JPS5824210Y2 - 電磁探傷装置 - Google Patents

電磁探傷装置

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JPS5824210Y2
JPS5824210Y2 JP1978102596U JP10259678U JPS5824210Y2 JP S5824210 Y2 JPS5824210 Y2 JP S5824210Y2 JP 1978102596 U JP1978102596 U JP 1978102596U JP 10259678 U JP10259678 U JP 10259678U JP S5824210 Y2 JPS5824210 Y2 JP S5824210Y2
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JP
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coil
test tube
detection
flaw
signal
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JP1978102596U
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JPS5520427U (ja
Inventor
和敬 菊池
盛之 沢野
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原電子測器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、検出コイルの着脱交換を容易にし、かつ検出
出力変化を自動的に補償し、信号対雑音比を最良状態に
保持できる磁性金属管用の電磁探傷装置に関する。
鋼管等の磁性金属管の内外面に存在する傷、破れ目等の
欠陥を検出する方法として、渦流探傷法および磁気探傷
法がある。
渦流探傷法は、被検体の外周に該被検体で串刺にされた
状態に直流磁化コイルおよび検出コイルを設け、直流磁
化コイルで強い直流磁場を発生して被検体を磁気飽和さ
せ、検出コイルに高周波電圧を印加して電磁誘導により
被検体中に渦電流を生じさせ、被検体の傷による渦電流
分布状態の変化に起因する検出コイルインピーダンスの
変化を検出して探傷する。
磁気探傷法は、被検体の外周に同様に直流磁化コイルを
設けて該被検体を磁化し、又は被検体に通電して磁界を
発生させ、傷によるその磁界の乱れ即ち漏洩磁束を螢光
磁粉を付着して目視にて傷等を探知するか、又は該漏洩
磁束をホール素子、磁気感応ダイオード等の磁気感応素
子により検出して探傷する。
これは例えば実開昭51−153680磁気探傷装置で
公知である。
本考案は、後者の磁気探傷法によるものであるが、その
欠点を除去したものである。
即ち、従来の探傷装置においては、被検体が貫通するコ
イル装置を用いており、造管検査中に被検体である鋼管
の鋼板合わせ目の異常突出部等により、貫通形コイル装
置の内壁を破損するなどの不都合が生じたときは該貫通
形コイル装置を早急に交換しなければならないが、被検
体が串刺し状にコイル装置を貫通しているので該コイル
装置を簡単に取外すことができず、そのため造管設備の
運転を停止するだけでなく鋼管を適宜切断して取外した
りしている。
また運転再開に当っては製品サイズ変更における段取り
替え直後と同様の各種作業を行なわなければならず、こ
のため作業能率の低下等をきたしていた。
また磁気感応素子等による磁気探傷法にあってはその素
子の単位寸法が小さいため被検体全域を包囲するには多
数の素子を配設せねばならず、経済的に実用化が難しい
不具合がある。
本考案はか・る点を改善し、コイル着脱操作を容易に行
なうことができ、また微少傷を常に適正な感度でかつ良
好なS/Nで検出できる電磁探傷装置を提供しようとす
るものである。
次に図面を参照しながらこれを詳細に説明する。
第1図は貫通形コイル装置の概要を示すもので、1は被
検体、2は貫通形直流磁化コイル、3,3′は検出コイ
ルである。
渦流探傷法の場合、検出コイル3.3′は第2図に示す
ように結線される。
この図では4は発振器、5,5′はブリッジ回路の比例
選を構成する抵抗、6は増幅器である。
動作を説明すると、貫通形直流磁化コイル2で被検体1
を磁化して磁気飽和させ、被検体1内に軸線方向に磁束
を分布させる。
磁気飽和させるのは部分的な透磁率の変化による擬似信
号発生を避けるためである。
発振器4により交流電圧を検出コイル3,3′に印加す
ると被検体1に渦電流が生じ、その渦電流分布内に傷が
あると、該渦電流の大きさ等が変化して検出コイルのイ
ンピーダンスが変化する。
従ってブリッヂ回路は不平衡となり、出力を生じる。
これは増幅器6で増幅され、傷検出信号となる。
