JP2851236B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2851236B2
JP2851236B2 JP5691694A JP5691694A JP2851236B2 JP 2851236 B2 JP2851236 B2 JP 2851236B2 JP 5691694 A JP5691694 A JP 5691694A JP 5691694 A JP5691694 A JP 5691694A JP 2851236 B2 JP2851236 B2 JP 2851236B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーナに燃焼用空気を
通風し、且つ、燃焼ガスを排気路を通じて室外に排出す
る通風手段と、前記バーナの不完全燃焼を検出する不完
全燃焼検出手段とが設けられ、燃焼停止が指令されたと
き、前記バーナの燃焼を停止させるとともに前記バーナ
の燃焼を停止させた後も前記通風手段の作動を所定の時
間継続させるポストパージを実行し、且つ、前記不完全
燃焼検出手段が不完全燃焼を検出したとき、前記バーナ
の燃焼を停止させる制御手段が設けられた燃焼装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記燃焼装置は、不完全燃焼による異常
状態が検出されると、装置全体の運転作動を停止させる
ようにして、人体に悪影響を及ぼす燃焼ガスが装置外方
に漏れ出して、室内が燃焼ガスにより汚染されるのを未
然に防止するようにしたものである。上記したような不
完全燃焼が発生する場合としては、前記排気路が何らか
の原因で閉塞したような場合、バーナ異常による燃焼不
良が発生した場合、燃焼ガスが装置外方へ漏れ出して、
その燃焼ガスを含んだ空気を通風手段によりバーナに燃
焼用空気として通風することに起因して、酸素不足によ
り燃焼不良が発生したような場合等が考えられる。とこ
ろで従来では、例えば特開平5−26438号公報に示
されるように、不完全燃焼状態であることが判断される
と、装置全体の運転作動、即ち、バーナに対する燃料供
給の停止と共に前記通風手段の作動も停止するように構
成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように不完全
燃焼の検出に伴って装置の作動を停止させた際に、燃焼
ガスが既に室内に漏れ出ていることがある。上記従来構
造においては、このような場合、部屋の窓を開放させる
等自然換気により室内空気の浄化を図る必要がある。し
かし、このような換気動作を怠った場合、特に、小さな
部屋、密閉度の高い部屋等であれば、燃焼ガスによる汚
染度が高い汚染状況が長く続くことが考えられ、人体に
対する悪影響を排除することが出来ないおそれがあり、
この点で改善の余地があった。本発明は、この点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、不完全燃焼が検
出された際に室内汚染が生じていても、その室内汚染を
迅速に解消させることができる燃焼装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
冒頭に記載した燃焼装置において、前記制御手段は、前
記不完全燃焼検出手段が不完全燃焼を検出したとき、前
記バーナの燃焼を停止させるとともに、前記ポストパー
ジを実行するように構成されている点にある。
【0005】第2発明の特徴構成は、冒頭に記載した燃
焼装置において、前記制御手段は、前記不完全燃焼検出
手段が不完全燃焼を検出するに伴って、前記通風手段の
通風量を増大変更し、且つ、前記通風量を増大変更した
にもかかわらず前記不完全燃焼検出手段が不完全燃焼を
検出したときは、前記バーナの燃焼を停止させるととも
に、前記ポストパージを実行するように構成されている
点にある。
【0006】第3発明の特徴構成は、冒頭に記載した燃
焼装置において、前記制御手段は、前記不完全燃焼検出
手段が不完全燃焼を検出するに伴って、前記バーナへの
燃焼供給量を減少変更し、且つ、前記燃焼供給量を減少
変更したにもかかわらず、前記不完全燃焼検出手段が不
