JPS5824338A - 吸着剤 - Google Patents

吸着剤

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JPS5824338A
JPS5824338A JP3065182A JP3065182A JPS5824338A JP S5824338 A JPS5824338 A JP S5824338A JP 3065182 A JP3065182 A JP 3065182A JP 3065182 A JP3065182 A JP 3065182A JP S5824338 A JPS5824338 A JP S5824338A
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titania
silica
adsorption
oxide
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正治 金子
Keizo Tsukamoto
恵三 塚本
Shigeo Kinoshita
木下 茂男
Fumio Imoto
井本 文夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な吸着剤に関し、さらに詳しくは。
シリカ及びチタニアを含有する微細多孔質の酸化物複合
体よりなる、竹に金楓イオン及び各釉有轡物質に対する
後れた吸着能を有する吸着剤に関する。
人間や動植物に有害であり環境保全上好ましくない各種
の有害物質、例えば重金桝や各種有惨物質′f、溶解含
有する液体から、これら有害物質を除去する方法として
、現在、活性汚泥法やail法などによる処理が行われ
ているが、これら6方法は貴利用がきかず、また二次的
な壊境汚染物負を生ずるなどの欠点がある。
一方、吸着法は低濃度汚染廃液に対して鯉も効果的であ
るとされ、各種の吸着剤が研究されているが、合成無機
吸着剤についての情究は比較的少なく、これまで、活性
炭、シリカ、合成ゼオライト、ケイ酸カルシウム及びア
クリルアミドで包んだ含水酸化チタンが提案されている
に過ぎ口い。
しかし、これら従来提案された合成無機吸着剤は、吸着
能が1肱い、吸看速度がおそい、選択性に乏しい、丹生
できない、製造コストが高い、取扱が煩紛である、等の
欠点もあり、充分に満足できるものではない。
本発明省らはより効果的な吸着剤を求めて鋭倉研究を行
なった結果、シリカとチタニアから構成された微細多孔
質の複合酸化物が、金属イオンや%稗有機化合物に対す
る非常に優れた吸宥能を発揮することi見い田し、本発
明を児欣、するに至ったのである。
かくして、本発明によれば1.シリカとチタニアを重量
比で75:25乃至0:lOOの割合で含有し1つ少な
くとも5om″/fの比表面積を有する微細多孔質の酸
化物複合体より成る吸着剤が提供される。
本発明の吸着剤はシリカ(SiOl)及びチタニア(T
iO,lを主体とする無機酸化物の複合体から構成され
た合成無機吸着剤である。その正確な構造は明らかでは
ないが、5に質的rCシリカよりなる微細マトリックス
領域と実質的にチタニアよりなる微細マトリックス領域
とが、例えは下記式で示される如き結合を介して三次元
的に結合し、微細多孔質の酸化物複合体の塊を形成して
いると1゜信ぜられる。
本発明によれは、該複合体は、優れた吸着法を発揮する
ためには、シリカ対チタニアのvL箇比は少なくとも7
5:25であることが必セで、シリカに対するチタニア
の比率が増加するにつれて吸着能が増大し、ナタニア刀
為夫貴的に100%の場合でも、筒い9tjL層能ン示
すことが見い出された。
しかして、本発明の吸着網においては、「酸化物複合体
」なる表現の中には、チタニアだけから成る場合をも例
外的に包含されること全了解すべきである。
