JPS6410015B2 - - Google Patents

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JPS6410015B2
JPS6410015B2 JP19779182A JP19779182A JPS6410015B2 JP S6410015 B2 JPS6410015 B2 JP S6410015B2 JP 19779182 A JP19779182 A JP 19779182A JP 19779182 A JP19779182 A JP 19779182A JP S6410015 B2 JPS6410015 B2 JP S6410015B2
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monomer
layer
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JP19779182A
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Kazuo Kishida
Masahiro Sugimori
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Priority to DE8383110657T priority patent/DE3370012D1/de
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Publication of JPS6410015B2 publication Critical patent/JPS6410015B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
本発明は艷消し性熱可塑性暹脂組成物に関し、
曎に詳しくはアクリル系倚局構造重合䜓ず、フツ
玠系重合䜓ず、高分子艷消し剀ずからなる耐候
性、耐薬品性等に優れた艷消し性熱可塑性暹脂組
成物を提䟛しようずすものである。 塩化ビニル暹脂、ABS暹脂、ポリカヌボネヌ
ト暹脂等の耐候性に皍難点のある暹脂の成圢䜓、
あるいはこれらの暹脂にお被芆された䟋えば塩ビ
鋌板等による各皮成圢䜓あるいは塩ビ壁玙等の衚
面を、耐候性に優れたアクリル系暹脂組成物で被
芆するこずによりそれらの耐候性を向䞊させる詊
み、及び耐薬品性、耐汚染性に優れる暹脂組成物
でこれらを被芆するこずによりその耐薬品性、耐
汚染性を向䞊させようずする詊みは埓来から倚数
行はれお来た。 しかしかかるアクリル系暹脂組成物の被芆材料
ずしお芁求される䟋えば䞊蚘柔軟性、匷靭さ、加
工性、接着性等ず、同様に䞊蚘目的ずする耐汚染
性、耐薬品性、耐候性等ずを䞡立させるこずが容
易ではなく䞊蚘の詊みの倚くは必らずしも成功し
おいないのが実情である。 又特に壁玙の劂きハりゞング内装材、あるいは
家庭電化補品の劂きハりゞング装眮品に察しお
は、䞀般にその衚面が艷消し状態のものが奜たれ
るが、䞊述したアクリル系暹脂組成物は本来高光
沢性暹脂であるこずからかかる芁求に応ずるこず
が困難である。 即ち䟋えば䞊蚘塩ビ壁玙などの補造に際し䞀般
に行はれるカレンダヌロヌルによる衚面゚ンボス
加工では充分な艷消し状態が埗難い。他方アクリ
ル系暹脂組成物に察しお或る皮の艷消し剀、最も
䞀般的には炭酞カルシりムやシリカの劂き無機物
を混合しおこれを被芆する方法は、この艷消し剀
の混入によ぀おアクリル系暹脂組成物が著しく柔
軟性、靭性等の特性及びその加工性を䜎䞋させ、
結果的に䞊蚘柔難性、加工性等ず耐汚染性、耐候
性、艷消し効果を䞡立させるこずが曎に困難にな
る問題が免がれない。 発明者等はかかる珟状に鑑み、䞊述した柔軟
性、加工性ず、耐汚染性、耐候性及び高品䜍の艷
消し性等を兌備した被芆材あるいは被芆甚フむル
ム甚玠材に適したアクリル系暹脂組成物を埗るべ
く鋭意怜蚎した結果、埌蚘詳述するアクリル系架
橋匟性䜓を芯ずするアクリル系倚局構造䜓ず、フ
ツ玠系重合䜓ずのブレンド物に、芳銙族ビニルモ
ノマヌ及びアルキルメタアクリレヌトを䞻成
分ずする適床に架橋された高分子艷消し剀を配合
した暹脂組成物がこの目的を満足するものである
こずを芋出し本発明に到達したのである。 即ち本発明は、䞋蚘に瀺す構造を有するアクリ
ル系倚局構造重合䜓〜99重量郚以䞋郚
ず略称するず、 䞀般匏、CF2CXY匏䞭及びは、、
Cl、CF3のいずれかを衚はす又は
【匏】匏䞭はフロロアルキル基 を衚はすを有する単量䜓の単独重合䜓、もしく
はこれらの単量䜓の二皮以䞊からなる共重合䜓、
又はこれらの単量䜓の比率が50重量以䞋ず
略称する以䞊であるその他の共重合可胜な単量
䜓ずの共重合䜓からなる矀から遞ばれる少くずも
皮のフツ玠系重合䜓〜99郚ず、 からなる熱可塑性暹脂組成物100郚に察し、䞋蚘
に瀺す構造の高分子艷消し剀〜70郚を配
合しおなる艷消し性熱可塑性暹脂組成物である。 アクリル系倚局構造重合䜓 80〜100郚の炭玠数〜のアルキル基を有す