完全燃焼を検出したときは、前記バーナの燃焼を停止さ
せるとともに、前記ポストパージを実行するように構成
されている点にある。
【0007】第4発明の特徴構成は、前記制御手段は、
前記不完全燃焼検出手段が不完全燃焼を検出したときに
実行する前記ポストパージの時間を、燃焼停止が指令さ
れたときに実行する前記ポストパージの時間よりも長く
するように構成されている点にある。
【0008】第5発明の特徴構成は、前記バーナの燃焼
継続時間を計測する計時手段が設けられ、前記制御手段
は、前記不完全燃焼検出手段が不完全燃焼を検出したと
きに実行する前記ポストパージの時間を、前記計時手段
の計時情報に基づいて、前記燃焼継続時間が長いほど長
く変更設定するように構成されている点にある。
【0009】第6発明の特徴構成は、前記不完全燃焼検
出手段が、前記燃焼ガス中のCOガス濃度を検出するC
Oガスセンサにて構成され、前記制御手段は、前記不完
全燃焼検出手段が不完全燃焼を検出したときに実行する
前記ポストパージの時間を、前記COガスセンサの検出
情報に基づいて、前記COガス濃度が高いほど長く変更
設定するように構成されている点にある。
【0010】第7発明の特徴構成は、人為操作に基づい
て前記制御手段に対して燃焼開始を指令する操作指令手
段が備えられ、前記制御手段は、前記不完全燃焼検出手
段が不完全燃焼を検出したときから、前記ポストパージ
を終了するまでの間は、前記操作指令手段からの操作指
令に基づく制御が禁止されるように構成されている点に
ある。
【0011】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、バーナの不完全
燃焼が不完全燃焼検出手段により検出されると、バーナ
の燃焼が停止するとともに、ポストパージが実行され、
バーナの燃焼が停止した後も通風手段の作動が継続して
行われるのである。従って、燃焼が停止されることによ
り燃焼ガスの追加発生が抑制された安全な状態におい
て、通風手段による強制排気作動〔強制換気〕が続行さ
れるから、装置内において消火に伴って発生する残留ガ
スや未燃焼ガス等はもちろんのこと、室内の空気も通風
手段により強制的に排気路を通じて室外に排出されるこ
とになる。
【0012】第2発明の特徴構成によれば、バーナの不
完全燃焼が不完全燃焼検出手段により検出されると、通
風手段による通風量が増大するように変更され、このよ
うに通風量が増大した後であっても更に不完全燃焼状態
が検出されるときは、バーナの燃焼が停止するととも
に、ポストパージが実行され、バーナの燃焼が停止した
後も通風手段の作動が継続して行われるのである。従っ
て、不完全燃焼が通風量不足に起因して発生している場
合には、通風量の増大によって正常な燃焼状態に復帰さ
せることができ、このような通風量の変更では対応でき
ず不完全燃焼が検出される場合に、上記したような燃焼
停止作動、及び、その後のポストパージによる強制排気
作動〔強制換気〕を実行するのである。
【0013】第3発明の特徴構成によれば、バーナの不
完全燃焼が不完全燃焼検出手段により検出されると、バ
ーナへの燃料供給量が減少するように変更され、このよ
うに燃料供給量が減少した後であっても更に不完全燃焼
状態が検出されるときは、バーナの燃焼が停止するとと
もに、ポストパージが実行され、バーナの燃焼が停止し
た後も通風手段の作動が継続して行われるのである。従
って、不完全燃焼が排気路での閉塞等に起因して通風量
不足により発生しており、通風手段による通風量が最大
風量であり変更不能である場合であっても、少風量に対
応した燃料供給量に変更することによりバーナ燃焼状態
を正常な燃焼状態に復帰させることができ、このような
燃料供給量の変更では対応できず不完全燃焼が検出され
る場合に、上記したような燃焼停止作動及びその後のポ
ストパージによる強制排気作動〔強制換気〕を実行する
のである。
【0014】第4発明の特徴構成によれば、不完全燃焼
検出に伴って行われる前記燃焼停止作動後に実行される
ポストパージの時間が、通常の燃焼停止指令に伴って行
われるポストパージの時間より長くなるから、通常の燃
