JPS5815545A - ヒ−トシ−ル性樹脂組成物 - Google Patents

ヒ−トシ−ル性樹脂組成物

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JPS5815545A
JPS5815545A JP11332381A JP11332381A JPS5815545A JP S5815545 A JPS5815545 A JP S5815545A JP 11332381 A JP11332381 A JP 11332381A JP 11332381 A JP11332381 A JP 11332381A JP S5815545 A JPS5815545 A JP S5815545A
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lid material
weight
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JP11332381A
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Mikio Katagiri
片桐 幹夫
Kunie Hiroshige
広重 国衛
Yoshitaka Hironaka
広中 芳孝
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Mitsui Polychemicals Co Ltd
Dow Mitsui Polychemicals Co Ltd
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Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
Mitsui Polychemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒートシール性樹脂組成物に関する。
更に詳しくは、押出成形によってヒートシール層の形成
が容易なヒートシール性樹脂組成物に関する。
近年、発泡ポリスチレンシートまたはこれに耐衝撃性ポ
リスチレンフィルムを貼合せたもの、耐衝撃性ポリスチ
レンシート、ポリエチレンラミネート紙力とを素材とす
るカップ入シ即席めん類やしるこなどの容器が大量に用
いられている。これらの容器の蓋材としては、ポリエチ
レンで紙とアルミニウム箔とを貼合せた複合基材に、ア
クリル系ラッカーによって代表されるヒートシール性ラ
ッカーをヒートシール剤としてコーティングしたものが
一般に用いられている。
この場合、まずアルミニウム箔の一面にアクリルラッカ
ーをコーティングして乾燥させ、その他面に押出コーテ
イング機を用いて溶融押出したポリエチレンを接着剤層
として紙を貼合せる方法でそれの製造が行われている。
しかしながら、このようガ製造法においては、単体の薄
いアルミニウム箔にヒートシール性ラッカーをコーティ
ングするため、アルミニウム箔がある一定以上の強度を
有していないと、コーティング加工時に切断したり、し
わを発生させたりするという問題が生ずる。
従って、こうした問題を避け、コーティング加工適性を
保つためには、容器の内容物保繰のため必要とされる厚
さ以上のJWみを有するアルミニウム箔を必要としてお
り、省資源、省コストの点からそれの改善が重着れてい
る。更に、蓋材にコーティングされるヒートシール性ラ
ッカーは、耐熱水性および耐熱水蒸気性の点に問題があ
り、例えばカップ入り即席めん類の容器に熱湯を注ぎ、
乾燥めん類が膨潤する迄数分間程度放置する間に、熱水
蒸気によってラッカーコート面が白く着色変化する現象
(白化現象)がみられ、これは容器等の安全性に問題が
あるのではないかという疑問を消費者に抱かせるなどの
問題を有している。
本発明者らは、例えばカップ入υ即席めん類容器の蓋材
のヒートシール剤として用いた場合にこのよう々問題を
生じさせないヒートシール性樹脂組成物を求めて種々検
討の結果、特定のエチレン系重合体の混合物と粘着付与
剤との樹脂組成物が、このような目的に十分適合し得る
ことを見出した。
従って、本発明はヒートシール性樹脂組成物に係り、こ
の樹脂組成物は、G−)密度091〜094g/ctn
”のポリエチレン約20〜80重量%、(b)エチレン
とビニルエステル1だは不飽和カルボン酸エステルとの
共重合体約15〜75重量%(ただし、該共重合体の添
