JPS58199814A - 耐応力腐食割れ性の優れた鋼管の製造法 - Google Patents
耐応力腐食割れ性の優れた鋼管の製造法Info
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- JPS58199814A JPS58199814A JP8228082A JP8228082A JPS58199814A JP S58199814 A JPS58199814 A JP S58199814A JP 8228082 A JP8228082 A JP 8228082A JP 8228082 A JP8228082 A JP 8228082A JP S58199814 A JPS58199814 A JP S58199814A
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- steel pipe
- stress
- surface side
- corrosion cracking
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/08—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for tubular bodies or pipes
- C21D9/14—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for tubular bodies or pipes wear-resistant or pressure-resistant pipes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐応力腐食割れ性O優れた鋼管の製造法に関す
るものである。
るものである。
油井管、ラインノ臂イグ、各種の化学装置配管勢に使用
される鋼管は、製着され友後熱処理管施し、強度と靭性
が付与されて製造されている。しかして得られ丸鋼管は
、苛酷な使用命件においても長間間の使用に耐えられる
ものである。しかしながら見掛は上の繰返し応力が殆ん
ど負荷されていないのに腐食環境においては、割れを発
生する場合がある。かかる割れを「応力腐食割れ」と称
し応力と腐食の同時作用によって起るものとされている
が、その起〉方は合金成分や環境によシ大巾に異なるも
のと云われている。そのメカニズムについても種々O説
があって必ずしも統一的な見解は1轟らないが、通説と
して 1、 応力腐食割れは、主に合金に生じ、純金属に起ら
ない。 。
される鋼管は、製着され友後熱処理管施し、強度と靭性
が付与されて製造されている。しかして得られ丸鋼管は
、苛酷な使用命件においても長間間の使用に耐えられる
ものである。しかしながら見掛は上の繰返し応力が殆ん
ど負荷されていないのに腐食環境においては、割れを発
生する場合がある。かかる割れを「応力腐食割れ」と称
し応力と腐食の同時作用によって起るものとされている
が、その起〉方は合金成分や環境によシ大巾に異なるも
のと云われている。そのメカニズムについても種々O説
があって必ずしも統一的な見解は1轟らないが、通説と
して 1、 応力腐食割れは、主に合金に生じ、純金属に起ら
ない。 。
2、割れを起す環境は、合金により、異っている。
3、金属中に1壕れる微量成分および加工や熱J6!1
による組織変化が割れ感受性を高める場合があゐ。
による組織変化が割れ感受性を高める場合があゐ。
4、応力腐食割れは引張シ応力によりてのみ起る・
などが知られている。すなわち応力腐食割れに影響する
原因は(−環境因子と(b)冶金的因子に大別すること
ができるが、割れを誘発する最小引張シ応力の値もは5
flk’Jせず、一定の環境中で付加応力を変えて求め
た特性−線も実験者によシ異っている。そのll由はい
ろいろ云われているが、一般に表面の凹凸性状、微視的
応力および残留応力の影響によるものと云われている。
原因は(−環境因子と(b)冶金的因子に大別すること
ができるが、割れを誘発する最小引張シ応力の値もは5
flk’Jせず、一定の環境中で付加応力を変えて求め
た特性−線も実験者によシ異っている。そのll由はい
ろいろ云われているが、一般に表面の凹凸性状、微視的
応力および残留応力の影響によるものと云われている。
ま要冷金的因子と合金元素添加による鋼の不活性化が検
討されている0例えば硫化物形成元素のCoeQ適量添
加によって耐応力腐食割れ性を改善する説もあるが鋼管
の製造コスト面から問題があり九。さらに応力腐食割れ
には水素も関与していることから!水素侵入を阻止する
