JPS582548B2 - ガバナ付モ−タの製造方法 - Google Patents
ガバナ付モ−タの製造方法Info
- Publication number
- JPS582548B2 JPS582548B2 JP54149397A JP14939779A JPS582548B2 JP S582548 B2 JPS582548 B2 JP S582548B2 JP 54149397 A JP54149397 A JP 54149397A JP 14939779 A JP14939779 A JP 14939779A JP S582548 B2 JPS582548 B2 JP S582548B2
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- motor
- armature
- adhesive
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はガバナ付モータにおける電機子とガバナの固定
方法に関する。
方法に関する。
従来、ガバナ付モータはガバナと電機子を二液性接着剤
を用いることによって接合固定していたが、以下に示す
ごとき欠点を有していた。
を用いることによって接合固定していたが、以下に示す
ごとき欠点を有していた。
（１）主剤と硬化剤よりなる二液性接着剤は、計量混合
，塗布，装置の洗浄など多くの作業を必要とするため、
作業性が悪く、自動化も困難である。
，塗布，装置の洗浄など多くの作業を必要とするため、
作業性が悪く、自動化も困難である。
（２）二液性エポキシ系接着剤は、毒性を有する硬化剤
により作業者の皮膚，眼などに障害を発生させることが
ある。
により作業者の皮膚，眼などに障害を発生させることが
ある。
（３）手作業により塗布するため、塗布量が一定でなく
、電機子の回転軸を中心とした重量のバランスが不安定
となり、モータの回転性能が低下することがある。
、電機子の回転軸を中心とした重量のバランスが不安定
となり、モータの回転性能が低下することがある。
（４）二液性接着剤は、完全に硬化するには１００〜１
３０℃で４０〜６０分の加熱が必要で、生産性が悪い。
３０℃で４０〜６０分の加熱が必要で、生産性が悪い。
本発明の目的とするところは、固形状接着剤を用いてガ
バナを電機子に接合固定することによって、ガバナ付モ
ータの性能を高め、かつ自動化を図り、高生産性により
安価なガバナ付モータを提供することにある。
バナを電機子に接合固定することによって、ガバナ付モ
ータの性能を高め、かつ自動化を図り、高生産性により
安価なガバナ付モータを提供することにある。
以下、本発明の実施例について説明する。
第１図は本発明のガバナ付モータにおける機械ガバナと
電機子の固定構造を示し、第２図は機械ガバナの一例を
示す。
電機子の固定構造を示し、第２図は機械ガバナの一例を
示す。
第１図において、１は機械ガバナ、２は電機子、３は前
記機械ガバナ１と電機子２を接合固定する接着剤層で、
この接着剤層３は、ポリエステル系，ポリアミド系，ま
たはエポキシ系等の固形状接着剤のいずれかを中央に穴
のあいた円板（この円板の寸法は、外径１０ｍｍ、内径
２ｍｍ、厚さ５ｍｍ程度でよい）にあらかじめ加工した
固形状接着剤を、回転軸４に挿入し、電機子２に接触す
るまで押込み、次にガバナ１を固形状接着剤に軽く接触
する程度まで圧入することにより形成されたものである
。
記機械ガバナ１と電機子２を接合固定する接着剤層で、
この接着剤層３は、ポリエステル系，ポリアミド系，ま
たはエポキシ系等の固形状接着剤のいずれかを中央に穴
のあいた円板（この円板の寸法は、外径１０ｍｍ、内径
２ｍｍ、厚さ５ｍｍ程度でよい）にあらかじめ加工した
固形状接着剤を、回転軸４に挿入し、電機子２に接触す
るまで押込み、次にガバナ１を固形状接着剤に軽く接触
する程度まで圧入することにより形成されたものである
。
したがって接着剤層３は固形状接着剤が、ガバナ１と電
機子２に挾まれた状態になる。
機子２に挾まれた状態になる。
この状態で１５０〜１８０℃に加熱された乾燥機に約３
分間入れ、固形状接着剤を溶融あるいはゲル化させる。
分間入れ、固形状接着剤を溶融あるいはゲル化させる。
この段階で取り出し、ガバナを規定の位置まで圧入する
。
。
ここで、固形状接着剤の中で、ポリエステル系、ポリア
