JPS5817191B2 - ベンズイミダゾ−ル −2− カルバミンサンエステル ノ セイホウ - Google Patents
ベンズイミダゾ−ル −2− カルバミンサンエステル ノ セイホウInfo
- Publication number
- JPS5817191B2 JPS5817191B2 JP7929973A JP7929973A JPS5817191B2 JP S5817191 B2 JPS5817191 B2 JP S5817191B2 JP 7929973 A JP7929973 A JP 7929973A JP 7929973 A JP7929973 A JP 7929973A JP S5817191 B2 JPS5817191 B2 JP S5817191B2
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- JP
- Japan
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- reaction
- ester
- benzimidazole
- parts
- carbonate
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、殺菌剤又は殺菌剤の中間体として知られてい
るベンズイミダゾール−2−カルバミン酸エステルの新
規な製造法ζこ関する。
るベンズイミダゾール−2−カルバミン酸エステルの新
規な製造法ζこ関する。
従来ベンズイミダゾール−2−カルバミン酸エステルの
製法としては多くの方法が知られており、たとえばジャ
ーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ
第56巻、第445頁(こ記載の方法は次式により示さ
れる。
製法としては多くの方法が知られており、たとえばジャ
ーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ
第56巻、第445頁(こ記載の方法は次式により示さ
れる。
これらの式中R′はメチル基又はエチル基を示す。
また米国特許第3562290号明細書には、≦次式の
方法が記載されている。
方法が記載されている。
本発明者は、ジシアンジアミドとクロル炭酸アルキルエ
ステルとの反応により得られる生成物を、0−フェニレ
ンジアミンと反応させるとき、前記。
ステルとの反応により得られる生成物を、0−フェニレ
ンジアミンと反応させるとき、前記。
の公知方法に比して容易にしかも高収率でベンズイミダ
ゾール−2−カルバミン酸エステルを製造できることを
見出した。
ゾール−2−カルバミン酸エステルを製造できることを
見出した。
本発明は、ジシアンジアミドとクロル炭酸アルキルエス
テルとをアルカリ土類金属の炭酸塩の存、右下に反応さ
せて得られる生成物を、0−フェニレンジアミンと酸四
条件下に反応させることを特徴とする、ベンズイミダゾ
ール−2−カルバミン酸エステルの製法である。
テルとをアルカリ土類金属の炭酸塩の存、右下に反応さ
せて得られる生成物を、0−フェニレンジアミンと酸四
条件下に反応させることを特徴とする、ベンズイミダゾ
ール−2−カルバミン酸エステルの製法である。
1 本発明においてクロル炭酸アルキルエステルとして
は、たとえばクロル炭酸のメチルエステル、−エチルエ
ステル等の低級アルキルエステルが用いられる。
は、たとえばクロル炭酸のメチルエステル、−エチルエ
ステル等の低級アルキルエステルが用いられる。
このエステルとジシアンジアミドとの反応は、アルカリ
土類金属の炭酸塩たとえば炭酸カルシウム、炭酸バリウ
ム等の存在下に行なわれ、価格の点で炭酸カルシウムを
用いることが有利である。
土類金属の炭酸塩たとえば炭酸カルシウム、炭酸バリウ
ム等の存在下に行なわれ、価格の点で炭酸カルシウムを
用いることが有利である。
この反応における反応物質のモル比はジシアンジアミド
1モルに対しクロル炭酸アルキルエステル1.5〜2モ
ルの割合が好ましく、炭酸塩はクロル炭酸アルキルエス
テル(こ対して当モル量ヲ必要とする。
1モルに対しクロル炭酸アルキルエステル1.5〜2モ
ルの割合が好ましく、炭酸塩はクロル炭酸アルキルエス
テル(こ対して当モル量ヲ必要とする。
クロル炭酸アルキルエステルの使用量が1.5モルより
少ない場合には収率がやや低下する。
少ない場合には収率がやや低下する。
反応溶媒としてはたとえば低級ケトン、低級アルコール
等の有機溶媒を使用することも可能であるが、溶媒とし
て水を使用しても収率、純度に関し、前記有機溶媒を用
