JPS58206830A - 内燃機関の調速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関の調速装置の改良に関するものである
。

従来、内燃機関のアイドリング時にのみ作動して、その
機関のアイドリング状態に安定させるアイドルスプリン
グを有する調速装置は、ディーゼル機関用メカニカルガ
バナとして実公昭４６−３６３３０号の考案にも例示さ
れている。

しかしながら“、この調速装置は、その内燃機関温度に
は関係なくアイドル回転が一定であるため機関冷態時の
アイドリング運転時には損失馬力が多く、従って燃料噴
射量も多く、異常噴射域に入り回転変動が発生する。

また、機関温度が低いほど、そして機関回転が低いほど
排気ガス中の未燃焼成分が多くなり、機関回転が低いま
まではすみやかに暖機しにくいという欠点があった。

そこで本発明は、機関の冷態時のみアイドル回転を上げ
ることにより、冷態時の未燃焼成分を低減すると共に、
異常噴射を避けることを目的としてなされたものである
。

即ち本発明は、内燃機関のアイドリング時にのみ作動し
て、その内燃機関をアイドリング状態に安定させうるア
イドルスプリングを有する調速装置において、該アイド
ルスプリングに対しばね座付ブツシュロッドのばね座を
介して該内燃機関の潤滑油温度で作用する形状記憶合金
製のスプリングを直列に設けることにより構成される。

以下図面を参照して本発明の一実施例を説明するが、第
１図は本考案の実施例における調速装置の略示説明図、
第２図は第１図のガバナスプリング部の要部拡大の側断
面図である。

まず、外部操作自在のコントロールレノ＜−１と一体に
動くスイベルレバー２との間に、ガバナスプリング６を
取付けたテンションレバー４は、ピン５を支点として振
子状に動き得るようにしてあり、下端にアングライヒス
プリング６を取付けである。

ここで、ケーシング７側に設けたテンションレバー４の
背側に臨ませたアイドルスプリング８は、機関のアイド
リング時にのみ作動し、機関をアイドリング状態に安定
させるものである。

次に、ピン５にはこれを支点として振子状に揺動するガ
イドレバー１０を取付けてあり、ガイドレバー１０には
その中間位置において７０−チングレバー１１の中間点
を支持させている。

フローチンブレバー１１は、リンク１２を介して燃料噴
射ポンプのコントロールラック１６に連結してあり、ピ
ン１４を支点として揺動するものとする。

コントロールラック１６は、第１図左方向を燃料フル供
給方向とし、右方向を燃料停止方向として滑動するもの
とする。

フローチンブレバー１１の上端と、ケーシング７との間
には、フローチンブレバー１１を図示左傾する方向に作
用する弱いスタートスプリング１５を取付けである。

内燃機関のクランク軸に連らなる軸１６に取付けたバラ
ンスウェイト１７の開度により移動するシフタ１８は、
ガイドレバー１０の下端に取付けてあり、後端をテンシ
ョンレバー４の下端のアングライヒスプリング６に臨ま
せている。

テンションレバー４の下端前縁は位置調整自在のフルロ
−トス□トツハ１９に接触するようにしており、テンシ
ョンレバー４の図示左方向への揺動極限を制限するよう
にしている。

次に、上記アイドルスプリング８を設けたケーシング７
の部分には、第２図に示すごとく、アイドルスプリング
８に対しばね座付ブツシュ。　ロッド２０のばね座２０
Ａを介して形状記憶合金製のスプリング２１が直列に設
けられ、このば−ね座付ブツシュロッド２０をガイドし
、かつケーシング７に螺着されたおさえボルト２２によ
りこのスプリング２１もおさえられている。

この形状記憶合金製のスプリング２１は、暖態時には元
のスプリング形状に戻り、ばね座２０を介してアイドル
スプリング８を押えるが、冷態時には変形が容易になり
、スプリングとしては働かなくなるという特性を有して
いる。

従って、第２図に示すごとく、このスプリング２１の変
態点以下の冷態温度では、アイドルスプリング８のみが
増量の矢印で示すごとく作用して内燃機関のアイドル回
転が上がり、一方、変態点以上の暖態温度では形状記憶
合金製のスプリング２１がアイドルスプリング８を押え
る減量の矢印方向に働くため、アイドル回転が丁がる。

なお、このスプリング２１の湿度は機関潤滑油温度によ
り決定されるものとする。

上記のごとく構成された調速装置を設けることにより、
機関冷態時にのみアイドル回転が−Ｌ昇し、第３図のス
トローク当りの燃料噴射量と機関回転数ｎ（・ｒｐｍ　
）との関係を示す無負荷冷態時及び無負荷冷態時の線図
のごとく異常噴射域を避けることができ、また第４図の
ディーゼル機関の青白煙と機関回転数ｎとの関係を示す
線図にても明らかな冷態時の未燃焼成分の排出分食なく
することができる。

従って、本発明を適用することにより、機関冷態時には
アイドル回転が上がり、暖機されるにつれてアイドル回
転がさがるので、冷態時の白煙の排出を少なくすると共
に、その暖機を速やかに行うことができるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における調速装置の略示説明図
、第２図は第１図のガバナスプリング部の要部拡大の側
断面図、第３図はストローり当りの燃料噴射量と機関回
転数ｎ、（ｒｐｍ　）との関係を示す無負荷冷態時及び
無負荷冷態時の線図、第４図はディーゼルの青白煙と機
関回転数との関係を示す線図である。 １・・・コントロールレバー、４・・・テンションレバ
ー、７・・・ケーシング、８・・・アイドルスプリング
、　　１５・・・コントロールラック、１７・・・バラ
ンスウェイト、２０・・・ばね座付ブツシュロッド、２
ＱＡ・・・ばね座、２１・・・スプリング、２２・・・
おさえボルト。 代理人　弁理士　　小　川　信　− 弁理士　　野　口　賢　照 弁理士　　斎　下　和　彦 第　３　しＩ 第　１　図 第２図 ２２　　　　　　　　２０Ａ 第　４　刃 機関回転数ｎ（ｒ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内燃機関のアイドリング時にのみ作動して、その内燃機
   関をアイドリング状態に安定させつるアイドルスプリン
   グを有する調速装置においテ、該アイドルスプリングに
   対しばね座付フッシュロッドのばね座を介して該内燃機
   関の潤滑油温度で作用する形状記憶合金製のスプリング
   を直列に設けたことを特徴とする内燃機関の調速装置。