JPS5820556B2 - 整流回路 - Google Patents

整流回路

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JPS5820556B2
JPS5820556B2 JP51112721A JP11272176A JPS5820556B2 JP S5820556 B2 JPS5820556 B2 JP S5820556B2 JP 51112721 A JP51112721 A JP 51112721A JP 11272176 A JP11272176 A JP 11272176A JP S5820556 B2 JPS5820556 B2 JP S5820556B2
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transistor
voltage
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diode
circuit
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小池孜
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【発明の詳細な説明】 本発明は、比較的低電圧大電流の出力が得られる電源装
置に用いる整流回路に関するものである。
近年、電源装置は直列制御方式から断続tri方。
式へと移行しつつあり、その電力変換効率は向上して来
ている。
しかし、断続制御方式の電源装置における電力損失は、
原理的には無いはずであるが、実際には電源装置に使用
する電気部品素子個有の電力損失が比較的大きいため、
電源装置全体での電力変換効率が悪く、その改善が望ま
れている。
たとえば、出力電圧5■、出力電流8A、すなわち電力
40W程度の出力容量を有する従来の断続制御方式の電
源装置では、整流素子個有の損失電力は9W1スイッチ
ングトランジスタ個有の損失電力は2W、その他の損失
電力6Wで、合計17Wとなり、したがって、一般に電
力変換効率は70係程度の値となる。
従来、低電圧、大電流出力の断続制御方式電源装置にお
ける電力損失は、上述の例のように、はとんど整流回路
を構成する整流素子が占めている。
前記整流素子には、主にP−N接合ダイオードが用いら
れ、その順方向の電圧降下は直流電流10Aのとき約1
.5■と大きく、而して電力損失が大きくなるという欠
点があった。
これに対して、前記整流素子にショットキバリヤダイオ
ードを用いて、その順方向の電圧降下は直流電流10A
のとき約0.52Vまで改善されたが、未だ実用上十分
でなく、かつその半導体の構造上大変高価となるという
欠点があった。
: 本発明は、整流回路における整流素子の電力損。
失を減少させて、電力変換効率の優れた、しかも安価な
電源装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、交流入力端子と平滑回路との間に
整流用トランジスタのコレクタ・エミツ;り間を直列に
接続してあり、整流されるべき交流入力と同位相の信号
がベース駆動用トランジスタのベースに抵抗を介して印
加されると共に該信号がベース駆動タイミング調整用ト
ランジスタのベースに抵抗とコンデンサよりなる積分回
路を介しンて印加され、さらにベース駆動タイミング調
整用トランジスタのコレクタをベース駆動用トランジス
タのベースに接続してなる駆動回路を該整流用トランジ
スタのベースに接続し、整流されるべき交流入力の極性
が反転するより早い時期に整流用;トランジスタのベー
ス中の少数キャリアを消滅させる駆動電流を発生するこ
−とを特徴とする特許路である。
第1図は、各種整流素子の電圧−電流特性を示し、第1
図のaは、P−N接合ダイオード、bはショットキバリ
ヤダイオードの順方向電圧vF〜順方向電流IF特性で
、第1図のC゛は本発明に係る整流用トランジスタのコ
レクタ飽和電圧VCQ。
)〜コレクタ電流Ic特性を示す。
第1図において、各種整流素子の電圧降下を比較してみ
ると、従来のP−N接合ダイオードのVF−IP特性(
第1図a)の電圧降下に対し、ショットキバリヤダイオ
ードの■F−IF特性(第1図b)で約1/3、また本
発明に用いる整流用トランジスタのVcE(s)−I
c特性で約1/3 の電圧降下に改善することができ
、しかもこの電圧降下に電力損失が比例するため、整流
用トランジスタを用いて整流回路を構成すれば、電力変
換効率をさらに向上することが可能となる。
本発明の整流回路を用いた電源装置の一実施例を第2図
に示し、これについて以下に説明する。
図中、1は変圧用トランスで、1次巻線N1 と、2
次巻線N2 と、駆動用巻線N3 とから成っている。
2は整流回路で、トランス1の2次巻線N2と平滑回路
4との間に整流用トランジスタQcを直列に接続してい
る。
3は駆動回路で、整流用トランジスタQcのベース駆動
用トランジスタQ1と、前記トランジスタQcのベース
駆動タイミング調整用トランジスタQ2 と、前記トラ
ンジスタQ1 およびQ2のベース抵抗R1およびR3
と、さらに遅延回路を構成する抵抗R2とコンデンサC