鋼管の表面処理法やインヒビターのWa発も試みられて
いるが、いずれも信頼性または実用性の観点から必ずし
も一般使用にまで至うていないのが現状である。
討されている0例えば硫化物形成元素のCoeQ適量添
加によって耐応力腐食割れ性を改善する説もあるが鋼管
の製造コスト面から問題があり九。さらに応力腐食割れ
には水素も関与していることから!水素侵入を阻止する
鋼管の表面処理法やインヒビターのWa発も試みられて
いるが、いずれも信頼性または実用性の観点から必ずし
も一般使用にまで至うていないのが現状である。
本発明者らは、鋼管の耐応力腐食割れ性を改善する方法
について種々検討を行なり良結果、通常の鋼管は製管後
の熱処理法において外面水冷法で製造されているため、
外面側は圧縮残留応力または内面側は引張残留応力を発
生し、内面側で応力腐食割れを誘発し外面側に伝播する
ことを知見し九。すなわち本発明は、原油、;ガス等の
腐食性物質を送給する応力腐食割れの生じ易い鋼管の内
面側に圧縮残留応力音発生せしめることにより、耐応力
腐食割れ性の・鋼管を製造できることを知見して構成し
たものである。その要旨は鋼管の内外面を500℃〜ム
1変態点以下の温度に加熱した後、内面側に外面側と同
等もしくは同等以上の大きさの圧縮残留応力を発生せし
める急速冷却を行う耐応力腐食割れ性の優れた鋼管の製
造法である。
について種々検討を行なり良結果、通常の鋼管は製管後
の熱処理法において外面水冷法で製造されているため、
外面側は圧縮残留応力または内面側は引張残留応力を発
生し、内面側で応力腐食割れを誘発し外面側に伝播する
ことを知見し九。すなわち本発明は、原油、;ガス等の
腐食性物質を送給する応力腐食割れの生じ易い鋼管の内
面側に圧縮残留応力音発生せしめることにより、耐応力
腐食割れ性の・鋼管を製造できることを知見して構成し
たものである。その要旨は鋼管の内外面を500℃〜ム
1変態点以下の温度に加熱した後、内面側に外面側と同
等もしくは同等以上の大きさの圧縮残留応力を発生せし
める急速冷却を行う耐応力腐食割れ性の優れた鋼管の製
造法である。
以下本発明の製造法について詳細に説明する。
圧延して製造された鋼管あるいは圧延後焼入れ旭理され
た鋼管の機械的性質を改善しさらに耐応力腐食割れ性を
・1改善する九めに鋼管の内外面を500℃〜AI変態
点以下の任意な温度に加熱する。500℃未満の低い温
度ては鋼管の機械的性質の改善が認められず、耐応力腐
食割れ性を改善する圧縮応力全残留せしめることができ
ない。ま友ム1変園点管超える高い温度では放音形状を
歪め機械的性質特に靭性の劣化が著しい。このような温
度に加熱され丸鋼管は、内面側に外面側と同等もしくは
同等以上の大きさの圧縮残留応力を発生せしめるために
、内面側を外面側よシ早い急速冷却を行う。この場合鋼
管の内外面における冷却速度の緩急は、冷媒の温度、量
等によって調整される。
た鋼管の機械的性質を改善しさらに耐応力腐食割れ性を
・1改善する九めに鋼管の内外面を500℃〜AI変態
点以下の任意な温度に加熱する。500℃未満の低い温
度ては鋼管の機械的性質の改善が認められず、耐応力腐
食割れ性を改善する圧縮応力全残留せしめることができ
ない。ま友ム1変園点管超える高い温度では放音形状を
歪め機械的性質特に靭性の劣化が著しい。このような温
度に加熱され丸鋼管は、内面側に外面側と同等もしくは
同等以上の大きさの圧縮残留応力を発生せしめるために
、内面側を外面側よシ早い急速冷却を行う。この場合鋼
管の内外面における冷却速度の緩急は、冷媒の温度、量
等によって調整される。
上記のような本発明法によりて製造された鋼管は、要求
される機械的性質を劣化させることなく、鋼管に圧一応
力を残留して耐応力腐食割れを改善する。
される機械的性質を劣化させることなく、鋼管に圧一応
力を残留して耐応力腐食割れを改善する。
次に本発明の詳細な説明する
実施例1
使用材IP+ : 0.18C−0,22Si−1,4
1Mm−0,20Cr−01133A/外径および肉厚
;φ7’(178m) x 11.5sw残留応力測定
方法: 5aeha法による外削で、次式で与えられる
(第1図参照)。
1Mm−0,20Cr−01133A/外径および肉厚
;φ7’(178m) x 11.5sw残留応力測定
方法: 5aeha法による外削で、次式で与えられる
(第1図参照)。
a=内径(−)
b=外径(mill)
ρ=旋削径(mill)
Ab昭(1/4)πb
A冨(l/4戸p2
す;馬方内憂
り客軸方内憂
λ =C+νεθ
0罫り+νg。
ν = Pe1ason’s ratio (=g0.