而してこの第1図のコイル装置は被検体1が検出コイル
3.3′および直流磁化コイル2を串刺し状に貫通して
いるため前述の如くコイルの着脱交換が困難である。
また電磁気的不均一を傷として検出するから電縫鋼管に
おける中継溶接前後のコイル材の折れ曲り跡即ち腰折れ
など傷以外の応力や硬度変化も検知することである。
本考案はか・る不具合を解消する目的で考案されたもの
であり、第3図にその実施例を示す。
この図で7,7′は第1図の貫通形直流磁化コイル2を
2分割したものに相当する。
これらの環状コイル7゜7′は図示の如く適当な間隔を
おいてかつコイル軸を被検体である鋼管1の軸線に合せ
て配置され、その間に検出コイル装置8が同様にコイル
軸を鋼管軸線に一致させて配設される。
検出コイル装置8は第4図に示すように絶縁体製円筒体
を軸線方向で2分割してなる2つの弧状片81.82を
継ぎ合せて円筒体としてなるコイルボビン83と、これ
らの弧状片の外周に半円状に形成された円周方向溝84
.85に埋め込んだ鞍形コイル8′、8″で構成される
勿論コイルボビン83は2分割の他に3分割、4分割等
したものでもよいが、要は被検体1への着脱の際に分割
または蝶番式に開いて該被検体へ嵌めまた外すことがで
きればよいから、分割数を大にすることは格別意味はな
い。
線形コイル8′、8″は被検体1の全周を探傷できるよ
うに継ぎ合せると360°以上を完全包囲する長さにす
る。
コイルボビンを3分割等する場合は勿論各々のボビン片
に各検出コイルを装着する。
環状コイル3,3′に比べてこの鞍形コイル8′、8″
の各々は当然小型になる。
従ってコイルボビンは2分割のま・とじ、鞍形コイルの
みを4個または6個埋設する様にすれば微小傷の検出に
更に有利であり、そしてこの場合各々のコイルを直列に
接続することによって信号増幅器の比例的増大を回避す
ることができる。
このコイル装置は分割又は開放と円筒体への復帰が簡単
迅速にできるように蝶番、バンド、その他適宜の連結手
段を設けておくとよい。
本考案では、貫通形磁化コイルを7,7′に2分割し、
その間に上記構造の検出コイル装置8を配置したので、
第1図と対比すれば明らかなように、検出コイル装置8
の装着に当っては単にコイル7.7′間の被検体1の所
へ該検出コイル装置を持って行き、分割又は開放して該
コイル装置を嵌め、然るのち円筒体に戻せばよく、また
該コイル装置の取外しに当っては単に該コイル装置を分
割又は開放して被検体装置から退去させればよく、極め
て簡単である。
なお、磁化コイル7.7′は環状体であって、これの着
脱は従来装置と同様に容易でないが、これは被検体を単
に磁化させるだけのものであるから、被検体貫通孔を太
き目にして損傷を受けることがない様にすればよい。
この際励磁電流が若干増大するが、その程度のことで済
み、探傷精度に影響を及は゛すことはない。
第5図に示す如く、貫通形磁化コイル7.7′は同方向
に磁束を生じるように直列又は並列に接続し、これらを
直流電源20に接続する。
検出コイル8′、8″は誘起電圧が加わり合う極性で直
列に接続し、これを増幅器9の入力端子に接続する。
動作を説明すると、貫通形磁化コイル7.7′より被検
体1を磁化すると、該被検体1に軸線方向に磁束が分布
する。
被検体1の表面に傷等があると、その部分で被検体半径
方向へ突出する漏洩磁束ができる。
被検体1は矢印方向に走行しているので、検とコイル8
′、8“と該被検体との相対運動により、該コイルは漏
洩磁束を切ることになる。
このため検出コイル8′又は8′沖に誘起電圧が生じ、
これを増幅器9が増幅する。
従って増幅器9の出力変化は被検体1の傷を示すことに
なる。
検出コイル8′、8″の誘起電圧は検出コイルと被検体
との相対速度の変化に比例して変化する。
一方、この相対速度は常時一定であるとは限らないから
、誘起電圧つまり傷検出信号の強さが変化することにな
る。
また、該誘起電圧の中には検査目的以外の何らかの要因
による不良信号つまり雑音も含まれる。
本考案はこれらにも対処するもので、第6図〜第8図に
その回路を示す。
第6図中、増幅器9で増幅された検出コイルの出力信号
は速度補償増幅器10に入力され、ここで速度補償され
た検出信号は帯域通過濾波器14に入力され、然るのち
警報リレー発生回路又は記録回路15に人力される。
速度補償について説明すると、速度補償増幅器10は第
7図、第8図に示す如く、増幅素子10a。
10b、ダイオードブリッヂ16、駆動器17、フォト
カップラ18、抵抗19.20より構成される。
IP、OPは人、出力端子である。
速度発電機11が出力するコイル装置と被検体との相対
速度を示す電圧は等住難又はリニアライザ12に入力し
、ここで該相対速度信号を増幅器10の利得制御に適当
な特性を持つ制御信号に変換する。
この制御信号sgは第7図の例では例えばトランジスタ
である駆動器17のベース電流を変え、増幅素子10a