るアルキルアクリレヌト又は炭玠数〜のアル
キル基を有するアルキルメタクリレヌトA1、 〜20郚の共重合可胜な二重結合を有する単量
䜓A2、 〜10郚の倚官胜性単量䜓A3、 䞊蚘A1〜A3の合蚈量100郚に察し0.1
〜郚のグラフト亀叉剀からなり、䞊蚘倚局構造
重合䜓に占める割合が〜35であるよう
な最内局重合䜓(A)、 80〜100郚の炭玠数〜のアルキル基を有す
るアルキルアクリレヌトB1、 〜20郚の共重合可胜な二重結合を有する単量
䜓B2、 〜10郚の倚管胜性単量䜓B3、 これらB1〜B3の合蚈量100郚に察し
0.1〜郚のグラフト亀叉剀の組成からなるガラ
ス転移枩床Tgが℃以䞋で、ゲル含有量80
以䞊、膚最床15以䞋であり、か぀倚局構造重合
䜓党䜓に占める比率が〜75である架橋
匟性䜓局(B)、 51〜100郚の炭玠数〜のアルキルメタクリ
レヌトC1、 〜49郚の共重合可胜な二重結合を有する単量
䜓C2、 の組成からなるガラス転移枩床Tgが少なく
ずも60℃であり、倚局構造重合䜓に占める
割合が10〜80であるような最倖局重合䜓(C)ず、 を基本構造単䜓ずし、重合䜓(B)局ず重合䜓(C)局間
に䞭間局(D)ずしお、 10〜90郚の炭玠数〜のアルキル基を有する
アルキルアクリレヌトD1、 90〜10郚の炭玠数〜のアルキル基を有する
アルキルメタクリレヌトD2、 〜20郚の共重合可胜な二重結合を有する単量
䜓D3、 〜10郚の倚官胜性単量䜓D4、 これらD1〜D4の合蚈量100郚に察し
0.1〜郚のグラフト亀叉剀の組成からなり、こ
の䞭間局(D)のアルキルアクリレヌトの比率が架橋
匟性重合䜓(B)から最倖局重合䜓(C)に向぀お単調枛
少するような䞭間局(D)を少なくずも䞀局有し、か
぀圓該倚局構造重合䜓のゲル含有量が少なくずも
50であるような倚局構造重合䜓。 高分子艷消し剀 10〜100郚の炭玠数〜のアルキル基を有す
るアルキルメタクリレヌト、 〜60郚の炭玠数〜13のアルキル基を有する
アルキルアクリレヌト、 〜90郚の芳銙族ビニルモノマヌ、 〜40郚のその他のモノ゚チレン性䞍飜和モノ
マヌ ずからなる非架橋性モノマヌず、該非架橋性モノ
マヌ100郚圓り0.5〜郚の分子内に個以䞊の二
重結合を有する架橋性モノマヌずを重合しおなる
平均粒子埄〜500Όの高分子艷消し剀。 本発明においおは、特に䞊述した倚局構造重合
䜓が、 (i) 架橋匟性重合䜓(B)は最内局重合䜓(A)を内局ず
しお含む二局匟性䜓構造ずしたこず、 (ii) 架橋匟性重合䜓(B)ず最倖局重合䜓(C)局の局間
に䞀局以䞊の䞭間局を配眮したこず、 (iii) 最倖局重合䜓(C)のTgを60℃以䞊ずしたこず、 (iv) 各局間をグラフト亀叉剀で化孊的にグラフト
亀叉させたこず、 (v) 最終重合䜓のゲル含有量を少なくずも50ず
したこず、 等のポリマヌ蚭蚈䞊各皮の工倫が加えられ、かか
る特長を有するポリマヌを䞊蚘フツ玠系重合䜓の
劂き屈折率の異るポリマヌずブレンドした堎合も
透明性を保持しか぀耐ストレス癜化性の向䞊した
艷消し性組成物を提䟛し埗るこずになるのであ
る。 以䞋本発明を詳现に説明するが、先づ本発明で
䜿甚されるアクリル系倚局構造重合䜓に぀
いお曎に詳しく説明する。 倚局構造重合䜓の最内局重合䜓(A)を構成
する炭玠数〜のアルキル基を有するアルキル
アクリレヌトは盎鎖状、分岐状のいずれでもよ
く、メチルアクリレヌト、゚チルアクリレヌト、
プロピルアクリレヌト、ブチルアクリレヌト、
−゚チルヘキシルアクリレヌト、−オクチルア
クリレヌト等が単独で又は混合しお甚いられるが
Tgの䜎いものがより奜たしい。たた炭玠数〜
のアルキル基を有するアルキルメタクリレヌト
は盎鎖状、分岐状のいずれでもよく、メチルメタ
クリレヌト、゚チルメタクリレヌト、プロピルメ
タクリレヌト、ブチルメタクリレヌト等が単独で
又は混合しお甚いられる。これらアルキルメ
タアクリレヌトA1は80〜100郚の範囲で甚
いられる。たたこれらアルキルメタアクリレ
ヌトはその埌党倚段局に統䞀しお甚いられる堎合
が最も奜たしいが、最終目的によ぀おは二皮以䞊
の単量䜓が混合されたり、別皮のメタアクリ
レヌトが甚いられおもよい。 たた共重合可胜な二重結合を有する単量䜓
A2は䜎玚アルキルアクリレヌト、䜎玚アルコ
キシアクリレヌト、シアノ゚チルアクリレヌト、
アクリルアミド、アクリル酞、メタクリル酞等の
アクリル性単量䜓が奜たしく、〜20郚の範囲で
甚いられる。その他(A)成分䞭20を超えない範囲
でスチレン、アルキル眮換スチレン、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル等が甚いられるこず
が可胜である。 さらに倚官胜性単量䜓A3ぱチレングリ
コヌルゞメタクリレヌト、ブチレングリコ
ヌルゞメタクリレヌト、−ブチレングリコ
ヌルゞメタクリレヌト及びプロピレングリコヌル
ゞメタクリレヌトの劂きアルキレングリコヌルゞ
メタクリレヌトが奜たしく、ゞビニルベンれン、
