JPS58220666A - タ−メリツクの処理法 - Google Patents

タ−メリツクの処理法

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Publication number
JPS58220666A
JPS58220666A JP57103748A JP10374882A JPS58220666A JP S58220666 A JPS58220666 A JP S58220666A JP 57103748 A JP57103748 A JP 57103748A JP 10374882 A JP10374882 A JP 10374882A JP S58220666 A JPS58220666 A JP S58220666A
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JP
Japan
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turmeric
powder
rhizome
flavor
heating
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JP57103748A
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JPH0418827B2 (ja
Inventor
Akira Sugisawa
公 杉澤
Masanori Yamamoto
正典 山本
Masaru Shibuki
渋木 優
Yoshiyuki Ooshima
大島 祥幸
Imayoshi Imada
今田 今義
Haruo Yamada
晴夫 山田
Atsuro Takagaki
高垣 敦郎
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House Foods Corp
Original Assignee
House Food Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS58220666A publication Critical patent/JPS58220666A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はターメリックの処理法に関する。更に詳しくは
ターメリックの生臭さ又紘土臭さが消され、その香味成
分であるバニリンの量が大幅に増大し・て、甘味のある
香味を有するターメリック粉末となすためのターメリッ
クの処理法である。
ターメリックは熱帯アジア原産の潅木状の多年性草本植
物の根茎で、これを土中より堀ヤ出して煮沸または蒸煮
し、洗浄後的10日量大日乾燥して一般に製品化してい
る。そしてこのようなターメリックを粉末にしたスパイ
ス社独得の刺戟具と鮮やかな色を有するため51食品原
料や着色料として広く利用されている。その中でも最も
多く利用されるのがカレー粉で、ターメリック粉末のも
つ独得の刺戟性のある香味と鮮やかな黄色はカレー粉に
は欠くことのできないものである。しかしながら従来の
方法で製造されるターメリック粉末には特有の生臭さ又
は土臭さがあり、これを黄色の色をつけるζ的でカレー
粉に限らず食品原料として多量に使用することはできな
かった。又、ターメリック粉末の有する香味は刺戟性が
あるが甘味に欠け、これを食品原料として使用しても食
品に香辛味と同時に甘い香りとこくを付与することはで
きなかった。
このような現状に鑑みて、生臭さ又は土臭さが消され同
時KIt味の有る香味を有し、カレー粉等の食品原料と
して使用した場合に、非常にこくの有る甘い香りを付与
することができるターメリックの処理法が要望されてい
た。
この目的を達成する丸めに本発明者らが鋭意研究した結
果、ターメリックをホール又はその粗砕物の形態でしか
も特定の条件で乾熱加熱し、次いでこれを粉末化すると
生臭さ又は土臭さが消され、ターメリック中の香味成分
としてバニリンの存在を初めて見出し且つこのバニリン
の量が極めて大幅に増大して、甘味のある香味を有する
ターメリック粉末が得られることを見出した。
本発明者らが得た上記の知見に於けるターメリック粉末
の甘味のある香味の増大はあくまでもターメリック中の
香味成分であるバニリンの絶対量が増大するためにおこ
ることが判明した。従って食品一般の着香現象として広
く知られている焙煎による単なるロースト臭とは根本的
に異質のものである。又本発明者らが得た上記の知見は
、一般に香味を有する香辛料を加熱すると香味が揮散し
てしまうという従来の知見に反し、予め香味及び異臭を
有するターメリックの根茎をホール又はその粗砕iの形
態で、しかも本発明方法による特定の条件で乾熱加熱す
ることによって、当初の香味が増大し異臭が消去されj
lという画期的な知見である。
本発明はこのような全く新しい知見に基づいてなされた
もので、ターメリックホール又祉その粗砕物を105〜
200℃で1〜60分間乾熱加熱し、次いで粉末化する
ことを特徴とするターメリックの処理法である。
まず本発明でいうターメリックホール又はその粗砕物と