いる場合と全く同等の目的生成物が得られる。
等の有機溶媒を使用することも可能であるが、溶媒とし
て水を使用しても収率、純度に関し、前記有機溶媒を用
いる場合と全く同等の目的生成物が得られる。
またこの反応は酸性条件下で行なうことが好ましく、た
とえば反応混合物を塩酸、燐酸、酢酸等により酸性とす
る。
とえば反応混合物を塩酸、燐酸、酢酸等により酸性とす
る。
反応温度は反応混合物の還流温度までの温度が採用され
るが、好適な反応速度とするためには45〜55℃の反
応温度が望ましい。
るが、好適な反応速度とするためには45〜55℃の反
応温度が望ましい。
前記割合のジシアンジアミド及びアルカリ土類金属の炭
酸塩ならびに溶媒を攪拌混合し、反応湿度に加熱し、次
いでこの温度に保持しながらクロル炭酸アルキルエステ
ルを徐々に滴下する。
酸塩ならびに溶媒を攪拌混合し、反応湿度に加熱し、次
いでこの温度に保持しながらクロル炭酸アルキルエステ
ルを徐々に滴下する。
滴下終了後さらに約5時間加熱攪拌を続は反応を完結。
させる。
得られる反応生成物中には少量の未反応物質が存在し、
炭酸塩は不溶解の状態で、またジシアンジアミドは溶液
として存在する。
炭酸塩は不溶解の状態で、またジシアンジアミドは溶液
として存在する。
不溶解分は濾過によって除去できるが、除去しないでも
次ぎの反応に供することができる。
次ぎの反応に供することができる。
残存するジンア。ンジアミドも次ぎの反応に対してなん
ら悪影響を与えない。
ら悪影響を与えない。
こうして得られる第一段階の生成物は分離することが困
難であり、たとえば水溶液の状態からpH3以下で水と
混和しない有機溶媒たとえばエーテル、塩化メチレン等
で抽出することはで。
難であり、たとえば水溶液の状態からpH3以下で水と
混和しない有機溶媒たとえばエーテル、塩化メチレン等
で抽出することはで。
きない。
しかしこの生成物は安定であり、反応後反応容器内で2
日間室温で放置したのちも次ぎの反応になんら支障を与
えない。
日間室温で放置したのちも次ぎの反応になんら支障を与
えない。
次いで前記の反応生成物と0−フェニレンジアミンとを
、酸性条件上で好ましくはpHを3〜4に。
、酸性条件上で好ましくはpHを3〜4に。
保持しながら、70℃以上好ましくは90°C以上に加
熱攪拌しながら30分間以上反応させる。
熱攪拌しながら30分間以上反応させる。
反応終了後、混合物を室温まで冷却し、生成したスラリ
ーを沖過して生成物を集め、充分水洗したのち加熱乾燥
すると、目的物であるベンズイミダゾ・−ルー2−カル
バミン酸エステルが得られる。
ーを沖過して生成物を集め、充分水洗したのち加熱乾燥
すると、目的物であるベンズイミダゾ・−ルー2−カル
バミン酸エステルが得られる。
pHを調節するために使用する酸としてはたとえば塩酸
、燐酸、酢酸等が適している。
、燐酸、酢酸等が適している。
0−フェニレンジアミンはたとえば塩酸等の塩として水
溶液の状態で反応に供することができ、この場合pHを
調節するための酸の量は少なくてよい。
溶液の状態で反応に供することができ、この場合pHを
調節するための酸の量は少なくてよい。
pHが3〜4の範囲外の場合は収率が著しく低下する。
また反応時間は反応温度が低いほど長時間を要するが、
90℃以上の場合は一般に1時間以内で反応は完結する
。
90℃以上の場合は一般に1時間以内で反応は完結する
。
本方法により製造されるベンズイミダゾール−2−カル
バミン酸エステルの色相は用いる0−フェニレンジアミ
ンの着色程度によって左右されるが、灰白色ないし淡灰
褐色であり、形状は無定形微粉末の状態である。
バミン酸エステルの色相は用いる0−フェニレンジアミ
ンの着色程度によって左右されるが、灰白色ないし淡灰
褐色であり、形状は無定形微粉末の状態である。
本方法によれば、公知方法(と比して容易にしかも高純
度かつ高収率でベンズイミダゾールカルバミン酸エステ
ルを製造することができる。
度かつ高収率でベンズイミダゾールカルバミン酸エステ
ルを製造することができる。
下記実施例中の部は重量部を意味する。
実施例 1
ジシアンジアミド20.2部、炭酸カルシウム30.3
部及び水120部に、攪拌下に45〜55°Cでクロル
炭酸メチル50部を約2時間を要して滴下し、この温度
でさらに5時間反応を続けた。
部及び水120部に、攪拌下に45〜55°Cでクロル
炭酸メチル50部を約2時間を要して滴下し、この温度
でさらに5時間反応を続けた。
次いで混合物を室温に冷却したのち、0−フェニレンジ
アミン21.6部を加え、35%塩酸を加えてpHを3
