JPS5827376B2 - スイセンベンジヨ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水洗便所に係る。

水洗便所は、一般的に、弁を配設された水路によって便
器に接続された洗浄シスタンを設けられる。

在来の洗浄シスタンは限定された最小容積を有し、洗浄
シスタンが便器に直結されていない場合は、それは便器
に隣接して配置される壁に組込まれなくてはならない。

これら２方式の倒れにおいても、洗浄シスタン本位の原
価は、水洗便所の全施設費の相当大きい部分を占める。

普通の下水系に接続される水洗便所においては、ただ１
回の作動が便器の洗浄に関連して生じるにすぎない。

即ち、洗浄弁が１回開かれたのち、該弁は水圧によって
自動的に閉じられる。

−力、真空システム、即ち便器が排出弁を通じて真空排
出管に結合されているシステム、においては、いくつか
の作動が正しい相互シーケンスにおいて行わなくてはな
らない。

当然、これは電気的または電子的装置によって行われ得
るが、もく給水本管の水圧及びまたは真空の効果も、こ
の形式の水洗便所において、洗浄サイクルの開始は別と
して必要の全作動を行うのに使用されつるならば有利で
ある。

本発明の主目的は、今日既知の洗浄シスタンとは完全に
異る設計の新規の洗浄シスタンであって、相当程度、よ
り小さい寸法にされたものを提供することである。

その小型であることにもかかわらず、本発明の洗浄シス
タンは洗浄水の必要量を正しく計量し得る。

かつまた、本発明の洗浄シスタンは、特に真空システム
において、全洗浄排出サイクルの絶対に信頼される制御
を提供する。

後に実施例で説明する参照符号を付して記述すると、本
発明によれば、便器１０と、閉鎖された容器の形態でな
る洗浄シスクン１４と、該容器内の水によって移動可能
な該容器内の可動壁とを有し、前記可動壁は該容器を第
１の仕切室と該第１の仕切室から分離されている第２の
仕切室とに分割しており、更に、弁機構１５と、該容器
内の前記第１、第２の仕切室から前記弁機構１５へ延び
ていて且つ該弁機構１５から圧力下にある給水源１２及
び前記便器１０の洗浄装置へ延びている導管３２，３１
．３０，３３とを有し、前記弁機構１５は手動装置（１
６，１７，１８，２０，２１を参照）によって作動され
るようになっていて前記容器の該第２の仕切室を前記圧
力下にある給水源１２に接続し且つ該第１の仕切室を前
記便器１０の該洗浄装置に接続し、それによって、前記
第２の仕切室に流入する該容器内の水によって前記可動
壁が移動されて、この可動壁が前記第１の仕切室内に入
っている水を前記便器１０の該洗浄装置へ押し出すよう
になっており、また、前記弁機構１５と前記可動壁とを
連結する装置（２２゜３８．１９，２０，２１を参照）
を有し、この装置２２，３８，１９，２０，２１は、前
記可動壁が移動したときに、前記第１の仕切室に水を満
たすために該第１の仕切室を前記圧力下にある給水源１
２に接続し且つ前記第２の仕切室内に入っている水を前
記便器１０の該洗浄装置へ押し出すように、前記弁機構
１５を作動させるようになっている水洗便所が提供され
る。

次ぎに、本発明の一実施例を概略的に図示する添付図面
を参照して、さらに詳細に本発明に就て説明する。

図面に示される水洗便所は、便座１１とそのふたとを具
えた便器１０を有し、図上、便座１１は図解の明快性を
期するため便器１０の上聞端部から若干距離離されて図
示されている。

便座１１は洗浄水が該便座に設けられて水路へ供給され
、該水路から便座１１の下側部に設けられた多数の穴を
通じて水が流れ出る形式のものである。

給水管は１２を以て示され、排出管は１３を以て示され
ている。

排出管１３は真空排出装置の一部である。即ち、便器１
０の内容物は該排出装置に存在する真空によって排除さ
れる。

排出管１３は排出弁２５を介して便器１０に結合されて
いる９便座１１への洗浄水の供給は、より詳細に後述さ
れる洗浄シスタン１４と弁機構１５とを通じて行われる
。

手動バンドル１６が洗浄・排出サイクルを開示するため
に配設されている。

洗浄シスタン１４は閉容器を以て構成され、該閉容器は
可動壁（図示されていない）、例えばダイヤプラムまた
はピストン、を内置され、それによって洗浄シスタン１
４の内部は２個の独立した仕切室に分割されている、洗
浄シスタン１４即ち容器１４のケーシングに摺動自在に
架装された棒２２は前記可動壁に固定結合されている。

