JPS5818692Y2

JPS5818692Y2 - ロ−ルペ−ラ

Info

Publication number: JPS5818692Y2
Application number: JP1978179701U
Authority: JP
Inventors: 和輝西部; 雅彦亀倉; 直次古川
Original assignee: スタ−農機株式会社
Priority date: 1978-12-26
Filing date: 1978-12-26
Publication date: 1983-04-15
Also published as: JPS5594768U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、モーアで刈取済の乾草を円筒状に形成梱包す
るロールベーラを提供しようとするものである。

地下図面を参照しながら、本考案の１実施例の詳細を説
明する。

１は機枠で、前方に入力ギヤボックス２を設ける。

機枠１内側の略中心部には支軸３を横架し、機枠１の南
向側方には一対のドラム４を回転自在に設ける。

ドラム４の前方には一対の駆動スプロケット５を設け、
ドラム４の後方下部に一対の遊びスプロケット６を設け
る。

γは一対のテンションスフロケット、８，９は夫々機枠
１内に設けた一対の遊びスプロケットである。

これらスプロケット５，６，７，８．９に対し一対のチ
ェーン１０を係合させる。

チェーン１０には適宜間隔を以ってロッド１１を横方向
に多数設けて梱に巻くコンベヤＲを構成し、これらのロ
ッド１１は一対のドラム４の外周面に接し、コンベヤＲ
の下側は支軸３を中心に円弧状を形成するようロッド１
１はドラム４の外周面により支持される。

このドラム４の直下には上記ロッド１１と平行な状態で
ロール１２が適数本回転自在に張設し、移送装置Ｆを構
成する。

そして一対のドラム４と、梱に巻くコンベヤＲと、移送
装置Ｆとで構成された空間をロール形成室とする。

１３はスプロケット、１４はチェーンをそれぞれ示す。

１５は上記ロール１２の外周面に当該ロール１２の長手
方向をもって添着せしめた突条である。

１６は集草爪よりなるピックアップ装置、１７はトラク
タからの回転力を伝えるユニバーサル軸である。

２Ａは入力ギヤボックス２に設けた原動スプロケットテ
、駆動軸５Ｂに駆動スプロケット５，５Ａを固着し、ス
プロケソ）２Ａ、５Ａにチェーン２Ｂを係合する。

次に本考案のものの作用を述べると、トラクタからユニ
バーサル軸１７を介し原動スプロケット２Ａは矢の方向
へ回転し、チェーン２Ｂを介してスプロケット５は矢の
方向に回転し、コンベヤＲは矢の方向へ回動する。

即ち、コンベヤ下側はロッド１１がドラム４の外周面に
支持され、支軸３を中心に円弧状を形成しながら回動す
る。

この際ドラム４は、コンベヤＲが円滑に回動するように
、コンベヤＲと一緒に自転する。

一方、スプロケット５Ａからは、チェーン１４、スプロ
ケット１３を介して上記ロール１２を矢の方向へ回動さ
せる。

更にスプロケット１３からチェーン１６Ａを介してピッ
クアップ装置の集草爪１６を矢印の方向で回転させる。

前述の伝動機構による本考案に耘いて、モーアで刈取済
の乾草は、ピックアップ装置の集草爪１６で掻き込まれ
、移送装置Ｆによりロール形成室に送り込まれる。

順次送り込まれる乾草はロール形成室内に溜り、移送装
置Ｆと梱コンベヤＲの回動により回転しながら除々にそ
の直径を増大させ、梱コンベヤＲに接する程度大きくな
ると、乾草ロールの外周は多数のロッド１１で圧縮され
る。

そしてロール直径が所定の大きさになると、チェーン１
０に張力を生じ、テンションスプロケット１が矢印の方
向へ回動し、これによりチェーン１８Ａやスプロケット
１９を介し、ロール直径感知装置１９Ａを回動させ、運
転者はこれを目視してロール成形完了を知る。

ここで運転者は本機の走行を停止させ、結束装置（図示
せず）により乾草ロールの外周をひもで結束する。

結束完了後、機体後方のゲート２０を上げ移送装置Ｆを
回動させれば、乾草ロールは形成室より解放されて圃場
に置かれる。

本考案の効果は下記の通りである。

Ａ、梱に巻くコンベヤの下側は機枠内在右側方に設けた
一対のドラムにより円弧状に支持され、上部の梱に巻く
コンベヤと下部の移送装置及び両側方のドラムにより大
きな空間のロール形成室を構成したので、従来機の如く
、移送装置と梱に巻くコンベヤで構成される狭い空間に
乾、草を送り込む方式に比べ、開口部が広いので、乾草
の呑み込みが良好となり、ロール形成室への供給が無理
なく円滑に行なえる。

Ｂ、更に、ロール径の増大に伴い、梱に巻くコンベヤの
曲率半径を大きくさせながら、乾草ロールを形成初期か
ら圧縮して成形する方式の従来機にヒヒベ、本考案は形
成初期にむいては、乾草は梱に巻くコンベヤにより圧縮
されることなくロール状となり、形成後期になって初め
て梱に巻くコンベヤにより圧縮される方式であり、刃口
えて本考案にあ−いては、ロール形成時に、形成室の両
側方に設けたドラムが、形成途中の乾草ロールと一緒に
回転する方式なので、ロール形成が円滑に行なわれ、摩
擦抵抗が少ないので、所要動力が少なくて済む。

Ｃ１又、中心部が軟く、外周部が硬い理想的な乾草ロー
ルが形成される。

Ｄ、ベールが形成されるとベールの外圧がベール形成壁
に作用する。

特にフロアにはベール重量が余計に作用する。

フロアがコンベヤの場合には、これらの荷重を、バーを
介し、フレーム強度メンバーで受けていたため、すべり
摩擦が発生していた。

しかし、ローラにし、両端部をベアリングで支持したた
め、ベールを形づくる壁面はすべてころかり軸受で支持
されて回転するため、所要動力は約半分になった。

また、上記ロールに突条を添設した場合、移送をより確
実に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の１実施例を示すもので、第１図は縦断面
図である。１・・・機枠、２・・・入力ギヤボックス、３・・・支
軸、４・・・ドラム、５・・・駆動スプロケット、６，
８．９・・・遊びスプロケット、７・・・テンションス
プロケット、１０・・・チェーン、１１・・・ロッド、
１２・・・ロール、１３・・・スプロケット、１４・・
・チェーン、１５・・・突条、１６・・・ピックアップ
装置、１７・・・ユニバーサル軸。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）チェーンに適宜間隔を以って多数のロッドを
張設してなる梱に巻くコンベヤの下側の方を機枠内両側
端に回転自在に設けた一対のドラムの外周面に前記ロッ
ドを支持させることにより円弧状を形成しながら回動す
るよう構成して乾草ロール形成室を形成し、かつ梱に巻
くコンベヤには、乾草ロールの直径の増大に伴い乾草ロ
ールを圧縮するようなテンションスプロケットを係合さ
せ、該テンションスプロケットの支え腕と連動する乾草
ロール直径感知装置を設け、乾早ロール形成室の下方に
は、上記ロッドと平行な状態でロールを適数本回転自在
に張設せしめたことを特徴とするロールベーラ。
（２）実用新案登録請求の範囲（１）に記載したロール
の外周面には、当該ロールの長手方向をもって突条が適
数本添着されていることを特徴とする実用新案登録請求
の範囲第１項記載のロールベーラ０