従って、本発明の酸化物複合体はシリカとチタニアを重
1比で75 :25乃至0:100、好ましくは50:
50乃至10:90の割合で含有することができる。
また、本発明によれは、該酸化物複合体に、シリカ及び
チタニア以外の金M&化物を必要に応じとが見い出され
た。
かかる金&酸化物としては塩基性の金践酸化物、側光ば
マグネシア、酸化カルシウムの如キアルカリ土類金に+
酸化物;アルミナ、酸化鉄、ジルコニア、などが好まし
く、中でも、マグネシア、酸化カルシウム、アルミナ及
び酸化鉄が有第1」に用いられる。
これらの金Jg酸化物の含有量は厳密に制限されるもの
ではないが、あまり多量に使用すると、シリカ−チタニ
ア複合体本来の吸着能に悪影智を与えるので、一般的に
はシリカとチタニアの合計重量を基準にして80重ii
、に以F1好ましくは25重量%以下、さらに好ましく
は20に量%以下に留めることが望凄しい。
本発明の吸着剤に用いられる前記酸化物複合体は微細多
孔貴構造を勺゛シ、島い比表面積を有する。
すなわち、本発明の吸着剤は一般に少なくとも50m”
/f、好ましくは120n″/f以上、ソL。
て通常は約200〜約850m“/fの範囲内の比表面
積を有している。本明細誓において、「比奴面積」はS
、 Brunaur、P、H,’Emmett及びE、
Te1ler、J、Am、−Chem、Soc、、60
、大−一 横をいう。
また、本発明の吸着剤は、彼達するその製造条件等によ
り相違するが、一般的に1つて、平均孔径が約800オ
ングストロームまたはそれ以下、通常約200オングス
トローム以下という非常に微細な孔を多数有し、ており
、その孔容積は水鋏圧入法で測足して全体で一般に少な
くとも約0.6 CF 3/fで、通常は約1.0〜1
.4α37fの範囲にあり、また孔径が200オングス
トローム以下のものの孔容積は一般に少なくとも0.2
α37y、通常は約0.8〜1.0 am”/ tの範
囲にある。さらに本発明の吸着剤はその組成にもよるが
、一般に0、2〜0.9 f 7cm” 、好適には0
.85〜0.6f/crn8の範囲の嵩比重を有するこ
とができる。
本発明によれば、上記した如き物性を有する微細多孔質
の酸化物複合体は、可溶性チタン塩及び町溶性珪V堪を
、必要に応じて他の−il浴性金蝿塊と共に、治解含有
する酸性水浴液をアルカリ加水分解に付してシリカ及び
チタニアを、存在する場合には他の金Th[化物と一緒
に共沈せしめ、得られる沈殿を分離した後乾燥し、心壁
に応じて、約800℃以下の温度で焼成することにより
製造することができる。
原料として使用しつる可溶性チタン塩としては、例えは
四塩化チタン、硫酸チタン、(lllt醒チタニル、チ
タンイソプロポキシドなどが挙けられ、また町′溶性珪
酸塩としては、例えばメタ及びオルト珪酸ナトリ9ム、
水ガラス、四塩化珪素、珪r波エチル、シリカゾルなど
を用いることができる。さらに、必襞に応じて適宜加え
ることのできる他の司沿性金転塩としては、塩化マグネ
シウム、炭酸マグネシウム、塩化アルミニウム、61O
Nアルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化第二鉄、偵C
嘔鉄、地化カルシウムなどが包含される。
上記可溶性チタン塩及び1」削性珪酸塩はそれぞれ水浴
液の影で混合することができる。それぞれの水酸液中に
おける該チタン塩及び珪酸塩の一度は1昇的ではないが
、それぞれ一般に0.61〜0.6モル/1.好ましく
は0.1〜0,4モル/lの範囲内の濃度とするのが有
オリである。
該チタン塩の水浴液は一般に酸性であるのに対し、#/
、珪酸塩の水浴液は一般にアルカリ性であるから、両累
湊液を単に混合したたけでも中和反応が生じチタン塩及
び珪#塩は加水分解されてシリカとチタニアの混合ゲル
が生成するが、かくして生成した混合ゲルからは吸yk