焼停止指令に伴って行われるポストパージにより行われ
る、装置内において燃焼停止に伴って発生する残留燃料
ガスや未燃焼ガス等の強制排気に加えて、装置外方〔室
内〕に漏れ出している燃焼ガス等を通風手段により強制
的に排気路を通じて確実に室外に排出させることができ
る。
【0015】第5発明の特徴構成によれば、不完全燃焼
検出に伴って行われる前記燃焼停止作動後に実行される
ポストパージの時間が、燃焼継続時間が長いほど長くな
る。すなわち、燃焼ガスが、装置外方に漏れ出ている場
合には燃焼継続時間が長いほど室内全体に亘って汚染さ
れていると考えられるから、それに合わせて、前記通風
手段による強制排気作動が実行される。
【0016】第6発明の特徴構成によれば、燃焼ガス中
の未燃ガスであるCOガスの濃度を検出することで、不
完全燃焼が合理的に且つ正確に検出され、その検出ガス
濃度が高いほど、不完全燃焼検出に伴って行われる前記
燃焼停止作動後に実行されるポストパージの時間が長い
から、前記通風手段による強制排気作動がCOガス濃度
に応じて効率よく行える。
【0017】第7発明の特徴構成によれば、不完全燃焼
の検出に伴って燃焼停止及びポストパージが実行される
間は、人為操作に基づく燃焼開始が禁止されるので、前
記通風手段による強制排気作動が、バーナの燃焼が開始
されない状態で、確実に、実行される。
【0018】
【発明の効果】従って、第1発明の特徴構成によれば、
不完全燃焼が検出されると、バーナの燃焼を停止させた
安全な状態で通風手段による強制換気を行うことで、室
内の換気を確実に行なうことができ、使用上の安全性を
高めることができる燃焼装置を提供できるに至った。
【0019】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による上記したような安全性を確保した上で、
即座に燃焼停止させることなく、正常燃焼状態に復帰さ
せることが可能となる。
【0020】第3発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による上記したような安全性を確保した上で、
通風手段による通風量が最大風量であり変更不能である
場合であっても、正常燃焼状態に復帰させることが可能
となる。
【0021】第4発明の特徴構成によれば、装置内にお
いて燃焼停止時に通常発生する未燃ガス等を排気させる
に充分な時間よりも更に長い時間のポストパージによっ
て、確実に、室内を換気させることができ、安全性が確
保される。
【0022】第5発明の特徴構成によれば、通風手段に
よる強制排気作動が必要量に応じて効率よく行える。
【0023】第6発明の特徴構成によれば、不完全燃焼
が合理的に且つ正確に検出されるとともに、通風手段に
よる強制排気作動が必要量に応じて効率よく行える。
【0024】第7発明の特徴構成によれば、不完全燃焼
の検出に伴う前記通風手段による強制排気作動が、バー
ナの燃焼が開始されない状態で実行されるから、例え
ば、不完全燃焼の検出に伴う燃焼停止後にポストパージ
が終了するまでの間に燃焼開始が行われる場合に較べ
て、通風手段による強制換気の機能を充分発揮させるこ
とができて、更に安全性が高まるものとなった。
【0025】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。本発
明に係る燃焼装置(給湯装置)は、図1に示すように、
給湯器Aと、給湯器Aの動作を制御する制御手段として
の制御部Hと、操作指令手段としての操作部Rとから構
成されている。給湯器Aは、燃焼室1と、燃焼室1の内
部に備えられているバーナ2と、水加熱用の熱交換器3
と、燃焼室1の上部に接続され、バーナ2での燃焼ガス
を室外に排出する排気路5と、バーナ2へ燃焼用空気を
供給するとともに、バーナ2での燃焼ガスを前記排気路
5を介して室外に通風させる通風手段としてのファン4
と、熱交換器3に加熱用の水を供給する給水路6と、熱
交換器3において加熱された湯を給湯栓(図示せず)に
供給する給湯路7と、バーナ2に対して燃料(ガス)を
供給する燃料供給路8とから構成されている。尚、図
中、30は点火用のイグナイタであり、図中31はバー