の出力端からダイオードブリッヂ16および駆動器17
を通ってアースへバイパスされる信号電流を調整し、こ
うして増幅器10の利得を変え、傷検出信号の振幅が前
記相対速度の変化に無関係に一定値をとるようにする。
第ざ図の例では制御信号sgは増幅素子21を介してフ
ォトカップラ18内の発光ダイオード18bの発光を制
御し、それに対向して設けられたフォトダイオードやC
dSなどの光感応抵抗体の抵抗を変化させ抵抗回路網1
9,20,183による増幅器9の出力電流のアースへ
のバイパス量を変え、延いては利得(この場合は減衰量
)を変化させ、第7図の場合と同様な速度補償を行なう
濾波器14と等住難13は次の動作を行なう。
即ち、増幅器10の出力信号には傷信号の他に雑音信号
が含まれるので、帯域通過濾波器14により雑音信号を
除いて傷信号のみを取出すわけであるが該傷信号の周波
数は前記相対速度の変化に応じて変化するので、速度発
電機11から等住難13に人力して等化した信号を可変
帯域形の濾波器14に入力し、通過帯域の中心周波数を
自動的に変化させて傷信号と雑音信号との比を最良にす
る。
第9図は本考案装置を棒鋼の探傷検査に適用した場合の
測定結果を示す。
供試棒鋼は外径18.5mmの軸受鋼であり、予めつけ
た傷の幅は共に約1 mm、深さは3mm、2mm、1
mmの3種の円周方向傷を6Qm/minの探傷速度で
探傷し、記録した。
このグラフから明らかなように深さ3mm、2mm、1
mmの各傷な明瞭に検出されている。
以上詳細に説明したように本考案によれば検出コイルの
着脱が極めて容易であり、従って造管工程の稼動率を低
下させることがない等の効果が得られる。
また常に所定の精度およびS/Nの良い探傷が可能であ
り微小な傷も検知可能であって傷以外の局部的硬度変化
を誤って傷と検出するようなことがなく、擬似信号によ
る不良率増大を抑えることができる。
なお本考案の検出コイルの形状、大きさ等は図示実施例
に限定されず適宜変更できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の探傷装置の検出端周辺の説明図、第2図
は第1図の装置の結線例を示す回路図、第3図は本考案
の検出端周辺の説明図、第4図は分割構造の検出コイル
装置の構造を示す斜視図、第5図は本考案装置の結線例
を示す回路図、第6図は本考案の速度補償増幅器周辺の
ブロック図、第7図および第8図は速度補償増幅器の詳
細を示す回路図、第9図は本考案装置を棒鋼探傷検査に
適用した場合の検出結果を示す波形図である。 図中、7.7’は貫通形直流磁化コイル、8,8′は検
出コイル、10は速度補償増幅器、11は速度発電機、
12は等住難又は直線化器、13は等住難、14は濾波
器、16はダイオードブリッヂ、17は駆動器、18は
フォトカップラ、19は抵抗である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 少なくとも2個に分割され、それらが適宜の間隔を置い
    てかつ磁性被検管の軸線に中心を合わせて配置される被
    検管貫通形環状直流磁化コイルと、 前記間隔内にかつ被検管軸線に中心を合わせて配設され
    、そして、円周方向溝を有して該溝にコイルを埋め込ん
    だ弧状コイルボビン片を2個以上継ぎ合わせて円周状と
    した、軸線方向で分割可能な検出コイル装置と、 。 被検管と検出コイル装置との相対速度に逆比例する利得
    を持つ速度補償増幅器及び該相対速度に応じて信号通過
    帯域を変えて信号雑音比を最良にする可変帯域型帯域通
    過濾波器を備え、被検管の傷に起因する被検管半径方向
    の磁界の乱れによって生じる該検出コイル装置の出力を
    処理して該被検管の傷検出出力を生じる信号処理回路と
    を具備することを特徴とする電磁探傷装置。
JP1978102596U 1978-07-26 1978-07-26 電磁探傷装置 Expired JPS5824210Y2 (ja)

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JPS5520427U JPS5520427U (ja) 1980-02-08
JPS5824210Y2 true JPS5824210Y2 (ja) 1983-05-24

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502047U (ja) * 1973-05-07 1975-01-10

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JPS502047U (ja) * 1973-05-07 1975-01-10

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