剤として使用するに耐えるだけの吸崩能をもつ賊化物複
合体を与えない。
ところが、本発明において、′ffU治性珪酸性珪酸塩
液を酸により予めpH約o、 i〜4程度の酸性にy4
整しておいた後、TIJ溶性チタン塙の水浴液と混合し
、しかる後核混合水浴液をアルカリ加水分解に付すよう
にすると、抜記笑施例に示す如く井宮に性能の優れた酸
化物複合体が得られることが見い出されたのである。
可溶性珪酸塩の水溶液と可溶性チタン塩の水断液との混
合割合は、岐路複合体に璧求されるシリカ対チタニアの
重重比に応じて変えることができる。
該アルカリ加水分解は得られる混合水浴液にアルカリ會
加えることにより達成される。使用しうるアルカリとし
ては、廟幀味素、ウロトロビンの如き加水分解条件下に
加熱によってアンモニアを分解放出する化合物、或いは
アンモニア水、苛性ソーダ、司性カリ、炭酸ソーダ等の
無機アルカリが挙げられ、中でもアンモニア水及び尿素
、ウロトロビンなどのアンモニアを遊離する化合物が好
適である。
該加水分解はできるかぎり緩慢にすすめ、急激な共沈を
避けることが望ましく、使ってかがるアルカリに該混合
水溶液にゆっくりと添加し、組数のpHk極めてゆるや
かに上昇せしめることr(より、徐々にシリカ−チタニ
アを共沈せしめるようにするのが有利である。そのため
には、比較的弱体 いアルカリであるアンモニア゛′を徐々に加えるが、或
いは尿素又はウロトロピンの如きアンモニア−放出性の
化合物の使用が特に有利であり、これらアンモニア−放
出性の化合物は該混合水浴液中に一度に添加しておいて
も、液の7)Hを急激に高めす、加熱により、アンモニ
ア水保々に分解遊離せしめることができるので、急激な
共沈を避けることができる。
上記アルカリは加水分解終了後の混合水浴液のpHが約
6.0〜8.0の範囲内に入るような量で1更用するの
が適当である。
該加水分解の際の温度は使用するアルカリの種類によっ
て異なり、アンモニア水又は上記の如き無機アルカIJ
 ’t−使用する場合には常温で充分であるが、心壁に
応じ約60℃迄の温度に加温してもよい。また、尿素又
はウロトロピンの如き熱分解によりアンモニアを放出す
る化合物を使用する場合には約80〜約105℃の温度
に加熱するのが有利であり、該加水分解は該水溶液中に
存在する実質的に大部分の珪酸塩及びチタン塩がシリカ
及びチタニアとして析出するまで続けることが好ましく
、大体5間抜程度で完結せしめることができる。
析出した沈殿は次いで通常の方法、例えばtFim、遠
心分離等の手段により水酸液がら分離することができ、
分離した沈殿は乾燥する。該乾燥は風乾、加熱乾燥いず
れの方法によって行なってもよい。
かくして侍られる複合体は粉床のまま吸着剤として使用
することができ、或いは、(顆)粒状、ベレント状、フ
ィルム状、棒状、リング状、等任意の形状に成形した後
吸着剤として使用してもよい。さらに、該複合体は約8
00℃まで、好ましくは約400〜約700℃の温度で
焼成するこをにより、複合体の硬さを高めることができ
、それによって吸着剤として取扱易さを改善することが
できる。
上記の如くして調製された複合体は前述した如き物性を
有し、非常に優れた吸着能を有し、後述する種々の用途
に利用することができる。
しかしながら、本発明によれは、上記の如くして調製さ
れた複合体をアルカリ水浴液で処理すると、金挑イオン
及び反応性染料に対する吸NN’eが約10〜6096
程劇もアンプすることが見い出された。
は、例えば、水酸化す) IJウム、水酸化カリウム、
水酸化リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭
酸ナトリウムの如きアルカリ全島の水酸化物、炭酸塩又
は重炭酸塩;水酸化バリウ′、ム、水酸化カルシウム、
水酸化マグネシウム等のアルカリ土類全域の水酸化物;
