JPS5824320Y2 - アナログ遅延素子のプッシュプル回路 - Google Patents

アナログ遅延素子のプッシュプル回路

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JPS5824320Y2
JPS5824320Y2 JP1981188466U JP18846681U JPS5824320Y2 JP S5824320 Y2 JPS5824320 Y2 JP S5824320Y2 JP 1981188466 U JP1981188466 U JP 1981188466U JP 18846681 U JP18846681 U JP 18846681U JP S5824320 Y2 JPS5824320 Y2 JP S5824320Y2
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JP
Japan
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signal
analog delay
delay elements
phase
bbd
Prior art date
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JP1981188466U
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JPS57118600U (ja
Inventor
幸司 関
宣明 高橋
正明 佐藤
正男 春日
寿矩 森
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日本ビクター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 アナログ信号に対して時間遅延を与えることのできるア
ナログ遅延素子の一つとしてパケット・ブリゲート・デ
バイス(以下BBDと記載されることがある)があり、
近年になってとのBBDを音声信号用の遅延装置として
用いることにより、例えば再生速度の可変なテープレコ
ーダ、ステレオ装置などにおける残響効果や反響効果の
付加装置、電子楽器における゛トレモロ効果、ビブラー
ト効果、コーラス効果の付加装置などを構成することが
試みられている。
第1図及び第2図はミアナログ遅延素子の一例として、
BBDを用いた音声信号用遅延装置の従来例を示すブロ
ック図であって、この第1図、第2図にむいて、BAI
、BA2 triバッファ増幅器、BBD、BBD
1.BBD2はパケット・ブリゲート・デバイス、AD
D は加算器、CPI、CF2ば2相りロック信号、1
は信号入力端子、2は信号の出力端子であり、第1図示
の回路にむいては入力端子1に与えられた入力信号がバ
ッファ増幅器BAlを介してBBD に与えられると、
2相りロック信号CP1.CP2の印加によるBBDの
動作、すなわち、BBDにおけるサンプリングホールド
機能及びシフトレジスタ機能とによって入力信号が所定
の時間だけ遅延された信号となされ、その遅延された信
号がバッファ増幅器BA2 を介して出力端子2に送
出され、また、第2図示の回路においてId、入力端子
1に与えられた入力信号がバッファ増幅器BA1 を介
して2つのBBD、すなわちBBIh、BBD2に与え
られ、前記のBBDl、BBD 2によって所定の時間
だけ遅延された信号出力が加算器ADDによって加算さ
れて出力端子2に送出される。
第2図示の回路のように2つのBBDを並列的に用いる
と、第1図示の回路による遅延回路に比べてS/Nが3
dBだけ改善されるのである。
ところで、BBDは第3図に示す特性曲線例図のように
その入出力特性に非直線性を有するために、BBDを通
った信号は高調波歪を含んだものとなる。
第4図はBBDにち・ける入力信号レベルと全高調波歪
との関係を示す一例特性曲線図である。
以上の説明から明らかなように、アナログ遅延素子を用
いた遅延装置にお・いては、出力信号中に比較的大きな
高調波歪が含1れたものとなるために、これが忠実度の
高い音声信号機器を構成する場合などに支障を与えるこ
とになる。
本考案は、同一の2相りロック信号で駆動されることに
より、それぞれ同一の時間遅延を入力される信号に与え
て出力しうるような複数個のアナログ遅延素子をそれぞ
れ複数個のアナログ遅延素子が並列的に接続された2群
に分け、前記の2群の複数個のアナログ遅延素子の内の
一方の群のものに入力信号と同位相の信号を与え、前記
の2群の複数個のアナログ遅延素子の内の他方の群のも
のに前記入力信号と逆位相の信号を与えるよう、前記入
力信号を位相反転させる位相反転手段と、前記の2群の
複数個のアナログ遅延素子の内の一方の群の正位相の出
力信号から前記の2群の複数個のアナログ遅延素子の内
の他方の群の逆位相の出力信号を減算する手段とからな
るアナログ遅延素子のプッシュプル回路を提供して、前
記した問題点を解決したものであり、以下、添付図面を
参照してその具体的な内容を明らかにする。
第5図及び第7図は本考案のアナログ遅延素子のプッシ
ュプル回路を説明するためのブロック図であり、第6図
は本考案の一実施例を示すブロック図であって、アナロ
グ遅延素子の一例としてBBDを用いた例を示すもので
ある。
各図にむいて、1は信号の入力端子、2は出力端子、A
Iは非反転バッファ増幅器、A2は反転バッファ増幅器
(位相反転回路A2)、BBDIは第1の群のBBD1
BBD2は第2の群BBD、R1〜R4は抵抗、A3は
差動増幅器である。
第5図及び第7図のブロック図で示されるアナログ遅延
素子のプッシュプル回路は、第1.第2の群のアナログ
遅延素子がそれぞれ1個のBBDによって構成されてむ
り、また、本考案の一実施例である第6図のブロック図
で示されるアナログ遅延素子のプッシュプル回路は、第
1.第2の群のアナログ遅延素子がそれぞれ2個づつの
BBDによって構成されている。
入力端子1に供給された入力信号は、非反転バッファ増
幅器A1を介して第1の群のBBDに与えられ、また、
入力信号は反転バッファ増幅器A2を介して第2の群の
BBDに与えられる。
今、第1の群のBBDに与えられた入力信号をEcos
ωtとし、また、第2の群のBBDに与えられた入力信
号なEcos(ωt+π)とすると、第1の群のBBD
からの出力信号S1と第2の群のBBDからの出力信号
S2とは、BBDの非直線特性のために次の(1) 、
(2)式によって示されている(両群のBBDは同一の
2相りロック信号によって1駆動されていて、各群のB