ナ2が着火したか否かを検出するフレームロッドであ
る。
【0026】給水路6には、熱交換器3への給水量Qi
を検出する給水量センサ9が備えられ、給湯路7には、
給湯栓に対する給湯温度Tx を検出する給湯温センサ1
0が備えられている。燃料供給路8は、一般家庭用のガ
ス供給管に接続され、この燃料供給路8には、バーナ2
への燃料供給量Ipを調節する電磁比例弁11と、燃料
の供給を断続する断続弁12とが備えられている。
【0027】操作部Rは、有線又は無線によって制御部
Hと接続され、給湯装置の運転の開始及び停止を指示す
る運転スイッチ13や、設定目標給湯温度Ts を設定す
る温度設定スイッチ14や、種々の情報を表示するLE
Dランプ15,16などが備えられている。尚、LED
ランプ15は、給湯装置が運転されているか否かを表示
し、LEDランプ16は、不完全燃焼状態が発生したか
否かを表示するように構成されている。
【0028】排気路5には、バーナ2の燃焼ガス中に含
まれる未燃成分の濃度値COを検出する不完全燃焼検出
手段の一例であるCOセンサSが備えられている。図2
は、このCOセンサSの構成を示したものである。CO
センサSは、ステンレス製の保護枠21の内側の台座2
2にセンサ素子23と温度補償用リファレンス素子24
を装備している。このセンサ素子23、温度補償用リフ
ァレンス素子24は、それぞれ触媒をタンジした白金線
で構成されており、電流が流れることで、約200℃に
加熱され、その表面に接触する燃焼ガス中の未燃成分が
触媒作用によって燃焼する。この時、センサ素子23に
タンジされた触媒には、COに対する選択性があるた
め、それぞれの素子温度に差が生じる。白金線は、温度
により抵抗値が変化するので、燃焼ガス中のCO濃度が
大となると、センサ素子23と温度補償用リファレンス
素子24の抵抗値の差が大となる。従って、燃焼ガス中
のCO濃度を抵抗値の差(センサ出力V)として検出で
きるように構成されている。尚、図中25は、制御部H
と接続しているリード線とのコネクター部である。図3
に、燃焼ガス中CO濃度に対するCOセンサSの出力V
を示す。
【0029】制御部Hには、給湯器Aの燃焼動作を制御
する燃焼制御手段101と、COセンサSの検出濃度値
COに基づいて不完全燃焼状態を判別する不完全燃焼判
別手段102と、バーナ2の燃焼開始後設定時間Tの
間、不完全燃焼判別手段102の作動を牽制する時限牽
制手段103と、燃焼作動停止後に行われる通風作動
〔ポストパージ〕の動作時間を設定するポストパージ時
間設定手段104と、不完全燃焼判別手段102により
不完全燃焼状態が判別された後に操作部Rによる操作指
令を不能にさせる操作ロック手段105と、バーナによ
る燃焼開始からの燃焼作動時間を計測する計時手段10
6とが設けられている。
【0030】燃焼制御手段101は、給湯栓によって調
節され給水量センサ9により検出される給水量Qi が設
定水量になると、次に述べる給湯運転を実行し、給水量
Qiが設定水量未満になると、給湯運転を停止する。給
湯運転は、基本的には、給湯温センサ10により検出さ
れる給湯温度Tx が設定目標給湯温度Ts になるように
電磁比例弁11を調整してバーナ2の燃料供給量Ipを
調節すると共に、ファン4の回転数が燃料供給量Ipに
対して、例えば、図8に特性線L1で示されるような予
め設定されている特性に基づいて、定まる目標回転数F
となるように、ファン4の回転数を制御する。尚、以下
の説明において、この給湯運転での基本的な制御を比例
制御と呼称する。
【0031】不完全燃焼判別手段102は、COセンサ
Sの検出濃度値COが設定濃度値COCHK 以上の場合に
おいて、単位時間ごとに、COセンサSの検出濃度値C
Oに応じて、その検出濃度値COが大きいほど大きな重
みづけをした重みづけ係数Nを検出濃度値COに乗算し
た重みづけ値Fを求めて(F=N×CO)、その重みづ
け値Fを積算し、その積算値Mが予め設定された設定値
CHK 以上になるに伴って不完全燃焼と判別するように
構成されている。尚、本実施例において、不完全燃焼判
別手段102は、不完全燃焼状態が判別されるに伴っ
