JPS58193B2 - 半導体光検波装置 - Google Patents

半導体光検波装置

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JPS58193B2
JPS58193B2 JP53096535A JP9653578A JPS58193B2 JP S58193 B2 JPS58193 B2 JP S58193B2 JP 53096535 A JP53096535 A JP 53096535A JP 9653578 A JP9653578 A JP 9653578A JP S58193 B2 JPS58193 B2 JP S58193B2
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JP
Japan
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layer
semiconductor
region
semiconductor layer
optical detection
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JP53096535A
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English (en)
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JPS5522871A (en
Inventor
秦進
水島宜彦
菅田孝之
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPS5522871A publication Critical patent/JPS5522871A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は半導体光検波装置に関する。
半導体光検波装置としてPINフォトダイオード。
アバランシフォトダイオード、フォトトランジスタ等が
あるが、PINフォトダイオードは構造が簡単で製作が
容易であるという利点を有するが、増幅作用を有さない
ためそれ自身を以って大きな利得を有する検波出力が得
られないという欠点を有し、又アバランシフォトダイオ
ードはPINフォトダイオードと丁度逆の長所及び欠点
を有すると共に特に使用環境に厳しさが要求される欠点
を有し、更にフォトトランジスタは比較的大きな利得を
以って検波出力が得られるが応答速度が遅いという欠点
を有していた。
さらに、第1図に断面図を第2図に等価回路図を示すよ
うにnpn型のトランジスタのベースとコレクタ間にダ
イオードが接続された構造のものも提案されている。
(特開昭53−71590号公報)しかし、このような
構造の装置でも、光検波特性において第3図のイで示す
部分のようにすそ引きが生じて、ある程度の周波数まで
しか使用できない欠点を有していた。
本発明はこれらの欠点を解決し、高周波の光検・波に適
した装置を提案するものである。
すなわち、本発明者らは第3図に示したすそ引きは少数
キャリヤの再結合に起因していると考え、再結合を促進
させる深いレベルを形成する不純物を導入することで、
すそ引きを防止するようにしたものである。
以下に図面を用いて本発明の詳細な説明する。第4図は
本発明による半導体光検波装置の一例を示し、全体とし
てMで示され、例えばN型の半導体層1と、この層1上
に形成されたN型の半導体層2と、この層2内に層1側
とは反対側より所要の間隔を保って形成されたP型の半
導体領域3及び4と、これ等領域3及び4内に層1側と
は反対側より夫々形成されたN型の半導体領域5及び6
と、層1及び領域6より夫々導出された端子7及び8と
を具備する。
このような構成においては層1及び2、及び領域3を以
って、層1をN層、層2を1層、領域3をP層とするP
INフォトダイオードHが、又層1及び2、及び領域3
及び5を以って、層1及び2をコレクタ、領域3をベー
ス、領域5をエミッタとするNPN型トランジスタT1
が形成されているが、この構造は第1図に示した従来よ
り知られている構造と同じ構成である。
さらに本発明は層1及び2、及び領域4及び6を以って
、層1及び2をコレクタ、領域4をベース、領域6をエ
ミッタとするNPN型トランジスタT2が構成されてい
ることが明らかである。
またNPN型トランジスタT1のエミッタを構成する領
域5がNPN型トランジスタT2のベースを構成する領
域4に配線9を介して接続され、一方トランジスタT1
及びT2のコレクタがそれ等に共通の層1及び2にて構
成されているが、このように共通のコレクタ領域を有す