2とから成っている。
4は平滑回路で、チョークコイルL1 とコンデンサC
1とから成っている。
以上の構成において、第2図の動作波形を第3図に示し
、回路動作を説明する。
図中、aはトランス1の2次巻線N2の出力電圧VN
波形、bはトランス1の駆動用巻線N3の出力電圧vN
波形、Cは同図すの積分波形vI、aは駆動回路3
のトランジスタQ2のない場合のトランジスタQ1 の
ベース中の少数キャリヤ濃度n。
の波形、Cは駆動回路3のトランジスタQ2がある場合
のトランジスタQ1 のベース中の少数キャリヤ濃度n
1 の波形、fはトランジスタQ1 のコレクタ電圧V
c波形、gは整流用トランジスタQcの電流波形である
第3図のgにおいて、実線は、第2図に示す平滑回路4
のチョークコイルL1 とコンデンサC1が無く、抵
抗負荷であった場合の整流用トランジスタQcの電流波
形で、点線は、第2図に示す平滑回路4のチョークコイ
ルL1 とコンデンサC1が無く、かつトランジスタQ
2が無かった場合の整流用トランジスタQcの電流波形
である。
第2図の電源装置は、交流入力がトランス1の1次巻線
N1 に印加され、該トランス1で昇(降)圧されて、
2次巻線N2に第3図のaに示す出力□電圧vN2を得
ている。
前記出力電圧■N2は、整流用トランジスタQcのエミ
ッタに印加され、該トランジスタQcのコレクタ出力と
して平滑回路4を介し、出力端間に直流出力を得ている
一方、トランス1の駆動用巻線N3には、第3図のbに
示す出力電圧VN3が得られ、該出力電圧■N3は、ベ
ース抵抗R1を介してトランジスタQ1 のベースに印
加され、該トランジスタQ1は導通状態となり、トラン
ジスタQcのベース電流が流れ、該トランジスタQcは
導通状態となる。
次に、第3図のaに示す出力電圧VN2が反転するタイ
ミング時間t2 よりも早い時期1/、には、トランジ
スタQcのベース中の少数キャリヤを消滅させなければ
ならない。
そのため、1/1 よりさらに早い時期t1にトランジ
スタQ1が遮断されるようにトランジスタQ2によって
、トランジス”Qt のベース中の少数キャリヤをトラ
ンジスタQ2 のコレクタ電流として強制的に接地側に
流し、かくして、トランジスタQcを遮断状態とする。
すなわち、遅延回路を構成する抵抗R2とコンデンサC
2の値を、第3図のCに示す電圧波形■■となるように
選択することにより、トランジスタQ、のベース中の少
数キャリヤ濃度n1 は、第3図のeに示す波形とする
ことができ、トランジスタQ1 は導通状態から遮断状
態となって、トランジスタQ1のコレクタ電圧には、第
3図のfに示す電圧波形が得られ、第3図のaに示す交
流電圧VN2が反転するより早い時期にトランジスタQ
cを切換えることができる。
したがって、駆動回路3のトランジスタQ4によって駆
動される整流用トランジスタQcは、そのエミッタに印
加される出力電圧VN2の反転するタイミング時間t2
より早い時期t1 に、トランジスタQcのベース中
のキャリヤを強制的に消滅することができ(該トランジ
スタQcのコレク夕電流Icは、第3図のgに示す実線
の波形となる。
例えば、第2図に示す駆動回路3のトランジスタQ2を
設けないとすると、整流用トランジスタQcのベース中
のキャリヤが、第3図のdに示すように時間t2以降ま
で残っていることになり、整流用トランジスタQcのコ
レクタ・エミッタ間に逆電圧が印加されて、該トランジ
スタQcのコレクタ電流IQOは第3図のgに示す点線
の波形となり、逆に流れてしまう。
このとき、整流用トランジスタQcのコレクタ・エミッ
タ間に加わる逆電圧は、トランス1の2次巻線N2の出
力電圧VN2と、平滑回路4のコンデンサC1に蓄積さ
れた出力電圧が加算されたものであり、前記逆電圧は整
流用トランジスタQcのコレクタ・エミッタ間で短絡し
た状態となるから、このときの逆電流は全て該トランジ
スタQcの電力損失となり、整流損失は増大し、ついに
は破壊に至らしめる結果となる。
すなわち、本発明における駆動回路3は、抵抗R2とコ
ンデンサC2とから成る遅延回路と、トランジスタQ2
と、ベース抵抗R1を設けることにより、上述のよう
な問題を解決している。
さらに、整流用ダイオードQcの導通状態におけるコレ
クタ・エミッタ間電圧VOR(S)は、原理的にP−N
接合ダイオードやショットキバリヤダイオードの順方向
電圧vFより小さくすることができるため、従来の整流
素子に比較して、個有の電力損失を著しく減少すること
ができる。
一般に、トランジスタのコレクタ・エミッタ間の逆方向
耐圧は少ないが、TTL論理素子用電源等の電圧5■程
度の整流に耐えるトランジスタは容易に製造することが
できる。
さらにまた、本発明に係る変形実施例を第4図に示し、
これについて説明する。
第4図の整流回路2において、整流用トランジスタQc
のコレクタ・エミッタ間に整流ダイオードD1 を接続
すれば、該トランジスタQcが充分に飽和しない期間は
、ダイオードD1 に電流が流れ、前記トランジスタQ
cが充分飽和し、コレクタ・エミッタ間電圧VOE(S
)がダイオードD1の順方向電圧VFより少なくなると
該トランジスタQcの方に電流が流れる。
