JPS5817789Y2 - 杭の接合装置 - Google Patents

杭の接合装置

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JPS5817789Y2
JPS5817789Y2 JP13617180U JP13617180U JPS5817789Y2 JP S5817789 Y2 JPS5817789 Y2 JP S5817789Y2 JP 13617180 U JP13617180 U JP 13617180U JP 13617180 U JP13617180 U JP 13617180U JP S5817789 Y2 JPS5817789 Y2 JP S5817789Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
pile
reinforcing ring
tongue piece
male
joining
Prior art date
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Expired
Application number
JP13617180U
Other languages
English (en)
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JPS5760929U (ja
Inventor
勝次 佐武
啓治 桜井
伸次 内田
省造 林
Original Assignee
住友金属工業株式会社
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Publication date
Application filed by 住友金属工業株式会社 filed Critical 住友金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鋼管杭またはコンクリート杭における接合装置
の改良に関するものである。
従来、主要構造物の基礎には鋼管杭またはコンクリート
杭が多く使用され、これらは支持杭として用いられるた
め深い支持基盤に到達するよう相当長い杭長が要求され
るが、製造、運搬および施工面等の関係上、1本の杭で
これを満足することは難しく、通常、長さ12〜16m
程度の杭を数本現場にて接合しながら施工しており、こ
の接合には溶接のほか、機械的接合も種々考案されてい
る。
ところが溶接の場合は天候に制約されるほか、施工時間
が長くかかり、また品質は作業者の技量に左右されやす
くてムラを生しることがあり、特にコンクリート杭の場
合では溶接時の熱により杭端部の強度低下を生ぜしめる
等の欠点がある。
また前記欠点を解消するために提案された特開昭54−
4411号公報には第1図に示すように一方の杭の端部
に取付けられ、テーパー内面と保合面を有する第一連結
部材1と、他方の杭の端部に取付けられ、テーパー外面
と上記保合面と係合すべき係合面を有する第二連結部材
2とからなることを特徴とする杭の連結装置が記載され
ているが、この場合は連結部材に割溝が設けられている
ため杭にかかる曲げ荷重に対して弱くなり、曲げ荷重に
耐え得るようにしようとすれば連結部材の肉厚が厚くな
って弾力性が減小し、連結時の押し込みが非常に困難と
なるか、もしくは連結部材が破壊する等の欠点がある。
本考案は従来の上記欠点を解消するため、杭の接合を溶
接によらず、上下杭の接合端部にあらかじめ設けた雌雄
の接合部材の保合により行ない、前記接合部材は曲げ荷
重に対して丈夫なように内周より補強リングにより補強
されるようにしたことを特徴とする杭の接合装置を提供
するもので、以下実施例を示す図面に基づいて説明する
第2図〜第4図は本考案の一実施例を示し、第2図は接
合状態の縦断面図、第3図は第2図III−III線に
おける断面図、第4図は接合前における縦断面図で、た
とえば鋼管杭として先に打込まれた下枝3と、その上に
接合される上杭7との接合部において、前記下枝3の上
端部には、端部内周に上広がりの円すい面5と、後述の
上杭の環状凹部に嵌合するための環状凸部6とを有する
円筒状の雄接合部材4を溶接により一体に固着しである
前記上杭7の下端部には雄接合部材8が溶接により固着
してあり、その雄接合部材8の構造は円筒体の下端外周
に前記円すい面5に対応する円すい面9と、その上方部
外周に前記下枝の環状凸部6が嵌合する環状凹部10が
設けてあり、第2図に示す接合状態においては圧縮およ
び引張り方向に係止されるようになっている。
そして雄接合部材8の下端面から複数の切欠きを設けて
複数の舌片11.11’を突設し、各舌片11゜11′
は半径方向に弾力性を有して直径寸法を縮小および復元
できるようになっており、さらに各舌片11,11’の
内周部に、円筒状リングの円周上1か所を軸方向に切断
して端部に互いに当接する当接面13を有する補強リン
