JPS5818821B2 - Psk信号の搬送波同期方式 - Google Patents

Psk信号の搬送波同期方式

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JPS5818821B2
JPS5818821B2 JP54044527A JP4452779A JPS5818821B2 JP S5818821 B2 JPS5818821 B2 JP S5818821B2 JP 54044527 A JP54044527 A JP 54044527A JP 4452779 A JP4452779 A JP 4452779A JP S5818821 B2 JPS5818821 B2 JP S5818821B2
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frequency
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psk
circuit
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山本正信
湯橋信公
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/227Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation
    • H04L27/2275Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation wherein the carrier recovery circuit uses the received modulated signals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 1 本発明の技術分野 本発明はPSK(フェーズシフトキーイング)信号の受
信機側の復調回路に於ける搬送波の同期方式に関するも
のである。
2 本発明の技術分野の背景 無線方式によって、例えば計測データ等を伝送するため
の無線テレメータ等に於ては、従来から信号の変調形式
としてFM変調、FM−FM多重変調及びS S −P
M変調等が使用されている。
ところが近年、テレメータの観測精度の向上の要求から
計測データのデジタル化が促進され、これに伴い伝送さ
れる信号もPCM化され、その信号の変調形式もPCM
−PSK変調方式が実施されるに至っている。
一方、電波需要が急速に増大しつつある現在、電波の周
波数帯域の有効利用が緊急の課題となっており、デジタ
ル信号を無線で伝送する技術に於てはこの課題からも周
波数の占有帯域幅の狭いPCM−PS−に変調方式が有
力視されてきている。
3 PCM−PSK変調方式の一般的事項搬送波を直
接PCM信号でPSK変調すると、側帯波が生ずると同
時に搬送波はなくなる。
比較的少容量のP −CM信号、例えば10キロピント
/秒(K B I T /5ec)のP’CM信号で5
00MHzの搬送波を例えば4相PSK変調した場合、
側帯波は搬送波を中心としてその両側1.25KHzあ
たりから上記PCM信号に応じて発生している。
一方、送信周波数(搬送波の周波数)の周波数安定度は
、一般的には1×10−5〜lXl0−6程度であり、
上記したように搬送波の周波数が500MHzの場合、
送信階梯における周波数のドリフトは5K)(Z〜0.
5KHzとなる。
又、受信側において、スーパーヘテロダイン方式)無線
受信機を使用した場合、そのローカル発振部の周波数安
定度も同様、lXl0 ’〜lXl0−6程度であり
、受信階梯における周波数のドリフトは5KHz〜0.
5KHzとなり、送信、受信を総合した周波数のドリフ
トはl0KHz〜IKHzとなる。
4 従来技術の説明 第1図A、Bは、従来のPCM−PSK信号の送信機及
び受信機の一般的な構成を1177図で示したものであ
る。
送信機の構成を示した第1図Aに於て、1は第1の送信
ローカル発振部、2はPSK変調部、3は第2の送信ロ
ーカル発振部、4は周波数混合部(アップコンバータ)
、5は送信空中線である。
受信機の構成を示した第1図Bに於て、6は受信空中線
