JPS58215444A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPS58215444A
JPS58215444A JP9820582A JP9820582A JPS58215444A JP S58215444 A JPS58215444 A JP S58215444A JP 9820582 A JP9820582 A JP 9820582A JP 9820582 A JP9820582 A JP 9820582A JP S58215444 A JPS58215444 A JP S58215444A
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layer
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Kazuo Kishida
岸田 一夫
Akira Hasegawa
章 長谷川
Masahiro Sugimori
杉森 正裕
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透明で柔軟性に富む新規なアクリル系熱可塑性
樹脂組成物に関する。
更に詳しくは二層構造を有する架橋弾性重合体層(内層
)とガラス転移温度(以下Tg  と略記する)が60
℃以上の樹脂層(外層)との間に特殊なチーバード構造
を有し、しかも樹脂層(2) が架橋弾性重合体層に則[7優位量であるような、透明
さ、1i11候性、*1M削性、向1ストレス白化性。
加工性尋に優ねる多鳩横Mks合体CI]の少なくとも
一種と基本ポリ−イー構Aは多層構造重合体CDと同じ
だが樹脂層どt19同叫かまたはそれ以上の架橋弾性1
1合体層を有する透明で柔軟性に富む多層構造1合体し
II〕の少なくとも一種とをブレンドするr2−シrよ
り得られる透明で柔軟性に富み、しかも−1候性、耐溶
剤性、耐ストレス白化+!1.加1” r+衿に優ねる
新規なアクリル系熱可塑性樹脂組成物に関する。
アクリル系樹脂、特にメチルメタクリレート系重合体は
優れた透明性と耐候性とを合わせ持つ樹脂として知られ
ており、キャスト成形品。
押出成形品等に広く用いられている。しかしながら、こ
れらのメチルメタクリレート系重合体は一般的に4II
I+<、もろいものであるためフィルム・シート用*拐
とL −(ij不適当である他、柔軟性が賛求さJする
用途にも使えないということもまた広く知らJ+、丸部
である。
(5) その為、メチルメタクリレート系重合体への靭性、柔軟
性付与を目的としである種のゴム成分を導入する試みが
従来からいくつも提案されてきているが結果的には耐候
性が大幅に低下したり、透明性が大幅に低下するなど外
観が劣悪になったりしており、透明性、 ilj候性と
いうメチルメタクリレート系重合体の優れた特長を犠牲
にすることなく靭性、柔軟性を付与するという試みは成
功していない。
更にフィルムシート用素材という観点からアクリルゴム
を含むメチルメタクリレート系の多層構造重合体がいく
つか提案されてきている。
しかしながらこれらの多層構造重合体においても靭性、
柔軟性を付与する為にメチルメタクリレート系重合体が
本来有する透明性、耐候性等の特長を犠牲にしたものが
ほとんどであり、満足すべきものとなっていない。その
うえ、これら多層構造重合体においてはそのポリマー構
造上の制約から柔軟性、a性は加工性(流動性)。
耐候性、耐溶剤性等の諸性質とは相反する特性(4) であるため、これらの11/1質を犠牲にすることなく
柔軟性を付14−jる事にけ限界がある。その為にフィ
ルム・シート用車劇として取り扱うには困雛會感じηい
程1m−の束軟性、靭性は付与できても、それ以」−の
柔軟性が歎求される用途には対応できずにいるl)が現
状である。
本発明者らを」、こl/J↓つな現状に鑑み、透明性、
耐候性、加4二性twA牲に−することなく、耐ストレ
ス白化Vig、*l溶剤?1V(優れ、しかも任意の柔
軟性1目る樺なアクリル糸1合体を得るべく鋭意検創l
また納謬、二層構造からなるアクリルアクリレートを、
ト成6)とするような架橋弾性重合体wI(内1m )
と’[’ gが60℃以上のアルキルメタクリレ−1%
−、ト成分とするような樹脂層(1m)と(/J間にア
ルキルアクリレート及びアルキルメタクリレートを主成
分とし架橋弾性1合体層から樹脂層に向かってアルキル
アクリレート1か単調減少するような中間)−を少なく
とも一層含む様な基本ポリマー構造を有し、しかも樹脂
層が架橋弾piIt1曾体層に対し優位量で(b) あるような、透明で耐候性、耐溶剤性、耐ストレス白化
性、加工性等に優れる多層構造重合体CDの少なくとも
一種と基本ポリマー構造は多層構造重合体〔I〕と同一
であるが、樹脂層とほぼ同等量あるいはそれ以上の量の
架橋弾性重合体層を含む透明で特に柔軟性に富む、多層
構造重合体〔■〕の少なくとも一種をブレンドすること
により本発明の目的が達成されることを見い出し本発明
に到達した。
本発明の要旨とするところは多層構造重合体〔I〕の少
なくとも一種1〜99重量部と多層構造重合体〔■〕の
少なくとも一種99〜1重量部とからなる熱可塑性樹脂
組成物なる第1の発明と多層構造重合体CD (2)少
なくとも一種1〜99重量部と多層構造重合体[11)
の少なくとも一種99〜1重量部とからなる樹脂配合物
1〜99重量部に下記(1)又は(11)の群から選ば
れた少々くとも一種の重合体、又は(1)及び(11)
の夫々の群から選ばれた少なくとも一種の重合体の混合