296)E x Y@ung’s m@dml
t1m (=2.lX10%/m2)軸方向残留応力 1 周方向残留応力 半径方向残留応力 (σニー2) 第2図に従来の製造方法による場合の残留応力分布を示
す。この図から分るように、内面側に引張残留応力が生
じており、それと釣合うように外面側が圧縮となってい
る。半径方向残留応力σR(r)は肉厚が外径に比べて
小さいためかほとんどゼロである。すなわち、残留応力
は平面応力状態となっている。
296)E x Y@ung’s m@dml
t1m (=2.lX10%/m2)軸方向残留応力 1 周方向残留応力 半径方向残留応力 (σニー2) 第2図に従来の製造方法による場合の残留応力分布を示
す。この図から分るように、内面側に引張残留応力が生
じており、それと釣合うように外面側が圧縮となってい
る。半径方向残留応力σR(r)は肉厚が外径に比べて
小さいためかほとんどゼロである。すなわち、残留応力
は平面応力状態となっている。
第、3図に本発明法による場合の残留応力分布を示す。
軸方向および周方向ともに残留応力分布は内面および外
表面側で圧縮、それと釣合うように肉厚中心部で引張と
なっている。なお、この場合も半径方向残留応力はほと
んどゼロとなっている。
表面側で圧縮、それと釣合うように肉厚中心部で引張と
なっている。なお、この場合も半径方向残留応力はほと
んどゼロとなっている。
ま九、今の場合外表面側の冷却速度を内表面側に比べて
低目にしているが、冷却速度を変えることによって、こ
の残留応力分布を容易に制御できることは云うまでもな
い。このように、とくに内表面側に大きな圧縮残留応力
を付与せしめることによって、応力腐食割れ特性6優れ
丸鋼管を提供することができる。
低目にしているが、冷却速度を変えることによって、こ
の残留応力分布を容易に制御できることは云うまでもな
い。このように、とくに内表面側に大きな圧縮残留応力
を付与せしめることによって、応力腐食割れ特性6優れ
丸鋼管を提供することができる。
実施例2
使用材料、熱処理および機械的性質:実施例1と同じ実
験条件:実管応力腐食割れ試験機を用いて、内面のみに
腐食液を循環させ、管の軸方向に一定の引張応力を与え
て破断までの時間を求め友。
験条件:実管応力腐食割れ試験機を用いて、内面のみに
腐食液を循環させ、管の軸方向に一定の引張応力を与え
て破断までの時間を求め友。
試験環境: 0.5嘩CH3CO0H+5SNaCt液
にH2Sを飽和。
にH2Sを飽和。
試験結果:
jlL荷応力 M#fr時間
従来法 60kg/II1.272 hr本発@
60kll/、、2 >500hr(破
断ぜず〕以上の結果などから、本発明の有効性が明らか
である。
60kll/、、2 >500hr(破
断ぜず〕以上の結果などから、本発明の有効性が明らか
である。
W、1図は8aehg+法による残留応力測定方法を説
明する九めの図、第2図は従来法による場合の残留応力
分布を示す図、第3図は本発明による場合の残留応力分
布管示す図である。
明する九めの図、第2図は従来法による場合の残留応力
分布を示す図、第3図は本発明による場合の残留応力分
布管示す図である。
Claims (1)
- 鋼管の内外面を500℃〜ムI変態点以下の温度に加熱
し声優、内面側に外面側と同等もしくは同勢以上の大き
さの圧縮残留応力を発生せしめる急速冷却を行うことを
特徴とする耐応力腐食割れ性の優れ丸鋼管の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8228082A JPS58199814A (ja) | 1982-05-15 | 1982-05-15 | 耐応力腐食割れ性の優れた鋼管の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8228082A JPS58199814A (ja) | 1982-05-15 | 1982-05-15 | 耐応力腐食割れ性の優れた鋼管の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58199814A true JPS58199814A (ja) | 1983-11-21 |
Family
ID=13770092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8228082A Pending JPS58199814A (ja) | 1982-05-15 | 1982-05-15 | 耐応力腐食割れ性の優れた鋼管の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58199814A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52130409A (en) * | 1976-04-27 | 1977-11-01 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Generating method for residual stress on the inner and outer surfaces of pipe |
JPS55110728A (en) * | 1979-02-19 | 1980-08-26 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Improvement of residual stress in outside of steel pipe |
JPS5633424A (en) * | 1979-08-23 | 1981-04-03 | Nippon Steel Corp | Steel pipe having excellent crushing strength |
-
1982
- 1982-05-15 JP JP8228082A patent/JPS58199814A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52130409A (en) * | 1976-04-27 | 1977-11-01 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Generating method for residual stress on the inner and outer surfaces of pipe |
JPS55110728A (en) * | 1979-02-19 | 1980-08-26 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Improvement of residual stress in outside of steel pipe |
JPS5633424A (en) * | 1979-08-23 | 1981-04-03 | Nippon Steel Corp | Steel pipe having excellent crushing strength |
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