すなわち、前記トランジスタQcにおいて、電力損失の
大きいトランジスタ特性の立上り時における過渡状態の
期間は、ダイオードD1 で整流し、また、トランジス
タQcが完全に飽和した期間は、ダイオードD1 に比
べ電力損失の少ないトランジスタQcで整流すれば、電
力変換効率のより高い電源装置を実現することができる
すなわち、整流用トランジスタQcのコレクタ・エミッ
タ間に整流ダイオードD1 を接続し、該ダイオードD
1 を導通、非導通状態として、前記トランジスタQc
のコレクタ・エミッタ間電圧v OB(S)が、前記ダ
イオードD1 の順方向電圧VFよりも原理的に低くな
ることを利用して、整流時における順方向の電圧降下に
よる電力損失を軽減させている。
さらに、トランジスタQcの電力損失の大きい導通過渡
期は、整流ダイオードD1 でクランプされていて、該
トランジスタQcに電流は流れず、専らダイオードD1
に流れるので、実際にはトランジスタQcに電力損失
は発生しないのである。
また、第5図は、第4図の動作波形を示す。
第5図のhは、ダイオードD1の電流波形で、実線は、
整流用トランジスタQcがある場合のダイオードD1
の電流波形、点線は、該トランジスタQcがない場合の
ダイオードD1 の電流波形である。
第4図のiは、整流用トランジスタQcのコレクタ・エ
ミッタ間電圧波形を点線で表わし、ダイオードD1 の
順方向電圧vFを一点鎖線で表わす。
したがって、第5図のiに示す斜線部分のように、本発
明の整流回路において整流用トランジスタQcに整流ダ
イオードを組合せることにより、順方向電圧降下Uは少
なくとも、整流ダイオードD1 の電圧降下Vpを越え
ることはなく、また前記電圧降下vFよりも小さな値と
することができ、その結果、従来の整流素子に比べて著
しく電力損失を少なくすることができる。
第6図は本発明のさらに他の変形実施例を示し、第2図
および第5図で述べたのと同様の原理で両波整流するこ
とにより、さらに電力損失を少なくすることもできるし
、かつリップル電圧を少さくすることもできる。
すなわち、本発明によれば、従来の断続制御方式電源回
路、すなわち、スイッチングレギュレータにおいて、シ
ョットキバリヤダイオードを使用した整流回路の場合の
電力変換効率が約70係であったのに対し、整流用トラ
ンジスタを使用した整流回路の場合の電力変換効率は8
0チ以上に改善することができる。
さらに、また本発明は、5V程度の低出力電圧で大電流
を供給する電源装置、特に整流素子損失の占める割合の
大きいスイッチングレギュレータ等の電力変換効率を高
めるために、大変有効な整流回路を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図・・・・・・各種整流素子の電圧−電流特性を示
す説明図、第2図・・・・・・本発明の一実施例を示す
回路図、第3図・・・・・・第2図の動作波形を示す説
明図、第4図・・・・・・本発明の他の実施例を示す回
路図、第5図・・・・・・第4図の動作波形を示す説明
図、第6図・・・・・・第4図の変形実施例を示す回路
図。 Ql ・・・・・・ベース駆動用トランジスタ、Q2
・・・・・・ベース駆動タイミング調整用トランジス
タ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 交流入力端子と平滑回路との間に整流用トランジス
    タのコレクタ・エミッタ間を直列に接続し、」前記トラ
    ンジスタのベースには、整流されるべき交流入力の極性
    が反転するより早い時期に、前記トランジスタのベース
    中の少数キャリヤを消滅させる駆動電流を生ずる駆動回
    路を接続したことを特徴とする整流回路。 2 前記整流用トランジスタのコレクタ・エミッタ間に
    ダイオードを並列に接続し、整流されるべき交流入力の
    極性が前記ダイオードの順方向のときのみ、前記トラン
    ジスタを導通させるようにしたことを特徴とする第1項
    特許請求の範囲記載のシ整流回路。
JP51112721A 1976-09-20 1976-09-20 整流回路 Expired JPS5820556B2 (ja)

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JPS5337822A JPS5337822A (en) 1978-04-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60117705A (ja) * 1983-11-30 1985-06-25 日本メクトロン株式会社 集積回路用バイパスコンデンサ
JPS6232524U (ja) * 1985-08-12 1987-02-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH02133375A (ja) * 1988-11-11 1990-05-22 Nippon Tungsten Co Ltd インピーダ冷却用パイプ

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