JPS5823079Y2 - 開放型燃焼器具における長時間連続使用防止装置 - Google Patents

開放型燃焼器具における長時間連続使用防止装置

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JPS5823079Y2
JPS5823079Y2 JP1976066767U JP6676776U JPS5823079Y2 JP S5823079 Y2 JPS5823079 Y2 JP S5823079Y2 JP 1976066767 U JP1976066767 U JP 1976066767U JP 6676776 U JP6676776 U JP 6676776U JP S5823079 Y2 JPS5823079 Y2 JP S5823079Y2
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JP
Japan
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burner
combustion
heat
heat storage
temperature
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Expired
Application number
JP1976066767U
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JPS52157030U (ja
Inventor
哲郎 佐藤
嘉夫 米谷
Original Assignee
大阪瓦斯株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バーナの燃焼開始後には燃焼熱を漸次蓄熱し
、かつ、前記バーナの燃焼停止後には漸次放熱する蓄熱
器と、前記蓄熱器の温度が設定温度にまで上昇したこと
を検出する温度スイッチと、前記温度スイッチの設定温
度検出結果に基いて前記バーナへの燃料供給を遮断する
弁とを具備してなる、ガス瞬間湯沸器等のような室内に
燃焼排気を放出するいわゆる開放型の燃焼器具における
長時間連続使用防止装置に関する。
近年の住宅は非常に気密化し、また、そのような住宅が
優れた住宅として評価されるに至っている。
このような気密性の高い住宅の場合、室内でガス瞬間湯
沸器のようなガス消費量の大きい開放型燃焼器具を長時
間連続使用すると室内の酸素濃度が低下し、不完全燃焼
を生じる虞れがある。
しかし乍ら、ガス瞬間湯沸器は、本来、食器洗い、洗面
等、比較的短時間の給湯需要に足りる能力(容量)に製
作されており、また、その使用実態についてみても、一
般には、1〜2分、長くても数分といった短時間の使用
が間欠的に繰り返されるものであり、第4図に示すよう
に、室内の酸素濃度は、使用中にはやや低下するが、使
用を停止するとともに急速に回復し始めるため、短時間
の間欠的使用であるかぎりそれ程大きく低下することは
ない。
従って、実際には、上記のようなガス瞬間湯沸器本来の
用途に従った使用である限り、相当な気密住宅であって
も酸欠事故を生じることはないが、例えば、時として浴
槽への給湯など器具本来の能力範囲を越えて長時間連続
使用した場合には、室内の酸素濃度が低下し、酸欠事故
につながる虞れが生じるのである。
このような酸欠事故を防止するための安全対策として、
近年の開放型燃焼器具には、連続燃焼作用時間が設定時
間に達した場合にはその燃焼作用を自動的に停止させる
べく、冒記したような長時間連続使用防止装置が付設さ
れている。
従来のこの種の装置としては、例えば特開昭50−11
4642号公報から知られるものがある。
しかしながら、この公報に開示されている装置において
は、蓄熱器(感温装置)はバーナ燃焼室の直上方に配置
されているために、バーナ燃焼開始後においては、燃焼
室からの上方への強い熱放射により直接加熱されるので
、その蓄熱作用比較的速やかに行なわれる反面、バーナ
燃焼停止後においては、バーナ余熱による上方への熱放
射が暫くの間続くために、その放熱作用は比較的緩やか
に行なわれることとなる。
つまり、この公報の装置における蓄熱器は、蓄熱作用に
よる温度上昇よりも放熱作用による温度低下の方が相当
緩慢である、という特性を有するものである。
かかる特性は、前記したような開放型燃焼器具において
は極めて不適当なものである。
何故なら、炊事や洗面時のような器具の能力範囲内での
通常の使用状態、つまり、ごく短時間の使用を間欠的に
何回も繰り返すような場合には、室内の酸素濃度低下が
許容範囲内のごく小さいものであるにもかかわらず、蓄
熱器の方は、その放熱作用がかなり緩慢であるために、
上記酸素濃度変化の実態とは無関係に温度が漸次増大し
、遂には設定温度に達してバーナ燃焼を停止させてしま
う、というように実態にそぐわない誤動作を引き起すと
いう不都合な事態が生じるからである。
そして、このような事態が生じた後や所定の安全作動後
の再使用可能状態への回復にも、蓄熱器の放熱作用がか
なり緩慢であるために、長時間を要するものであり、実
使用上非常な不便を伴なうものであった。
本考案は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、
その目的は、冒記した開放型燃焼器具における長時間連
続使用防止装置を、器具本来の用途や能力範囲を越えた
長時間連続使用が行なわれた場合の燃焼自動停止という
所期の安全作動後の再使用可能状態への回復が早く、ま
た、器具に具合った正しい使用を行なっている場合に前
述のような誤動作を起すことが無いように、放熱作用が
蓄熱作用に比べてそれほど緩慢とならない、つまり、従
来のものに比べて放熱作用が速やかに行なわれるという
特性を有するような蓄熱器を備えたものに改良せんとす
ることにある。
上記目的を遠戚すべく、本考案による開放型燃焼器具に
おける長時間連続使用防止装置は、冒記したものにおい
て、前記蓄熱器を、前記バーナの側方に位置させるとと
もに、熱伝導体を介して前記バーナの燃焼室周壁に連結
しであるという特徴を備えている。
