JPS5827411Y2

JPS5827411Y2 - 円盤状回転記録媒体再生装置

Info

Publication number: JPS5827411Y2
Application number: JP1977087051U
Authority: JP
Inventors: 修田島
Original assignee: 日本ビクター株式会社
Priority date: 1977-07-01
Filing date: 1977-07-01
Publication date: 1983-06-14
Also published as: JPS5414508U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は円盤状回転記録媒体をピックアツプ体により相
対的に走査して情報信号を再生する再生装置に係り、演
奏位置にあるピックアツプ体が所定位置に復帰するとき
に、ピックアツプ体を途中１ではモータの回転力により
移動させ、ピックアツプ体が復帰位置に到る以前にモー
タの電源回路を開路させ更にはターンテーブル等に制動
力を附与する構成とすることにより、ピックアツプ体を
早期に復帰させ且つ円盤状回転記録媒体の回転を早期に
停止させる円盤状回転記録媒体再生装置を提供すること
を目的とする。

従来のビデオディスク再生装置は、ピックアツプ体が復
帰位置にまで到った際に初めてモータの電源回路が開路
され、ブレーキが作動する構成としである。

このため、ビデオディスクはピックアツプ体が復帰位置
に到った後も回転をしばらく継続ｒることになり、ディ
スクの回収及び次に再生すべきディスクの挿入がすぐに
は出来ない不都合を生ずる欠点があった。

捷だ、上記構成装置に釦いては、強力なブレーキ機構を
必要とし、これに伴ない種々の不都合を生ずる欠点があ
った。

本考案は七記諸欠点を除去したものであり、以下図面と
共にそのｌ実施例について説明する。

第１図及び第２図は夫々本考案になる円盤状回転記録媒
体再生装置の１実施例の再生モード状態での斜視図及び
平面図、第３図は再生モード時での電気回路図、第４図
はピックアツプ体が復帰位置へ戻った状態での本考案装
置の斜視図である。

なお、第１図及び第４図はピックアップ移送範囲を短縮
して且つターンテーブル回転軸を図面中下側のガイドレ
ール側寄りに配して示している。

第１図及び第２図に示す再生モード時、スイッチレバー
１は軸２に関して反時計方向に回動して釦り、一端を係
止部材３に係止されている。

また、スイッチレバー４はスイッチレバー１の腕部１
ａに係止され、一端を係止レバー５の折曲部５ａに係止
されて反時計方向に回動している。

これにより、モータスイッチ６、電源スィッチ１１及び
ソレノイドホールド用スイッチ８が共に閉成して卦り、
ソレノイドスイッチ９は開成している（第３図参照）。

これにより、モータ１０が回転しており、ソレノイド１
１は消磁している。

ソレノイド１１が消磁していることにより、早送り機構
中のクラッチ１２及び早戻し機構中のクラッチ（図示せ
ず）は解放されて釦り、定常送り機構中のクラッチ１３
が結合している。

ターンテーブル１４はモータ１０によりベルト１５を介
して、上面のビデオディスク（図示せず）と共に矢印Ａ
方向に高速回転する。

ウオームギア１６ば、ターンテーブル回転軸１７、ウオ
ーム１８、ウオームギア１９、水平回転軸２０、ウオー
ム２１を介して矢印Ａ方向に低速度で回転する。

こ＼で、アーム２２がスプリング２３により軸２４に関
して時計方向に回動していることにより、上記クラッチ
１３が結合している。

ウオームギヤ１６の回転はクラッチ１３を介してプーリ
２５に同方向の回転として伝達される。

プーリ２５が回転することにより、これに巻付けられて
第２図に示すように張架しであるエンドレススチールワ
イヤ２６が矢印Ｂ方向に走行し、ピックアツプ体２７が
一対のレール２８ａ、２８ｂに案内されて矢印Ｘ方向に
ターンテーブルの回転と同期した微速度に移送される。