グ12を円周方向には摺動可能に、かつ軸方向には移動
しないようにたとえば舌片内周に固着した突止片14に
より保持している。
前記補強リング12の一端部外側に位置する舌片11′
はその先端(下端)を他の舌片11より突出して設けて
あり、なお補強リング12の他端部はその外側に位置す
る舌片11と円周方向に摺動せぬようリベットまたは溶
接等により固着しておいてもよい。
次に上記構造からなる杭の接合装置による作用を説明す
ると、雄接合部材4を上端部に固着した下枝3の上に、
雄接合部材8を下端部に固着した上杭7を建込み、まず
舌片11′の突出した先端部外面を環状凸部6内周面に
当接させて、吊り下げた上杭7の重量または人力により
舌片11′を中心方向に押圧して湾曲変形させながら吊
りおろし、このとき舌片11′の中心方向移動によりそ
の内側の補強リング12一端部は第5図に示すようにの
の字形に変形して相互の当接面13がはずれており、こ
の状態で他の各舌片11先端が雄接合部材4上に到達し
、相互の円すい面5,9により各舌片11゜11′は直
径寸法を縮小され、それに伴って補強リング12も縮小
されなから上杭7が下降し、環状凹部10が環状凸部6
の位置に到着すると相互に嵌合して縮小されていた各舌
片11,11’はその弾力性により復元し、それに伴っ
て内側の補強リング12も弾力性によって元の環状に復
元し、当接面13同志が当接して上下枝の接合が完了す
る。
以上のように接合した上下枝7,3に圧縮方向または引
張り方向に荷重がかかると、前記嵌合した環状凸部6と
環状凹部10との上下当接面で係止することになり、ま
た曲げ方向に荷重がかかったときには各舌片11,11
’を内側に曲げようとする力が作用するが、補強リング
12がその当接面13を当接して環状を形成し、各舌片
11,11’の内周面を支承しているので、各舌片11
,11’は内側に曲がることなく従って曲げ荷重に対し
て充分な強度を発揮する。
本考案は以上のように構成され、あらかじめ工場におい
て杭端部に雄接合部材および雄接合部材を一体に加工し
た上下枝により、施工現場では下枝上に上杭を建込んで
前記要領で届りおろすだけで接合することができ、接合
作業がきわめて容易であり、天候に左右されることなく
短時間で完了することができ、その上、接合を完了した
上下枝は圧縮、引張りおよび特に曲げ荷重に対して充分
な強度を発揮することができるなどすぐれた効果がある
なお本考案は上記実施例における鋼管杭に限らずコンク
リート杭などにも適用することができ、また雄接合部材
と雄接合部材とは上記実施例の場合と上下逆に設けても
よく、その場合は雄接合部材が下枝上端部になるので保
護キャップ(図示せず)をかぶせてから下枝を打込むよ
うにすればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の杭の連結装置の一例を示す縦断面図、第
2図〜第5図は本考案の一実施例を示し、第2図は接合
状態の縦断面図、第3図は第2図IIIIII線におけ
る断面図、第4図は接合前における縦断面図、第5図は
第4図における補強リングの平面図である。 1:第一連結部材、2:第二連結部材、3:下枝、4:
雄接合部材、5:円すい面、6:環状凸部、7:上杭、
8:雄接合部材、9:円すい面、10:環状凹部、11
.11’:舌片、12:補強リング、13:当接面、1
4:突止片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 杭の接合部において、内周に環状凸部6を有する円筒状
    の雄接合部材4を一方の杭の端部に設け、円筒体の外周
    に前記環状凸部6に嵌合する環状凹部10を備え、かつ
    端部に複数の切欠きを設けて半径方向に弾力性を有する
    複数の舌片11,11’を突設し、さらに各舌片11,
    11’の内周部に、円周の1か所を切断して端部に当接
    面13を有する補強リング12を保持し、該補強リング
    12の一端部外側に位置する舌片11′の先端を他の舌
    片11より突出させ、前記舌片11′の半径方向移動に
    より前記補強リング12の当接面13を離脱および係合
    可能とした雄接合部材8を対向する他方の杭の端部に設
    けてなることを特徴とする杭の接合装置。
JP13617180U 1980-09-24 1980-09-24 杭の接合装置 Expired JPS5817789Y2 (ja)

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JPS5760929U JPS5760929U (ja) 1982-04-10
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ID=29496291

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