JPS5816883Y2 - 高速走行に適したラジアルタイヤ - Google Patents

高速走行に適したラジアルタイヤ

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JPS5816883Y2
JPS5816883Y2 JP1978158288U JP15828878U JPS5816883Y2 JP S5816883 Y2 JPS5816883 Y2 JP S5816883Y2 JP 1978158288 U JP1978158288 U JP 1978158288U JP 15828878 U JP15828878 U JP 15828878U JP S5816883 Y2 JPS5816883 Y2 JP S5816883Y2
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JP
Japan
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ply
carcass
belt layer
folded
rubber
Prior art date
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Application number
JP1978158288U
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JPS5573405U (ja
Inventor
憲夫 鈴木
博詞 平川
徹二 田中
Original Assignee
株式会社ブリヂストン
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は金属コードを補強材とするベルト層を具えた
特に高速走行用ラジアルタイヤの改良に関するものであ
る。
高速走行用ラジアルタイヤのベルト層としては。
タイヤの周方向に対し小さい角度で金属コードを配列し
たフライにつきその両端部を折りたたんだ構造が、フラ
ンス国特許第1228241号明細書により提案されて
以来、種々の変形構造の開発もなされている。
ベルト層の折りたたみ構造の特徴は、所定の幅を有する
ベルトプライ(シート)の複数を単に重ね合せたものに
比べて、ベルト層両端部の周方向剛性が著しく高いため
、補強有効幅の点で有利となることにある。
しかし一方では折りたたみベルトプライの折り曲げ縁が
タイヤにとって最も苛酷な条件にさらされるトレッドの
両側縁に対応して位置するため走行時にその部分に作用
する過大な応力によって、金属コードの折曲げ位置に早
期疲労にもとづく破断が生じ易〜・。
折り曲げ位置における金属コードの早期疲労を軽減する
ための万策としては、もう一つの金属コードプライを幅
−ばいに抱き込ませて重ね合せ折り曲げ位置でこのだき
込んだプライの厚みだけ縁の曲率半径を大きくした構造
や、実開昭53−72307号公報のように、折りたた
みプライとして非常に細い金属コードをとくに適用して
上記のような別のプライを抱き込むことなく折り曲げ縁
の横断面曲率半径がプライの厚みに事実上等しくなるよ
うな、いわゆる180’密着折返し構造も知られている
上記方策の中、前者はベルト層としての剛性が高くなり
過ぎるため乗心地の点で好ましくなく、一方後者は、折
りたたみプライの折り曲げ縁にかえってこの部分の上記
曲率半径を極小にすることによって生じる残留応力が過
大になる不利があり、何れも予期した改善効果は得られ
難い。
この考案は、折りたたみベルトプライの曲げ返し位置に
おける応力を軽減することにより乗心地の面で優れたベ
ルト構造を具えたタイヤを提案するものである。
この考案はトロトド状のラジアルカーカスとカーカスの
外周に沿って延びるほぼ円筒状のトレッドおよびこれら
カーカス、トレッド間でトレッドの周方向に対し小角度
に傾斜配列した金属コードの複数プライからなるベルト
層をそなえyこのベルト層は折りたたまない第1プライ
に、この第1プライの金属コードに対し交差する方向に
コードを向けたベース部の両端区域をトレッド側比曲げ
返した折りたたみ部を有し、この曲げ返し位置でベルト
層の最大幅を限界する第2プライを重ねて、ラジアルカ
ーカスの外周へ第1.第2プライの順に積層したラジア
ルタイヤにお〜・て、上記第2プライが折りたたみ部を
その先端から曲げ返し位置に向い、プライに施したコー