に保持した。
アミン21.6部を加え、35%塩酸を加えてpHを3
に保持した。
混合物を90℃に加熱すると結晶が析出してくるが、さ
らに95〜98°Cで1時間反応を続けた。
らに95〜98°Cで1時間反応を続けた。
なおこの際35%塩酸を加えてpHを3〜4に保持した
。
。
反応が完結するとpHの変動は見られなくなる。
反応終了後、室温に冷却し、反応生成物を炉取し、充分
水洗し、80°Cで乾燥すると、ベンズイミダゾール−
2−カルバミン酸メチルエステル27.5部(理論値の
72%)が得られた。
水洗し、80°Cで乾燥すると、ベンズイミダゾール−
2−カルバミン酸メチルエステル27.5部(理論値の
72%)が得られた。
このものは融点280℃以上で、赤外線吸収スペクトル
は標品と一致した。
は標品と一致した。
実施例 2
ジシアンジアミド20.2部、炭酸バリウム59.2部
及び水120部に、攪拌下に45〜55°Cでクロル炭
酸エチル28.6部を約2時間装して滴下し、この温度
で5時間反応を続けた。
及び水120部に、攪拌下に45〜55°Cでクロル炭
酸エチル28.6部を約2時間装して滴下し、この温度
で5時間反応を続けた。
次いで混合物を室温(こ冷却したのち、0−フェニレン
ジアミン21.6部を加え、以下実施例1と同様に処理
して、ベンズイミダゾール−2−カルバミン酸エチルエ
ステル28.7部(理論値の70%)を得た。
ジアミン21.6部を加え、以下実施例1と同様に処理
して、ベンズイミダゾール−2−カルバミン酸エチルエ
ステル28.7部(理論値の70%)を得た。
このものは融点290℃以上で、赤外線吸収スペクトル
は標品と一致した。
は標品と一致した。
Claims (1)
- 1 ジシアンジアミドとクロル炭酸アルキルニス庫チル
とをアルカリ土類金属の炭酸塩の存在下に反応させて得
られる生成物を、0−フェニレンジアミンと酸性条件下
に反応させることを特徴とする、ベンズイミダゾール−
2−カルバミン酸エステルの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7929973A JPS5817191B2 (ja) | 1973-07-16 | 1973-07-16 | ベンズイミダゾ−ル −2− カルバミンサンエステル ノ セイホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7929973A JPS5817191B2 (ja) | 1973-07-16 | 1973-07-16 | ベンズイミダゾ−ル −2− カルバミンサンエステル ノ セイホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5030874A JPS5030874A (ja) | 1975-03-27 |
JPS5817191B2 true JPS5817191B2 (ja) | 1983-04-05 |
Family
ID=13685955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7929973A Expired JPS5817191B2 (ja) | 1973-07-16 | 1973-07-16 | ベンズイミダゾ−ル −2− カルバミンサンエステル ノ セイホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5817191B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5292992A (en) * | 1976-02-02 | 1977-08-04 | Shinsei Industries Co | Device for cutting and drawing inner surface bead of electroounite tube |
JPS543205A (en) * | 1977-06-10 | 1979-01-11 | Sony Corp | Method for cutting commutator |
-
1973
- 1973-07-16 JP JP7929973A patent/JPS5817191B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5030874A (ja) | 1975-03-27 |
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