ミド系のホットメルト材料はこのまま空冷し固化させ、
オポキシ系のような熱硬化性材料ではさらに１１５℃で
４５分間加熱し、完全硬化させる。
ミド系のホットメルト材料はこのまま空冷し固化させ、
オポキシ系のような熱硬化性材料ではさらに１１５℃で
４５分間加熱し、完全硬化させる。
かくして、接着剤層３を介してガバナ１と電機子２を接
合することができる。
合することができる。
本発明に用いる固形状接着剤としては、ポリエステル系
，ポリアミド系等のホットメルト材料や、エポキシ系等
の熱硬化性材料がある。
，ポリアミド系等のホットメルト材料や、エポキシ系等
の熱硬化性材料がある。
ポリエステル系ホットメルト材料は、軟化点（１１０℃
〜１８０℃ボールリング法）、粘度（１２０００ｃｐｓ
〜１７００００ｃｐｓ１８０℃測定），ガラス転移点（
−４５℃〜１０℃）の物性を有し、ポリアミド系ホット
メルト材料は、軟化点（１１０℃〜１８０℃ポーリング
法）粘度（２２００ｃｐｓ〜６５００ｃｐｓ１９０℃測
定）の物性を有する。
〜１８０℃ボールリング法）、粘度（１２０００ｃｐｓ
〜１７００００ｃｐｓ１８０℃測定），ガラス転移点（
−４５℃〜１０℃）の物性を有し、ポリアミド系ホット
メルト材料は、軟化点（１１０℃〜１８０℃ポーリング
法）粘度（２２００ｃｐｓ〜６５００ｃｐｓ１９０℃測
定）の物性を有する。
また、ポリアミド系ホットメルト材料には、融点１２０
℃〜１８０℃，耐熱１５０℃〜１８０℃、耐寒−５５℃
．反応条件として１４０〜１８０℃、４０分〜１５分の
共重合性の材料もある。
℃〜１８０℃，耐熱１５０℃〜１８０℃、耐寒−５５℃
．反応条件として１４０〜１８０℃、４０分〜１５分の
共重合性の材料もある。
エポキシ系の固形状接着剤は、エポキシ樹脂を原料とし
て、アミン系．アミド系等の硬化剤や、ＣａＣＯ３等の
充填剤を混合し、硬化反応中間段階で室温以下の温度（
１０℃以下）に保つことによって反応を一時的に停止さ
せ、要求に応じた一定の形状一定の重量に成形したもの
である。
て、アミン系．アミド系等の硬化剤や、ＣａＣＯ３等の
充填剤を混合し、硬化反応中間段階で室温以下の温度（
１０℃以下）に保つことによって反応を一時的に停止さ
せ、要求に応じた一定の形状一定の重量に成形したもの
である。
充填剤等の配合により、粘度，流れ，ゲル化時間等を変
化させることができる。
化させることができる。
これらの幅広い物性を有する材料から、条件に応じたも
のを選定すればよい。
のを選定すればよい。
なお、第１図において、５は整流子を示し、第２図にお
いて、１１はシャフト穴、１２は固定接点、１３は可動
接点、１４は重り、１５はばねを示す。
いて、１１はシャフト穴、１２は固定接点、１３は可動
接点、１４は重り、１５はばねを示す。
上述の方法で構成することにより、次のような利点を得
ることができる。
ることができる。
（１）接着剤が固形状なので、従来の二液性接着剤に比
べて、計量．混合，塗布，塗布装置の洗浄などの煩雑な
作業が全くいらず、作業性が向上できるとともに、自動
化も容易に実現できる。
べて、計量．混合，塗布，塗布装置の洗浄などの煩雑な
作業が全くいらず、作業性が向上できるとともに、自動
化も容易に実現できる。
（２）従来における接着剤に比べて、固形状接着剤には
硬化時間を必要としない材料もあり常温で３分以内に完
全に固化するので、生産性向上が図れる。
硬化時間を必要としない材料もあり常温で３分以内に完
全に固化するので、生産性向上が図れる。
（３）無溶剤でしかも無毒な材料なので、従来の作業環
境の改善ができる。
境の改善ができる。
（４）従来法に比べて、強度，絶縁性等の性能も全く劣
らない。
らない。
（５）円板状に加工した固形状接着剤は形状，重量が安
定しており、しかも円板状なので回転軸を中心とした重
量バランスを均一にでき、モータの回転数の変動を大幅
に改善することができる。
定しており、しかも円板状なので回転軸を中心とした重
量バランスを均一にでき、モータの回転数の変動を大幅
に改善することができる。
下表は従来例（二液性接着剤を用い工手作業で固定した
もの）と実施例の回転数の変動を比較したものである。
もの）と実施例の回転数の変動を比較したものである。
また、上述は本発明の一実施例についての説明であり、
機械式ガバナ，電子式ガバナなど通常用いられるガバナ
を有するモータすべてに応用できる。