ティングゴムでベース部と平行に密着させた主要部のほ
かに1曲げ返し位置の内側にコーティングゴムと同質の
ゴムフィラーを充満することによって積層ベルトプライ
の実質上の合計厚みの−に相当する曲げ半径をもち第1
プライの側端を覆ってカーカス側へふくらんだ肥大部を
そなえる□ことを特徴とする高速走行に適したラジアル
タイヤである。
以下図面にもとづき説明する。
第1図はこの考案によるベルト層部分の改良を横断面図
で示し、そして第2図はベルト層端部を1私大して詳細
を示した□。
第1図□において1はタイヤを示し、2はほぼ円筒状の
トレッド2、そしてこのトレッド2の端部3から□図で
は省略しているがタイヤの半径方向内向きにサイド部、
ビード部を有する。
なおタイヤ1の右手のみを示したがタイヤの赤道面0−
0に対し左右対称であるのは勿論である。
常法に従い両ビード部間にわたってインナーライナー4
で裏打ちされ、且つトロイダル状に延びるラジアルカー
カス5によってタイヤのボディを補強する。
ラジアルカーカス5はたとえば繊維コードにコーティン
グゴムな施した一または二以上のプライをトレッド2の
周方向(赤道面0−0)に対し実質上直交する向きのコ
ード角度で配列する0 ラジアルカーカス5の外周には、赤道面o−0に対し1
0’ 〜25° の程度に小角度で金属コードを傾斜
配列したプライの複数から成るベルト層6をトレッド2
0幅−ばいにわたって配置しトレッド2をかためる。
この考案において、ベルト層6はカーカス5の輪郭に沿
うが実質上真直ぐに円筒状をなして延びる折りたたまな
い第1プライ6−1とこの第1プライよりも広く両端区
域をトレッド2の側へ折りたたんだ第2プライ6−2と
から成るものとし、ラジアルカーカス上に順次第1.第
2プライと積層したものよりなる。
この場合第1プライ6−1と第2プライ6−2のベース
部7との間では、相互のコードが赤道面0−0に対しほ
ぼ同一角度で左右交差するようにする。
第2プライ6−2の折りたたみ部8は赤道面〇−〇に面
する先端eから両側へほぼ平行に延び。
このプライに施したコーティングゴムを介して密着した
主要部9とこのプライの曲げ返し位置においてラジアル
カーカス5の方へふくらんだ肥大部10より成り、折り
たたみ部80図における上面は、ベルト層6の全体の形
状に合致するように。
トレッド2に刻まれる溝gの底を横方向に結んだ仮想線
りとほぼ平行に延びる。
そして折りたたみ部8の上記上面は曲げ返し位置でその
ままラジアルカーカス5の方へ向い小さい曲率半径をも
って肥大部10を形成するものとする。
第2図に示すように肥大部10の厚みiは第11ライ6
−1と第2プライのベース部7および折りたたみ部8の
合計厚みにほぼ等しくシ、そのために曲げ返しの内部に
形成される空洞の内部に。
プライコード13に施したコーティングゴム14と同質
のゴムフィラー15を充満する。
肥大部10の幅jはその厚みiの1〜3倍が望ましい。
つまり肥大部10を形成するふくらみの曲げ半径は積層
ベルトプライの合計厚みのほぼ−に相当し、肥大部10
0幅は曲げ半径の2〜6倍に当る。
第2ブライ6−2の金属コード13に施こすコーティン
グゴム14は50係伸張時モジュラスが少くとも20
J/air−特に20係をこえて28−Xポまでが望ま
しく、従って肥大部内のゴムフィラー15も同様のモジ
ュラスの範囲を適用するものとする。
なお折りたたみ部80幅lはベルト層の最大幅をなす第
2プライの幅りの15〜40%の範囲であり、この実施
例のように第1及び第2プライに金属コード層を夫々一
枚適用する場合は、第2プライベース部7の露出部分が
中央区域に存在することどなる。
また第1図に示すように第2プライ肥犬部10の側方か
ら第1プライの端部にかげて隣接するコーティングゴム
14よりも低いモジュラスのクッションゴム12を適用
することを可とする。
この場合トレッドゴム11として好んで使用されるゴム
質よりもモジュラスが低(・ものがのぞましい。
第3図及び第4図は、べ耳ト層の第2プライに適用する
コード構造とそのコードの配置方向につ〜・て示す図で
ある。
第3図aにおいて、コード13を構成するストランド(
複数のフィラメントを撚り合せたものから成る)がZ撚
り即ち図において右上りの向きに撚ったコードを用いる
ときは。
コード13をS方向、即ち左上り(第3図R)方向に配
列し第3図Cに示す矢印方向に両端区域を折りたたむ。