物を99〜1重量部配合してなる熱可(6) 塑性樹脂組成物なる第2の発明にある。
重合体(1): 下記一般式(a)、 (++)父#J (0) を有す
る単量体の単独重合体もしくケ」これら牟胤体の二種以
上からなる共重合体。
OH2w OX Y       e m 11 @ 
II (a)但し式中X、Yiil(,01,F、Br
、ons。
000H、OOOOHm、  (IN 、  Ofi+
00H,、0sHs、  アルコキシ基、 0OOH1
1,80sHのいずれかである。
OF2−01’ Z       @ @ II @ 
11 (1))但し式中2はH,11’、  (31,
、OF、 のいずれかである。
0112=000()i(ee**++ (c)噛 Oll。
但し式中Rはフロロアルキル基である。
重合体(ij): ポリカーボネート、熱1IWIi性ポリエステル。
ポリアミド。
なお本発明において多層構造重合体[1)及び多層構造
1合体11 it 〕と壷」、−ト記のポリマー構造を
(7) 有するものである。
多層構造重合体〔■〕: 80〜100重量部の炭素数1〜8のアルキル基を有す
るアルキルアクリレート又は炭素数1〜4のアルキル基
を有するアルキルメタクリレ − ト (Al)。
0〜20重量部の共重合可能な二重結合を有する単量体
(AD9 0〜10重量部の多官能性単量体(A3) 。
(4)〜(A3)の合計量100重量部に対し[11〜
5重量部のグラフト交叉剤の組成からなυ、多層構造重
合体〔■〕中に占める割合が5〜35市量チで最内層重
合体(A)。
80〜100重量部の炭素数1〜8のアルキル基を有す
るアルキルアクリレ−) (B+) 。
0〜201J量部の共重合可能な二重結合を有する単量
体(Ba)。
0〜10M量部の多官能性単量体(B3)。
(Bl)〜(B3)の合計1100重量部に対し[1,
1〜5重量部のグラフト交叉剤の組成からなシ、(8) 多層構造重合体〔1]中に占める割合が10〜40重−
一である豐機弾Fト重合体(B)。
51〜100菫一部の炭素数1〜4のアルキルメタクリ
レ−1・((++) 。
0〜49稟量部の共1合可能な二重結合を有する単量体
(Off の組成からなるTg が少Aくとも60℃であシ、多層
構造重合体[1〕中1c占める割合が50〜80重量−
であるS外層算合体(0)。
を基本構造単位と【2.1合体CB)層と重合体(0)
層間に中間層(D)として 10〜90重量部の炭素数1〜8のアルキル基を有する
アルキルアクリレート(D+) 。
90〜10重量部CO炭素数1〜4のアルキル基を有す
るアルキルメタクリレート(場。
0〜201Jt部の共重合可能な二重結合を有する単量
体(烏)。
0〜10重1部の多官能t’1g単菖体(D4)。
(Dl)〜(D4)の置引1111ooW1部に対しa
1〜5重量部のクラフト交叉卸1(D組成がらな)、中
(9) 間層(D)のアルキルアクリレート量が架橋弾性重合体
(B)から最外層重合体(C)に向って単調減少するよ
うな中間層(D)を少なくとも一層有し、かつ当該多層
構造重合体のゲル含有量が少なくとも50チである多層
構造重合体〔1〕。
多層構造重合体〔■〕: 80〜100重量部の炭素数1〜8のアルキル基を有す
るアルキルアクリレート又は炭素数1〜4のアルキル基
を有するアルキルメタクリ1し − )(AD。
0〜20重量部の共重合可能な二重結合を有する単量体
(A2’) 。
0〜10重量部の多官能性単量体(A3つ。
(AI’) 〜(A3つ の合計量100重量部に対し
a1〜5重量部のグラフト交叉剤の組成からなυ、多層
構造重合体[I[]中に占める割合が5〜40重tチで
ある最内層重合体(Aつ。
80〜100重量部の炭素数1〜8のアルキル基を有す
るアルキルアクリレート(B1′9゜0〜20重量部の
共重合可能な二重結合を有す(10) る単量体(八′)。
0〜10′ll11部の多官能P[単量体(Bs’) 
(B1つ〜(庁)の1組11[10111部に対し[L
1〜5重1部のグラフト交叉剤の組成からなル、多層構
造重合体〔■〕中に占める割合が30〜80重量−であ
る架橋弾性重合体(Bつ。
51〜100][−置部の訳単数1〜4のアルキルメタ
クリレ−)(0+’)。
0〜49重蓋部の共重合t=J能な二重結合を有する単
量体(0□′) の組成からなるT[が少なくとも60℃であυ、多層構
造1合体〔II〕中に占める割合が10重量%以上50
’1ll−未満であるIIk114F層重合体(Cつを
基本構造単位と12、重合体(B′)層と重合体(Cつ
層間に中間層0)′)として 10〜9011r量部の炭素P11〜8のアルキル基を
有するアルキルアクリレ−) (DI’)。
90〜10]i1i部の炭素#91〜4のアルキル基を
有するアルキルメタクリレート()つ。
0〜2011ii部の共11合台用な二重結合を有す(
11) る単量体(Daつ。
0〜10重量部の多官能性単量体(B4つ。
(Dlつ〜(B4つ の合計量100重量部に対し11
〜5重量部のグラフト交叉剤の組成からな9、中間層(
Dつのアルキルアクリレート量が架橋弾性重合体(Bつ
から最外層重合体(Cつに向って単調減少するような中
間層(D′)を少なくとも一層有する多層構造重合体[
111゜ 本発明の特徴とするところは透明性、耐候性。
耐ストレス白化性、耐溶剤性及び加工性に極めて優れる
多層構造重合体口〕と加工性こそ若干劣るものの極めて
柔軟性に富み、しかも透明性。
耐候性、耐ストレス白化性に優れる多層構造重合体CI
Oを配合することによル従来の多層構造重合体単独では
得られなかった透明性、耐候性。