アンモニア水などが好ましく、中でもナトリウム、カリ
ウム及びバリウムの化合物が好適である。
かかるアルカリは約α1〜約6規、定、特に約0.5〜
約2規定の水浴液に台−製した後、上記で得た複合体の
処理に使用する。該処理は該複合体を上記水溶液に浸漬
し、少なくとも5時間、好ましくは12〜24時間程度
間抜することにより行なうことができる。かくして処理
された複合体はアルカリ水浴液から分離した後、充分に
水洗し、乾燥し、そして必要に応じて、約800”C以
下の縣度、臀に約400〜約700℃の温度でさらに焼
成してもよい。
上記アルカリ処理により複合体の吸着能か何故向上する
か、その理由は不明であるが、微細多孔質の複合体の微
細孔表面がアルカリ処理により活性化され、或いは微細
孔狭面にアルカリ金挑やアルカリ土類金挑が酸化物の形
で残存保持され、それが練機合体の吸着に対して非常に
有利に作用しているのではないかと考えられる。事実、
例えば水酸化ナトリウム水浴液で処理したシリカ−チタ
ニアtx量比50750)複合体には、約600℃で焼
成した後、炎光分析法で測足して約o、ai[1%の酸
化ナトリウムが保持されていることが確認されている。
しかも、かかるアルカリ処理した複合体は、未処理の複
合体に比べて、比表面積が増加し、平均孔径は数丁する
。例えはシリカ−チタニア(″hit比50/’50 
)□の複合体の場合未処理のものは比表面積が約220
〜約260m“/f程度で、平均孔径は約100〜約1
40オングストロームであるが、これを水酸化す) I
Jウム水溶液で処理すると、比表面積は約250〜約2
90m″/ls平均孔径は約70−1−約90オングス
トロームになり、例えばクロムイオ′!5′t o p
 p mで含有する水浴液におけるクロムイオンの除去
率はpH2のとき64にから98%へと著るしく向上し
元。
、 また、水酸化バリウムで処理したシリカ−チタニア
複合体は、未処理のものに比べて尚いpHにおける金属
イオンの吸着能が着るしく向上する傾向ン示す。
本発明の吸盾剤は、後述する実施例において立証される
如く、各種金属イオン、例えにクロム、−水銀、力°ド
ミウム、鉛、ヒ素、亜゛鉛、ニッケル等の金属のイオン
のみならず、染料、有機溶媒をはじめとする有機物質を
種々の1#度で含有する産業排液から、これら金践イオ
ンや壱機物餉を効率よく分離又は除去することができる
本発明の吸着剤は、上記金践イオンや有機物質に対する
吸泄谷量が大きくしかも吸宸速冷も尚く、かかる物IJ
tを含む廃液から短時間で極めて効果的に該物買を吸着
除去することができる。
しかも、本発明の吸着剤は吸宥容倉及び吸着速度が大き
いばかりでなく、金践イオンや有機物質を極めて布博な
濃度で含有する液からでも、存在する金属イオンや有機
物質を非常に高い除去率で以って除去することができる
が0、lppmという低い平衡濃度の水浴液において0
.2111Qクロム/flj!l剤という非常に高い吸
宥能會有している。
さらに、本発明の吸着剤は吸着された物麺の11吋着も
簡単であり、例えは、金−イオンを成層した吸着剤勿処
ibi敵から胞状し、次いで、それを適当なpHの水浴
液中に浸漬することにより、吸着物質を吸着剤から容易
に且つ殆んど完全に脱着せしめるこ、l:ができ;b、
捷だ、栄利の如き有機物質の脱着は、本発明の吸着剤が
耐熱性に優れているという利点を生かして、吸着された
淘@、物質の加熱蒸発又は熱分解によって憾めて簡単に
行なうことができ、かくして膜層した吸着剤は再1史用
できることは1つまでもない。
しかもその上、かくして膜層した吸着剤は魯ひ金属イオ
ンや各種有機物質の吸着に使用することができ、本発明
の吸着剤は多数回にわたる吸着−1脱着サイクルにも吸
着能の拠貿的は下なく再1史用することができるという
、非常に漬れた利点を七する。