は、土中より堀り出した後、前記した常法又は共催の一
般に知られた方法で乾燥して得られた乾燥状態のターメ
リックの根茎あるいは未乾燥状態のターメリックの根茎
又はそれらの粗砕物である。本発明ではターメリックの
根茎をホールのまま又はそれを粗砕した後下記の乾熱加
熱を施す。ターメリックの根茎を粗砕するとはターメリ
ックをカッティング又は適度の粒度に砕くことを意味す
る。そして本発明では、ターメリックの根茎を径が2m
s以上の大きさの粗砕物となるように粗砕する。これは
ターメリックの径が2簡に滴たない微粒状または粉末状
であると、乾熱加熱を施した場合に焦げ付き易く、香気
が過度に揮散し易いためである。ターメリックを粗砕す
る際に使用する装置としてはターメリックを好ましい大
きさに粗砕できるものであればよく、例えばカッターミ
ル等の粗砕機を使用することもできる。尚ターメリック
を乾熱加熱するとターメリックの粉砕性が著しく向上す
るため、ホールの形態で乾熱加熱した後に粉砕する方が
作業効率上で有利である。
次いで上記のよう表ターメリックホール又はその粗砕物
を乾熱加熱する。本発明ではターメリックを直接飽和水
蒸気で加熱するなど湿熱加熱以外の方法、例えば熱風に
よる焙煎、直火型焙煎、及び赤外線照射等の一般の乾熱
加熱方法を採用することができる。この際使用する加熱
装置としては本発明で特定した105〜200℃、1〜
60分間の乾熱加熱条件を実現できるものであればよく
、具体的には箱型、バンド型等の熱風式焙煎機、平蓋等
の焙煎釜、赤外線炉等を挙げることができる。
加熱条件を上記の範囲外とした場合、即ちターメリック
を105℃未満の温度で加熱する場合には、60分間以
上加熱しても最終品・であるターメリック粉末の甘い香
シは弱く、生臭さ又は土臭さが残シ、一方20°0℃を
超える温度で加熱する場合に社、1分間以下の短時間の
加熱でもターメリック粉末は焦げ臭を呈し、その色調も
黒ずんだものとなシ何れの場合も好ましくない。
本発明では上記の加熱条件の範囲内で所望のターメリッ
ク粉末の香味、色調により、加熱温度及び加熱時間を適
宜設定することができる。尚カレー粉、シチュー等の食
品の配合原料として最も好ましい甘い香りを有するター
メリック粉末を得るためKは、本発明の加熱条件の中で
も特に160〜180℃で10〜20分間乾熱加熱する
のが好ましい。父上記の加熱条件でターメリックを加熱
する場合には、得られるターメリック粉末は螢光色が淡
れた落着いた橙黄色となシ、食品原料等として使用する
場合の用途が拡がる。
本発明では上記のようにターメリックホール又はその粗
砕物を乾熱加熱することによシ香味成分であるバニリン
の量が増大し、ターメリック粉末に甘い香シを付与する
が、ターメリックを本発明で特定した加熱条件、即ち1
05〜200℃で1〜60分間加熱した場合に社得られ
るターメリック粉末中では約21−150 pprn 
 のバニリンが発生する。父上記のカレー粉等に最も好
ましい甘い香シを付与するターメリック粉末を得る上で
特に好ましい加熱条件である160〜180℃で10〜
20分間加熱した場合にはターメリック粉末中に約11
5〜150ppmのバニリンが発生し、このバニリンの
量は未加熱のターメリック粉末と比較した場合K10倍
以上の量となシ、粉末は極めて強い甘い香シを有する。
父上記のようにターメリックを乾熱加熱した場合には食
品原料として良好な甘い香りを得ることができると共に
、ターメリックの粉砕性が著しく向上する。即ち従来法
によって得られたターメリックは相当硬く、これを粉砕
機にかける場合に粉砕機の粉砕刃がこぼれることが多々
あったが、本発明方法の条件下で乾熱加熱することKよ
りこのような事態を起すことなぐ5、粉砕時の作業性が
著しく向上す、。     □ 以上のように本発明方法に・よりターメリックを乾熱加
熱することによって、食品原料として良好な甘い香シを
有するターメリック粉末を得ることができると共に、特
定の条件では色調をも変化させることができ、しかもタ
ーメリックの粉砕性を向上させるなど本発明方法により
ターメリックを乾熱加熱して得られる効果は極めて大き
い。
次に本発明では上記のようにターメリックホール又はそ
の粗砕物を乾熱加熱した後冷却するか又は冷却干ること
なく粉末化する。本発明方法に於ては必要に応じて加熱
したターメリックを冷却する場合がある。開放、自然冷
却あるいは送風ベルト乾燥等の強制冷却手段によシ、品
温が20℃前後になるまで冷却を行う。そして本発明方
法によりターメリックホール又はその粗砕物を粉末化す
る場合には、ロールミル、スタンプミル等の粉砕機を使
用して粉砕し所望のターメリック粉末を得る。尚食品原
料として好ましいターメリック粉末の粒度社約5〜18
0μである。
次に本発明の効果を明らかにするために乾熱加熱の有無
及び加熱温度、加熱時間を異にした試験例を示す。
試験例 常法によシ土中よシ堀シ出した後熟成させ、煮沸、洗浄
後約lO日間天日乾燥して得られたターメリックを、ホ
ールのままで温度と時間を変えて箱型熱風式焙煎機を用
いて乾熱加熱したもの及び未加熱のままのものをロール
ミルで粒度的50μに粉砕し、各々のバニリンの発生量
及び香味について調べた。その結果を表IK示す。
尚バニリンの発生量はGC−MS法にて測定し、香味の
