振動の結合係数が44優と太きい。
そしてその共振周波数定数は1.906 Ml−(z−
111にであるとされている。
前記の反射最小点を共振周波数とみなした場合、この発
明における周波数は表1〜表5あるいは第5図から2.
13 MHz−71mとなった。
このように一般に用いられている周波数定数1.906
MHz −7Nkと本発明の周波数定数2.13 M
Hz −驕との違いの原因は明らかではないが、本発明
の対象としているスプリアス共振モードは厚みすべり振
動であると見なすのが妥当であろう。
このようにして得られた周波数定数(2,13MHz
−Wh )を用いて圧電基板の厚みdと共振周波数fr
nとの関係を求めた結果を第7図に示した。
以上説明したようにX −c u tのLiTaQ3圧
電体基板のスプリアス振動はX軸方向の厚みすべり振動
であることが分った。
従ってこの振動が表面波フィルタの特性に影響しないよ
うに、共振がフィルタの通過帯域内に入らないように基
板の厚みdを選べはよいことになる。
即ち、第8図は日本のカラーテレビジョン受像機用のP
IFフィルタに本発明を適用した場合のPIFフィルタ
の通過帯域と厚さdとの関係を示す。
PIFフィルタの通過帯域は例えば54 MHz(最低
通過周波数ft)から60MHz(最高通過周波数fu
)までの6MHzであるから、第8図中にfz、fuで
示す2本の直線と共振周波数特性曲線(n=1 、3
、5 、・・・)との交点範囲Wを除く点線側線領域P
内に厚みdを選定することによって、スプリアスを未然
に除去できる。
換言すれば、X −cu tL i T a03圧電体
基板の厚さdを但し、n−1,3,5,7,・・・の奇
数である。
の範囲に選べばよいことになる。
上記のこの発明の原理に基いて作られたカラーテレビジ
ョン受隊機用PIF表面波フィルタ圧電体基板としては
厚さd=0.330躯のX−cutL r T aQ3
圧電体板を用い、その一表面上にPIFフィルタ特性及
びフィルタの周波数帯域を形成するように構成された入
カドランスジューサそしてフィルタの周波数帯域より広
域の平坦な周波数特性に構成された出カドランスジュー
サが所定距離において設けられている。
ここで入・出カドランスジューサ間を結ぶ圧電体板表面
を伝播する表面波伝播方向は、Y軸に対して例えば11
2°の方向に設定されている。
このように構成すると第9図に示すような周波数特性が
得られる。
第9図はPIFフィルタの減衰量−周波数特性を示し、
54MH2〜60MH2の6−MHzの通過帯域内で良
好にスプリアスが抑圧されていることが分る。
尚、X−カッtT、1Tao3板の表面波伝播方向をY
軸から67度乃至142度の範囲内に選べば良好な温度
特性が得られることは例えば特願昭51−29889号
にすでに記されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のL iT a03基板を用いたPIFフ
ィルタの周波数特性曲線図、第2図は第1図のネットワ
ークアナライザの反則特性曲線図、第3図は本発明装置
の原理を説明するための電界分布図、第4図は第3図の
反射特性曲線図、第5図は第3図の共振周波数及び厚み
の積に対する次数nとの関係を示す特性図、第6図は第
3図の厚み振動の変位分布図、第1図は本発明装置のL
i TaO2板の厚さに対する共振周波数の関係を示
す特性図、第8図は第7図のPIFフィルタに適用した
実施例の特性図、第9図は第8図の周波数特性曲線図で
ある。 P:スプリアス発生領域、W:スプリアス非発生領域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 厚さdが次式 を満足するXカットLiTaO3板と、該LiTa0a
    板上に設けられた入力および出力電極とを具備してなる
    ことを特徴とする弾性表面波装置。 n :1,3.5・・−・・・・・・奇数fL:フィ
    ルタ通過帯域の最低周波数(MHz )fu:フィルタ
    通過帯域の最高周波数(■h)d : LiTaO3
    板の厚さく 1m )2 前記LiTa0a板の弾性表
    面波の伝播方向はY軸から67.8度乃至142度の範
    囲である特許請求の範囲第1項記載の弾性表面波装置。
JP13372076A 1976-11-09 1976-11-09 弾性表面波装置 Expired JPS5828770B2 (ja)

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JP13372076A JPS5828770B2 (ja) 1976-11-09 1976-11-09 弾性表面波装置
CA290,391A CA1089544A (en) 1976-11-09 1977-11-08 Elastic surface wave device
DE2750144A DE2750144C2 (de) 1976-11-09 1977-11-09 Vorichtung auf der Basis der akustischen Oberflächenwellen
DE2760154A DE2760154C2 (de) 1976-11-09 1977-11-09 Vorrichtung für akustische Oberflächenwellen
US05/849,945 US4163201A (en) 1976-11-09 1977-11-09 Elastic surface wave device
GB46614/77A GB1594339A (en) 1976-11-09 1977-11-09 Elastic surface wave device
FR7733779A FR2370387A1 (fr) 1976-11-09 1977-11-09 Dispositif a ondes de surfaces elastiques

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Families Citing this family (4)

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JPS62275Y2 (ja) * 1979-02-19 1987-01-07
JPS62276Y2 (ja) * 1979-03-19 1987-01-07
JPS57119507A (en) * 1981-01-19 1982-07-26 Toshiba Corp Surface acoustic wave device
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