柔軟性、加工性に優れる熱可塑性樹脂組成物とし得た点
でおる。
多層構造重合体口〕及び多層構造重合体〔川〕は同一の
基本ポリマー構造を有し、いずれも次のよう麦特徴を有
するものである。即ち(12) (1)架橋弾性油ft体(川及び(13つは最内層重合
体(A)及び(ム′)を夫々内層と1.て含む二層弾性
体構造としたこと、 (2)樹脂層である最外層重合体(pTg を60℃以
上に設定したこと、 (3)  架橋弾性重合体j−と#ll/′%層重合体
層間に架橋弾性重合体層から最外層重合体層に向ってア
ルキルアクリレートの比率が単調減少するようが形で中
間W4會少なくとも一層配置したこと、 (4)上記各層間をグラフト交叉剤を用いて化学的にグ
ラフト交夕、させたこと、 (51Ji終重重合体ゲル含411を少なくとも50嗟
になるようにしたこと 等の点である。
とhらの要fl−’)全て満起することによシ、多層構
造1合体(′1〕及び〔■〕は透明性、耐候性。
耐スト【/ス白化性、−1溶剤性に優れるという本発明
で用いる多層構造1合体組成物の基本特性を初め−C満
足することができるのでオリ、これ(15) ら要件が一つでも欠けると満足すべきものは得られない
。特に本発明における多層構造重合体CII及び〔ID
は架橋弾性重合体層が最内層重合体を内層として含む二
層弾性体構造から構成されることを大きな特徴とするも
のである。
一般にアクリルゴムはジエン系ゴム等に比べると耐候性
に優れる反面弾性回復が遅くストレスに対する変形が大
で、かつゴム効率も小さい性質を示す。即ち優れた耐候
性を保有したまま上述した如き耐溶剤性、耐水白化性尋
の緒特性をも具備させるためには従来の一段重合によシ
得られる一層のみからなる弾性体構造では限度がある。
本発明において使用される多層構造重合体〔ID及び〔
■〕はこれらの欠点を解決するために架橋弾性重合体(
B)及び(Bつの芯に最内層重合体(A)及び(Aつを
夫々存在させたものであシ、この最内層重合体(A)及
び(Aつの存在によってストレスを与えたときに架橋弾
性重合体CB)及び(Bつ層に集中される応力を多分散
的に緩和さく14) せ、この結果ミクロボイドの発生率も大となってみかけ
土応力白化1生じなくても優れた耐衝撃性を与えるもの
で1.4゜ 多層構A 1$1台体〔1,]の場合には樹脂層の比率
が架橋弾性重合体層より高くなるように設定しであるた
め、柔軟性こそ若干不足するものの耐候性、耐溶剤性と
いった%黴がいっそう優れたものとなシ、しかもJll
IAI1合体のゲル含有量を80−以下におさえること
により優れた加工性をも兼備するものと寿っている。
多層構造重合体〔I〕の厳内層重合体(A)を構成する
炭素数1〜BのアAキル基を有するアルキルアクリレ−
h Fi直直鎖状0岐岐状いずれでもよく、メチルアク
リレ−1・、エチルアクリレート、プロピル′Iクリレ
−1・、ブチルアクリレート、2−エチルへキシルアク
リレ−)、n−オクチルアクリレ・−ト等が単独で又は
混合して用いられるがTgの低いものがよp好ましい。
また炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキルメタク
リレ−1r」、 i1鎖状1分敲状のいずれで(15) もよく、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート
、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート等が
単独で又は混合して用いられる。これらアルキル(メタ
)アクリレート(Aりは80〜1oof量部の範囲で用
いられる。またこれらアルキル(メタ)アクリレートは
その後全多段層に統一して用いられる場合が最も好まし
いが、最終目的によっては二種以上の単量体が混合され
たυ、別種の(メタ)アクリレートが用いられてもよい
また共重合可能な二重結合を有する単量体(紛は低級ア
ルキルアクリレート、低級アルフキジアクリレート、シ
アンエチルアクリレート。
アクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸等のアクリ
ル性単量体が好ましく、0〜20重量部の範囲で用いら
れる。その他(A)成分中20重量%を超えない範囲で
スチレン、アルキル置換スチレン、アクリロニトリル、
メタクリレートリル等が用いられることが可能である。
さらに多官能性単重体(縁ハエチレングリコ(16) −ルジメタクリレー )、1.3−ブチレングリコール
ジメタクリレー)、1.4ブチレングリコールジメタク
リレート及びプロピレングリコールジメタクリレートの
如きアルキレングリコールジメタクリレートが好−まし
く、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン尋のボリビ
ュルベンゼン及びアルキレングリコールジアクリレート
等電使用可能である。これらの単量体はそれが含まれる
層自体を橋かけするのに有効に働くものであシ、他層と
の階間の結合には作用しないものである。、多官能性単
重体(A0社全く使用されなくてもグラフト交叉剤が存
在する限りかなシ安定彦多層檜造隼台体1rbえるがそ
の要求物性によって1任意VC用いられるがその用いら
れる量Fio〜10′M量部の範囲ておる。
一方グラフト交叉剤をJ共重合性のα、β−不飽和カル
ボン酸又はジカルボン酸のアリル、メタリル又はクロチ
ルエステル好ましくはアクリル酸、メタクリル散、マレ
イン識及びフマル酸のアリルエステルが用いらj’Lt