機械式ガバナ，電子式ガバナなど通常用いられるガバナ
を有するモータすべてに応用できる。
また固形状接着剤の形状も、円板状，角板状など種々の
形状を用いることができる。
形状を用いることができる。
なお次に示す工程を包含するものであれば、加熱方法．
圧入方法，冷却方法などはそれぞれ任意適当なものを応
用すればよい。
圧入方法，冷却方法などはそれぞれ任意適当なものを応
用すればよい。
（１）固形状接着剤の回転軸へのセット。
（２）固形状接着剤の加熱による溶融あるいはゲル化。
（３）固形状接着剤の溶融あるいはゲル化状態でのガバ
ナの圧入。
ナの圧入。
（４）固形状接着剤の固化あるいは軟化。
以上の説明から明らかなように本発明のガバナ付モータ
の製造方法は、ガバナを固形状接着剤を用いて電機子に
接合固定したものであって、これにより高生産性が実現
され、回転子の回転数の変動を大幅に改善することがで
きると共に高速回転時にも破壊等のおそれのない安定し
た性能が得られる。
の製造方法は、ガバナを固形状接着剤を用いて電機子に
接合固定したものであって、これにより高生産性が実現
され、回転子の回転数の変動を大幅に改善することがで
きると共に高速回転時にも破壊等のおそれのない安定し
た性能が得られる。
第１図は本発明を実施したガバナ付モータの要部断面図
、第２図は同ガバナの一例を示す上面図である。 １・・・・・・機械ガバナ、２・・・・・・電機子、３
・・・・・・接着剤層、４・・・・・・回転軸。
、第２図は同ガバナの一例を示す上面図である。 １・・・・・・機械ガバナ、２・・・・・・電機子、３
・・・・・・接着剤層、４・・・・・・回転軸。
Claims (1)
- １ 円板状に加工した固形状接着剤を電機子とガバナと
の間に介在させ、この固形状接着剤を加熱により軟化さ
せた状態でガバナを圧入して密着させ、その後接着剤を
硬化させることにより電機子にガバナを固定するガバナ
付モータの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54149397A JPS582548B2 (ja) | 1979-11-16 | 1979-11-16 | ガバナ付モ−タの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54149397A JPS582548B2 (ja) | 1979-11-16 | 1979-11-16 | ガバナ付モ−タの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55100056A JPS55100056A (en) | 1980-07-30 |
| JPS582548B2 true JPS582548B2 (ja) | 1983-01-17 |
Family
ID=15474228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54149397A Expired JPS582548B2 (ja) | 1979-11-16 | 1979-11-16 | ガバナ付モ−タの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS582548B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59182031U (ja) * | 1983-05-23 | 1984-12-04 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS578373Y2 (ja) * | 1975-12-12 | 1982-02-17 |
-
1979
- 1979-11-16 JP JP54149397A patent/JPS582548B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59182031U (ja) * | 1983-05-23 | 1984-12-04 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55100056A (en) | 1980-07-30 |
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