JPS58162219A - 乳頭カツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、乳頭カップ内の乳頭カップライナー、およ
び脈動真空およびミルク流送真空用の接続部、および乳
頭カップの内部とミルク流動ラインとの間の接続を開閉
するように配設された弁装置を具備する乳頭カップに関
する。

搾乳中に乳頭が離脱すると、その接続を閉じる複雑構造
の弁装置を有する乳頭カップが、例えばスウェーデン特
許明細書第１５９２５９号に記載されている。この弁は
乳頭カップの上部開口を通って外側まで延びるリボンに
よって制（３） 御される。乳頭カップの底部開口を閉鎖する弁本体はゴ
ム製の凹形円板から成り、この上に３つの円錐形らせん
状の弾性細帯部品が固定され、これらの細帯部品は乳頭
カップの下方部分のフランジ上に取り付けられている。

弁本体は、搾乳を開始するときは、乳頭カップの底部開
口から手で持ち上げられて離される。もし乳頭カップが
外れると５前記円板は直ちに乳頭カップの底部開口を閉
塞する。前記特許明細書において提案された型式の乳頭
カップは、ミルクの残部が弁装置のポケットに固着する
から好ましくな（）。

また英国特許明細書ＣＢ７３７，８３４号にはミルク流
動ライン内に吸引される多量の空気量を自動的にさえぎ
る弁装置を有する乳頭カップが記述されている。この弁
装置は、乳頭カップ内で垂直方向に作用し、かつその弁
体、ピストンはその下方部を弁座に当接する。ピストン
は、それを通る小孔を有する。この弁装置は、また弁座
から離れる方向にピストンを持ち上げるた（４） めの弾性装置を具備する。もし乳頭カップが搾乳中に脱
落すると、空気が急激に吹き込んで弁体はその弁座に押
し付けられてミルク流動ラインへの接続を閉じる。乳頭
カップが再び乳牛に取り付けられると、乳頭を取り巻く
区域は排気され、ピストンはばね力によって弁座から離
反されて搾乳作業が継続する。

前述の英国特許明細書から知られる乳頭カップは、しか
しながら、多数の欠点をもつ。この弁体はミルクの流れ
の中間に位置し該流れを妨げる。ミルクはピストンのカ
ップ形上方部分内に集収され、このカップがミルクで満
たされるまでは乳頭カップの壁とピストンとの間の空所
をミルクが通流する。もしピストンを貫通する孔が塞が
れると、弁装置はもはや自動的に開かない。ピストンお
よびばねはそれらの形状のために清浄にすることが極め
て困難であるから、搾乳を行った後の平常の清浄作業は
このような乳頭カップにおいては極めて困難になる。

この発明によれば、弁装置を、弁体が乳頭カップとミル
ク流動ラインとの間の接続が開かれる位置にあるときは
ミルクの通流が妨げられないように配置することを主た
る特徴とする新規の乳頭カップが提案される。乳頭カッ
プは接続部の面積と少くとも同一の面積が弁体を通流す
るときにミルクに与えられるように設計された利点をも
つ。即ち、流れを抑止するたびに搾乳作業を妨げる真空
の変動が生ずるから、乳頭カップ内のミルクに対し自由
な流れを与えることが極めて大切なことである。

この提案した乳頭カップにおいて、弁ハウジングは乳頭
カップライナーから成る。これは合体取り付けなければ
ならない複雑な別個の部品を有しない単純な設計である
ことを意味する。

弁装置は、乳頭カップの内部とミルク流動ラインとの間
の真空の調節を実施したのちに上記の接続を開くように
配置された利点をもつ。ミルク流送真空自身は接続を開
かせるから、自動開口を行うために真空を用いることは
、弁装置の確実な機能を意味する。乳頭カップ内部とミ
ルク流動ラインとの間の真空の調節は、弁体と弁座との
間の緊締表面に小さい通路を介して行う。もち論、この
通路を別個の接続部として配置することもできるが、も
しこの通路が前記緊締表面に配置されれば、所望の開口
を常に実施させる自己すすぎ効果が得られる。

この弁体は、乳頭カップライナー或は乳頭カップの一部
分から成る円形弁座に対して当接するように配置された
球形部分をもつように設計された利点をもつ。−好適実
施例において、弁体はボールから成り、かつ弁座はミル
ク流動ラインへの接続部から成る。ボールの形をもつ弁
体は、衛生上の見地から大きい利点をもつことが考えら
れる。