%にアリルメタ(1/) クリレートが優れた効果を奏する。その他トリアリルシ
アヌレート、トリアリルイソシアヌレート等も有効に用
いられる。このようなグラフト交叉剤は主としてそのエ
ステルの共役不飽和結合がアリル基、メタリル基又はク
ロチル基よりはるかに早く反応し、化学的に結合する。
この間アリル基、メタリル基又はクロチル基の実質上の
かなりの部分は次層重合体の1合中に有効に働き隣接二
層間にグラフト結合を与えるものである。
グラフト交叉剤の使用量は極めて1要で上記成分(4)
〜(A3)の合計量100重蓋部に対しα1〜5重量部
、好ましくFiα5〜27Jj量部の範囲で用いられる
。α1重量部未満の使用量ではグラフト結合の有効量が
少なく層間の結合が不充分である。また51!ir量部
を超える使用量では二段目に重合形成される架橋弾性重
合体(B)との反応量が大となシ重合体(A)と重合体
CB)とから構成される二層架橋弾性体の弾性低下を招
く。
(18) 最内層を合体+A)t、Jグラ:7ト活性の層であシ、
そのTgt、1#ハ事台体の要求される物性に応じて適
宜設定されるものである。またその架橋密度は一般に架
橋弾性1合体()3)と同じか、むしろ高い方が品質的
に有利である。なお最内層重合体(A)と架橋弾性重合
体(13)と幻、同一組成の場合も有り得るが一時(1
込とするのではなくあくまでも二段都合によ4.一層弾
性体構造とされていることが軍費であり、触媒1.架橋
密度等の設定r、I if穎合体(A)の方が高い方が
有利であ省。
初期重合にl會1jIIl°−すると最内層重合体(A
)の存在は安定l−六、多j−構造沖合体とするために
極めて重要であり一般に触傅1lillよ各重合体層中
最も多く什込着れるものである。
グラフト交り剤の使用1は二股目に形成される架橋弾V
1.. )11合(+、(13)とq)間に化学的に結
合させた二層弾性体構造1.+I効k(1,□@成させ
るために必須のものでおる。このグフソ]・結合がない
と二層弾性体構造目的Mlll 37v、形時に容易に
相破壊を生(1v) じゴム効率が低下するばかりか所期の目的の優れた耐候
性、耐ストレス白化性等を示さがくなる。
多層構造重合体[1]中の最内層電合体(A)の含有量
は5〜55重−1チ、好ましくは5〜15重−チであり
架橋弾性重合体CB)の含有量より低いことが好ましい
次に多層構造重合体〔I〕を構成する架橋弾性重合体(
B)は該重合体CDにゴム弾性を与える主要な成分であ
り、80〜100iii部の炭素レート(B+)、0〜
20重量部の共重合可能な二重結合を有する単量体((
転)、0〜10軍菫部の多官能性単一゛体(B3)及び
(13+)〜(紛の合計量100重量部に対しa1〜5
重1部のグラフト交叉剤から構成される。
炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキルアクリレ−
) CB+)としては前述の(A1)で例示したアルキ
ルアクリレートが単独又は混合で用いられるがやはシT
g の低いものがよυ好ましい。
(20) 共重合d■能な二重結f31有゛ノーる単量体(B2)
としては低級アルキルメタクリ【/−トが最も好ましく
、その他(Ax)−(、’例7J<L ftのと同様の
単量体が用いC1Jlる。す1に多′自fi14午一体
(B3)、クラフト交叉剤としても−t Jl イ”4
1第内J−重量体(ム)のところで例示し7六もq)が
用いらIIる。
架橋弾性1合体(、II 、)単独のTg、は0℃以下
、好1(〜くtま一611℃以トが良好な物性を与える
多層構′111iu追体〔11中の架橋弾性重合体CB
)″の含有量は10〜・40重蓋チの範囲が好ましく前
記最内層重合体(A)の含有量より高いことが好ましい
このように最内層重合体(ム)と架橋弾性重合体CB)
とがグラフト結自された二層弾性体構造からなる二層架
橋弾性体t−南するため従来の単−系ゴムで11到達で
きなかった種々の諸性質を同時に満足することが可能と
なったものである。
なおこの一層架檎弾性体を」下記の測定法で求めたゲル
含4411が85チ以」二、膨潤炭が5〜13の範囲に
設定され°【、いることが優れた諸物性を(21) 得るために必要である。
(ゲル含有量、Ml潤度の測定法) JIS  K−6588に準じ二層架橋弾性体を所定量
採取し、25℃、48時間メチルエチルケトン(以下M
KKと略記する。)中に浸漬膨潤後引き上け、付着した
MFiKを拭い取った後その重量を測定し、その後減圧
乾燥機中でMBKを乾燥除去し恒量になった絶乾重量を
読みと9次式によって算出する。
一般に架橋弾性重合体(B)の重合度はできるだけ高い
と最終重合体に高い衝撃強度が付与される。一方芯と力
る最内層重合体(A)についてはこの限りでなくむしろ
粒子形成を含めた初期重合の安定性のためにも触媒使用
量が多く、またグラフト活性基も多音に用いられたもの
が二(22) 層架橋弾性体と[2ての性能が良好にyb易い。
さらに多層411瑣事自杯〔1〕を構成する最外層重合
体(0)は該重行体]1]に成形性1機械的性質等を分
配するのV(関1iするものであり、これを構成する<
 (11)成分舎、1^(;述1.六(ム1)成分中に
例示されたアルキルメタクリL/−1・が、また(C2
)成分とj7ては低級アルキルアクリレートないし前述
しit (kJ hν、り]と1.て例示さ4た単険体
がそ浜ぞれ単独又0混合しC用いられる。
′(0凰)成分は51〜11111重一部、(02)成
分はθ〜491ili部の範囲で夫々ハ1いられる。
なお最91層*@体(0)呼独のTg Id優れた諸物