て、バーナ2への燃料供給を遮断して燃焼を停止させる
べく燃焼制御手段101を作動させ、且つ、LEDラン
プ16を点滅させることによる不完全燃焼状態発生の報
知(異常表示)を行うように構成されている。
【0032】重みづけ係数Nは、検出濃度値COが大き
いほど大きな値となるように、検出濃度値COに対応し
て予め設定されている。
【0033】尚、図4には、一般にバーナ2の燃焼を開
始させたときにおける、COセンサSの出力Vの変化が
示されている。図中において、バーナ2の燃焼開始時点
は、時刻t1で示されている。センサ出力Vは、最初、
燃焼が停止されている状態(時刻t1以前)において
は、センサS固有の出力値V1を示している。燃焼開始
直後(時刻t1直後)は、バーナ2の燃焼に過渡的な不
完全燃焼状態が生じ、排気ガス中の未燃成分の濃度(C
O)が一時的に非常に高くなるので、出力値Vは、一
旦、非常に高くなる。そして、バーナ2の燃焼が安定し
てくると、未燃成分の濃度(CO)が減少するので、出
力値Vは低くなって、定常の燃焼状態を示す出力値V2
に収束する。
【0034】従って、時限牽制手段103は、不完全燃
焼判別手段102が、燃焼開始直後の過渡的な不完全燃
焼状態を異常と判別しないように、バーナ2の燃焼開始
後設定時間T(例えば60秒)経過したのちに、不完全
燃焼判別手段102を作動させるように構成されてい
る。つまり、不完全燃焼判別手段102は、バーナ2の
燃焼開始後設定時間Tの間、作動を牽制されることにな
る。
【0035】ポストパージ時間設定手段104は、燃焼
停止後に行われる通風作動(ポストパージ)の作動時間
を、操作指令に基づいて燃焼停止した場合には短く、不
完全燃焼状態の検出に基づく燃焼停止の場合には長く設
定するようにしてある。
【0036】以下、本実施例の給湯装置における制御動
作を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
先ず、給湯栓の開栓が給水量センサ9によって検知され
ると、センサ電源25がONされ、時限牽制手段103
による不完全燃焼判別手段102の時限牽制が開始され
る〔ステップ1〜3〕。そして、ファン4の送風(プリ
パージ)が開始され、燃焼制御手段101によってバー
ナ2の燃焼が開始される〔ステップ4、5〕。つまり、
イグナイタ30によるスパークを開始し、電磁比例弁1
1及び断続弁12を開放し燃焼が開始される。バーナ2
に対する火移りが完了したか否かはフレームロッド31
により検知するようにしてある。又、燃焼開始と共に計
時手段106が計時を開始する〔ステップ6〕。
【0037】更に、時限牽制手段103による時限牽制
中における燃焼制御(比例制御)が行われ〔ステップ
7〕、時限牽制が終了すると、不完全燃焼判別手段10
2による作動を伴う燃焼制御(比例制御)が行われる
〔ステップ8、9〕。従って、時限牽制手段103が作
動中は、不完全燃焼判別手段102が作動しないように
している。
【0038】時限牽制後における燃焼制御が終了する
と、燃焼停止の制御動作に移行する。燃焼停止の制御動
作では、燃焼制御手段101により、電磁比例弁11と
断続弁12とを閉じてバーナ2の燃焼を停止して、ポス
トパージを行い、センサ電源25をOFFする〔ステッ
プ10〜12〕。尚、ステップ7の時限牽制中の燃焼制
御作動において、給湯栓の閉栓が給水量センサ9により
検出されると、燃焼停止の制御動作に移行して、燃焼制
御手段101により、電磁比例弁11と断続弁12とを
閉じてバーナ2の燃焼を停止して、ポストパージを行
い、センサ電源25をOFFする〔ステップ10〜1
2〕。
【0039】次に、時限牽制後の燃焼制御を図6に示す
フローチャートに基づいて説明する。先ず、積算値Mの
初期化(M=0)が行われ、更に、カウンタAをリセッ
トしてカウンタAによるカウントを開始する(例えば3
分間)〔ステップ13、14〕。そして、COセンサS
の検出濃度値COの読み込みが行われ、そのときの検出
濃度値COが設定濃度値COCHK 以上であるか否かが判
別される〔ステップ15、16〕。
【0040】カウンタAのカウントアップが行われる間
〔ステップ17〕、つまりカウンタAのカウント開始後