、7は第1のローカル発振部、8は第1の周波数混合部
、9は第2のローカル発振部、10は第2の周波数混合
部、11はPSK信号復調部である。
PCM符号化された計測データはNRZ信号形式で送信
機のPSK変調部2に入力される。
このPSK変調部2には第1の送信ローカル発振部1か
ら計測データによってPSK変調を受ける信号が入力さ
れており、当該PSK変調部2からは上記計測データに
よってPSK変調された信号、すなわち上記計測データ
を含有するPSK信号が周波数混合部4に送出される。
周波数混合部4には第2のローカル発振部から上記PS
K信号を無線伝送するために必要な周波数までに上げる
ための信号が入力されており、上記PSK信号は当該周
波数混合部4で高い周波数の信号に変換されたのち、送
信空中線5から送信される。
受信機側では送信機から送信された無線周波数のPSK
信号を受信空中線6で受信し、このPSK信号は、第1
の周波数混合部8で第1のローカル発振部7から送出さ
れる信号に基いて第1の中間周波信号IIFに変換され
、更に第2の周波数混合部10で第2のローカル発振部
9から送出される信号に基いて第2の中間周波信号2I
Fに変換されたのち、P’S K信号復調部11に入力
され復調される。
そして上記第2の中間周波信号2IFは例えば搬送波の
周波数を500MHzとすると前記3,3項で述べた1
0KHz〜IKHzの周波数のドリフトを受けている。
また、前記したようにPSK変調の階梯に於いては搬送
波がなくなっているため受信機側に於いてはPSK信号
の復調にあたって搬送波を再生する必要が生ずる。
そしてこの搬送波の再生はPSK信号信号部調部11な
われる。
次に上記PSK信号復調部11について説明する。
送信機側から送られてくるPSK信号は送信機に入力さ
れるデータによって位相変化を受けており、PSK信号
信号部調部11相検波回路を有していて、この位相検波
回路によって上記PSK信号の位相変化を検波し、PS
K信号の位相に応じて+、−に変化する出力を送出する
この位相変化を検波する位相検波作用には位相変化の基
準とする基準位相信号を必要とするが、この基準位相信
号は送信機側でPSK変調を受けた信号、すなわち搬送
波と一致していなければならず、当該基準位相信号とし
て使用するために前記したように受信機側に於て搬送波
の再生を必要とする。
この基準位相信号としての搬送波の再生は送信機側から
送られた搬送波のないPSK信号の側帯波に基いて行な
われる。
この搬送波の再生回路を以下、搬送波再生回路という。
搬送波再生回路は通常PLL(フェーズロックループ)
回路を使用して構成される。
PLL回路は一般にVCO(電圧制御発振器)、位相検
波回路及びループフィルター回路等から成っており、V
COの出力信号の位相と受信信号すなわちPSK信号の
位相差を位相検波回路で検出し、その検出出力をループ
フィルター回路を通してvCOに帰還することによりV
COの出力信号の位相を受信信号の位相に同期させるよ
う制御する回路である。
従ってこのPLL回路では受信信号周波数の変化にVC
Oの発振周波数が追従する。
すなわちVCOの周波数変化の範囲は、送信機側から送
られ、受信機で受信される受信信号の周波数の変化の範
囲内となる。
先に掲げた例では受信信号すなわち搬送波再生回路に入
力される信号の周波数の変化分(ドリフト)はl0KH
z〜IKHzであり、又、PSK信号の側帯波はIKH
z〜数KHzの周波数成分を含んでおり、上記受信信号
の周波数の変化範囲とPSK信号の側帯波の周波数範囲
が重なって存在する。
今、受信機が動作していて入力信号、すなわち送信機側
からの送信信号がないと、VCOの発振周波数は入力信
号の周波数変化範囲内のどの周波数であるかは定まって
いない。
したがって上記したように受信信号の周波数の変化範囲
とPSK信号の側帯波の周波数範囲とが重なって存在す
ることにより、PLL回路に入力信号が入力されると、
その時点で当該PLL回路は受信した入力信号の側帯波
の1つに同期してしまう事態が生ずる。
このことは受信側に於て搬送波再生回路により再生され
る信号の周波数は入力信号の側帯波の1つの周波数とな
り(いわゆるフォースロック)、再生されるべき正しい
周波数の搬送波は再生されず、一度この誤った同期が行
なわれると、PSK信号の検波及びこの検波による受信