性を得るために60 ’[:以I−1好ましくは80℃
以上であることが必要である。該重合体(0)単独の1
°gが60℃未満では彼達する最終重合体CDのゲル含
有−がたとえ50チ以」二であっても優れた諸物性ケ有
し侍ない。
多層構造重合体〔1〕中のjl外層重合体(0)の含有
−1dtj、50〜1301kfi優T#+ル。
本発明VC便用J−る多層構造重合体[1)は上記(2
3) 最内層重合体(A)、架橋弾性重合体(B)及び最外層
重合体(C)を基本構造単位とし、さらに該1合体(B
)層と該重合体(0)層間に10〜90′j!J掘部の
炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキルアクリレ−
)(Dll、90〜10軍量部の炭素数1〜4のアルキ
ル基を有するアルキルメタクリレート(D2)、0〜2
0重量部の共重合可成から構成される中間層(′D)が
、中間層(D)のアルキルアクリレート量が該重合体(
B)層から該重合体(0)層に向って単調減少するよう
に少なくとも一層配設されているものである。ここで成
分(Dl)〜(D4)及びグラフト交叉剤はそれぞれ(
Bt) 、  (Ct) 、  (A2) 、  (紛
及び第内層重合体(kJ中に使用されるグラフト交叉剤
と同様のものである。中間層(D)に使用されるグラフ
ト交叉剤は各重合体層を密に結合式せ優れた諸物性を得
るために必須のものである。
(24) 多層構造重合体〔1〕中の夫々の中間層(D)の含有j
i115〜3511N11、好ましくは5〜25車II
′チで凌ノリ、5′II−一未満でね中間層としての機
能を失ない、′麦1r 55重ILiTを超えると最外
層重合体のバランスt〈ずすので好ましくない。
さらに本発明で使用する多層構造重合体mはゲル含有量
が少なくとも50チ、好ましくは少かくとも60チで凌
)す、これが上述した特殊構造と共に満ださitで初め
て船ストレス白化性。
□ 耐衝撃性、耐溶剤性、耐水白化性等に潰れた特性を与え
る。この場合q)ゲル含有量とは二層架橋弾性体自体と
、中間層(D)及び最外層重合体(0)の該架橋弾性体
−1のグラフト成分を含むものであり、仁こでゲル自有
葺とは多層構造重合体[1]の1重IlqbMI[lK
MM&刺製12.25℃にて一昼夜放置(産遠心分離機
にて16000r、 p、 m、で90分間遠心分離を
施した後の不溶分の重量襲である。ゲル含有量のJIQ
分としては二層架橋弾性体とグラフl−鎖とO加算重量
であり、グラフト率で置き換えることもできるが本発明
(25) においては当該重合体〔1〕が特殊な構造を有するので
ゲル含有量をもってグラフト量の目安とした。
耐溶剤性の点からいうとゲル含有蓋は大なる程有利であ
るが易成形性の点からいうとある量以上のフリーポリマ
ーの存在が必要でおるためゲル含有量の上限は80qb
程度が好ましい。
一方多層構造重合体Ell]の基本ポリマー構造は多層
構造重合体CDと同一であるが樹脂層に比較して架橋弾
性重合体層がほぼ優位量になるように各層の比率が設定
されている。
その為、多層構造重合体〔1〕に比較してフリーポリマ
ー量が低下するため加工性は若干低下するが柔軟性は極
めて優れたものとなる。又、前述した様なポリマー構造
上の特徴を有する為に架橋弾性体成分が増加しても透明
性、耐候性。
−1ストレス白化性等の諸性質は#1とんど低下しない
多層構造重合体[n]の最内層重合体(A′)を構成す
る各成分(ム1’)l(A2つ、  (A3’)及びグ
ラフト(26〕 交叉剤はそれぞれ前述した基1−構造重合体〔■〕の最
内層重合体(^)1構成する各成分(At) 。
(ムz)、(Ai)及びグラフト交叉剤と同様のものが
用いられる。
多層構造11合体(、ll’JO網内l−重合体(Aつ
においてもグラフl−交叉剤のill tj極めて重要
で上記成分(A+’)−(^、′)のf↑11−100
重量部に対し[11〜5部、好ましくしよ(15〜2重
量部の範囲で用いられる。α1寥菖部以下の蓋ではグラ
フト結合の有効−が少なく層間Q結合が不充分となる。
また5曹一部を超えるμでは二段目に重合形成される架
橋弾性重合体(B)との反応量が大となり二層弾性体構
造からなる二層架橋ゴム弾性体の弾性が低下する。
最内j@1合体(A’) t *−)、iグラフト活性
の層でありそのTgtJ、ms重合体に贋求される物性
に応じて適宜設定されるものである。またその架橋密度
t、1一般に架橋弾性重合体(B′)と同じか、むしろ
高い方が品質的に有利である。なお最内層重合体(A′
)と架橋弾性重合体(Bつとは同−組(21) 成の場合も有シ得るが一時什込とするのではなくあくま
でも二段重合による二層弾性体構造とすることが重要で
あり、触媒量、架橋密度等の設定は該重合体(Aつの方
が高い方が有利である。
初期重合性を考慮すると最内lSi重合体(A′)の存
在は安定した多層構造重合体とするために極めて重要で
あり一般に触媒量は各重合体層空液も多く仕込まれるも
のである。
グラフト交叉剤の使用は二段目に形成される、架橋弾性
1合体(B′)との間に化学的に結合させた二層弾性体
構造を有効に合成させるために必須のものである。この
グラフト結合がないと二層弾性体構造は溶融成形時に容
易に相破壊を生じゴム効率が低下するばか9か所期の目
的の優れた耐候性、耐溶剤性、耐水白化性等を示さない
多層構造重合体[11]中の最内層重合体(A′)の含
有量は5〜40重量%、好ましくは5〜20重量%であ
り架橋弾性重合体(B′)の含有量より少なく認定しで
ある。
(28) 次に架橋弾性重合体(t+’)は多層構造重合体[1]