加Bitをα161%、また該共重合体中のビニルエス
テルまたは不飽・和カルボン酸エステルの共1合割合を
1重寸%としたとき、αXβの値は100〜400の範
囲内でなければならない)および(C)粘着伺与剤約5
〜30重量%を均一に溶融混合してなる。
樹脂組成物の(1)成分として用いられるポリエチレン
は、その密度(ASTM準拠、23°C測定)が091
〜0.94 g/にnLの範囲内のものであれば、その
製造方法を問わない。ただし、押出加工特性の上からは
、メルトインデックス(190℃)が約1〜150の範
囲内にあることが好寸しい。また、このポリエチレンは
、このような密度を有する限り、エチレンの単独重合体
のみならず、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、
ヘキセン−1、オクテン−1,3−メチルブテン−1,
43−ジメチルブテン−1,4−メチルペンテン−1な
どのα−オレフィンとの共1合体であってもよい。
(b)成分のエチレン共重合体中のビニルエステルとし
ては、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどが用
いられ、寸だ不飽和カルボン酸エステルとしては、例え
ばアクリル酸またはメタクリル酸のメチル、エチル、n
−ブチル、イソブチルエステルなどが用いられ、これら
の共jト量体成分はエチレン共重合体中に約3〜20重
階%の割合で共重合されていることが望ましい。
(c)成分として用いられる粘着付与剤としては、脂肪
族系炭化水素樹脂、脂肪族系炭化水素樹脂、芳香族系炭
化水素樹脂、ポリテルペン系樹脂、ロジン類、スチレン
系樹脂などが挙げられる。
脂肪族系炭化水素樹脂の例としては、ブテン−1、イソ
ブチレン、ブタジェン、113−ペンタジェン々どのC
−Cモノ捷たけジオレフィンを主成4    5 5− 分とする重合体などが挙げられる。脂肪族系炭化水素樹
脂の例としては、スペントC4ルC5留分中のジエン成
分を環化二量体化後重合させた樹脂、シクロペンタジェ
ンなどの環状上ツマ−を重合させた樹脂、芳香族系炭化
水素樹脂を核内水添した樹脂などが挙げられる。芳香族
系炭化水素樹脂の例としては、ビニルトルエン、インデ
ン、α−メチルスチレンなどの09ビニル芳香族炭化水
素を主成分とした樹脂などが挙げられる。ポリテルペン
系樹脂の例としては、α−ピネン重合体、β−ピネン重
合体、ジペンテン重合体、テルペン−フェノール共重合
体、α−ピネン−フェノール共重合体などが挙げられる
。ロジン類の例としては、ロジン、重合ロジン、水添ロ
ジン、ロジングリセリンエステルおよびその水添物また
は重合物、ロジンペンタエリスリトールエステルおよび
その水添物または重合物などが挙げられる。また、スチ
レン系樹脂の例としては、スチレン系単量体の重合体、
スチレン−オレフィン共重合体、ビニルトルエン−α−
メチルスチレン共重合体などが挙げられる。これらの各
種粘着付与剤の中では、色調、臭気などの点から、特に
脂肪族系炭化水素樹脂、lii¥項状系炭化水素樹脂が
好ましい。
これらのG)成分、(b)成分および(c)成分よシな
る樹脂組成物において、(a)成分は約20〜80市川
%、(b)成分は約15〜75重1%、そして(C)成
分は約5〜30屯け%の割合で混合して用いられる。
(a)成分が約20%以下では、ヒートシール層を形成
させたときその耐熱水性、耐熱水蒸気性および耐油性が
十分でなく、−土だ約80%より多く用いるとヒートシ
ール強度の低下がみられる。(b)成分が約15%以下
のときもヒートシール強度が低く、また約75%より多
く用いるとヒートシール層の各種耐熱性が損われるので
好ましくない。更に、(c)成分が約5%以下でもヒー
トシール強度が低く、また約30%よシ多く用いると樹
脂組成物のブロッキングが著しくなシ、ペレット化が困
難となる。
前記(b)成分エチレン共重合体は、このように樹脂組
成物中に約15〜1′25重量%の割合で添加されるが
、形成されるヒートシール層の耐熱水性、耐熱水蒸気性
および耐油耐熱水蒸気性の点から、共重合体中の前記共
単量体の共重合割合との関係で、その割合についても更
に制約される。即ち、この共重合体の樹脂組成物中の添
加凰を約ユ5型骨%以上約75重1%以下のα重量%、
またこの共重合体中のビニルエステルまたは不飽和カル
ボン酸エステルの共1合割合を約3〜20重量%の範囲
内のβ重量%としたとき、α×βの値が100〜400
の範囲内でなければならない。この値が100より小さ