上記特徴構成によって発揮される効果は下記の通りであ
る。
即ち、蓄熱器はバーナの側方に位置しているので、バー
ナ燃焼停止後には、バーナ余熱による燃焼室からの上方
への強い熱放射を直接受けることは無く、また、蓄熱器
と燃焼室周壁を連結する熱伝導体は、バーナ燃焼時には
燃焼熱を蓄熱器へ供給する伝熱体として作用するが、バ
ーナの非燃焼時には蓄熱器の放熱体として作用するので
、バーナ燃焼停止後の蓄熱器の放熱作用は従来のものに
比べて極めて速かに行なわれ得るのである。
一方、バーナ燃焼時における蓄熱器の蓄熱作用は、殆ど
熱伝導体を介した燃焼室からの供給熱のみによって行な
われるので、従来のようなバーナによる直接加熱式のも
のに比べて緩やかに行なわれる。
従って、本考案の装置における蓄熱器は、放熱作用が蓄
熱作用に比べてそれほど緩慢でない、つまり、従来のも
のに比べると放熱作用は相対的に極めて速やかに行なわ
れるという特性を有するものとなった。
そして、これによって、器具本来の用途や能力範囲を超
えた長時間連続使用が行なわれた場合の燃焼自動停止と
いう所期の安全作動後の再使用可能状態への回復が早く
、また器具に見合った正しい使用を行なっている場合に
、酸素濃度は問題となるほど低下していないのに燃焼が
不測に停止されてしまう、というような従来のものが有
していた不都合を招くことがないものにできたのである
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
Aは開放型燃焼器具の一例であるガス瞬間湯沸器を示し
、次のような構成の長時間連続使用防止装置を組込んで
ある。
即ち、1は、内部に水またはそれに代る熱容量の大きい
非腐蝕性液体と、液膨張を吸収するための若干の空気と
を封入した小型密閉水槽によって構成した蓄熱器である
前記蓄熱器1は、バーナ2の側方に位置する状態で、バ
ーナ2の燃焼時における伝熱と燃焼停止時の放熱とを司
る熱伝導体3を介して燃焼室周壁a外面に連結されてい
る。
また、蓄熱器1の外面にはバイメタル等によって構成さ
れた温度スイッチSWが密着状態に付設され、これら両
者1.SWの周囲は断熱材4によって被覆されている。
前記温度スイッチSWは、パイロットセフティ回路5に
直列に介装されている。
上記構成によれば、湯沸器Aを使用(燃焼)すると、バ
ーナ燃焼熱によって加熱される燃焼室周壁aの熱が熱伝
導体3を介して蓄熱器1に伝えられ、漸次蓄熱される。
一定時間が経過し、蓄熱器1内の液温か設定温度に達す
ると、温度スイッチSWが作動してパイロットセフティ
回路5を断つので、バーナ2へのガス供給路に介装した
電磁弁■が閉じ、燃焼が停止する。
従って、温度スイッチSWの作動温度を適宜設定するこ
とによって、湯沸器Aの一定以上の長時間にわたる連続
使用を防止できる。
因みに、実験によれば、外気温、出湯温により多少の変
動はあるが、温度スイッチSWの作動温度を107℃で
OFF、80℃でON(復帰)するように設定すると、
連続使用時間約15〜25分で燃焼が停止し、再使用(
手動復帰)までには2〜3分を要した。
また、前記蓄熱器1がバーナ2の側方に位置しているこ
とと、前記熱伝導体3が蓄熱器1の放熱体として作用す
ることから、蓄熱器1の内部水温の下降速度が上昇速度
に比べて速いため、短時間使用の間欠的な繰返しに対し
ては、延べ使用時間が15〜25分を超過しても温度ス
イッチSWが切れなかった。
尚、本実施例では、温度スイッチSWを既存のパイロッ
トセフティ回路5内に介装しであるが、パイロットセフ
ティ回路5を利用せず、別途、専用の燃料ガス遮断用電
磁弁を設けで実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る開放型燃焼器具における長時間連続
使用防止装置の実施の態様を例示し、第1図は正面図、
第2図は要部の断面図、第3図は概略回路図、第4図は
燃焼時間と室内の酸素濃度との関係を例示するダイヤグ
ラムである。 1・・・・・・蓄熱器、2・・・・・・バーナ、3・・
・・・・熱伝導体、SW・・・・・・温度スイッチ、■
・・・・・・弁、a・・・・・・燃焼室周壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バーナ2の燃焼開始後には燃焼熱を漸次蓄熱し、かつ、
    前記バーナ2の燃焼停止後には漸次放熱する蓄熱管1と
    、前記蓄熱器1の温度が設定温度にまで上昇したことを
    検出する温度スイッチSWと、前記温度スイッチSWの
    設定温度検出結果に基いて前記バーナ2への燃料供給を
    遮断する弁Vとを具備してなる開放型燃焼器具における
    長時間連続使用防止装置において、前記蓄熱器1を前記
    バーナ2の側方に位置させるとともに、熱伝導体3を介
    して前記バーナ2の燃焼室周壁aに連結しであることを
    特徴とする開放型燃焼器具における長時間連続使用防止
    装置。
JP1976066767U 1976-05-24 1976-05-24 開放型燃焼器具における長時間連続使用防止装置 Expired JPS5823079Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52157030U JPS52157030U (ja) 1977-11-29
JPS5823079Y2 true JPS5823079Y2 (ja) 1983-05-17

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ID=28532955

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50114642A (ja) * 1974-01-28 1975-09-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50114642A (ja) * 1974-01-28 1975-09-08

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