3分間、COセンサSの検出濃度値COの読み込みが行
われるが、その間の検出濃度値COが設定濃度値CO
CHK 未満であれば、燃焼状態が適正であると判断して、
給湯栓が閉じられるまで上述したような比例制御を実行
し、ステップ15へ戻る〔ステップ24、19〕。カウ
ンタAがカウントアップすると積算値Mの初期化(M=
0)を行って、給湯栓が閉じられるまで上述したような
比例制御を実行し、ステップ14へ戻る〔ステップ1
8、25、22〕。
【0041】検出濃度値COが設定濃度値COCHK 以上
になると、予め設定された重みづけ係数Nを検出濃度値
COに乗算して重みづけ値Fを求め、その重みづけ値F
を積算して積算値Mを求め、比例制御後、ステップ14
へ戻る〔ステップ20、21、23、25、22〕。
【0042】上記ステップ13〜25を繰り返し実行
し、積算値Mが設定値MCHK を越えると、以前に、ファ
ン4の目標回転数Fの増大変更が行われていなければ、
ファン4の目標回転数Fを図8に特性線L2で示すよう
に、設定量ΔFだけ増大側に変更させるよう制御した
後、ステップ13に戻り、上記ステップ13〜25を繰
り返し実行して、通風量不足による不完全燃焼を解消し
て正常な燃焼状態に維持させる〔ステップ23、26、
27〕。このように、通風量を増大変更させたにもかか
わらず、設定時間(約数秒間)待機した後において、積
算値Mが設定値MCH K を越える場合には、通風量制御で
は解消出来ない不完全燃焼状態であると判断して、異常
表示(LEDランプ16を点滅)を行うとともに、操作
ロック手段105を作動させ、操作部Rによる制御指令
に基づく制御を禁止する〔ステップ28、29〕。具体
的には、操作部Rから制御部Hへの信号線をリレー等に
よって遮断する。そして、計時手段106により計測さ
れる燃焼開始時点から積算値Mが設定値MCHK を越える
までの燃焼継続時間に基づいて、その時間が長いほど長
くなるようにポストパージの作動時間(第1設定時間T
1)を設定した後〔ステップ31〕、前述の燃焼停止の
制御動作に移行し、第1設定時間T1が経過するまでポ
ストパージを実行し、センサ電源をオフする〔ステップ
11、12〕。ここで設定される第1設定時間は10分
間程度に設定され、室内が排ガスで汚染されていても、
充分な強制換気が行えることになる。
【0043】尚、上記ステップ13〜25を繰り返し実
行する間に、給湯栓が閉じられると(燃焼停止指令に相
当)、ポストパージの作動時間を短めの第2設定時間T
2(約75秒間)に設定した後〔ステップ24、25、
31〕、前述の燃焼停止の制御動作に移行し、設定時間
が経過するまでポストパージを実行し、センサ電源をオ
フする〔ステップ11、12〕。
【0044】次に、ポストパージの作動制御を図7に示
すフローチャートに基づいて説明する。先ず、不完全燃
焼が検出されたか否かが判断され〔ステップ32〕、不
完全燃焼に伴う燃焼停止でないときは、ファン回転数を
所定値に変更制御してポストパージを開始し、前記第2
設定時間T2が経過するまで、通風作動を継続する〔ス
テップ33、34、35〕。尚、ポストパージの実行途
中であっても給湯栓が開操作された場合には、プリパー
ジ時間を初期設定値よりも短めの時間に設定した後、ス
テップ3に戻る〔ステップ34、36〕。そして、ステ
ップ32において不完全燃焼が検出されていると判断さ
れると、ファン回転数を所定値に変更制御してポストパ
ージを開始し、前記第1設定時間T1が経過するまでポ
ストパージを継続するのである〔ステップ37、3
8〕。
【0045】〔別実施例〕 (1)バーナの不完全燃焼を検出する手段として、CO
センサによるものに代えて、O2 センサにより排ガス中
の酸素濃度を検出して、その検出結果に基づいて不完全
燃焼を検出するよう構成してもよく、風量センサや風速
センサにより排気路中の風量や風速を検出して、これら
と燃焼供給量との関係より、不完全燃焼を検出する構成
としてもよい。 (2)前記不完全燃焼検出に伴う燃焼停止後における前
記ポストパージの作動時間T1の変更設定は、燃焼継続
時間に基づいて変更するものに代えて、前記積算値Mが
