JPS5819686A - 溶解炉の炉壁解体方法 - Google Patents

溶解炉の炉壁解体方法

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JPS5819686A
JPS5819686A JP11993581A JP11993581A JPS5819686A JP S5819686 A JPS5819686 A JP S5819686A JP 11993581 A JP11993581 A JP 11993581A JP 11993581 A JP11993581 A JP 11993581A JP S5819686 A JPS5819686 A JP S5819686A
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JP
Japan
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furnace wall
furnace
water
wall
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP11993581A
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English (en)
Inventor
川西 清和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、溶解炉の炉壁解体方法に関する。
従来、たとえば、誘導炉等において、約1500’O;
程の高温の溶湯を貯湯するための耐火材にて成る炉壁を
新しいものに取り換えるには、炉壁内の溶湯を全て排出
して該炉壁を適宜な温度までに自然冷却させ、その後、
人手によりピッチングハンマー等を用いて該炉壁を打ち
砕き、新しく耐火材にて公知の方法で炉壁を再築炉する
ようにしていた。
しかしながら、この種の炉壁の耐火材、たとえば、天然
シリカS 102の内側表面には、焼結処理がなされて
非常に強固なものにされており、このため、炉壁を解体
するには、多くの時間と労力とを要するという問題点が
あった。例えば、5トンの鋳鉄溶解炉の炉壁を解体する
のに、該炉壁から出湯した後、解体作業をおこなえる温
度までに冷却するのに約10時間を要し、さらに、該炉
壁を打ち砕くのに、作業員3人で4時間程もの労力を要
していた。
上述の問題点に対して、炉壁の冷却時間を短縮するのに
、従来、炉壁から出湯した後、バケツ等を用いて、該炉
壁内に水を入れて急冷することがおこなわれたが、高温
の炉壁に水が触れて、爆発的に蒸発する危険があるばか
りでなく、炉壁の内面に水が局部的にかかりすぎとなっ
たり、投入水量が多過ぎて、水分が当該炉壁の局部に設
けられているコイルや継鉄等に達し、これ等の電気絶縁
を奢るしく劣化させて、炉壁の再築後、水抜き等の余分
な作業手間を要する等の欠点があり、この方法は、採用
し難いものであった。
一方、上述の問題点に対して、この発明の発明者は、上
記炉壁を形成する耐火材、たとえば、天然シリカS i
02の熱膨張率の変化率が、第1図に示すように、20
0℃乃至300°C付近で非常に大きいという熱的性質
に着眼し、炉壁から全ての溶湯を排出した後、炉壁の温
度を200℃以下となるように、該炉壁の熱容量に見合
った量の水を炉壁の内表面に散布して急冷することによ
り、散布した水を全て蒸気化するとともに炉壁のライニ
ングに多数のクラックを生じさせ得ることを見い出した
この発明は、上述の実験結果を利用して、上記問題点を
解決するためになされたもので、解体しようとする炉壁
の蓄熱量に見合った量の水を、該炉壁の内表面に、はぼ
、均一に散布することにより、当該炉壁を急冷して該炉
壁の内表面に無数のクラックを生じさせるとともに、散
布した水を完全に蒸発させるようにして、当該炉壁の周
りに付設されたコイルや継鉄等を電気絶縁劣化させるこ
ともなく、短時間でかつ簡単に炉壁の解体がおこなえる
溶解炉の炉壁解体方法を提供することを目的とする。
以下に、この発明の一実施例を、第2図とともに説明す
る。
第2図において、1は、解体しようとする、たとえば、
るつぼ形の誘導炉である。
上記誘導炉1において、筒状の枠体3の内部に、該枠体
3と同心状に誘導加熱用のコイル5が巻装され、かつ、
該コイル5の外周を包囲するように継鉄6が装着され、
この継鉄6は、上記枠体3に図示しないボルト等により
固定されている。そして、上記枠体3の底部に載置され
た耐火レンガ等を用いた基体4上に、Alj203にS
iO□等を適宜に混合した乾いたライニング材をスタン
プし、上記コイル5内に、同心状に、たとえば、天然シ
リカS i02等を用いて、縦断面形状が略U字形で横
断面形状が略円形とされた炉壁2が形成されている。そ
して、この炉壁2の内表面は、公知の方法で焼結処理さ
れている。
10は、急冷用の散水器で、この散水器10は、たとえ
ば、ステンレス製の円筒体10aの両端を閉塞(るとと
もに、その局面に多数の散水用の孔10bを穿設し、か
つ、上方部に、該円筒体103の内部10dと連通した
導管10Cを設けて構成したものである。
上記散水器10は、その上端面と連結されたワイヤロー
プ12により、図示しない支持部材に支持された滑車1
3を介して、吊り懸けられる。そして、この散水器10
は、第2図中、矢印A−Nで示すように、ワイヤロープ
12を移動させることにより、炉体2のほぼ中心線O上
を上昇又は下降するようになっている。
また、上記散水器10の導管10Cには、フレキシブル
ホース14が接続され、このホース14は、上記支持部
材(図示しない)に取り付けられたガイドローラ15に
より案内されて、その一端の開口が、流水量制御用のバ
ルブ16の出力側口16mに接続され、さらに、このバ
ルブ16の入力側口16bが、給水管17と接続されて
いる。