に優れた柔軟性1りえる主要な成分であり、多層構造重
合体〔l〕中50〜aolzチ、好ましくFi35〜6
01−優の比率を占める。架橋弾性重合体(B′)の割
合が3011Jil−以下では十分な柔軟性が侶らお一
′、逆に80重tチを超えると加工性等が大幅Vc低下
1−好しくない。
架橋弾性i上体(H’) を構成する各成分としては、
前述1.*多層構造1合体〔llの架橋弾性重合体(B
) t−構成する各成分と同様のものが用いられる。こ
れiJ多1−構造重合体[111]における最外層重合
体((:l’) #び中間層(Dつにおいても同様であ
り、夫々前述した多層構造重合体〔IDの最外層重合体
((])及び中間層CD)と同様の成分で構成される。
又、架橋弾性重合体(B′)においても、その単独の’
rgが低い#ゴど好【7い事は言うまでもない事であり
一30℃以下の場合に特に好ましい物性が得られる。艷
に、多JIll構造重合体[IDにおいてもその二層架
橋弾性体は前述した方法によ(2ν) り求めたゲル含有量が85−以上、膨潤度が3〜15の
範囲に設定されていることが必要である。
多層構造重合体〔■〕中の最外層重合体(C′)の含有
量は10重量%以上50重量−未満でおる。
なお最外層重合体くCつにおいても、その単独のTgは
優れた耐溶剤性や制水白化性を得るために60℃以上、
好ましくは80℃以上であることが必要である。当該重
合体(0つ単独のTgが60℃未満では満足いく物性の
ものは得られない。
多層構造重合体〔■〕中の夫々の中間層(Dつの含有量
は5〜35重量嘩、好ましくは5〜25重量%であり、
5重量%未満では中間層としての機能を失ない、また5
5重量−以上になると最終重合体のバランスをくずす。
中間層全体の含有量としても40重量%を超えると全体
のバランスをくずし好ましくない。
多層構造重合体[11)の最終重合体としてのゲル含有
量は60〜95重−msの範囲にあること(30) が好ま1.い。ゲル含有−が60重M′−未満では耐溶
剤性の低下tまねき、逆に95重量%を超えると多層構
造′w1台体〔1]とブレンドした場合でも成形力1ピ
17 pi:の低下(まねき好ましくない。
上記多層構3&重合体[13及び(113if乳化重合
法による逐次多段重f1法により得ることができるが特
にこれV(限定さIIることはなく、例えば乳化重合後
Jlガ層寥合体+2)*金時に懸濁重合に転換さ亡る乳
化M濁曹8法によっても得ることができる。また乳化剤
、触媒、凝固剤については特に規制される4、 (1)
でt」ない。
なお多1m構造11!−8体[1]及び[11]最終重
合体のエマルジョン粒子+!eJ特に制限はないが80
0〜2000ム程度の範囲が最もバランスのとれた構造
が得られる。れれら多層構造重合体のラテックスは、必
要に応じて酸化防止剤、滑剤等の添加剤を加えで塩析処
理する。
多層構造重合体し11及び(il〕は類似のポリマー構
造を有し、各層の比率だけが異なることが透明性等の観
点からケ」好t Lいが目的によって(61) は全く異なるアルキル(メタ)アクリレートから得られ
るものを用いることも可能である事はいうまでもない。
多層構造重合体[1’llと多層構造重合体[01の配
合割合は1〜99重量部/99〜1重量部、好ましくは
10〜90重量部/90〜10重量部の範囲内で目的に
応じて適宜設定することができる。
例えばT−グイ法によシフイルムに成形する場合などの
ように特に流動性が要求される場合匹は多層構造重合体
[IDの配合割合は50重量部以下、好ましくは10〜
40重量部の範囲内に押えることが望ましい。一方極め
て柔軟であることが必要とされる用途に対しては当然の
ことながら多層構造重合体〔■〕を50重量部以上、好
ましくは50〜90重量部の範囲で用いるのが望ましい
。多層構造重合体[IDが50重量部以上含まれる樹脂
組成物は多層構造重合体[IDが50重量部以下の樹脂
組成物に比べ確かに流動性は低下するがT−ダイでうす
いフィルムを(52) 成形するような場合を除き、成形上困難を感じる事はな
い。
多層構造重合体〔!、〕と多層構造重合体[1〕とのブ
レンドはおのおのの粉体をヘンシェルミキサーを用いる
婢通常の方法でブレンドすることができる他、おのおの
のラテックスを混合したのち、塩析尋の処理1行なうと
いう手段でブレンドすることもできる。
また多層構造1合体〔1〕と多層構造重合体[11]と
のブレンドに際し紫外#!吸収剤、tII化防止剤、顔
料、渭削哨の一般の添加剤を添加することもでき、特に
紫シ1、線吸収剤を添加することに↓シ一層耐候+’4
. ff−J[た樹脂組成物とすることができる3゜ また本発明の41−構造ItI合体同士を上記割合で配
合1.た樹脂組成物1〜99重量部に前述した重合体(
1)又は(11)の群から選ばれた少なくとも一種の重
合体、又は重合体(1)及び(11)の夫々の群からS
げれた少なくとも一種の電合体同士の混合物を99〜1
][置部配合することが(65) できる。
本発明において使用する多層構造重合体〔1〕及び[1
13U上述した如き特定のアルキルアクリレート又はア
ルキルメタクリレートを主成分とする最内層重合体(A
)又は(A′)の存在)−でアルキルアクリレートを主
成分とする架橋弾性W合体(B)又は(B′)を重合し
、最外層としてアルキルメタクリレートを主成分とする
Tgが少なくムロ0℃QH層重合体(C)又は(C′)
を配置l〜、該重合体(B)又は(B′)層と該重合体
(0)又は(C′)層との間にアルキルアクリレートの
量が該重合体(B)又は(Bつ層から該重合体(0)又