このとき、ピックアツプ針２９がビデオディスクの信号
トラックを相対的に添接走査して、情報信号が再生され
る。

また、再生モード時、ブレーキレバー３０はスプリング
３１に抗して軸３２に関して時計方向に回動しており、
この回動位置で係止レバー３３により係止されている。

これにより、レバー３０の一部に設けであるブレーキシ
ュ３４はターンテーブルより離れている。

次に上記再生モード中にストップ釦を操作してピックア
ツプ体を元の位置（第４図に示す位置）へ高速で復帰さ
せる場合の動作について、第４図を併せ参照して説明す
る。

再生モード中にストップ釦３５を操作すると、レバー３
６が下動してソレノイドスイッチ９が閉成し、ソレノイ
ド１１が励磁される。

ソレノイド１１の励磁により作動レバー３７が下動し、
アーム２２が係止されて反時計方向に回動し、クラッチ
１３が解放されてプーリ２５の回転が停止する。

また、同時に作動レバー３７に係止されて、アーム３８
がスプリング３９に抗して軸４０に関して反時計方向に
回動し、クラッチ１２と同一構成のクラッチ（図示せず
）が結合され、プーリ４１が一対の傘歯車４２．４３、
上記クラッチを介して矢印Ａ方向に比較的高速で回転す
る。

これにより、スチールワイヤ２６が今度はプーリ４１に
より矢印Ｃ方向に走行し、ピックアツプ体２７が針２９
が上昇した状態で矢印Ｙ方向に高速で移送されるピック
アツプ体の高速戻り動作途中に釦いて、ピックアツプ体
２７に設けである垂下腕２７ａが係止部材３の折曲部３
ａの表面側に衝合し、係止部材３を基部の板バネ４４に
抗して装置奥部方向（矢印り方向）へ一旦押し退けて移
動する。

係止部材３の上記後退動作により、レバー１が係止を解
除されて回動し、スイッチ６が開成しモータ１０に対す
る通電が断たれ、以後ターンテーブル１４は慣性で回転
する。

な釦、レバー４は折曲係止部５ａにな督も係止されてか
り、スイッチ７及び８は共に閉成状態に保持される。

な釦、係止部材３は第４図に示すようにレバー１の先端
に当接されて、その復帰が制限され撓んだ１＼となる。

１だ、Ｌ字状レバー４５が係止部材３に係止されて軸４
６に関して反時計方向に回動し、ロッド４７を介して係
止レバー３３がスプリング４８に抗して反時計方向に回
動する。

これにより、ブレーキレバー３０がレバー３３による係
止を解除されてスプリング３１により上動し、ブレーキ
シュ３４がターンテーブル１４の下面に圧接する。

ピックアツプ体２７は、その垂下腕２７ａが係止部材３
を通過した後は、ターンテーブル１４の慣性回転力によ
り移送されて第４図に示す元の位置へ復帰する。

ピックアツプ体２７が上記′立置に到ると、係止レバー
５がその腕部５ｂをピックアツプ体２７に係止されてス
プリング４９は抗して軸５０に関して時計方向に回動し
、レバー４の折曲部５ａによる係止が解除される。

これにより、スイッチ７及び８が共に開成され、ソレノ
イド１１が消磁され、クラッチ（図示せず）が解放され
、プーリ４１が停止し、全ての動作が終了する。

こ＼で、ピックアツプ体２７が第４図に示ス復帰位置に
到る前に、モータ１０への通電が断たれ・更にはターン
テーブル１４に対する制御力が作用する構成としである
ため、ターンテーブル１４の回転はピックアツプ体２７
が上記復帰位置へ戻った後直ちに停止する。

捷た、ブレーキが作用した時点よりターンテーブル１４
が停止する１での時点が比較的長いため、即ちブレーキ
作動期間が長いため、ブレーキシュ３４のターンテーブ
ル下面への圧接力が比較的弱くても、ターンテーブルの
回転は充分に減速されうる。