いとヒートシール強度が低く、また400以上になると
、上記の如きヒートシール層に求められている各種の耐
熱的な性質が損われるようになるからである。
本発明に係るヒートシール性樹脂組成物は、前記(a)
〜(c)成分の均一溶融混合物よりなシ、良好な押出加
工性を有しているが、その方n工性を更に高めるために
、(d)成分として加工性改良剤を添加することが好ま
しく、かかる加工性改良剤として飽和または不飽和の脂
肪酸アミド、飽和または不飽和の脂肪酸ビスアミド、ポ
リアルキレングリコール、水添ひまL hbまたは無機
質粉末などの1種または2種以上が用いられる。
脂肪酸アミドとしては、C8〜C22の飽和直鎖脂肪酸
またはモノ不飽和脂肪酸のアミドが好ましく、具体的に
はパルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、ベヘニン
酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミドまたはこ
れらの混合物などが好んで用いられる。また、脂肪酸ア
ミドとして、オレイルパルミトアミド、ステアリルエル
カミドの如き2級アミドを用いることもできる。脂肪酸
ビスアミドとしては、C8〜C22のN、W−メチレン
ビスアミドまたはN、 N’−エチレンビスアミドを主
体とするもので、その中でステアリン酸、ベヘニン酸、
オレイン酸、エルカ酸などのメチレンビスアミドまたは
ステアリン酸、オレイン酸、エルカ酸などのエチレンビ
スアミドが好んで用いられる。加工性改良剤としては、
これ以外にポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコールなどのポリアルキレングリコール;水添ひまし
油;シリカ、タルクなどの無機質粉末などが用いられる
これらの加工性改良剤は、本発明に係る樹脂組成物ペレ
ットのブロッキングを防止し、押出加工時における押出
物同士のブロッキングあるいは金属ロールとのスティッ
クを防止し、更に巻戻し、スリット、製袋、打抜き、充
填などのその後の加工工程における作業性の点から要求
される滑シ性、アンチブロック性を付与し、しかもこの
樹脂組成物のヒートシール性を阻害させない。加工性改
良剤の配合割合としては、一般に樹脂組成物重量に対し
てシリカによって代表される無機質粉末は約01〜3%
、それ以外のものでは約003〜1%程度の範囲が適当
である。
樹脂組成物の調製は、前記各成分を同時にまたは逐次的
に混合することにより行われる。混合方法としては、単
軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサ−1・各種ニ
ーダ−などを用いて、均一に溶融混合する方法が好まし
く、その混合順序には特に制限がない。溶融混合された
樹脂組成物は、約1〜150(190℃)の範囲のメル
トインデックスを有することが好ましい。メルトインデ
ックスが約1以下では、樹脂の粘度が高すぎて樹脂圧力
が上がり、またモーターの負荷も太きくなって押出成形
性に難をきたし、またグイから出た溶融フィルムなどの
延展性にも問題を生じる。一方、メルトインデックスが
約150以上になると、溶融フィルム彦どが不安定とな
シ、成形加工性に問題がみられるようになる。
本発明に係る樹脂組成物は、押出成形加工方法、例えば
インフレーションフィルム成形、キャストフィルム成形
、押出コーティング成形などの加工方法に好適に利用さ
れる。これらの成形方法においては、本発明樹脂組成物
を共押出法の一層成分とすることもできる。このように
して押出成形加工された樹脂組成物は、ヒートシール性
の点ですぐれているので、その性質を利用して種々の用
途に利用することができる。
それの具体的な一つの用途として、カップ入り即席めん
類容器の蓋材への利用が挙げられる。この場合、印刷し
た紙基材とアルミニウム箔とを押出コーティング成形機
を用いて溶融ポリエチレンでサンドウィッチラミネーシ
ョンして貼合せ、更にこのラミネートのアルミニウム箔
面にアンカーコート処理を施した後、そこに低密度ポリ
エチレンを押出コーティングし、このようにして得られ
た複合基材のポリエチレン面に本発明に係る樹脂組成物
を押出コーティングして、前記容器の蓋材を作ることが
できる。あるいは、上記ラミネートのアルミニウム箔ア
ンカーコート処理面に、予めインフレーションフィルム
成形法やキャストフィルム成形法によって作成しておい