は(Cつ層に向って単調減少するような中間層(D)又
は(Dつを介在させ、しかも該重合体(0)又は(C′
)層以外の各重合体層が有効にグラフト結合しており、
かつ特定のゲル含有量を有する多層重合体構造をとって
いる為これを屈折率が異なっても相溶性のある他の熱可
塑性樹脂とブレンドした場合透明性に優れ、ストレス白
化性の全くないかもしくは極めて少ない樹脂組成物とす
(64) ることかできるのである14特にメチルメタクリレ−1
・吊用脂とノ゛[/ンドした場合には透明性。
耐ストレス白化性、向1候性、耐衝撃性に優れた樹脂組
成物とJることができる。
このようにポリマーブレンド系においてもストレス白化
性が極めて小さいことは驚くべきことである。、これは
多層構造重合体〔I〕及び[11)が有する特殊構造の
効果に基くものであり、従来のゴム成分を導入する方法
からは予測し得ないものでおる。
\ また塩化ビニル樹Jll!f 、ポリスチレン、ムS樹
脂、ポリカーボネー 1・樹脂とブレンドした場合には
、多層構造lI&体[−1〕及び[113のブレンド組
成物tよ一種の向1候性、−1衝撃性改質剤として作用
し、耐候rl、劃衛側性の大幅な向上をもたらす1、 更に、ポリ7ツ化ビーリデンとのブレンド組成物は耐候
性、 IN 1111 ?1.耐ストレス白化性、耐薬
品性1強靭さ、成形性尋の緒特性に優れるものであり、
特にポリフッ化ビニリデン1〜50(55) 重量部と多層構造重合体CI]及び〔ll]のブレンド
組成物50〜99重量部とからなる樹脂組成物はフィル
ム成形用素材として優れておシ、透明で強靭な耐候性、
耐ストレス白化性、耐薬品性等に優れたフィルムを与え
る。かかるフィルムは通常の成形品の表面にラミネート
することによυ容易に耐候性と意匠効果とを付与するこ
とができ、極めて商品価値の高いものである。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
なお実施例中の1部」及び1チ」はいずれも「重量部」
及び]重fチ」である。また実施例中に用いられる略語
は下記の通シである。
MMA : メチルメタクリレート MA  : メチルアクリレート BuA  :  ブチルアクリレート 2FiHA:2エチルへキシルアクリレートBt  :
 スチレン BD:1.!lブチレンジメタクリレートAMA  :
  アリルメタクリレートOHP  :  クメンハイ
ドロパーオキサイド(36〕 8)1’S:  ソジウムノAルムアルデヒドスルホキ
シレート 実施例中に用いらilる各電合体層のTg は例えばポ
リマーハンドブックに責己載されているTgの値から通
常知られているII’ O10式より1賛して求めft
−4M) −CToる。
部、スルフAコハク酸のエステルンーダ塩2部、SFB
α05部を仕込み賭木気流下で攪拌後MMA1.6部、
BuA 8部、Bl)α4s、、AMA(11部及びO
HP CL O4部からなる混合物を仕込んだ。
70℃に昇湖稜30分間)y一応を継続させ最内層重合
体(A)のIN行を完了した。続いてMMA1.5部、
NuA 22−5部、1月〕1部、AMA a 25部
及びこれらの璧一体混合物に対しα05チのOHPを配
合1.た混−@物5bu分間にわたって添加し、(37
) さらに60分間保持して重合体(A)、  (B)の二
層からなる二層架橋弾性体を重合した。このようにして
得られた二層架橋弾性体のMPK中での膨潤度Fi1α
0、ゲル含有量は90チであった。
続いて中間層(D)に相当するMMA 5部、BuA5
部、AMA Q、 1部からなる混合物を10分間にわ
たって添加して重合し、最後にMMl 52.25部、
BuA2.75部の混合物を同様に重合させてに際して
は各層で用いた単量体量の11%に相当するOHPを用
いた。
同様にして多層構造重合体CI−+2+]〜〔I−(5
1] 、比較重合体(1)、 (2)、 (3)を重合
した。
いずれも最終粒子径は1000〜1500Aであった。
これらの重合体ラテックスを常法に従って塩析し、洗浄
・脱水後乾燥して乾粉を得た。
これらの組成及び物性ft表1に示す。
(2)多層構造重合体〔■〕の製造 (68) 架橋弾性lj f量体(13’)の添加時間を90分と
する以外をJ前N+: fllの多j−構造重合体〔I
〕の製造と全く同様の手+111’l K、 iす、表
2に示したポリマー構造を有する41軸構造車合体〔1
(−(1)〕〜〔■−(51]1&、 ヒJl[、* 
合体+41 t 113合した。
こわらの市行体のS#結粒子径はいずれも1000〜1
500A17)範囲11(’、 、i、 ツた。
これらの重合体ラテックスも常法に従って塩析し、洗浄
・脱水稜*、燥して乾粉を得た。
これらの組成及び物性1表2に示す。
(39) (3)樹脂組成物の調製及び評価 多層構造重合体CI−+11〕及び[It −+11 
]を表3に示した割合でブレンドし更に2部の紫外線吸
収剤(商品名チヌビンーP、チバガイギー社製)を添加
してよく混合し、押出機によりペレット化した。
得られたペレットを70℃で一昼夜乾燥後、射出成形機
を用いて成形加工性のテストを行なった。結果を表6に
併せて示した。成形加工性の判断基準は以下の通りであ
る。
く成形加工性評価基準〉 す:射出成形機で容易に成形できる。
△:射出成形機での成形がかろうじて可能。
×:射出成形機での成形が困難。
更に同じベレットを用いてT−ダイ法によシ厚み250
μのシートを成形した。良好なシートが成形できた試料
についてはJIS K 6714  に基く透明性(全