トリビニルベンれン等のポリビニルベンれン及び
アルキレングリコヌルゞアクリレヌト等も䜿甚可
胜である。これらの単量䜓はそれが含たれる局自
䜓を橋かけするのに有効に働くものであり、他局
ずの局間の結合には䜜甚しないものである。倚官
胜性単量䜓A3は党く䜿甚されなくおもグラ
フト亀叉剀が存圚する限りかなり安定な倚局構造
重合䜓を䞎えるがその芁求物性によ぀おは任意に
甚いられるがその甚いられる量は〜10郚の範囲
である。 䞀方グラフト亀叉剀は共重合性のαβ−䞍飜
和カルボン酞又はゞカルボン酞のアリル、メタリ
ル又はクロチル゚ステル奜たしくはアクリル酞、
メタクリル酞、マレむン酞及びフマル酞のアリル
゚ステルが甚いられ、特にアリルメタクリレヌト
が優れた効果を奏する。その他トリアリルシアヌ
レヌト、トリアリルむ゜シアヌレヌト等も有効に
甚いられる。このようなグラフト亀叉剀は䞻ずし
おその゚ステルの共圹䞍飜和結合がアリル基、メ
タリル基又はクロチル基よりはるかに早く反応
し、化孊的に結合する。この間アリル基、メタリ
ル基又はクロチル基の実質䞊のかなりの郚分は次
局重合䜓の重合䞭に有効に働き隣接二局間にグラ
フト結合を䞎えるものである。 このグラフト亀叉剀の䜿甚量は極めお重芁で䞊
蚘成分A1〜A3の合蚈量100郚に察し0.1
〜郚、奜たしくは0.5〜郚の範囲で甚いられ
る。0.1郚未満の䜿甚量ではグラフト結合の有効
量が少なく局間の結合が䞍充分である。たた郚
を超える䜿甚量では二段目に重合圢成される架橋
匟性重合䜓(B)ずの反応量が倧ずなり重合䜓(A)ず重
合䜓(B)ずから構成される二局架橋匟性䜓の匟性䜎
䞋を招く。 かかる最内局重合䜓(A)はグラフト掻性の局であ
り、そのTgは最終重合䜓の芁求される物性に応
じお適宜蚭定されるものである。たたその架橋密
床は䞀般に埌蚘架橋匟性重合䜓(B)ず同じか、むし
ろ高い方が品質的に有利である。なお最内局重合
䜓(A)ず架橋匟性重合䜓(B)ずは同䞀組成の堎合も有
り埗るが䞀時仕蟌ずするのではなくあくたでも二
段重合による二局匟性䜓構造ずされおいるこずが
重芁であり、觊媒量、架橋密床等の蚭定は該重合
䜓(A)の方が高い方が有利である。 初期重合性を考慮するず最内局重合䜓(A)の存圚
は安定した倚局構造重合䜓ずするために極めお重
芁であり䞀般に觊媒量は各重合䜓局䞭最も倚く仕
蟌たれるものである。 ここでグラフト亀叉剀の䜿甚は二段目に圢成さ
れる架橋匟性重合䜓(B)ずの間に化孊的に結合させ
た二局匟性䜓構造を有効に合成させるために必須
のものである。このグラフト結合がないず二局匟
性䜓構造は溶融成圢時に容易に盞砎壊を生じゎム
効率が䜎䞋するばかりか所期の目的の優れた耐候
性、耐ストレス癜化性等を瀺さなくなる。 倚局構造重合䜓䞭の最内局重合䜓(A)の含
有量は〜35、奜たしくは〜25であり架橋
匟性重合䜓(B)の含有量より䜎いこずが奜たしい。 次に倚局構造重合䜓を構成する架橋匟性
重合䜓(B)は、該重合䜓にゎム匟性を䞎える
䞻芁な成分であり、80〜100郚の炭玠数〜の
アルキル基を有するアルキルアクリレヌト
B1、〜20郚の共重合可胜な二重結合を有す
る単量䜓B2、〜10郚の倚官胜性単量䜓
B3及びこれらB1〜B3の合蚈量100郚
に察し0.1〜郚のグラフト亀叉剀から構成され
る。 ここで炭玠数〜のアルキル基を有するアル
キルアクリレヌトB1ずしおは、重合䜓(A)に
おけるA1にお䟋瀺したアルキルアクリレヌ
トが単独又は混合物で甚いられるがやはりTgの
䜎いものがより奜たしい。 又共重合可胜な二重結合を有する単量䜓B2
ずしおは䜎玚アルキルメタクリレヌトが最も奜た
しく、その他同様に䞊蚘A2で䟋瀺したもの
ず同様の単量䜓が甚いられる。曎に倚官胜単量䜓
B3及びグラフト亀叉剀に関しおもそれぞれ最
内局重合䜓(A)のA3及びグラフト亀叉剀にお
䟋瀺したものが甚いられる。 かかる架橋匟性重合䜓(B)単独のTgは℃以䞋、
奜たしくは−30℃以䞋が良奜な物性を䞎える。 倚局構造重合䜓䞭におけるこの架橋匟性
重合䜓(B)の含有量は〜75であるが10〜65重量
の範囲が奜たしく前蚘最内局重合䜓(A)の含有量
より高いこずが必芁である。 このように最内局重合䜓(A)ず架橋匟性重合䜓(B)
ずがグラフト結合された二局匟性䜓構造からなる
二局架橋匟性䜓を有するため埓来の単䞀系ゎムで
は到達できなか぀た皮々の諞性質を同時に満足す
るこずが可胜ずな぀たものである。なおこの二局
架橋匟性䜓は䞋蚘の枬定法で求めたゲル含有量が
85以䞊、膚最床が〜13の範囲に蚭定されおい
るこずが優れた諞物性を埗るために必芁である。 ゲル含有量、膚最床の枬定法 JIS −6388に準じ二局架橋匟性䜓を所定量採
取し、25℃、48時間メチル゚チルケトン以䞋
MEKず略蚘する䞭に浞挬膚最埌匕き䞊げ、付
着したMEKを拭い取぀た埌その重量を枬定し、
その埌枛圧也燥機䞭でMEKを也燥陀去し恒量に
な぀た絶也重量を読みずり次匏によ぀お算出す
る。 膚最床MEK膚最埌の重量−絶也重量絶也重量 ゲル含有量絶也重量採取サンプルの重量