大きいほど、即ち、COセンサにより検出されるCOガ
ス濃度が高いほど、前記第1設定時間T1を長く変更設
定するよう構成してもよい。 (3)前記不完全燃焼検出に伴う燃焼停止後における前
記ポストパージの第1設定時間T1は、変更設定するも
のに代えて、約10分間程度の一定値で固定設定しても
よい。 (4)又、前記実施例における制御フローチャートのス
テップ26における目標回転数増大量の制御を、予め設
定された値ΔFだけ増大させるものに代えて、前記CO
センサSの検出濃度COを監視しながら少量づつ複数回
に亘って増大させるよう構成してもよい。 (5)前記不完全燃焼状態が検出されたとき、ファンに
よる通風量を増大変更させるものに代えて、バーナに対
する燃料供給量を減少させるようにしてもよい。つま
り、前記実施例における制御フローチャートのステップ
26、27を、図9に示すようなステップ26a、27
aに置き換えて、上述した比例制御における燃焼供給量
の制御目標値をΔIpだけ減少させるように制御する構
成である。 (6)上記実施例では、不完全燃焼の検出に伴って、通
風手段の通風量の増大変更あるいはバーナへの燃料供給
量の減少変更を行うように構成したが、このような変更
制御を行わずに、不完全燃焼が検出されるとすぐにバー
ナの燃焼を停止させて、ポストパージを行うように構成
してもよい。 (7)燃焼用空気を供給するファンの代わりに、排気吸
引ファンを用いた燃焼装置であってもよい。
【0046】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃焼装置の全体構成を示す構成図
【図2】センサの全体構造を示す概略図
【図3】センサの出力値のCO濃度に対する変化を示す
グラフ
【図4】センサの出力値の時間変化を示すグラフ
【図5】制御動作のフローチャート
【図6】制御動作のフローチャート
【図7】制御動作のフローチャート
【図8】燃焼供給量と目標回転数の変化特性図
【図9】別実施例の制御動作のフローチャート
【符号の説明】
2 バーナ 4 通風手段 5 排気路 H 制御手段 S 不完全燃焼検出手段 R 操作指令手段 106 計時手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 宏 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23N 5/24

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナ(2)に燃焼用空気を通風し、且
    つ、燃焼ガスを排気路(5)を通じて室外に排出する通
    風手段(4)と、前記バーナ(2)の不完全燃焼を検出
    する不完全燃焼検出手段(S)とが設けられ、燃焼停止
    が指令されたとき、前記バーナ(2)の燃焼を停止させ
    るとともに前記バーナ(2)の燃焼を停止させた後も前
    記通風手段(4)の作動を所定の時間継続させるポスト
    パージを実行し、且つ、前記不完全燃焼検出手段(S)
    が不完全燃焼を検出したとき、前記バーナ(2)の燃焼
    を停止させる制御手段(H)が設けられた燃焼装置であ
    って、 前記制御手段(H)は、前記不完全燃焼検出手段(S)
    が不完全燃焼を検出したとき、前記バーナ(2)の燃焼
    を停止させるとともに、前記ポストパージを実行するよ
    うに構成されている燃焼装置。
  2. 【請求項2】 バーナ(2)に燃焼用空気を通風し、且
    つ、燃焼ガスを排気路(5)を通じて室外に排出する通
    風手段(4)と、前記バーナ(2)の不完全燃焼を検出
    する不完全燃焼検出手段(S)とが設けられ、燃焼停止
    が指令されたとき、前記バーナ(2)の燃焼を停止させ
    るとともに前記バーナ(2)の燃焼を停止させた後も前
    記通風手段(4)の作動を所定の時間継続させるポスト
    パージを実行し、且つ、前記不完全燃焼検出手段(S)
    が不完全燃焼を検出したとき、前記バーナ(2)の燃焼
    を停止させる制御手段(H)が設けられた燃焼装置であ