さらにまた、本発明の吸着剤を使用すれは、希薄な濃度
で金塊イオンを含む水浴液中の該金属イオンの(ロ)収
纒縮か′5]能である。すなわち、本発明の吸着剤を用
い、希薄な濃度で全域イオンを宮む水浴液から該金属イ
オンを吸着分離する。該金属イオンを吸着した本−発明
の吸着剤を適当なpHの脱着用水浴液に浸漬し該金属イ
オンを該水溶液中に俗離せしめる。該金属イオンを膜層
させた吸着剤を前記と同じ金属イオンを含む水溶液に浸
漬し吸着操作を行なった後、再び上百ピ脱着を行なった
水浴液に戻し、吸着した金属イオンを該水溶液中に溶離
せしめる。この操作音線り返すことにより、該膜層用水
浴液中における金践イオンの濃度を嵩めることかでき、
結果的に、希薄な金属イオン含廟水浴液から該金践イオ
ンをよりiIi#I濃度で含有する水浴液へと濃縮が行
なわれたことになる。
このように、本発明の吸着剤は各糧金塊イオンや染料を
はじめとする各種有機物質に対する吸着剤として広範な
用途を有するものである。
次に実施例を掲げて本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 塩酸酸性1pH=約1)にした0、 2 tno l 
e / tのメタケイ酸ナトリウム溶液と同磯度の四塩
化チタン溶液の各1tずつを2モルの尿素とともに8t
フラスコに入れ、マグネチンク・スタラーで償拌しなが
ら、油浴中で90℃、5〜6時間加熱することにより均
一的にシリカ−チタニア共沈ゲルを沈殿させた。次いで
、濾過し、アンモニアが恢出されなくなるまで十分水洗
後、’110℃で一昼夜乾燥する。こうして得られた粉
体klOwmx25輩鞠・φの円筒形に成形後、600
℃で1時間電気炉で固結させ、20〜42メツシユに一
分して、シリカ−チタニア複合体よりなる粒状吸着剤を
併た。この吸着、剤の物性値は下記第1表の通りであっ
た。
上記で得た吸着剤につ、いて以下に述べる方法でその吸
着性能を―べた。重クロム酸カリウムを用いて、クロム
イオンの濃度がLOpptnになるように調製した溶液
251と該吸着剤150■を1001共栓三角フラスコ
に入れ、恒温槽で24時間振盪後、原子吸光光度法(J
IS  Ko102゜st 、1.23により溶液中に
残存するクロムの濃度を決定し、次式により除去率を算
出した。
初期1!に度+ppm> このとき、塩酸または水酸化ナトリウム溶液を用いて該
クロムイオン溶液の初期pHを調整した。
初期pHと除去率の関係を下記第2狭に示す。
実施例2 実施例!で得たシリカ−チタニア複合体の粒状吸着剤を
lN水酸化ナトリウム溶液中で12時間振盪後、十分水
洗し、110℃で一昼夜乾燥することにより吸着剤のア
ルカリ処理を行なった。このときの吸着剤の物性を下記
第8表に示した。また、この吸着剤を用いて、実施例1
におけると同様の吸着試験を行なった。このとき、クロ
ム以外にも、硝酸塩または塩化物を用いてすべてlpp
mの濃度に調製したカドミウム、亜鉛、鉛、ニッケルを
含む耐液についてもそれぞれ同様の吸着試験を行ない、
その結果を下記第4衣に示す。
実施例8 実施例1において、メタケイ酸ナトリウム溶液と四塩化
酬タン溶液の採取量を変えることによりSiO@/Ti
O’Hの電量比を90/l Oから0/ 100の範囲
の共沈ゲルを沈殿させ、粒状吸着剤として実施例1と同
様の吸着試験をpH2で行った。また、該吸着剤のアル
カル処理を行い、それを用いたときの結果を合せて下記
第5表に示す。
第5表 : クロム除去率に及はす 実施例4 実施例1においてメタケイ酸ナトリウムと四塩化チタン
の混合溶液の沈殿剤として尿素を用い、均一的に共沈ゲ
ルを沈殿させる代りに6Nアンモニア水を、ビーカーに
入れた該混合溶液にpHが8に達する進体々に滴下させ
ながら不均一的に共沈ゲルを沈殿させ、以後は実施例1
と同じ吸着試験を、吸着剤のアルカリ処理後に行った。