× 100 䞀般に架橋匟性重合䜓(B)の重合床はこれをでき
るだけ高くするこずにより最終重合䜓に高い衝撃
匷床が付䞎される。䞀方芯ずなる最内局重合䜓(A)
に぀いおはこの限りではなく、むしろ粒子圢成を
含めた初期重合の安定性のためにも觊媒䜿甚量が
倚く、たたグラフト掻性基も倚量に甚いられたも
のが二局架橋匟性䜓ずしおの性胜が良奜になり易
い。 さらに倚局構造重合䜓を構成する最倖局
重合䜓(C)は、該重合䜓に成圢性、機械的性
質等を分配するのに関䞎するものであり、これを
構成するC1成分は前述したA1成分䞭に
䟋瀺されたアルキルメタクリレヌトが、たた
C2成分ずしおは䜎玚アルキルアクリレヌトあ
るいは前述したA2成分にお䟋瀺された単量
䜓がそれぞれ単独又は混合物で甚いられ、これら
C1成分は51〜100郚、C2成分は〜49郚の
範囲で倫々甚いられる。 なお最倖局重合䜓(C)単独のTgは優れた諞物性
を埗るために60℃以䞊、奜たしくは80℃以䞊であ
るこずが必芁である。該重合䜓(C)単独のTgが60
℃未満では埌述する最終重合䜓のゲル含有
量がたずえ50以䞊であ぀おも優れた諞物性を有
し埗ない。 倚局構造重合䜓䞭の最倖局重合䜓(C)の含
有量は10〜80奜たしくは40〜60である。 本発明に䜿甚する倚局構造重合䜓は䞊蚘
最内局重合䜓(A)、架橋匟性重合䜓(B)及び最倖局重
合䜓(C)を基本構造単䜍ずし、さらに該重合䜓(B)å±€
ず該重合䜓(C)局間に、10〜90郚の炭玠数〜の
アルキル基を有するアルキルアクリレヌト
D1、90〜10郚の炭玠数〜のアルキル基を
有するアルキルメタクリレヌトD2、〜20郚
の共重合可胜な二重結合を有する単量䜓D3、
〜10郚の倚官胜性単量䜓D4、そしおこれら
D1〜D4の合蚈量100郚に察し0.1〜郚の
グラフト亀叉剀の組成から構成される䞭間局(D)
が、該䞭間局(D)のアルキルアクリレヌト量が䞊蚘
重合䜓(B)局から重合䜓(C)局に向぀お単調枛少する
ように少なくずも䞀局配蚭されおいるものであ
る。ここで成分D1〜D4及びグラフト亀
叉剀は、それぞれ䞊蚘他の各重合䜓における
B1、C1、A2、A3及び最内局重合䜓(A)
䞭に䜿甚されるグラフト亀叉剀ず同様のものであ
る。そしおこの䞭間局(D)に䜿甚されるグラフト亀
叉剀は、各重合䜓局を密に結合させ優れた諞物性
を埗るために必須のものである。 倚局構造重合䜓䞭の倫々の䞭間局(D)の含
有量は〜35奜たしくは〜25であり、
未満では䞭間局ずしおの機胜を倱ない、たた
35を超えるず最終重合䜓のバランスをくずすの
で奜たしくない。 さらに本発明で䜿甚する倚局構造重合䜓
はゲル含有量が少なくずも50、奜たしくは少な
くずも60であり、これが䞊述した特殊構造ず共
に満たされお初めお耐ストレス癜化性、耐衝撃
性、耐溶剀性、耐氎癜化性等に優れた特性を䞎え
る。この堎合のゲル含有量ずは二局架橋匟性䜓自
䜓ず、䞭間局(D)及び最倖局重合䜓(C)の該架橋匟性
䜓ぞのグラフト成分を含むものであり、ここでゲ
ル含有量ずは、倚局構造重合䜓の
MEK溶液を調補し、25にお䞀昌倜攟眮埌遠心
分離機にお16000r.p.m.で90分間遠心分離を斜し
た埌の䞍溶分のである。ゲル含有量の成分ずし
おは二局架橋匟性䜓ずグラフト鎖ずの加算重量で
あり、グラフト率で眮き換えるこずもできるが本
発明においおは圓該重合䜓が特殊な構造を
有するのでゲル含有量をも぀おグラフト量の目安
ずした。 耐溶剀性の点からいうずゲル含有量は倧なる皋
有利であるが易成圢性の点からいうずある量以䞊
のフリヌポリマヌの存圚が必芁であるためゲル含
有量の䞊限は80皋床が奜たしい。 本発明においお甚いられる倚局構造重合䜓
の補造法ずしおは、乳化倚段重合が適しお
いるが必ずしもそれに限定されるものではなく、
䞭間局たでの各局を乳化重合にお補造した埌、最
倖局のみを懞濁重合に転化しお重合を完了させる
乳化懞濁重合法も有利な方法である。 なお重合に際しお甚いられる乳化剀・觊媒及び
凝固剀等に぀いおは特に芏制はなく通垞のものを
そのたた甚いるこずが出来る。 次に本発明においお甚いられるフツ玠系重合䜓
は、䞀般匏CF2CXY匏䞭、は、
、Cl、CF3を衚はす又は
【匏】 匏䞭はフロロアルキル基を衚はすで瀺され
る単量䜓の単独重合䜓、もしくはこれらの単量䜓
の二皮以䞊からなる共重合䜓又はこれら単量䜓の
比率が50以䞊であるような他の共重合性単量䜓
ずの共重合䜓からなる矀から遞ばれる少なくずも
䞀皮の重合䜓であり、ポリフツ化ビニリデン、ポ
リ四フツ化゚チレン、ポリ䞉フツ化塩化゚チレ
ン、四フツ化゚チレンずフツ化ビニリデンずの共
重合䜓、四フツ化゚チレンず六フツ化プロピレン
ずの共重合䜓、ポリ−トリフロロ゚チ
ルメタクリレヌト等が代衚的なものであり、特に
ポリフツ化ビニリデン及び四フツ化゚チレンずフ
ツ化ビニリデンずの共重合䜓が奜たしい。 本発明における倚局構造重合䜓はそれ自
䜓、耐候性、耐ストレス癜化性、透明性、耐溶剀
性、耐氎癜化性、加工性等の諞特性に優れたもの
であるが、䞊蚘のフツ玠系重合䜓をブレン