ミルクの所望の自由流れを得るために、弁体が接続開口
位置にあるとき乳頭カップライナー内に弁体用の空所が
設けられる。この空所は接続部の下方に位置する。

所望の開口を得るために、乳頭カップは、弁体の開口方
向に働く力の作用を受けて、接続が開かれる位置への弁
体の運動が実施されるように設計される。この力は例え
ば重力或は磁力を利用できる。

ミルクの自由流を確保するために、ミルク流動ラインの
接続部は乳頭カップを通る縦方向ラインに対し一つの角
度をもって配置される。もち論、弁を手動で開閉するよ
うに配置することも可能である。

この発明による乳頭カップの２つの実施例を示す附図の
第１図および第２図を参照しつつ以下にこの発明の詳細
な説明する。

第１図に示す乳頭カップ１はケーシング２を含み、この
ケーシング内にライナー３が形成されている。この乳頭
カップはさらに脈動真空およびミルク流動ライン（ミル
ク流送真空）への接続部４，５を有する。乳頭カップの
底部には、ボール６の形状をもつ弁装置が配設され、こ
の弁は閉鎖位置においてミルク流動ラインへの接続部５
の形状の弁座と当接する。弁が乳頭カップの内部７とミ
ルク流動ラインとの間の接続を閉鎖する位置において、
ボールは図において破線で示す位置をとる。ボール６と
弁座との間には通路８が設けられ、該通路は、接続部内
の溝から成る。接続部５の下方には、法用のライナー内
に空所が設けられる。このライナーは接続部の上方に小
突起を具備する。これらの突起９は、もし乳頭カップが
倒立状態になったときは乳頭カップからボールが脱落す
るのを妨げる。

乳頭カップの底部には、可動の底板１０が設けられる。

小さいハンドル１１を具備するこの底板はその上部に脚
部１２を担持する。

搾乳機が始動される場合、ミルク流動ラインは静止パイ
プラインに接続され、このラインは真空ポンプに接続さ
れる。ボール６は、ミルク流動ライン内に真空があられ
れると直ちに、接続部に向けて吸着され、かつ大気がミ
ルク流動ライン内へ吸引されるのは通路８を通じてのみ
行われる。搾乳者は乳頭カップを乳頭に取り付け、乳頭
の下方の場所は、通路８を通して直ちに排気されるから
、搾乳真空への調節が乳頭カップ内部において得られる
。次にボール６は乳頭カップの底部に落下し、ミルクは
ミルク流動ラインから流送される。搾乳作業中、ボール
は乳頭カップの底部上にイ本止するが、何かの理由で乳
頭カップが搾乳作業中に乳頭カップから脱落すると、ボ
ールは直ちにミルク流動ラインへの接続を閉鎖し、これ
によって空気や塵埃のような異物がミルク内に吸引され
るのが防止できる。乳頭カップに設げられた諸突起は、
乳頭カップの上部開口からボールが抜は落ちるのを確実
に防護する。

第２図に示す乳頭カップは、同様にボール６′の形状の
弁体をもつが、この場合は、開口方向へのボールの運動
は磁石１３の作用を受けて実施される。ボール６′は、
前述のように、ミルク流動ライン内に真空があられれる
と接続部５′に吸引される。乳頭カップが乳頭に取り付
けられると、乳頭カップの内部とミルク流動ラインとの
間の真空の調節が実施され、ボールは磁力によって弁座
から引き離される。もし乳頭カップが搾乳作業中に脱落
すると、空気が乳頭カップ内に急激に吹き込んで乳頭カ
ップ内の擾乱が著るしくなってボールへの磁気影響力が
減少してボールは接続部に吸着される。乳頭カップのこ
の設計によって、接続部上方に肉厚部分をもつ乳頭カッ
プライナーを提供することによって乳頭カップからボー
ルが抜は落ちるのを妨ぐことかできる。以上２種類の提
案乳頭カップの設計例において、ミルク流動ラインへの
接続部は、脈動真空ラインの下方に位置しかつ乳頭カッ
プの縦方向ラインと直角に延びる。もち論、もし適切と
判断されれば他の成る角度を与えることもできる。

第１図による乳頭カップの可動底板１０は、搾乳作業中
にこの図に示すように配置される。

搾乳作業が終了すると、清浄作業が開始され、底板は、
小突起が接続部５の開口の外側に位置するように移動さ
れる。これは、清浄流体が乳頭カップ内に注入されても
、ボールが接続部の開口を閉鎖できないことを意味する
。閉鎖は、適切な方法で清浄作業を行うことができない
ことを意味する。接続部の開口を覆うように延びる円板
に突起を交換することによって、この接続の強制閉鎖を
得ることが可能である。