そのときの結果を下記第6表に示す。
実施例5 実施例2における吸着剤のアルカリ処理を、lN水酸化
ナトリウム溶液の代りに、lN水酸化力つき以後実施例
1と同様の吸着試験を行った。そのときの結果を下記第
7表に示す。
実施例6 実施例1で用いたと同じ四塩化チタン溶液の二分の一容
量’fro、2mo1g/lのm度の塩化マグネシウム
、塩化カルシウムまたは塩化アルミニウムの各水溶液゛
で置換する以外、実施例1でmmしたと同じ混合溶液か
ら、実施例1と同様に処理することにより、主成分系共
沈ゲルを得、さらにこれらを用いて吸着剤を装造した。
実施例1と同様の吸着試験を行い、その結果を下記第8
表に示す。
実施例7 実施例6でvI4mした吸着剤について実施例2におけ
ると[用様にしてアルカリ処理を行ない、得られるアル
カリ処理吸着剤について吸着試験を行った。その結果を
下記第9表に示す。
実施例8 ヲ用いて、クロムイオン、カドミウムイオン及び亜鉛イ
オンの除去率と吸着時間の関係を、それぞれの溶液にお
ける吸着に対する最適pHO下で求めた。また、クロム
については、実施例8で一製したアルカリ処理(アンモ
ニア水処理)した吸有削を用いて、同様の関係を求めた
。それらの結果を下記第10表に示す。
第1θ表: 吸着速度 実施例9 2で調製したM着剤15011Igを加えて振盪し、そ
れぞれ吸着平衡に達したときの飽和吸着量と平衡濃度の
関係は下記第11表の通りであり、これらはいずれもF
re undl i ch型の吸着等温式を満足させる
ものであった。
第11表ニジリカーチタニア吸着剤に 実施例1O 実施例2でpl袈′した吸着剤をクロムイオンの初Me
度1oppm、初MpH2の溶液中で24時間振盪する
こと、により十分吸着平衡に達せしめた後該吸着剤を分
離し、今度はIN水酸化す) IJウム溶液中で振盪す
ることにより、吸着クロムの約90%が溶離した。それ
と同時に吸着剤の吸着能は完全に回復した。この吸着と
溶離の操作を6的1繰返したが、下記第12表に示す通
り、吸着と溶離のいずれの能力の低下も全く認められな
かった。
第12表:吸着と溶離のリサイクル 実施例11 1oppmのクロムイオンを含む浴液(以F「原液」と
呼ぶ)5QQa/に、実施例2で1lAl製したIJB
L着剤1.02を加え、実施例1に記載したと同じ吸着
試験を行ったところ、9196のクロムが吸着された。
次いで、実施例10に記載したと同じ溶離操作をIN水
酸化す) IJウム溶液10@l中で行った結果、吸着
クロムのthぼ100%が溶離し、この溶液のクロム濃
度は455ppmで、結果的には、上記原液のクロムイ
オン濃度が10]ppyyxから455ppmと45倍
強の洟縮が達成された。
実施例12 実施例2で両膜した吸着剤を用いて、lOppmのクロ
ムイオン、1pprnのカドミウムイオン及びlppm
亜鉛イオンの3省會含む混合液からの      1遠
択的吸漸性能を、実施例1に記載したと同じ吸着試験方
法により調べた結果、下記第18表に示すような混合乃
至選択的吸着性が達成された。
実施例18 実施例1及び6でi#il袈した吸着剤を用いて、酸性
染料(C1I、Ac1d  Blue 40)及び塩基
性染料(C,1,Ba5ic  Blue  81の吸
着性卵を下記の方法によリーベ、得られた結果を下記第
14表及び第15表に示す。
染料を1100ppの濃度になるように溶解した水溶液
(原水150 mlと上記吸着剤20019とを入れた
1QQa+/共栓三角フラスコを、20℃に保持した慎
温檜内で振盪し、所定時間経過°後、溶液51ずつを採
取し、0.45μのメンブランフィルタ−で吸引濾過す
る。得られたP液の吸収スペクトルを測定し、原水の吸
収スペクトルとの面積比から脱色率を算出した。
第15表:振盪時間1hr)と脱色率 Ba5ic  Blue  8 ) 実施例14 C,1,Ac1d Blue  40又はC,1,Ha