ドするこずにより、フむルムずしおの匷靭さが著
しく向䞊し、目的ずする艷消し性熱可塑性暹脂組
成物のベヌス暹脂ずしおより䞀局適するものずな
り、又耐候性、耐薬品性、熱安定性等の諞特性も
倧幅に改善される。 又アクリル系倚局構造重合䜓ずフツ玠系
重合䜓ずのブレンド比率は芁求される特性
に応じ99〜99の範囲内であれば任意であ
るが、アクリル系倚局構造重合䜓の比率が
51以䞊であるのが被芆材ずしお甚いた堎合の基
材ずの接着性の点から特に奜たしい。 次に本発明においお甚いられる艷消し剀は、単
に艷消効果があればよいずいうものではなく耐候
性、耐汚染性、柔軟性、靭性、及び加工特性など
のベヌスポリマヌずなる䞊述したアクリル系倚局
構造重合䜓ずフツ玠系ポリマヌずの
ブレンド組成物の有する特城をそこなうものであ
぀おはならない。 これらの諞条件を満足する艷消し剀は、10〜
100郚の炭玠数〜のアルキル基を有するアル
キルメタクリレヌト、〜60郚の炭玠数〜13の
アルキル基を有するアルキルアクリレヌト、〜
90郚の芳銙族ビニルモノマヌ、〜40郚のその他
のモノ゚チレン性䞍飜和モノマヌ、ずからなる非
架橋性モノマヌず、該非架橋性モノマヌ100郚あ
たり0.5〜郚の分子内に個以䞊の二重結合を
有する架橋性モノマヌずを重合しお埗られる平均
粒子埄〜500Όの高分子系艷消し剀である。 本発明においお甚いられる艷消し剀にお
いおは、䞊蚘架橋性モノマヌの添加量が特に重芁
であり、䞊蚘のずおり非架橋性モノマヌ100郚あ
たり0.5〜重量郚の範囲であり特に1.5〜郚の
範囲が奜たしい。架橋性モノマヌの量が0.5郚に
満たない堎合には十分な艷消し効果を瀺すほどの
架橋が埗られず、逆に郚を超えお甚いた堎合に
は架橋しすぎお暹脂ずの盞溶性が䜎䞋し、マトリ
ツクスずなるポリマヌの加工性、諞物性を䜎䞋さ
せるのでいずれも奜たしくない。 この堎合に架橋性モノマヌずしおは分子内に
個以䞊の二重結合をも぀化合物が甚いられるが特
にその個以䞊の二重結合のうちの少くずも個
がアリル基である化合物が架橋の皋床をコントロ
ヌルするずいう点から特に奜たしい。このような
アリル基を含有する架橋性モノマヌずしおはアリ
ルメタクリレヌト、トリアリルシアヌレヌト、ト
リアリルむ゜シアヌレヌトが代衚的なものであ
る。 その他、アルキレングリコヌルの䞍飜和カルボ
ン酞゚ステル類、アルキレングリコヌルの䞍飜和
アルコヌル゚ヌテル類、倚䟡ビニルベンれン類な
どの通垞の倚官胜モノマヌも架橋性モノマヌずし
お甚いるこずが可胜である。 䞊蚘艷消し剀の補造に甚いられる非架橋
性モノマヌずしおは10〜100郚、奜たしくは10〜
95郚の炭玠数が〜のアルキル基を有するアル
キルメタクリレヌト、〜60郚、奜たしくは〜
40郚の炭玠数が〜13のアルキル基を有するアル
キルアクリレヌト、〜90郚奜たしくは〜70郚
の芳銙族ビニルモノマヌ及び〜40郚、奜たしく
は〜20郚のその他のモノ゚チレン性䞍飜和モノ
マヌが甚いられる。䞊蚘アルキル基の炭玠数が
〜のアルキルメタクリレヌトずしおは、メチル
メタクリレヌトが代衚的なものであり、゚チルメ
タクリレヌト、ブチルメタクリレヌトを甚いるこ
ずも出来る。又炭玠数が〜13のアルキル基を有
するアルキルアクリレヌトずしおぱチルアクリ
レヌト、ブチルアクリレヌト、−゚チルヘキシ
ルアクリレヌト等が代衚的なものである。曎に芳
銙族ビニルモノマヌずしおはスチレンがその代衚
的なものであるが、ビニルトル゚ン、α−メチル
スチレン、ハロゲン化スチルン等を甚いるこずも
出来る。 その他のモノ゚チレン性䞍飜和モノマヌずしお
はフマヌル酞・マレむン酞及び共重合可胜なカル
ボン酞ずその゚ステル類、メタアクリル酞、
ハロゲン化ビニル類、ビニル゚ステル類、アクリ
ロニトリル等を甚いるこずが出来る。 たた、本発明においお甚いられる艷消し剀
においおはその粒子埄も倧きな構成芁因で
あり、通垞粒子埄が〜500Όのものが甚いられ
るが、40〜200Όのものが特に奜たしい。1Ό未満
の粒子埄のものでは十分な艷消効果は埗られない
し、逆に500Όを超えるものでは基材の補膜性が
倧幅に䜎䞋するほか、極端に荒れた面を持぀フむ
ルムしか埗られない。 この様な艷消し剀は通垞の懞濁重合で容易に補
造する事が出来るが補造法ずしおはそれに限定さ
れるものではなく粒子埄等の構成芁玠が満足され
るのであれば、重合凊方䞊䜕ら制限するものでな
い。 以䞊の艷消し剀の添加量は、䞊述の倚局
構造重合䜓ずフツ玠系重合䜓ずのブ
レンド組成物100郚に察し〜70郚であるが通垞
は20郚以䞋でもその効果は十分な堎合が倚い。 そしおこれらアクリル系倚局構造重合䜓、
フツ玠系重合䜓及び艷消し剀の混合
はヘンシ゚ルミキサヌを甚いる等の通垞の混合方
法でも可胜であるが、アクリル系倚局構造重合䜓
及びフツ玠系重合䜓の䞡者の軟化点
以䞊の枩床に䞉者を加熱し、その状態で機械的に
混合するこずがより奜たしく、混合物が同時にせ
ん断圧瞮されるようなスクリナヌ型抌出機を通す
ずか、加熱ロヌル間での混緎、バンバリヌ型ミキ