光線透過率及び鎖側)の評価及び柔軟性の目安としての
引張弾性率の測定を行なった。良好なシートが得られな
かった試料に(42) (41) ついては引張弾性率の測定は行なわず、目視判定によシ
透明性の評価を行なった。これらの結果を表3に併せて
示した。
又、良好に成形されたシートについてはサンシャインウ
エザオメーターによる3000時間の加速曝篇試験を行
ない、その前後に行なった引張破断伸度の測定から破断
伸度保持率を求め画]候性の目安とした。これらの測定
結果を表6に併せて示した。又、多層構造1合体[1−
(1)]□〜CI 151L  [ll−111〕〜[
II −+51 ]及び比較重合体ill〜(4)を表
4に示した割合でブレンドし、同様の評価を行なった。
評価結果を表4に示した。本発明品はいずれも透明性、
耐候性に優れ、しかも柔軟性と加工性とを適度に兼備し
ている。なお表4中の比(11〜比(4)は比較重合体
0)〜比較重合体(4)を示す。
(43) 実施例2 実施例1で合成した多層構造重合体CI −(+l]7
0部と多層構造重合体C11−fxl ] 3o部とか
らなる樹脂組成物(本発明例(21) 50部をMMA
/MA共重合体(MMA/MA −99/1  重−膳
”比。
ηSP/。−[1,60(α10 f/dt練度溶液に
て測定) ) s o部とヘンンエルミキサーを用いて
ブレンドした後、押出機によりペレット化した。
得られたペレットを80℃で一昼夜乾燥し、T−ダイを
用いてα5m厚のシートを成形した。
このブレンドポリマーのシート成形性は良好であり、透
明性、光沢等に優れたシートが得られた。更に同じペレ
ットを用いて射出成形を用ない2部厚の射出成形板を得
た。得られた成形板について全光線透過率、ダインシュ
タット衝撃強度を測定した。全光線透過率は95チ、ダ
インシュタット衝撃強度は65匂・cnv’ca;’と
共に極めて良好な値を示した。
又、上記成形板についてザンシャインウエザオメーター
により30LIO時間の加速曝露試験(46) を行ない、光沢度保持率を測定した。光沢度保持率は9
4チと極めて高く本発明品は耐候性にも優れていること
を示した。
実施例6 実施例1で合成した多層構造1合体CI−(In2O部
、多層構造重合体〔II −f+l l s o部とポ
リフッ化ビニリデン(商品名カイナー500゜ペンウォ
ルト社製)10部をヘンシエルミキャーでブレンド後、
スクリュー型押出機によシヘレット化した。得られたペ
レットをインフレーション法により厚さ80μのフィル
ムに成形した。
得られたフィルムについて引張強伸度(J工SZ 17
0−2に準拠)、曇価(ASTM−D 1003−61
  に準拠)を測定した。引張弾性率8X10mKg/
1m”、破断強度340 K17cm2.破断伸度20
0優、曇価4.8係といずれも極めて良好な値を示した
壕だ得られたフィルムを亜鉛メッキ0.5 tea冷延
鋼板に接着剤を用いて貼り合わせこの貼合せ(47) 試料についてデクポン伽vIA試験(先端R−■インチ
、4f中1)ff、鵡1・高450α、温度20℃にて
実施)を行々つり、、餉’li部分は全く白化を呈さす
クラックWi Llノ発ノ1−も藺められなかった。
更に十g【1ノ・fハム1す;・ンヤ・fンウエザオメ
ータによシ311111部時間の加速曝露試験を行ない
、曝露後のル(jN V−7)い°(引弗強伸度を測定
した。l窮抜の試料の引張伸度保持率(未1111露品
の伸度を100チ、’、: L、々ときの値;向・1候
性の尺度となる)は90襲であり、本発明品Fi向(候
性にも優れていること台・)1、t、 7’?、。
1時許出願人 −愛1/ −11−17株式会社代 理
 人  41”理ト 青 沢 敏 夫(48)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多層構造重合体口〕の少なくとも一種1〜99重量
    部と多層構造重合体[IDの少なくとも一1199〜1
    重量部とからなる熱可塑性樹脂組成物。 2 多層構造重合体CDの少なくとも一種1〜99重量
    部と多層構造重合体〔■〕の少なくとも一種99〜1重
    量部とからなる樹脂配合物1〜99重量部に下記(1)
    又は(11)の群から選ばれた少なくとも一稀の重合体
    、又ti(i)及びc i )の夫々の群から選ばれた
    少なくとも一種の重合体の混合物を99〜1重量部配合
    してなる熱可塑性樹脂組成物。 重合体(1): 下記一般式(a)、(1))又は(C)を有する単量体
    の単独重合体もしくはこれら単量体の二種以上からなる
    共重合体。 OH2−OX Y       * e @ @ @ 
    (a)(1) 但し式中X、YはH、C1、F 、 Br 、 OH3
    ゜coon  、   0OOcH3,ON  、  
     000(’H,,0@Il、。 アルコキシ基、 0OOH3,80sHのいずれかであ
    る。 OF、=OFZ        ■ooo(b)但し式
    中2はH,?、 01.  OFB  のいずれかであ
    る。 0Hx−0−000R・Φ・・・(C)Hs 但し式中Rはフロロアルキル基である。 重合体(ii): ポリカーボネート、熱可塑性ポリエステル。 ポリアミド。
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JPS6320459B2 (ja) 1988-04-27

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