そして、上記給水管17から、バルブ16およびフレキ
シブルホース14を介して、散水器10には、炉壁2を
低温度に急冷した際、該炉壁2に水が残留しないように
、下式(1)にもとづいて算出した量の水が給水される
ようになっている。
ここで、Wは、上記炉壁2の重量(TON’)。
Cは、炉壁2の耐火材の比熱(:Kcag/TON・℃
〕。
θは、炉壁2の冷却前の温度(’C)。
θ0は、炉壁2の冷却後の温度〔℃〕であり、鎖式(1
)の分子は、炉壁2の蓄熱量を表わし、かつ、QWは、
冷却水の蒸発する際に必要な気化熱量(KCal/l)
である。
なお、上記式(1)において、θ0は、炉壁2の耐火材
(S t 02 )の熱膨張率の変化率が最大となって
いる温度300℃乃至200°Cよりも低(、かつ、水
が大気中で蒸発される温度100℃よりも高い適宜な温
度が選定される。
つぎに、上記構成の装置を用いて、上記誘導炉1の堅2
を解体する方法を説明する。
・  まず、解体しようとする炉壁2から、1500°
C程の高温の溶湯(図示しない)を全て排出する。
その後、上記溶湯により熱せられた炉壁2の温度の低下
があまりなく、高温とされているうちに、速やかに、上
記散水器10を、第2図に示すように、炉壁2の中心軸
線0に沿って、適宜高さ位置に位置させる。
そして、ワイヤロープ12を入方向又はA′方向に移動
させることにより、散水器10を、所定の速度で上昇又
は下降させつつバルブ16を開き、給水管17から該バ
ルブ16、フレキシブルホース14、散水器10の導管
10Cを介して、該散水器10に給水し、その多数の孔
10bから炉壁2の内側表面上に、はぼ、均一に水を散
布する。
この場合、炉壁2の内側表面の全面に同時に水を散布し
ないで、部分的に散布していくようにすれば、水の蒸気
化が爆発的に生じることを防止することができる。
上記散水器10への給水量Vwは、第(1)式において
、炉壁2の急冷後の温度θ0を、当該炉壁2の耐火材5
102の熱膨張率の変化率が安定する200°Cより低
く、かつ、大気中での水の沸点100℃以上の温度に設
定し、かつ、その他、W。
C,Qw、θを、それぞれ、適宜に設定して算出された
値である。
そして、上記バルブ16の出力側に設けた流量計の指示
値、即ち、給水量の検出値が、算出給水量Vwとなった
ときに、上記バルブ16を閉じ、散水器10からの散水
を停止する。
このように、散水器10から炉壁2の内側表面の全面に
、はぼ均一に、該炉壁2の蓄熱量に見合った量の水が散
布されると、炉壁2は、供給された水を全て蒸気化して
、初期の約1500’C程から、約100″C程に急冷
される。よって、この炉壁2には、多数のクラックが発
生する。
よって、この炉壁2−打鈴作業は、非常に簡単に、かつ
、短時間で終了することができる。そして、打鈴物は、
周知の方法で、炉外へ排出して廃却される。
さらに、その後、公知の方法で、新しい耐火材を用いて
炉壁2が再築炉される。
なお、上記バルブ16として電磁バルブ(図示しない)
を用いるとともに、上記給水量VWを算出する電子式演
算装置、および、上記ワイヤロープ12の巻取り又は巻
戻しするモータを用いて、上述した炉壁2の急冷処理を
自動化することにより、さらに、炉体の解体作業の省力
化を図ることができる。
以上に説明したように、この発明によれば、解体しよう
とする溶解炉の炉壁の蓄熱量に見合った量の水を、該炉
壁の内側表面に、はぼ、均一に散布して、該炉壁を約1
00℃以上に急冷するようにして、炉壁を低温に冷却す
る時間を短縮するとともに、炉壁の蓄熱エネルギーを有
効に利用して該炉壁に多数のクラックを生じさせるよう
にしたから、従来方法によるよりも、炉壁の解体作業に
要する時間が大幅に短縮できるとともに、冷却後の炉壁
を打鈴するに要する労力を大幅に軽減することができる
という優れた利点がある。
また、冷却用の水は、全て、蒸気化されるようにしたか
ら、当該炉壁の局部に設けられた加熱用のコイルとか、
継鉄の電気絶縁耐力を劣化させることなく、簡単に炉壁
の解体作業をおこなえるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この溶解炉の炉壁に用いられる耐火材の天然
シリカS * 02の熱膨張特性を示すグラフ、第2図
は、この発明の方法を実施するための装置の構成を示す
図である。 1・・・誘導炉、2・・・炉壁、3・・・枠体、5・・
・加熱用のコイル、6・・・継鉄、10・・・散水器、
12・・・ワイヤロープ、14・・・フレキシブルホー
ス、16・・・流量制御用のバルブ、17・・・給水管
。 特許出願人 富士電機製造株式会社 代珈人弁理士青山 葆外2名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)解体しようとする溶解炉の炉壁から全ての溶湯を
    排出し、その後、炉壁の蓄熱量に見合った量の水を、該
    炉壁の内側表面に、はぼ均一に散布して、該炉壁にクラ
    ックを生じさせるようにしたことを特徴とする溶解炉の
    炉壁解体方法。
JP11993581A 1981-07-30 1981-07-30 溶解炉の炉壁解体方法 Pending JPS5819686A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60240725A (ja) * 1984-05-15 1985-11-29 Toray Ind Inc 抗血栓性医療材料
JPS61102232A (ja) * 1984-10-26 1986-05-20 Diafoil Co Ltd 包装用ポリエステルフィルム
JPH04149250A (ja) * 1990-10-15 1992-05-22 Toyobo Co Ltd 空洞含有ポリエステルフイルムおよびその積層体

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