サヌの劂き、加熱高せん断混合装眮䞭での混合等
の適圓な混合方法が䞀般に甚いられる。 又、本発明の暹脂組成物に察しおは必芁に応
じ、酞化防止剀、玫倖線吞収剀、充填剀、顔料等
の通垞の他の添加剀を添加するこずが可胜である
だけでなく物性を䜎䞋させない範囲内でその他の
重合䜓をも適宜配合するこずも可胜である。 このようにしお埗られる本発明暹脂組成物は通
垞の方法、䟋えば−ダむ法、むンフレヌシペン
法、カレンダヌ法などで容易にフむルム・シヌト
に成圢出来る他、盎接基材䞊に抌出し被芆するこ
ずも出来る。曎にこれらフむルムは容易に印刷を
斜すこずが可胜でその意匠効果を著しく高めるこ
ずが出来る。 以䞋、実斜䟋により本発明を具䜓的に説明する
が、本発明は必ずしもそれらに限定されるもので
はない。 又実斜䟋䞭で甚いた略語は䞋蚘の通りである MMAメチルメタクリレヌト BuAブチルアクリレヌト Stスチレン BDブチレングリコヌルゞメ
タクリレヌト AMAアリルメタクリレヌト CHPクメンハむドロパヌオキサむド SFS゜デりムフオルムアルデヒドス
ルフオキシレヌト MEKメチル゚チルケトン −C8SHノルマルオクチルメルカプタン LPOラりロむルパヌオキサむド AIBNアゟビスむ゜ブチルニトリル PVAポリビニルアルコヌル 実斜䟋  (1) 倚局構造重合䜓の補造 冷华噚぀きの容噚内にむオン亀換氎250郚、
スルフオコハク酞の゚ステル゜ヌダ塩郚、
SFS0.05郚を仕蟌み、窒玠気流䞋で撹拌埌、70
℃に昇枩する。その埌1.6郚のMMA、郚の
BuA、0.4郚のBD、0.1郚のAMAおよび0.04郚
のCHPの混合物を仕蟌み、60分間反応を継続
させお(A)局の重合を完了させる。぀づいお1.5
郚のMMA、22.5郚のBuA、郚のBD、0.25郚
のAMA及びこれらのモノマヌ混合物に察し
0.05のCHPからなるモノマヌ混合物を60分間
にわた぀お添加し、さらに60分保持するこずに
より、䞊蚘(A)(B)局からなる架橋匟性䜓を重合
した。この様にしお埗られた架橋匟性䜓の
MEK䞭での膚最床は10、ゲル含量は90であ
぀た。 ぀づいお䞭間局に盞圓する郚のMMA、
郚のBuA、0.1郚のAMAからなる混合物を10
分間にわた぀お添加しお重合し、最埌に52.25
郚のMMA、2.75郚のBuAの混合物を同様にし
お重合し倚局構造重合䜓−(a)を埗た。䜆
し、䞭間局及び最倖局の重合に甚いたCHP量
は各局で甚いたモノマヌ量の0.1である。 この倚局構造重合䜓−(a)の最終ラテツ
クス粒子埄は0.13Όであり、このラテツクスを
郚の塩化カルシりムを甚いお塩析し、過・
氎掗埌脱氎・也燥しお也粉を埗た。 又この倚局構造重合䜓−(a)の最終のゲ
ル含量は67であ぀た。又、この倚局構造重合
䜓−(a)の最倖局のTgをポリマヌハンド
ブツクJohn Willy  Sons瀟に蚘茉さ
れおいる各単独重合䜓のTgの倀から通垞知ら
れおいるFoxの匏 TgaMTgMaBTgB 匏䞭、aM、aBMMAずBuAの重量分率
TgM、TgBMMAずBuAの単独重合䜓のTg から蚈算により求めたずころ玄87℃であ぀た。 (2) 艷消し剀の補造 (1)で甚いたのず同様の反応容噚内に次の化合
物を仕蟌む St 60郚 MMA 20〃 BuA 20〃 AMA 〃 −C8SH 0.1〃 AIBN 〃 第リン酞カルシりム 〃 æ°Ž 200〃 容噚内を十分に窒玠ガスで眮換した埌、䞊蚘
化合物の混合物を撹拌しながら75℃たで加熱
し、窒玠ガス䞭で重合を進める。時間埌に85
℃たで昇枩しお時間保持し、぀いで95℃たで
昇枩しお時間保持しお重合を完了した。冷华
埌脱氎・也燥しお粒状ビヌズを埗た艷消し剀
−(a)。埗られたビヌズの重量平均粒子埄は
箄70Ό、MEK䞭の膚最床12、ゲル含量65で
あ぀た。 (3) 䞊蚘(1)で補造したアクリル系倚局構造重合䜓
−(a)80郚、ポリフツ化ビニリデンカむ
ナヌ901、ペンりオルト瀟20郚、(2)で補造し
た高分子艷消し剀10郚及び玫倖線吞収剀郚を
ヘンシ゚ルミキサヌでブレンド埌40mmφのスク
リナヌを持぀抌出機を甚いおペレツト状に賊圢
した。このペレツトを十分に也燥したのちむン
フレヌシペン法で厚さ80Όのフむルムに成膜し
た。このフむルムの匕匵匷床は320Kgcm2、匕
匵砎断䌞床は150であり、60床鏡面光沢床は
25であ぀た。 このフむルムを亜鉛メツキ0.5mm冷延鋌板に
垂販の接着剀を甚いお貌合せ、サンシダむンり
゚ザオメヌタヌによる3000時間の加速曝露詊隓
に䟛したが曝露埌も倖芳の倉化等は認められず
良奜な耐候性を瀺した。 参考䟋  アクリル系倚局構造重合䜓−(a)80郚、ポ
リフツ化ビニリデン20郚及び玫倖線吞収剀郚の
みをブレンドし䞊蚘艷消し剀−(a)をブレン
ドしなか぀た堎合に実斜䟋ず同様にしお埗られ
るフむルムは、匕匵匷床330Kgcm2、匕匵砎断䌞
床170ず良奜なフむルム物性を瀺したが60床鏡
面光沢床が130ず高く本発明の目的ずする艷消し