上述したこの発明の実施例において、弁体はボールの形
態をもつ。もち論、例えば乳頭カップから突出する延長
部を有するピストン形部材のような成る種の他の形態の
弁体を用いることもできる。弁体は、大気圧と乳頭カッ
プ内の圧力との間の圧力差が弁体重量よりも大きいこと
による弁体およびその延長部に作用する扛起力による真
空の調節後に弁座から持ち上げられる。

もし乳頭カップが脱落すれば、両者の圧力状態が等しく
なり、従って弁体は落下して乳頭カップの内部とミルク
流動ラインとの間の接続を閉鎖する。この装置を用いる
ことによって、もし望むならば弁体の延長部によって手
動で乳頭カップとミルク流動ラインとの間の接続を閉じ
ることが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明による乳頭カップの２つ
の実施例それぞれを示す縦断面図である。 １．１′・・・・・・乳頭カップ ２・・・・・・ケーシング ３・・・・・・ライナー ４　、５　、５’・・・・・・接続部 ６．６′・・・・・・ボール ７・・・・・・乳頭カップ内部 ８・・・・・・通路 ９・・・・・・突起 １０・・・・・・底板 １１・・・・・・ハンドル １２・・・・・・脚部 １３・・・・・・磁石 特許出願人 アルファーラヴアル　アクツイエボラーグ図面の浄書（
内容に変更なし） １ Ｆｉ’ｇ、１ Ｆｉｇ、２ 手続補正書　（自発） 昭和５８年　４月１２日 特許庁長官　殿 １、事件の表示　昭和５８年　特許願　第３４６７７号
２、発明の名称 乳頭カップ ３、補正をする者 事件との関係　　　出願人 アルファーラヴアル　アクツイエボラーグ４、代理人 住　所　　東京都港区赤坂１丁目９番２０号第１６興和
ビル８階 氏名　弁理士（７０２１）若林　忠 電話（５８５）１８８２ ５、補正の対象 代理権を証明する書面、願書の出願人の代表者の欄及び
図面。 ６補正の内容 （１）願書の出願人の代表者の欄を別紙の通り補正する
。 （２）委任状及び同訳文各１通を提出する。 （３）正式図面を別紙の通り提出する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　搾乳機用の乳頭カップにおいて、４番奈轟工美率−
   −−乳頭カツブ内にライナー（３）、および脈動真空お
   よびミルク流送真空用それぞれの接続部（４，５）、お
   よび乳頭カップとミルク流動ラインとの間の接続を開、
   閉するように配置された弁装置を具備し、弁装置が、弁
   体（６）が接続部が開かれた位置にあるときミルクの通
   流が妨げられないように配置されることを特徴とする乳
   頭カップ。 ２　弁体をミルクが通過するとき、ミルク流動ラインへ
   の接続部（５）の断面積と少くとも同一の面積がミルク
   に与えられることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の乳頭カップ。 ３、　弁ハウジングが乳頭カップライナーから成ること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項或′は第２項記載の
   乳頭カップ。 ４　弁装置が、弁体と弁座との間の緊締表面内の小通路
   （８）を介して実施される真空の調節後に乳頭カップの
   内部とミルク流動ラインとの間の接続を開くように配置
   されることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の乳
   頭カップ。 ５　弁体が、球形部品、例えばボールに設計され、該部
   品が接続が閉錯されたときの位置において、ミルク流動
   ラインへの続接部（５）から成る弁座と当接することを
   特徴とする特許請求の範囲第３項記載の乳頭カップ。 ６　弁体が開口位置にあるとき、乳頭ライチ内に弁体用
   の空所が設けられることを特徴とする特許請求の範囲の
   上記各項のいずれか１項記載の乳頭カップ。 ７　前記空所が接続部の下方に配置されることを特徴と
   する特許請求の範囲第６項記載の乳頭カップ。 ８　前記空所への弁体の運動が、例えば重力のような弁
   体の開口方向に作用する力の作用を受けて行われること
   を特徴とする特許請求の範囲第６項記載の乳頭カップ。 ９　弁が、手動で開口および／または閉鎖されることを
   特徴とする特許請求の範囲上記各項のいずれか１項記載
   の乳頭カップ。 １０、ミルク流動ラインへの接続部（５）が乳頭カップ
   を通る縦方向の線に対し一つのｐｆＩｉもって配置され
   ることを特徴とする特許請求の上記各項のいずれか１項
   記載の乳頭カップ。