一方コードにS撚りコードを使用する(第4図a)とき
はコード13′をZ方向に配列しく第4図b)矢印方向
へ折りたたむ(第4図C)。
このようにすると第21ライの肥大部においてコードの
構造上曲げ返しによって生じ勝ちな撚りの弛みを防止す
ることができベルト層の両端区域の剛性を有効に向上さ
せることができる。
かくしてこの考案になるタイヤは折りたたみタイプのベ
ルト層を具えたタイヤの特徴でアルベルト層両端区域の
剛性を損うことなくベルト層端部の肥大効果によってタ
イヤの乗り心地を改善すると共に、この種のベルト層に
生じ勝ちなベルト層端部のセパレーション故障を有効に
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す要部の断面図、第2図
は要部の拡大詳細図、第3図、第4図のa。 bおよびCは、金属コードの撚りと、第2ベルトプライ
のコード配列および曲げ返しの向きの関係を示した説明
図であ、ヤ。 2・・・・・・トレッド、5・・・・・・ラジアルカー
カス 6・・・・・・ベルト層、6−1・・・・・・第
1プライ、6−2・・・・・・第2プライ、7・・・・
・・ベース部、8・・・・・・折たたみ部、9・・・・
・・主要部、10・・・・・・肥大部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 l トロイド状のラジアルカーカスと、カーカスの外周
    に沿って延びるほぼ円筒状のトレッドおよびこれらカー
    カス、トレッド間でトレッドの周方向に対し小角度に傾
    斜配列した金属コードの複数フライから成るベルト層を
    そなえ、このベルト層は、折りたたまない第1プライに
    、この第1プライの金属コードに対して交差する方向に
    コードを向けたベース部の両端区域をトレッド側に曲げ
    返した折りたたみ部を有し、この曲げ返し位置でベルト
    層の最大幅を限界する第2プライを重ねて、ラジアルカ
    ーカスの外周へ第1.第2プライの順に積層したラジア
    ルタイヤにおいて、上記第2プライが折りたたみ部をそ
    の先端から曲げ返し位置に向い、プライに施したコーデ
    ィングゴムでペース部と平行に密着させた主要部のほか
    に1曲げ返し位置の内側にコーディングゴムと同質のゴ
    ムフィラーを充満することによって積層ベルトプライの
    実質上の合計厚みのTに相当する曲げ半径をもち第1プ
    ライの側端を覆ってカーカス側へふくらんだ、肥大部を
    そなえることを特徴とする高速走行に適したラジアルタ
    イヤ。 2 肥大部がその曲げ半径の2〜6倍に相当する幅を有
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のタイヤ。 3 ベルト層の第2プライに施されるコーティングゴム
    ならびにゴムフィラーの50条伸張時モジュラスが少く
    とも20 kgA−である実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のタイヤ。
JP1978158288U 1978-11-17 1978-11-17 高速走行に適したラジアルタイヤ Expired JPS5816883Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5573405U JPS5573405U (ja) 1980-05-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58113504U (ja) * 1982-01-29 1983-08-03 株式会社ブリヂストン 空気入りラジアルタイヤ
WO2019117010A1 (ja) * 2017-12-13 2019-06-20 株式会社ブリヂストン タイヤ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4865602A (ja) * 1971-12-15 1973-09-10
JPS4949306A (ja) * 1972-06-06 1974-05-13
JPS5060907A (ja) * 1973-10-04 1975-05-26

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