性の暹脂組成物ずはならなか぀た。 比范䟋  䞊蚘高分子艷消し剀−(a)の代りに垂販の
炭酞カルシりムを甚いる他は実斜䟋ず同様にし
おフむルムを成膜した。 埗られたフむルムは倖芳が粗く艷消しが䞍十分
60床鏡面光沢床65でありしかももろい匕匵
砎断䌞床35ものであ぀た。 参考䟋  アクリル系倚局構造重合䜓−(a)100郚、
高分子艷消し剀−(a)10郚及び玫倖線吞収剀
郚のみをブレンドし䞊蚘フツ玠系重合䜓
をブレンドしなか぀た堎合に実斜䟋ず同様にし
お埗られたフむルムは、倖芳も比范的良奜であり
艷消し効果も十分60床鏡面光沢床28であ぀た
が、匕匵匷床280Kgcm2、匕匵砎断䌞床85ずフ
むルム物性が著しく劣぀おいた。 比范䟋  最内局(A)から䞭間局(C)の重合時に、䞊蚘グラフ
ト亀叉剀を党く甚いない他は実斜䟋−(1)ず党く
同様にしお比范重合䜓−(ã‚€)を重合した。こ
の比范重合䜓−(ã‚€)はグラフト亀叉剀を甚い
おいない為ゲル含有量が40ず䜎く本発明におい
お甚い埗る倚局構造重合䜓ずはなりえなか぀た。 曎にこの比范重合䜓−(ã‚€)を䞊蚘倚局構造
重合䜓−(a)のかわりに甚いる他は実斜䟋
−(3)ず同様に行ない厚さ玄80Όのフむルムを埗
た。 このフむルムは倖芳が悪く、匕匵䌞床も60ず
䜎く、又、衝撃により容易に癜化を呈する他、サ
ンシダむンり゚ザオメヌタヌによる加速曝露詊隓
においおも1000時間埌には匕匵䌞床が曎に倧幅に
䜎䞋するなど耐候性も悪く䞊蚘実斜䟋の暹脂組
成物に比べその諞特性が著しく劣぀おいた。 実斜䟋  (1) 実斜䟋−(1)ず党く同様にしお、各局が以䞋
に瀺す組成であるアクリル系倚局構造重合䜓
−(b)を重合した。 最内局(A)MMA5.6郚、BuA4郚、BD0.4郚、
AMA0.1郚 架橋匟性䜓局(B)MMA1.5郚、BuA22.5郚、
BD1.0郚、AMA0.25郚 äž­é–“å±€(C)MMA5郚、BuA5郚、AMA0.1郚 最倖局(D)MMA52.25郚、BuA2.75郚 埗られた倚局構造重合䜓−(b)の最内局
(A)ず架橋匟性䜓局(B)ずからなる二局構造架橋匟
性䜓のゲル含有量は88、膚最床は6.2であ぀
た。又この倚局構造重合䜓−(b)の最終ポ
リマヌのゲル含有量は63であ぀た。 (2) 実斜䟋−(2)で甚いた反応容噚に次の化合物
を仕蟌み、容噚内を十分にチツ玠ガスで眮換し
た埌、撹拌しながら85℃で時間重合し、さら
に95℃で30分熱凊理しお重合を完了させ、冷华
埌、脱氎・也燥しお艷消し剀−(b)を埗た。 MMA 60 郚 BuA 35 〃 St  〃 AMA  〃 −C8SH 0.2〃 LPO  〃 PVA  〃 æ°Ž 200 〃 埗られた艷消し剀−(b)の平均粒子埄は
箄80Όでありゲル含有量は75、膚最床は10で
あ぀た。 (3) 倚局構造重合䜓−(a)のかわりに倚局構
造重合䜓−(b)を甚い高分子艷消し剀
−(a)10郚のかわりに高分子艷消し剀−
(b)を衚−に瀺した各郚数だけ甚いる他は実
斜䟋−(3)ず同様に行ない厚さ玄75Όの艷消し
フむルムを埗た。埗られた各フむルムに぀いお
その60床鏡面光択床ず匕匵䌞床を枬定し結果は
同衚−に瀺した。
【衚】 実斜䟋  実斜䟋で補造したアクリル系倚局構造重合䜓
−(a)90郚、フツ化ビニリデンず四フツ化゚
チレンずの共重合䜓カむナヌ7201、ペンりオル
ト瀟10郚、実斜䟋で補造した高分子艷消し剀
−(a)10郚及び玫倖線吞収剀郚をヘンシ゚
ルミキサヌでブレンド埌、40mmφのスクリナヌを
有する抌出機を甚いおペレツト状に賊圢した。こ
のペレツトを十分に也燥したのち、同じ抌出機を
甚い−ダむ法で厚さ50Όのフむルムに成膜し
た。 このフむルムの匕匵匷床は325Kgcm2、匕匵砎
断䌞床は165であり、60床鏡面光沢床は26であ
぀た。 この艷消しフむルムを垂販の塩ビ壁玙䞊に線圧
箄10Kgcmの120℃に加熱した本ロヌル間を通
すこずにより加熱圧着した。埗られた壁玙の耐候
性を艷消しフむルムをラミネヌトしない埓来の壁
玙ずの比范でプヌドメヌタヌによる加速曝露詊
隓により評䟡した。 艷消しフむルムをラミネヌトしおいない垂販の
PVC壁玙は100時間埌には黄倉したがこの実斜䟋
の艷消しフむルム被芆PVC壁玙は300時間埌も倉
化が党く認められなか぀た。 実斜䟋  (1) 実斜䟋−(1)ず党く同様にしお各局が以䞋に
瀺す組成であるアクリル系倚局構造重合䜓
−(c)を重合した。 最内局(A)MMA6郚、BuA4郚、AMA0.1郚 架橋匟性䜓局(B)BuA57郚、BD3郚、
AMA0.6郚 äž­é–“å±€(C)MMA5郚、BuA5郚、AMA0.1郚 最倖局(D)MMA20郚 埗られた倚局構造重合䜓−(c)の最内局(A)
ず架橋性匟性䜓局(B)ずからなる。二局構造架橋
匟性䜓のゲル含有量は93、膚最床は5.2であ
぀た。又、この倚局構造重合䜓−(c)の最
終ポリマヌのゲル含有量は82であ぀た。 (2) 䞊蚘(1)で補造したアクリル系倚局構造重合䜓
−(c)80郚ず、ポリフツ化ビニリデン20郚、
高分子艷消し剀10郚、及び玫倖線吞収剀1.5郚
