JPS58220736A - 多層薄膜 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、有機薄膜を複数枚積み重ねて形成される多層
薄膜に関するものである。

厚さが約５０μｍ以下と非常に薄い有機材料より成る薄
膜は食品の包装などに使用されている。

これは通常ラップと呼ばれ、紙筒に巻きとられた形で製
造販売されている。しかし、紙筒に巻きとったものを切
断して使用する場合、薄膜にしわがよりやすぐ、しわの
ない状態で使用したい場合には紙筒に巻きつける構成は
好捷しくない。

有機薄膜をしわのない状態で使用するものとしては、た
とえばタイルや壁面の保睦あるいは装飾膜が知られてい
る。これらは通常１枚の薄膜を粘着紙にはりつけた形で
市販されている。

本発明はこの有機薄膜を複数枚積み重ねて密着させるこ
とによシ、保護あるいは装飾膜として好適な構成とした
多層薄膜を提供するものである。

以下本発明の一実施例を詳細に説明する。第１図は本発
明による多層薄膜の第１の実施例を示す。

図において１は厚さが１０μｍ程度の有機薄膜で、複数
枚が積層されている。このように薄い有機薄膜１を多層
構造としたとき、各層は密着するが、１枚１枚は容易に
はがし取ることが出来る。２は各薄膜１間に封入された
香料である。香料２は薄膜１を作成または積層するとき
に少くとも一方の面に吹き付けたり２層間に挾み込んだ
りして形成出来る。香料２としては、各層間で同一のも
のでも異なったものでもよい。

香料は空気中に放置すると次第にその香りを失う。

そこで、薄膜１を１枚剥がすと封じ込壕れていた香料２
が新しく香り出す。また各層毎に香料２の種類を変えて
多層薄膜を形成しておくと、１枚はがす毎に次々と新し
く変わった香りを出すものができる。有機薄膜の厚さが
１０μｍ　であるので、１００枚積層上ても多層薄膜の
厚さが１ｍｍである。

このような、香りを含んだ多層薄膜を例えば、部屋の壁
に取り付けた場合、部屋の香水として、非常に有効なも
のとなる。

第２図は本発明の第２の実施例である。不透明な有機薄
膜３のそれぞれの少くとも一方の面に絵。

図柄等４全印刷し、密着積層した多層薄膜である。

数十枚積層しても１１１１ｍ程度の厚さにしかならない
。

このように、一枚の内にいろいろな絵１図柄４を次々と
引き出すことができる。これを利用し、例えば、壁材に
用いると、簡単に薄膜一枚を剥し取るだけで、新しい壁
面を出すことができる。壁の汚れで交換したい時、ある
吟は、壁の模様を変えたい時に非常に簡単にその交換を
することができる。

以上示したように、本発明は多層薄膜の各層間に香料や
絵１図柄を封入、印桐することで、薄いつことか可能と
なる。また、その機能を生かした非常に付加価値の高い
魅力ある商品を提供することができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は各々本発明による多層薄膜の実施
例を示す斜視図である。 １．３・・・・・・有機薄膜、２・・・・・・香料、４
・・・・・・絵。 図柄。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）有機材料による薄膜を複数枚積み重ね、各薄膜の
   少くとも一方の面上に香料付着部または印刷部を設けた
   ことを特徴とする多層薄膜。
2. （２）各層間の香料が互いに異なる特許請求の範囲第１
   項記載の多層薄膜。