る2個のトランジスタを有し、これ等トランジスタのベ
ース領域を前記コレクタ内に設けたいわゆるダーリント
ン接続回路も従来より知られているところである。
(特公昭53−10434号公報) 本発明は層2内に深いレベルを形成する不純物が導入さ
れている点においてこれら従来の装置と異なる。
この不純物はキャリヤ濃度を補償して、層2のキャリヤ
濃度を十分に低くするためのものである。
さらに、層2は層1を基板としてその上に例えばエピタ
キシャル成長により形成されるが、層2の比抵抗に層1
及び層3の比抵抗に比べて充分に大きく選ばれており、
層3下の厚さD2を光りに対する層2の特性吸収長以上
に選んでいる。
その上、量的条件で光検波するためには、層3は層2内
への不純物拡散によって得られるが、層3の厚さD3が
光りに対する層3の特性吸収長の1/10以下に選ばれ
ているのが好ましく、層4は層3内への不純物拡散によ
って得られるが、層4がその光りの入射される側よりみ
た面積を層3の同じ側よりみた面積の115以下に選ば
れているのが好ましい。
第5図は深いレベルを形成する不純物を導入した効果を
示す光検波波形図である。
光検波装置としては下記の構成のものを用いた。
層1:比抵抗0.015Ωcmのn型Si基板層2:比
抵抗132Ωcmのn−型エピタキシャル成長層、厚さ
43μm 層3:BNを1000℃で30分ドープし、1000℃
で90分ドライブしたBdopeのP型領域、厚さ1μ
m、主表面は265μmφの円形 層4:Pを950℃で40分ドープしたn+型領領域厚
さ0.5μm、主表面は50μmφの円形 深いレベルを形成する不純物としてはAuを02雰囲気
中で850℃で20分拡散させた。
さらに照射光としては波長が0.85μmでパルス幅が
約0.5nsのパルス光である。
なお、第3図に示した光検波波形は光検波装置としては
Auを拡散していない点を除いては上記した構成のもの
を用い、照射光も上記したものと同じである。
第5図より本発明の光検波装置は第3図のイで示したよ
うなすそ引きが全く認められないことが明らかとなる。
第6図は回復時間のAuドープ量依存性を示す図である
回復時間は少数キャリヤの再結合時間に直接的に関係す
るもので、電極7と層3または層4に接続された電極と
の間に層2,3で形成するPN接合の順方向の電圧を加
えておいて、逆方向電圧に切換えた時に、逆方向電圧に
切換えた時から、少数キャリヤが再結合せずに残ってい
ることによって流れている順方向電流が消えるまでの時
間である。
第6図を測定した時は、0.5Vの順方向電圧を加えて
おいて、−4,0Vの電圧に切換えた時の、ピーク電流
値(順方向電圧が加わっていた時の電流値)が1/10
になった時の時間を示している。
第6図はドープ量でなく、拡散時間を一定とした(20
分)ドープ温度の依存性を示しているが、ドープ量はド
ープ温度が高くなるはど多くなる関係があるので、ドー
プ量依存性を示していることになる。
なお、第6図で点線で示した値はAuをドープしていな
い時の値である。
第5図、第6図を用いて説明してように本発明の装置は
高周波の光検波に関して、従来の装置を格段に改善した
ことが明らかであろう。
このように上述した本発明による半導体光検波装置によ
れば光検波装置としての機能が得られ、層2の比抵抗が
領域3のそれに比べて充分に大きく選ばれているので、
PN接合10の両側に拡がって得られる空乏層が主とし
て層2側に大きく拡がって得られ、一方層2の厚さがそ
の層3下に於ける厚さにおいて光りに対する層2の特性
吸収長以上に選ばれているので、層2側に拡がって得ら
れる空乏層の厚さを光りに対する層2の特性吸収長以上
とすることが出来るので入射される光りの空乏層内での
電気キャリヤへの変換が大きな効率を以ってなされてい
る。
このことは又領域3の厚さを光りに対する領域3の特性
吸収長の1/10以下に選べば領域3を通っての層2側
に大きく拡がっている空乏層への光りの入射が効率良く
なされるので尚更であり、また領域5の面積を光りの入
射される側よりみて領域3の同じ側よりみた面積の11
5以下に選べば領域3を通って層2側に大きく拡がって
いる空乏層への入射される光りが領域4の存在によって
問題にされる丈は減少することがないので尚更である。
またこのように入射される光りが大きな変換効率を以っ
て電気キャリヤに変換され、そしてそれに基く電流がP
INフォトダイオードHとしての出力電流として得られ
てこれがNPN型トランジスタT1及びT2によって増
幅され、その増幅された出力電流が装置Mの出力電流と
なっているので、入射される光りの検波出力が効率良く
大きな利得を以って得られる特徴を有する。
さらに層2内にそのキャリヤ濃度を補償するように深い