従って、もし可動壁が往復動されるならば、棒２２は可
動壁の運動に追随することは理解されるであろう。

容器１４の第１の仕切室は管３２によって弁機構１５に
接続され、容器１４の第２の仕切室は管３１によって弁
機構１５に接続されている。

弁座１１も管３３によって弁機構１５に接続されている
。

さらに、弁機構１５と給水管１２は管３０によって互い
に接続されている。

従って、容器１４の２個の仕切室は、以下述べる説明か
らより明らかに理解されるであろうごとく、ともに、弁
機構１５によって、弁座１１もしくは給水管１２に接続
されつる。

弁機構１５を作動するため真空モータ２１の形式にされ
た動力給源が配設される。

真空モータ２１は、制御弁２０を介して、入口管３７を
通じて大気に連通されるか、もしくは管２６を通じて排
出管１３内の真空に連通されうる。

真空モータ２１の制御弁２０を作動するため揺り棒１９
が配設される。

揺り棒１９は軸１７とリンク１８とを介して手動バンド
ル１６によって、または１４内の可動壁に結合された棒
２２に配置された作動部材２８によって作動される。

排出弁２５は、それ自体よく知られている形式、即ち、
大気圧が排出弁の作動装置に作用することを可能にされ
、従って大気と排出管１３内の真空とが共に遮断を生じ
させる形式、のものである。

大気圧は弁２７内の管３６を通じて排出弁２５の作動装
置へ導かれる。

しかし、弁２７は、揺り棒２８によって、排出管１３内
の真空が管２６と弁２７とを通じて排出弁２５の作動装
置へ伝達されるように切換えられる。

前記排出弁の作動装置の遮断作用はこれによって消去さ
れ、排出弁２５は開かれて便器１０と排出管１３との間
に連通が確立されることは理解されるであろう。

平常は、弁２７の揺り棒２８は、ばね２９によって、排
出弁２５の作動装置が大気と連通している位置に維持さ
れ、前記揺り棒２８は、本便所の機能に於ての後に述べ
る説明が−そう明らかに理解されるであろう如く、該揺
り棒２８が作動部材３８の運動経路上に位置されている
事実によって、棒２２に配置された前記作動部材３８に
よって前記排出弁２５が開かれる位置へ移転されている
。

透水が便座１１に配置された水路によって行われるとい
う事実に鑑み、もし透水が、便座１１がその持上位置に
在るときに行われるならば、それは甚だしく不都合であ
る。

この理由によって、便座１１には作動装置３５が結合さ
れ、該作動装置３５は給水管１２に配設されている弁３
４を次ぎのごとく作動する；即ち、弁３４は便座１１が
その下降位置に在るときにのみ開き、かくして、弁座１
１がその持上位置に在るときに透水が生じるおそれを除
くように作動する。

次ぎに、さらに詳細に洗浄サイクルに就で説明する。

便座１１は図面に示される如きその下降位置に在り、従
って、弁３４は開いているものとするっ給水管１２は弁
機構１５を通じて管３２及び容器１４の第１の仕切室と
連通し、この位置において容器１４内の可動壁は図面に
おいて可能なかぎり右方へ押されている。

棒２２と作動部材３８は、可動壁と同じように、図面上
において最も右方の適所に位置されている。

真空モータ２１の制御弁２０に対する揺り棒１９は破線
を以て示される位置に在り、この位置において真空モー
タ２１は入口管３７を通じて大気に連通している。

排出弁２５の制御弁２７に対する揺り棒２８は、ばね２
９によって、実線を以て示される位置に維持されている
。

いま、もし手動バンドル１６が矢印によって示される方
向へ手動回転されるならば、揺り棒１９は、軸１γとリ
ンク１８とによって、実線によって示される位置へ移転
され、従って、真空モータ２１と大気との間の連通は断
たれ、真空モータ２１は管２６を通じて排出管１３内の
真空に接続される。

これによって真空モータ２１は作動されて弁機構１５を
切換え、その結果、容器１４の第１の水を満たされた仕
切室と便座１１との間の連通が管３２と３３とを通じて
確立され、これと同時に、容器１４の第２の仕切室は管
３０と３１とを通じて給水管１２に接続される。