側での入力データの再生は不正確なものとなる。
5 従来技術の問題点 以上に述べたように送信機あるいは受信機に使用されて
いるローカル発振回路の周波数安定度による周波数の変
化範囲とPSK変調によって生ずる側帯波の周波数範囲
とが重なっている場合、PSK信号の検波再生に於て、
その基準信号である搬送波の再生が行なわれない危険が
あり、この危険を避けるためには送信機の搬送波周波数
の安定度及び受信機のローカル周波数の安定度を良くし
、受信信号の周波数ドリフトがPSK信号の側帯波の周
波数範囲内に入らな。
いようにする必要があり、前記の例では上記周波数の安
定度を2桁以上改善する必要がある。
このように周波数の安定度を改善することは送信機及び
受信機自体を非常に高価にするばかりでなく、周波数の
高安定化のために送信機及び。
受信機で消費される電力は極めて多くなる。
6 本発明の目的 本発明は以上に述べた従来技術の問題点に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、受信機及び送信機に
特別に安定度のよい発振間。
路を必要とせず、通常の安定度の発振回路を用いても受
信機に於て送信波すなわちデータによってPSK変調を
受けた信号を受信した時、いつでも正規な搬送波の再生
を可能とし、もってデータの復調を正しく行なうことが
できるPSK信号の搬送波同期方式を得ることを目的と
する。
7 本発明の詳細な説明 第2図は本発明の実施例に係るPSK信号受信機の要部
(搬送波の再生回路)を示すブロック図であり、21は
第1の周波数混合部、22はローカル発振部、23は第
2の周波数混合部、24は中間周波増幅部、25は周波
数逓倍部、26は周波数弁別部、27は第1のフィルタ
ー28は第1の位相検波部、29はループフィルター、
30はオア回路部、31は電圧制御発振部VC0,32
は基準信号発振部、33は移相回路部、34は第2の位
相検波部、35は第2のフィルター、36はロック信号
発生部、37はゲート回路部、38はPSK信号復調部
である。
送信機から無線により送信され、搬送波の消失したPS
K信号が受信機側に送られると受信機側では上記PSK
信号がまず第1の周波数混合部21に入力され、ローカ
ル発振部22からの信号に基いて上記PSK信号は第1
中間周波信号1■Fに変換され、更に第2の周波数混合
部23により第2中間周波信号2IFに変換される。
第2中間周波信号2IFに変換されたPSK信号は中間
周波増幅部24で増幅された後、周波数逓倍部25に入
力される。
周波数逓倍部25は2相PSK信号に対しては2逓倍、
4相PSK信号に対しては4逓倍又は8逓倍、8相PS
K信号に対して8逓倍が選ばれる等、その逓梧数がPS
K変調の相数によって決定される。
周波数逓倍部25にPSK信号が入力されると、その側
帯波は周波数逓倍部25の上記PSK信号の相数に対応
した逓倍作用によってPSK信号の消失した搬送波の周
波数附近の周波数に変換され、エネルギーが上記搬送波
の近辺に集中される。
周波数逓倍部25から上記作用によって出力された信号
は周波数弁別部26に入力されこの周波数弁別部26は
上記信号の中心周波数(再生されるべき搬送波の周波数
)からのずれに応じた直流信号を出力し、この直流信号
は第1のフィルター27及びオア回路部30を経て電圧
制御発振部31に入力される。
電圧制御発振部31は、その発振周波数が上記動作によ
って入力される直流信号によって制御され、その出力信
号を第2の周波数混合部23に供給する。
この結果、第2の周波数混合部23から出力される前記
PSK信号の第2中間周波信号2IFの周波数は周波数
弁別部26の中心周波数によって規定され、その中心周
波数の近傍の周波数に制御される。
この動作で理解されるように当該電圧制御発振部31は
第2中間周波信号2IFのローカル発振部として機能し
ている。
上記第2の周波数混合部23から出て中間周波増幅部2
4、周波数逓倍部25、周波数弁別部26、第1のフィ
ルター27、オア回路部30及び電圧制御発振部31を
経て上記第2の周波数混合部23に帰るループは一種の
AFC回路(周波数自動制御回路)を構成している。
通常のAFC回路と比較して本実施例に於けるAFC回
路はループ内に周波数逓倍部25が挿入されている点が