を配合し、実斜䟋ず同様にしおペレツトを埗
た。 このペレツトを甚い、半硬質の塩化ビニル暹
脂DOP20郚含有ずの共抌出により積局フ
むルムを埗た塩ビ100Ό、アクリル系100Ό。 埗られた積局フむルムの塩ビ偎の60床鏡面光
沢床は90ず高か぀たが本発明の暹脂組成物偎の
それは28ず十分に䜎く均䞀に艷消しされた状態
を呈しおいた。 この積局フむルムをサンシダむンり゚ザオメ
ヌタヌを甚いお加速曝露詊隓を行な぀たずころ
塩ビ偎を曝露したサンプルは500時間埌には完
党に倉耪色し、光沢も倱はれたが、本発明の暹
脂組成物偎は3000時間埌においおも倉退色が党
く認められず、たた可塑剀のフむルム衚面ぞの
移行も認められなか぀た。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  䞋蚘に瀺す構造を有するアクリル系倚局構造
    重合䜓〜99重量郚ず、 䞀般匏、CF2CXY匏䞭及びは、、
    Cl、CF3のいずれかを衚はす、又は
    【匏】匏䞭はフロロアルキル基 を衚はすを有する単量䜓の単独重合䜓、もしく
    はこれらの単量䜓の二皮以䞊からなる共重合䜓、
    又はこれらの単量䜓の比率が50重量以䞊である
    その他の共重合可胜な単量䜓ずの共重合䜓からな
    る矀から遞ばれる少くずも皮のフツ玠系重合䜓
    〜99重量郚ず、 からなる熱可塑性暹脂組成物100重量郚に察し、
    䞋蚘に瀺す構造の高分子艷消し剀〜70重
    量郚を配合しおなる艷消し性熱可塑性暹脂組成
    物。 アクリル系倚局構造重合䜓 80〜100重量郚の炭玠数〜のアルキル基を
    有するアルキルアクリレヌト又は炭玠数〜の
    アルキル基を有するアルキルメタクリレヌト
    A1、 〜20重量郚の共重合可胜な二重結合を有する
    単量䜓A2、 〜10重量郚の倚官胜性単量䜓A3、 䞊蚘A1〜A3の合蚈量100重量郚に察し
    0.1〜重量郚のグラフト亀叉剀からなり、䞊蚘
    倚局構造重合䜓に占める割合が〜35重量
    であるような最内局重合䜓(A)、 80〜100重量郚の炭玠数〜のアルキル基を
    有するアルキルアクリレヌトB1、 〜20重量郚の共重合可胜な二重結合を有する
    単量䜓B2、 〜10重量郚の倚官胜性単量䜓B3、 これらB1〜B3の合蚈量100重量郚に察
    し0.1〜重量郚のグラフト亀叉剀の組成からな
    るガラス転移枩床が℃以䞋で、ゲル含有量80重
    量以䞊、膚最床15以䞋であり、か぀倚局構造重
    合䜓党䜓に占める比率が〜75重量であ
    る架橋匟性䜓局(B)、 51〜100重量郚の炭玠数〜のアルキルメタ
    クリレヌトC1、 〜49重量郚の共重合可胜な二重結合を有する
    単量䜓C2、 の組成からなるガラス転移枩床が少なくずも60℃
    であり、倚局構造重合䜓に占める割合が10
    〜80重量であるような最倖局重合䜓(C)ず、 を基本構造単䜓ずし、重合䜓(B)局ず重合䜓(C)局間
    に䞭間局(D)ずしお、 10〜90重量郚の炭玠数〜のアルキル基を有
    するアルキルアクリレヌトD1、 90〜10重量郚の炭玠数〜のアルキル基を有
    するアルキルメタクリレヌトD2、 〜20重量郚の共重合可胜な二重結合を有する
    単量䜓D3、 〜10重量郚の倚官胜性単量䜓D4、 これらD1〜D4の合蚈量100重量郚に察
    し0.1〜重量郚のグラフト亀叉剀の組成からな
    り、この䞭間局(D)のアルキルアクリレヌトの比率
    が架橋匟性重合䜓(B)から最倖局重合䜓(C)に向぀お
    単調枛少するような䞭間局(D)を少なくずも䞀局有
    し、か぀圓該倚局構造重合䜓のゲル含有量が少な
    くずも50重量であるような倚局構造重合䜓
    。 高分子艷消し剀 10〜100重量郚の炭玠数〜のアルキル基を
    有するアルキルメタクリレヌト、 〜60重量郚の炭玠数〜13のアルキル基を有
    するアルキルアクリレヌト、 〜90重量郚の芳銙族ビニルモノマヌ、 〜40重量郚のその他のモノ゚チレン性䞍飜和
    モノマヌ ずからなる非架橋性モノマヌず、該非架橋性モノ
    マヌ100重量郚圓り0.5〜重量郚の分子内に個
    以䞊の二重結合を有する架橋性モノマヌずを重合
    しおなる平均粒子埄〜500Όの高分子艷消し剀
    。  䞊蚘項におけるフツ玠系重合䜓が、
    本質的にポリフツ化ビニリデン又はフツ化ビニリ
    デンずテトラフロロ゚タンずの共重合䜓であるこ
    ずを特城ずする䞊蚘項蚘茉の艷消し性熱可塑性
    暹脂組成物。  䞊蚘項におけるアクリル系倚局構造重合䜓
    が51〜95重量、フツ玠系重合䜓が
    〜49重量であるこずを特城ずする䞊蚘項蚘
    茉の艷消し性熱可塑性暹脂組成物。
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