従って、容器１４内の可動壁は図面上左方へ押され、第
１の仕切室内の水は管３２と３３とを通じて便座１１へ
推進されるとともに便座１１の穴を通じて逃出されて便
器１０を洗浄する。

今や、可動壁は左方へ移転されるから、棒２２と作動部
材３８も左方へ移転され、若干距離の変位ののち、作動
部材３８は揺り棒２８に衝接してそれを破線を以て示さ
れる位置へ移転させる。

揺り棒２８がこの位置に達したとき、排出弁２５は開か
れ、便器１０内の***物は排出管１３内に存在する真空
による吸引作用によって排除される。

前記揺り棒１９も作動部材３８によって衝突されて、破
線によって示される位置において再び制御弁２０を切換
え、その結果、真空モータ２１は再び大気に連通され、
弁機構１５はその初位置へ切換えられ、この位置におい
て、便器１１の水路は管３３，３１を通じて容器１４の
第２の仕切室に連通し、一方、容器１４の第１の仕切室
は給水管１２と連通し、従って、容器１４の第１の仕切
室は再び水を満たされ、一方、第２の仕切室内の水は便
器１０内へ逃出される。

棒２２と作動部材３８は図面に示される位置へ再び移転
され、揺り棒１９は破線によって示される位置にとどま
って手動バンドル１６による再作動に待機し、一方、揺
り棒２８は、ばね２９によって、実線によって示される
位置へ復される。

若干量の水は排出弁２５が閉じたのちも導入され、従っ
て、便器１０の底には水が保持される。

かくて、水洗便所は次回の洗浄サイクルに待機する。

本発明に基く水洗便所は特に真空排出システムに関連し
て図示説明されたが、送水用の容器１４はその関連部品
と共に在来の水洗便所にも使用されうることは容易に理
解される。

しかし、本発明に従う水洗便所はその可動壁によって生
じる作動運動の故に真空システムに特によく適し、本水
洗便所は水の供給が止まるとき、及び、または、排出管
１３内の真空が減少または失われるとき、自動的に働ら
かなくなることは理解されるであろう。

従って、本発明は完全に安全なシステムを提供する。

本発明に基く水洗便所は前掲脣許請求の範囲並びに精神
から逸脱することなしに多くの方式を以て修正され得る
ものであり、従って、以上述べた諸明は本発明の精神と
範囲を限定するものと理解されてはならない。

【図面の簡単な説明】 添付図面は本発明の水洗便所の一実施例を概略図示した
構成図である。 図面において、１０は便器；１１は便座、１２は給水管
；１３は排出管、１４は洗浄シスタン；１５は弁機構；
１６は手動バンドル；２０は制御弁；２１は真空モーフ
；２５は排出弁：２６゜３１．３２，３０，３３は管；
２７，３４は弁；３５．３８は作動部材を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 便器と、閉鎖された容器の形態でなる洗浄シスクン
   と、該容器内の水によって移動可能な該容器内の可動壁
   とを有し、前記可動壁は該容器を第１の仕切室と該第１
   の仕切室から分離されている第２の仕切室とに分割して
   おり、更に、弁機構と、該容器内の前記第１、第２の仕
   切室から前記弁機構へ延びていて且つ核弁機構から圧力
   下にある給水源及び前記便器の洗浄装置へ延びている導
   管とを有し、前記弁機構は手作動装置によって作動され
   るようになっていて前記容器の該第２の仕切室を前記圧
   力下にある給水源に接続し且つ該第１の仕切室を前記便
   器の該洗浄装置に接続し、それによって、前記第２の仕
   切室に流入する該容器内の水によって前記可動壁が移動
   されて、この可動壁が前記第１の仕切室内に人っている
   水を前記便器の該洗浄装置へ押し出すようになっており
   、また、前記弁機構と前記可動壁とを連結する装置を有
   し、この装置は、前記可動壁が移動したときに、前記第
   １の仕切室に水を満たすために該第１の仕切室を前記圧
   力下にある給水源に接続し且つ前記第２の仕切室内に入
   っている水を前記便器の該洗浄装置へ押し出すように、
   前記弁機構を作動させるようになっていることを特徴と
   する水洗便所。 ２、特許請求の範囲第１項記載の水洗便所において、前
   記弁機構を作動させる装置が機械的なリンクを含み、ま
   た、前記便器の排出口が、前記可動壁に連結されている
   前記リンクによって制御される排出弁を介して真空の排
   出管に接続されていることを特徴とする水洗便所。