異っている。
すなわち、従来のAFC回路の周波数の制御は周波数の
ずれを中心となる周波数にひき房す動作であるのに対し
て、本実施例におけるAFC回路の周波数の制御は中心
となる周波数を持つ信号、すなわち搬送波は消失してい
るので、中心となるべき周波数の信号(搬送波)を想定
し、その想定した信号の周波数になるように制御する動
作を行なわせる必要から上記したAFC回路が用いられ
る。
PSK信号は変調するPCM符号等のコードにより搬送
波の位相が変化するため、瞬時に於けるPSK信号の側
帯波は中心周波数である搬送波の周波数の両側に於て等
しいエネルギーを有していない。
また、周波数弁別部26は中心周波数の上下に現われる
側帯波のエネルギーの総和によって決まる電圧を上記中
心周波数からのずれによって生ずる誤差電圧として出力
するので、上記したように搬送波の周波数の両側でエネ
ルギー分布が異なる特性のPSK信号に対しては前記し
たAFC動作によって基準となるべき搬送波の再生は周
波数逓倍部25によってエネルギーが中心周波数の近傍
に集中されてもなお完全には行なわれず、この結果PS
K信号復調部38における復調動作において、当該PS
K信号復調部38の内部のPLL回路がPSK信号の側
帯波の周波数に同期し、誤った復調作用を行う可能性が
ある。
この誤った復調作用を防止するため、本発明の実施例で
は上記PSK信号復調部38のPLL回路とは別個のP
LL回路が構成されている。
すなわち、第2の周波数混合部23から出て中間周波増
幅部24、周波数逓倍部25、第1の位相検波部28、
ループフィルター29、オア回路部30及び電圧制御発
振部31を経て第2の周波数混合部23に帰るループが
上言αSK信号復調部38内に設けられたものとは別個
に構成されたPLL回路である。
前記AFC回路のループによって周波数弁別部26の中
心周波数の近傍の周波数に制御された第2中間周波信号
2IFは第1の位相検波部28から上記PLL回路のル
ープ内に入力される。
ところでPLL回路には同期する周波数の引込み範囲(
以下、プルインレンジという。
)があり、上記AFC回路のループによる第2中間周波
信号2IFの周波数の制御は当該周波数が上記プルイン
レンジ内にくるように制御される。
したがってPLL回路のループ内に上記第2中間周波信
号2IFが入力されると、PLL回路のループは同期状
態に入り、上記第2中間周波信号2IFの周波数は移相
回路部33を経て供給される基準信号発振部32からの
信号の周波数に規制された周波数になる。
すなわち、基準信号発振部32からの信号と周波数逓倍
部25からの信号とが第1の位相検波部28で比較され
、当該第1の位相検波部28から上記2つの信号の位相
差に応じた電圧がループフィルター29とオア回路部3
0を経て電圧制御発振部31に入力され、当該電圧制御
発振部31は上記第1の位相検波部28の出力電圧がな
くなる方向にその発振周波数が制御されるので前記PL
L回路は第2中間周波信号2IFが正しい中心周波数に
制御された時点でそのループに流れる信号の周波数が固
定される。
このループの位相が固定されることを通常「ロックされ
る」とい・う。
尚、上記基準信号発振部32は例えば水晶振動子を使用
した発振回路で構成されていて1×10−5〜1×10
−6の周波数安定度で良好な発振信号を送出し、その発
振周波数は第2中間周波信号の周波数×周波数逓倍数、
に設定される。
以上のようにして第2中間周波信号2IFは中心周波数
であるべき信号を中心としたPSK信号となる。
PLL回路が上記したように中心周波数にロックされる
と、それを第2の位相検波部34、第2のフィルター3
5及びロック信号発生部36を経た回路で検出し、ロッ
ク信号発生部36から出力される田ンク信号によってゲ
ート回路部37をオンにし、第2中間周波信号2IFを
PSK信号信号部調部38力する。
次に、PLL回路が中心周波数にロックされたことを検
出する回路について述べる。
第1の位相検波部28に入力される2つの信号、すなわ
ち、周波数逓倍部25からの信号(周波数逓倍された第
2中間周波信号)と基準信号発振部32からの信号の位
相差はPLL回路のループが中心周波数にロックされて
いる状態ではπ/2である。
したがって、上記PLL回路のループが中心周波数にr