これにより、急激なブレーキ作用が原因となるブレーキ
シュ３４の摩耗が少なくなり、またブレーキレバー３０
として差程堅固な構造のものを使用する必要がない。

１だ、ソレノイドに上り係止レバー３３を回動させてブ
レーキレバー３０の係止を解除させる構成の装置に釦い
ては、ソレノイドとして小型のものを使用し得る。

上述の如く、本考案になる円盤状回転記録媒体再生装置
は、円盤状回転記録媒体をこの半径方向に移動するピッ
クアツプ体により相列的に走査して情報信号を再生する
装置に釦いて、該円盤状回転記録媒体が載置されるター
ンテーブルを回転させるモータのスイッチと、該円盤状
回転記録媒体の回転に利して制動力が付与し続ける制動
機構と、該ピックアツプ体の復帰位置への移動方向上復
帰位置の手前側の途中位置に設けてあり、復帰する該ピ
ックアツプ体の通過を検知して該スイッチを開成させ、
更には該制動機構を作動させる手段と、復帰時、該ピッ
クアツプ体を上記途中位置１では該モータの回転力によ
り移動させ、その後は該ターンテーブルの慣性回転力に
より移動させる手段とよりなる構成としであるため、以
下に挙げる特長を有する。

■ 制御機構は、ターンテーブルが慣性回転状態となっ
たあと、一時的に動作状態とされるのではなく、動作状
態を継続するものであるため、ターンテーブルを早期に
停止させることが出来る。

■ 復帰時、ピックアツプ体は、途中の位置１ではモー
タの回転力により速い速度で移送され、上記の途中位置
より復帰位置１での行程をターンテーブルの慣性回転力
により移送されるため、ピックアツプ体が回転記録媒体
の内周側の位置より復帰される場合のように復帰のため
の移動距離が長い場合にも、短時間で復帰を完了する。

■ 上記のＩ、■より、回転記録媒体の再生を停止する
操作をした後、次に予定される操作、例えば回転記録媒
体を再生装置より回収する操作が可能となる１での時間
を短縮出来、然して、無１駄な持ち時間が短くなり、操
作性の向上を図り得る。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は夫々本考案になる円盤状回転記録媒
体再生装置の１実施例の再生モード状態での斜視図、及
び平面図、第３図は再生モード時での第１図に示す装置
と協働する電気回路の１例の回路図、第４図はピックア
ツプ体が復帰位置へ戻った状態での第１図に示す装置の
斜視図である。１．４・・・スイッチレバー、３・・・係止部材、３ａ
・−・折曲部、５・・・係止レバー、５ａ・・・折曲部
、５ｂ・・・腕、６・・・モータスイッチ、７・・・電
源スィッチ、９・・・ソレノイドスイッチ、１０・・・
モータ、１１・・・ソレノイド、１２．１３・−・クラ
ッチ、１４・・ターンテーブル、２７・・・ピックアツ
プ体、３０・・・ブレーキレバー、３３・・・係止レバ
ー、３４・・・ブレーキシュ、４５・−・Ｌ字状レバー

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

円盤状回転記録媒体をこの半径方向に移動するピックア
ツプ体により相対的に走査して情報信号を再生する装置
において、該円盤状回転記録媒体が載置されるターンテ
ーブルを回転させるモータのスイッチと、該円盤状回転
記録媒体の回転に対して制動力が付与し続ける制動機構
と、該ピックアツプ体の復帰位置への移動方向上復帰位
置の手前側の途中位置に設けてあり、復帰する該ピック
アツプ体の通過を検知して該スイッチを開成させ、更に
は該制動機構を作動させる手段と、復帰時、該ピックア
ツプ体を上記途中位置渣では該モータの回転力により移
動させ、その後は該ターンテーブルの慣性回転力により
移動させる手段とよりなる円盤状回転記録媒体再生装置
。