BDによって信号に与えられる時間遅延は等しいから、
(1) ? (2)式中には、BBDによって信号へ与
えられている時間遅延量を示す項の表示は省略されてい
る)ように、それぞれ高調波成分を含んでいるものとな
る。
Sl =Ecosωt+E2cos2ωt+E 3co
s3ωt+E4cos4ωt+・・・・・・・・・(1
)S 2=Ecos (ωt+π)+E2 cos2
(ωt−+4 )+E3cos3(ωt+π)+E4c
os4(ωt+7r)(2)上記の(1)式で示される
第1の群のBBDからの出力信号S1は、抵抗R1、R
2の回路を介して差動増幅器A3にお・ける非反転入力
端子に与えられ、また、両式の(2)式で示される第2
の群のBBDからの出力信号S2は、抵抗R3を介して
差動増幅器A3にむける反転入力端子に与えられる。
差動増幅器A3からは、上記した信号S1と信号S2と
の差信号(SI S2)が出力される。
すなわち、差動増幅器A3からの出力信号(Sl−82
)は次の(3)式によって示されるものとなる。
(Sl−82)=2(Ecosωt+E3cos3ωt
+ −) (3)このように、本考案のアナログ遅
延素子のブツシュプル回路では、出力端子2に送出され
る出力信号が上記の(3)式で示されるように、偶数次
の高調枝成分がアナログ遅延素子のプッシュプル回路に
よって打消されているので、従来例回路に比べて歪率が
大巾に改善されるのである。
第5図及び第7図に示されるブロック図の場合では、S
/Nが3dB改善され(信号レベルは2倍となるが、ノ
イズレベルは(6にしかならないため)るのであり、さ
らに、第6図示の本考案の一実施例回路では一層S/N
の向上が遠戚されるのである。
第7図に示す本考案を説明するためのブロック図のもの
では、第1の群のBBDからの信号路中に設けられた抵
抗R2に対して並列にコンデンサC1を接続し、また、
抵抗R4に並列にコンデンサC2を接続することにより
、非反転バッファ増幅器A1→第1の群のBBD→BD
→幅器A3の非反転入力1での系中で伝送される信号の
高域成分の位相ずれと、反転バッファ増幅器A2→第2
の群のBBD→差動増差動増幅器A30力転入力1中で
伝送される信号の高域成分の位相ずれを補償して、差動
増幅器A3における誤差及び信号中の位相歪を減少させ
ると共に、出力信号中に含1れるクロック信号成分を減
少乃至は除去することができるのであり、この第7図に
示す本考案を説明するためのブロック図のものは、遅延
時間を多くするために、多数接続する場合に有効である
以上、詳細に説明したところから明らかなように、本考
案のアナログ遅延素子のプッシュプル回路は、複数のア
ナログ遅延素子が並列接続された2群のアナログ遅延素
子を用いることにより単独のアナログ遅延素子を並列接
続したものよりもS/’Nを改善することができ、互い
に逆位相である2信号をアナログ遅延素子で遅延させた
後、正相の出力信号から逆相の出力信号を減算するプッ
シュプル回路により出力信号中に含1れている偶数次の
高調波成分を打消すことができるから、従来の同種の回
路と比べて歪率を大幅に改善することができる等の効果
があり、したがって、本考案の適用により高い忠実度を
有する各種装置を容易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はアナログ遅延素子を用いた遅延装置
の従来例を示すブロック図、第3図及び第4図はBBD
の特性曲線例図、第5図及び第7図は本考案のアナログ
遅延素子のプッシュプル回路についての説明ためのブロ
ック図、第6図は本考案のアナログ遅延素子のプッシュ
プル回路の一実施例を示すブロック図である。 BBD、BBD 1.BBD2・・・・・・パケット・
プリゲート・デバイス、BAl、Bi2 ・・・・・・
バッファ増幅器、ADD・・・・・・加算器、A1・・
・・・・非反転バッファ増幅器、A2・・・・・・反転
バッファ増幅器、A3・・・・・・差動増幅器、R1−
R4・・・・・・抵抗、CI、C2・・・・・・コンデ
ンサ、1・・・・・・入力端子、2・・・・・・出力端
子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同一の2相りロック信号で駆動されることにより、それ
    ぞれ同一の時間遅延を入力される信号に与えて出力しう
    るような複数個のアナログ遅延素子をそれぞれ複数個の
    アナログ遅延素子が並列的に接続された2群に分け、前
    記の2群の複数個のアナログ遅延素子の内の一方の群の
    ものに入力信号と同位相の信号を与え、前記の2群の複
    数個のアナログ遅延素子の内の他方の群のものに前記入
    力信号と逆位相の信号を与えるよう、前記入力信号を位
    相反転させる位相反転手段と、前記の2群の複数個のア
    ナログ遅延素子の内の一方の群の正位相の出力信号から
    前記の2群の複数個のアナログ遅延素子の内の他方の群
    の逆位相の出力信号を減算する手段とからなるアナログ
    遅延素子のプッシュプル回路。
JP1981188466U 1981-12-17 1981-12-17 アナログ遅延素子のプッシュプル回路 Expired JPS5824320Y2 (ja)

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JPS57118600U JPS57118600U (ja) 1982-07-23
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5014281A (ja) * 1973-06-07 1975-02-14
JPS52141540A (en) * 1976-05-20 1977-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Noise eliminator for analog memory element

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5014281A (ja) * 1973-06-07 1975-02-14
JPS52141540A (en) * 1976-05-20 1977-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Noise eliminator for analog memory element

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