ツクされたことを検出するには上記2つの信号の位相差
がπ/2であることを検出すればよい。
この検出動作は以下のようにして行なわれる。
すなわち、基準信号発振部32の出力信号の位相を移相
回路部33てπ/2だけ移相させたのち(この移相回路
部33によって第1の位相検波部28と第2の位相検波
部34とに供給される信号は互に位相がπ/2だけ異っ
ている。
)第2の位相検波部34に供給し、当該第2の位相検波
部34に入力されるもう一方の信号、すなわち第2中間
周波信号2IFが周波数逓倍部25で逓倍されて入力さ
れる信号の位相が上記移相回路部33を経て基準信号発
振部32から供給された信号の位相に一致したことを当
該第2の位相検波部34で検出する。
第2の位相検波部34に入力される上記2つの信号の位
相が異っている間、すなわち前記PLL回路が中心周波
数にロックされていない間は当該第2の位相検波部34
の出力信号は当該2つの信号の各々の周波数の差のビー
ト状態にあり、第2のフィルター35の出力側には信号
が送出されない。
当該2つの信号の位相が一致したとき、すなわち前記P
LL回路が中心周波数にロックされたとき当該第2の位
相検波部34は、ある値の直流電圧を出力する。
この直流電圧の出力は第2のフィルター35を通ってロ
ック信号発生部36に供給され、このロック信号発生部
36はゲート回路部37に前記PLL回路のループが中
心周波数にrツクされたことを表わすロック信号を供給
し、これによってゲート回路部37がオンとなり、第2
中間周波信号2IFはこの時点ではじめてPSK信号信
号部調部38力される。
PSK信号信号部調部38内前記したようにPLL回路
が含まれており、このPLL回路に含まれるVCOは通
常水晶発振回路が使用されていて当該VCOの周波数制
御範囲は本発明に係るPLL回路の基本周波数の発振回
路である基準信号発振部32の周波数変動範囲と同等程
度に設定してあり、また、このPSK信号信号部調部3
8内LL回路のプルインレンジは第2中間周波信号2I
Fの中心周波数近辺の帯域帯に設定されている。
以上の実施例の動作説明に基づき本発明を要約すると、
以下のようになる。
受信機が稼動状態にあり、受信信号の電波が入力される
と、この受信信号の周波数とローカル信号(実施例に照
らして言えば電圧制御発振部31から出力される信号)
の周波数の差の周波数を持つ中間周波信号が作られるが
、この中間周波信号がPSK信号復調部に入力される前
に、まずAFC回路が動作して上記中間周波信号の周波
数がPSK信号復調部への入力信号の中心周波数近辺に
なるように制御される。
この動作によってAFC回路の出力誤差電圧は小さくな
る。
上記AFC回路による中間周波信号の周波数制御の結果
、当該中間周波信号の周波数力ψLL回路のプルインレ
ンジまで制御されるとPLL回路は同期状態となり、上
記AFC回路の出力誤差電圧は殆んど零となってオア回
路(実施例ではオア回路部30)により当該PLL回路
のみが動作した状態となって中間周波信号はPLL回路
の基準信号発振部の発振周波数に規制され、当該中間周
波信号はPSK信号復調部の中心周波数内に制御される
このように制御したのち、それを検出してゲートをオン
にし、ここで始めてPSK信号復調部に上記中間周波信
号を入力するようにする。
本発明に於ては、PSK信号の中間周波信号はPSK信
号信号部調部力される前にAFC回路及びPLL回路に
入力されてその周波数が制御されるため、受信機内にお
ける周波数のドリフトは専ら上記PLL回路の基準信号
発振部の周波数のドリフトによる。
今、受信機内の発振回路の周波数安定度を1xlO’
とし、PSK信号の搬送波の周波数を500MHz、第
1中間周波信号の周波数を10MHz1第2中間周波信
号の周波数を455KHz、4相PSK信号を扱うもの
とし、周波数逓倍を8逓倍するものとして周波数のドリ
フトについて述べる。
受信機のローカル発振部で一番周波数の高いのは第1段
目のローカル発振部であり、上記具体例ではその周波数
は490MHzである。
従来の装置ではこの第1段目のローカル発振部の発振周
波数のドリフトが装置全体のドリフトとなり、今の場合
、ローカル発振部の周波数安定度はlXl0−’である
ので周波数のドリフトは5KHzとなり、とのドリフト