siBlue  8をそれぞれ60.80.100.1
50.2ooppmの濃度で含む水溶液各50111を
調製し、前者(C1I 、Ac1d Blue  40
1の染料溶液にはシリカ−チタニア−マグネシア、後者
(C,1,Ba5ic Elue  8)+7)染料溶
液にはシリカ−チタニアを各tooqずつ加えて、20
℃の恒温槽中で振盪させて成層平衝に達せしめた後、前
記と同様にして脱色率を求めfc粘果を下記第16表に
示す。このときの飽和吸着量と平衡羨度はF’reun
dlich型の吸着等温式に従うもの実施例15 実施例1及び実施例2で調製した吸着剤を用いて、廃水
処理が最も困難とされている反応染料(C,/、Rea
ctive  Red  2)について実施例1Bに記
載したと同様の成層試験を行ったとどろ、下記第17表
に示す結果が得られた。
実施例16 実施例!で調製した吸着剤に前記と同様にしてC,1,
Ba5ic Blue  8を吸着すせテカラ、600
℃で1時間加熱したところ、該吸着剤は初期の白色に戻
り、吸着節は完全に(ロ)後した。この成層と熱分解の
操作を同−該吸着剤について5回繰返したが、吸着能の
低下は全く認められなかった。
また、実施例6で調製したシリカ−チタニア−マグネシ
ア複合8体にC,1,Ac1d  Blue 40を吸
着させて、上記と同じ脱着操作を繰返したが、これまた
同様に吸着能の低下は全く認められなかった。
実施例17 実施例1でv14製した吸着剤を用いて某染色工場廃水
について全有機炭素(TOC)の吸着除去を調べた。廃
水5Qm/に該吸着剤20019を加えた1001共栓
三角フラスコを20℃の恒温槽中で所定時間振盪後、T
OCの測定を行い、廃水との比較からT OC除去率を
求め、その結果を下記第18表に示す。このとき、廃水
に予め塩酸を加えてpH調整を行った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 L シリカとチタニアを重飯比で75:25乃至0:1
    00の割合で含有し、さらにシリカ及びチタニア以外の
    金属酸化物を含有し、且つ少なくともSOm/gの比表
    面積を有する微細多孔質のシ化物複合体工す成る吸着剤
    。 2 該酸化物複合体がシリカとチタニアを1M量比でs
    o:so乃至10:90の割合で含有する。 特許請求の範囲第1項記載の吸着剤。 !L 該酸化物複合体が少なくとも120ゼ/Iの比表
    面積1肩する1%許請求の範囲第1項記載の吸着剤。 4 該金属酸化物が塩基性金ll4w化物である特許請
    求の範囲第1璃記載の吸着剤。 ′翫 該酸化物複合体が1金JIi酸化物をシリカとチ
    タニアの合計重量全基準にして3011i%以下の割合
    で含有する特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載
    の吸着剤。 & 可溶性チタン塩、又は可溶性チタン塩及び可溶性珪
    酸塩な溶解含有する酸性水溶液をアルカリ加水分解に付
    してチタニアを沈殿させるか又にシリカ及びチタニアを
    共沈せしめ、得られる沈殿を分離後乾燥し、そして必要
    に応じて、約800℃以下の温度で焼成した後、得られ
    る酸化物複合体をアルカリ水溶液で処理することt−1
    #像とする吸着能が増大した酸化物複合体より成る吸着
    剤の製造方法。 7、し酸性水溶液がα1〜4のpHを有する特許請求の
    範囲第6項記載の方法0 8、骸酸性水浴液がさらにブタン及びシリカ以外の金属
    の可溶性塩を溶解する特許請求の範囲第6項又は第7項
    記載の方法。
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