判定は官能検査によった。
表  l (lO) 前記試験例からも明らかlj=うに未加熱及び乾熱加熱
されてもその条件が本発明で特定した範囲外で加熱処理
を施したターメリックを粉砕して得られたターメリック
粉末は特有の生臭さ又は土臭さが残ったり、甘味のある
香味がなかったり、又焦げ臭を呈したシするものであり
九。これに対して本発明で特定した条件で乾熱加熱した
ターメリックから得られたターメリック粉末は特有の生
臭さ又は土臭さが全くなく、香味成分であるバニリンの
量が未加熱のものと比較して少ない場合でも約2倍、多
い場合には10倍以上に増大し、甘い香シが大幅に増大
したものであった。
これによってターメリック粉末を食品等の色付けの目的
で使用する場合、多量に使用しても土臭さ又は生臭さが
出ることがなく、又カレー粉等の食品に使用する場合に
杜色付けと同時に甘いこくのある香味を付与することが
でき、一層品質の優れた食品とすることが可能となった
実施例1 常法により製造され九乾燥状態のターメリックの根茎を
ホールのまま箱型熱風式焙煎機に送入し、機内に温度1
70℃の熱風を吹き込み、約20分間乾熱加熱した。加
熱後ターメリックの品温か約20℃になるまで送風ベル
ト乾燥で冷却し、次いでロールミルによって粉砕し、粒
度的50μの粉末を得た。このようKして得られたター
メリック粉末は土臭さ又は生臭さも全くなく、非常に甘
いこくのある香味を有し、落着いた橙黄色でその品質は
充分に満足し得るものであった。
このターメリック粉末を使用して、常法によって調製し
たカレーは落着いた赤みがかった賜色を呈し、非常にこ
くのある風味を有し、品質上非常に優れたものであった
実施例2 常法により得られた乾燥状態のターメリックの根茎をカ
ッターミルを用いて粒径約lC11Mとなるように粗砕
し、これを赤外線炉内に送入し、170℃で20分間の
赤外線照射による乾熱加熱処理を施した。次にターメリ
ック粗砕物を炉内よシ取り出し品温が約20℃になるま
で開放自然庵却を行、。
つた。これをロールミルによシ粒径約40μ程度になる
よう粉砕した。得られたターメリック粉末は土臭さ又は
生臭さも全くなく、非常に甘いこくのある香味を有し、
落着いた橙黄色を呈し品質上充分に満足し得るものであ
った。
このターメリック粉末を加えて常法によって調製シタビ
ーフシチューはこくのある甘い風味と同時にほのかなロ
ースト風味を有する非常に優れたものであった。
特許出願人  ノ・ウス食品工業株式会社代理人 後 
藤 道 生

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ターメリックホール又はその粗砕物を105〜200℃
    で1〜60分間乾熱加熱し、次いで粉末化することを特
    徴とするターメリックの処理法。
JP57103748A 1982-06-18 1982-06-18 タ−メリツクの処理法 Granted JPS58220666A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57103748A JPS58220666A (ja) 1982-06-18 1982-06-18 タ−メリツクの処理法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57103748A JPS58220666A (ja) 1982-06-18 1982-06-18 タ−メリツクの処理法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58220666A true JPS58220666A (ja) 1983-12-22
JPH0418827B2 JPH0418827B2 (ja) 1992-03-27

Family

ID=14362196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57103748A Granted JPS58220666A (ja) 1982-06-18 1982-06-18 タ−メリツクの処理法

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JP (1) JPS58220666A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016047042A (ja) * 2014-08-25 2016-04-07 キユーピー株式会社 酢酸菌又はその粉砕物を含有する容器入り食品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016047042A (ja) * 2014-08-25 2016-04-07 キユーピー株式会社 酢酸菌又はその粉砕物を含有する容器入り食品

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Publication number Publication date
JPH0418827B2 (ja) 1992-03-27

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