レベルを形成する不純物が導入されているので、上述し
た所よりその層2内において少数キャリヤの再結合が促
進されているので高周波化もはかられている特徴を有す
る。
その上、トランジスタT1.T2においても入射される
光りの電気キャリヤへの変換が、上述した所より明らか
な如くトランジスタT1のベースとしての領域3ではな
くコレクタとしての層2側で主としてなされているので
、この為トランジスタT1は入射される光りに応じて高
速度で応答動作しているものであり、勿論トランジスタ
T2は高速度で応答動作するものであり、結局本発明の
装置Mによれば入射される光りに応じて高速度で応答す
る検波出力が得られる特徴を有するものである。
更に上述した本発明による半導体光検波装置Mによれば
、その複数(それ等をMl 、 M2・・・とする)を
用いてそれ等が並置された撮像装置として利用し得る構
成を極めて容易に構成し得るものである。
即ち詳細説明はこれを省略するが、層1の1つを装置M
12M2・・・に対して共通に用い、又層2の1つも装
置M12M2・・・に対して共通に用いた構成を以って
容易に装置Mの複数が並置された構成を得ることが出来
、またこの場合装置M12M2・・・の夫夫に対する層
2が共通であるとしても、各装置の動作時各装置を形成
する位置での層2に空乏層が生ずるので、これを以って
相隣る装置を、他に特別の手段を用いることなく、電気
的に互に分離し得る特徴を有するものである。
更に上述した本発明による半導体光検波装置Mによれば
、第7図に示すように、層2を利用してその内に層1側
とは反対側にP型の領域14とN+型の領域15とを形
成し、さらに領域14の一端を配線16を用いて領域4
及び5に接続し、他端を配線17を用いて領域15に接
続する丈けで、トランジスタT1のコレクタ及びエミッ
タ間とトランジスタT2のベース及びコレクタ間との間
にそれ等に共通の領域14による抵抗が接続された構成
が得られるので、このようにすることによりトランジス
タT1及びT2によるダーリントン接続回路の応答動作
を向上させ得る等の大きな特徴を有する。
尚、上述に於ては本発明の一例を示したに留まり、上述
した「P型」を「N型」、「N型」を「P型」に読替え
た構成とすることも出来、その他種々の変型変更をなし
得るであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の光検波装置の断面図、第2図は第1図の
等価回路図、第3図は第1図、第2図に示した装置の光
パルス検波特性図、第4図は本発明の半導体光検波装置
の一例を示す路線的断面図、第5図は第4図に示した本
発明の装置の光パルス検波特性図、第6図は回復時間の
ドープ量依存性を示す図、第7図は本発明による半導体
光検波装置の一例の応用例を示す路線的断面図である。 図中、M、 Ml 、 M2・・・は半導体光検波装置
、Lは光、HはPINフォトダイオード、T1及びT2
はNPN型トランジスタ、1及び2は半導体層、3.4
,5,6,14及び15は半導体領域、7及び8は端子
、9及び17は配線を夫々示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1の導電型を有する第1の半導体層と、該第1の
    半導体層上に形成された第1の導電型を有する第2の半
    導体層と、該第2の半導体層内にその上記第1の半導体
    層側とは反対側より形成された第1の導電型とは逆の第
    2の導電型を有する第1及び第2の半導体領域と、該第
    1及び第2の半導体領域内に上記第1の半導体層側とは
    反対側より夫々形成された第1の導電型を有する第3及
    び第4の半導体領域と、上記第1の半導体層及び上記第
    4の半導体領域より夫々導出された第1及び第2の端子
    とを具備し、上記第2の半導体層がその比抵抗を上記第
    1の半導体層及び上記第1の半導体領域に比べて大きく
    選ばれ、かつ、上記第1の半導体領域下に於ける厚さが
    上記第1の半導体領域の上記第1の半導体層側とは反対
    側よりの上記第1の半導体領域を通って上記第2の半導
    体層に入射される光に対する上記第2の半導体層の特性
    吸収長以上に選ばれ、上記第2及び第3の半導体領域が
    互に接続され、上記第2の半導体層内にそのキャリヤ濃
    度を補償するように深いレベルを形成する不純物が導入
    されている事を特徴とする半導体光検波装置。
JP53096535A 1978-08-08 1978-08-08 半導体光検波装置 Expired JPS58193B2 (ja)

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