    って、 前記制御手段(H)は、前記不完全燃焼検出手段(S)
    が不完全燃焼を検出するに伴って、前記通風手段(4)
    の通風量を増大変更し、且つ、前記通風量を増大変更し
    たにもかかわらず前記不完全燃焼検出手段(S)が不完
    全燃焼を検出したときは、前記バーナ(2)の燃焼を停
    止させるとともに、前記ポストパージを実行するように
    構成されている燃焼装置。
  3. 【請求項3】 バーナ(2)に燃焼用空気を通風し、且
    つ、燃焼ガスを排気路(5)を通じて室外に排出する通
    風手段(4)と、前記バーナ(2)の不完全燃焼を検出
    する不完全燃焼検出手段(S)とが設けられ、燃焼停止
    が指令されたとき、前記バーナ(2)の燃焼を停止させ
    るとともに前記バーナ(2)の燃焼を停止させた後も前
    記通風手段(4)の作動を所定の時間継続させるポスト
    パージを実行し、且つ、前記不完全燃焼検出手段(S)
    が不完全燃焼を検出したとき、前記バーナ(2)の燃焼
    を停止させる制御手段(H)が設けられた燃焼装置であ
    って、 前記制御手段(H)は、前記不完全燃焼検出手段(S)
    が不完全燃焼を検出するに伴って、前記バーナ(2)へ
    の燃焼供給量を減少変更し、且つ、前記燃焼供給量を減
    少変更したにもかかわらず、前記不完全燃焼検出手段
    (S)が不完全燃焼を検出したときは、前記バーナ
    (2)の燃焼を停止させるとともに、前記ポストパージ
    を実行するように構成されている燃焼装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段(H)は、前記不完全燃焼
    検出手段(S)が不完全燃焼を検出したときに実行する
    前記ポストパージの時間を、燃焼停止が指令されたとき
    に実行する前記ポストパージの時間よりも長くするよう
    に構成されている請求項1、2又は3記載の燃焼装置。
  5. 【請求項5】 前記バーナ(2)の燃焼継続時間を計測
    する計時手段(106)が設けられ、前記制御手段
    (H)は、前記不完全燃焼検出手段(S)が不完全燃焼
    を検出したときに実行する前記ポストパージの時間を、
    前記計時手段(106)の計時情報に基づいて、前記燃
    焼継続時間が長いほど長く変更設定するように構成され
    ている請求項1、2、3又は4記載の燃焼装置。
  6. 【請求項6】 前記不完全燃焼検出手段(S)が、前記
    燃焼ガス中のCOガス濃度を検出するCOガスセンサに
    て構成され、前記制御手段(H)は、前記不完全燃焼検
    出手段(S)が不完全燃焼を検出したときに実行する前
    記ポストパージの時間を、前記COガスセンサの検出情
    報に基づいて、前記COガス濃度が高いほど長く変更設
    定するように構成されている請求項1、2、3又は4記
    載の燃焼装置。
  7. 【請求項7】 人為操作に基づいて前記制御手段(H)
    に対して燃焼開始を指令する操作指令手段(R)が備え
    られ、 前記制御手段(H)は、 前記不完全燃焼検出手段(S)が不完全燃焼を検出した
    ときから、前記ポストパージを終了するまでの間は、前
    記操作指令手段(R)からの操作指令に基づく制御が禁
    止されるように構成されている請求項1、2、3、4、
    5又は6記載の燃焼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015090243A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 株式会社パロマ 燃焼装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015090243A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 株式会社パロマ 燃焼装置

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