はかなり大きい。
このため従来は′ローカル発振部に通常の水晶発振回路
は使用できず、更に2桁程度周波数安定度を改善した発
振回路を使用する必要がある。
これに対して本発明では前記したように受信機の周波数
のドリフトはPLL回路に関係する基準信号発振部の周
波数のドリフトに起因する。
上記具体例ではPLL回路に関係する基準信号発振部(
第2図の構成では基準信号発振部32)の発振周波数は
、第2中間周波信号の周波数が455KHz、周波数逓
倍が8逓倍であることにより、3640KH2である。
従って周波数のドリフトは約36Hzとなり、周波数の
ドリフトが極めて少なく、受信機内の発振回路に於てド
リフトを少なくするための特別の配慮を必要としない。
8 本発明の効果 以上、詳細に説明した如く本発明では中間周波信号をP
SK復調部に入力する前に周波数逓倍回路を有するAF
C回路に入力し、このAFC回路で中心周波数附近の周
波数に制御された中間周波信号を更にPLL回路に入力
することによって上記中間周波信号の周波数を上記PS
K復調部の搬送波同期用PLL回路のプルインレンジ内
に容易に制御できるので、PSK信号の受信機内の発振
回路を特別に安定度のよいものとする必要はなく通常の
水晶発振回路の周波数安定度(1xlO−5〜1xlO
−6)で充分満足でき、またそのだめに消費される電力
も少なくなる。
更にPSK送信機に於ても受信機側における安定したP
SK信号の復調作用により受信機と同様、その内部の発
振回路を特別に安定度のよいものとする必要もない等、
本発明はPSK変調方式を使用したデータ等の伝送シス
テムの安定した復調作用及び当該システムの安価な構成
並びに運用の面から極めて顕著なる効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図A、Bは従来のPSK信号の送信機及び受信機の
構成を示すブロック図、第2図は本発明の実施例に係る
PSK信号の受信機の要部を示すブロック図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 受信信号の中間周波信号を逓倍して周波数弁別し、
    この周波数弁別した出力によって上記中間周波信号のロ
    ーカル発振部の発振周波数を制御するAFC回路ループ
    と、上記中間周波信号を逓倍した信号と基準信号とを位
    相比較し、その位相誤差信号によって上記中間周波信号
    のローカル発振部の発振周波数を制御するPLL回路ル
    ープを中間周波信号の送出段とPSK信号復調部との間
    に配置し、上記PLL回路回路ループカッツク状態った
    時点で上記中間周波信号を上記PSK信号復調部に人力
    するようにしたことを特徴とするPSK信号の搬送波同
    期方式。
JP54044527A 1979-04-12 1979-04-12 Psk信号の搬送波同期方式 Expired JPS5818821B2 (ja)

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JP54044527A Expired JPS5818821B2 (ja) 1979-04-12 1979-04-12 Psk信号の搬送波同期方式

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JP (1) JPS5818821B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6076422A (ja) * 1983-09-30 1985-04-30 Iseki & Co Ltd トラクタのミツシヨン機構

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JPS6340426A (ja) * 1986-08-06 1988-02-20 Hitachi Ltd タイミングpll装置

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JPS55136755A (en) 1980-10-24

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