た本発明樹脂組成物のフィルムを、押出コーティング成
形機を用いて溶融ポリエチレンでサンドウィッチラミネ
ーションして貼合せてもよい。更には捷た、上記ラミネ
ートのアルミニウム箔アンカーコート処理面に、本発明
樹脂組成物と低密度ポリエチレンとを共押出しし、その
際低密度ポリエチレン層が前記アルミニウム箔面に接合
されるように共押出コーティングしてもよい。これらの
方法では、押出コーティング成形機が用いられているが
、この他にも前記ラミネートのアルミニウム箔面と予め
作成された本発明樹脂組成物フィルムを、ウレタン系接
着剤などを用いてドライラミネーションする方法などを
採用することもできる。
例えばこれらの方法で作成された蓋材は、紙とアルミニ
ウム箔とを予めポリエチレンでサンドウィッチラミネー
ションした上で、そのアルミニウム箔上に適当な方法で
本発明に係る樹脂組成物からなるヒートシール層を形成
させているので、従来ノヒートシール性ラッカーをヒー
トシール剤ニ用いた蓋材のように、ラッカーのコーティ
ング加工のために厚手のアルミニウム箔を使用する(各
実施例および比較例1参照)といった無駄がなく、容器
の内容物の保護機能や腰の強さの点から要求される最小
限の厚さのアルミニウム箔を使用することができ、省資
源および省コストの面での大きな改善が図れる。なお、
このようにしてヒートシール層が形成される蓋材は、こ
れらの複合基材に限定されるものではなく、冒頭に記載
した各種材料から作られるカップ入り即席めん類容器の
蓋材として使用されるものであれば、その材料の種類に
よらない。
また、このような蓋材をカップ入り即席めん類容器など
に用いた場合、ヒートシール性の点ですぐれているばか
シではなく、それの使用状態で必然的に触れる熱湯や熱
水蒸気などと接触しても、ヒートシール剤層からなる蓋
材裏面に白化現象などがみられず、耐油性も良好なので
、消費者に容器自体の安全性について疑問を生ぜしめる
ようなこともがい。
更に、本発明に係る樹脂組成物をヒートシール層に用い
た複合フィルムを、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリエステルなどのブロー成形、インジェ
クション成形またはインジェクションプロー成形などに
よるボトル、カップ、トレーなどの容器、ポリエチレン
その他の樹脂のコート紙のカップ。トレーなどの容器、
ポリアミド、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニルなどを含む単層あるいは複層のフィルム、シート
の真空成形、圧空成形または深絞り成形などによる各種
の容器などの蓋材として用いることもできる。この場合
にも、耐熱性、耐熱水蒸気性、耐油性にすぐれた特性を
示すと同時に、内容物保護性の点でもすぐれ、実用上要
求されるシール強度を保持しつつ、開封が容易でかつ開
封部にシール層形成樹脂の断片を残存させないといった
包装材料として非常にすぐれた性質を示す。
このような蓋材としての用途としては、例えばヨーグル
ト、プリン、みつ豆、サワー、豆腐、乳酸飲料などの液
体包装、チョコレート、ビスケット、クツキー、和菓子
などの菓子包装、ハム、ソーセージ、ベーコン、精肉な
どの食肉製品の包装、その他の食品包装、粉末、顆粒、
錠剤状の薬品包装、注射器、輸血セット、その他の医療
器具包装などが挙げられるが、勿論これらに限定される
ものではない。
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1 ポリエチレン(密度α923′gμ、メルトインデック
ス4 g/l 0分) 42.5部(M量、以下同じ)
、エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量6
型唯%、タルトインデックス’7.9/10 分)42
.5部および粘着付与剤としての脂肪族系炭化水素樹脂
(環球法軟化点115℃)150部の混合物にエルカ酸
アミドα2重量部を添加し、単軸押出機を用い、樹脂温
度が150℃の条件下で溶融混合してペレットとした。
この組成物ベレットを、65龍径の押出機によって、シ
リンダー先端温度250℃の条件下にTダイより溶融押
出しし、予め作成されていた剪坪量75 g/m2) 
/ポリエチレンフィルム(厚さ20μ)/アルミニウム
箔(厚さ9μ)/ポリエチレンフィルム(厚さ20μ)
複合基材のポリエチレンフィルム面に対して、加工速度
8 、Om7%、コート厚さ30μの条件で押出コーテ
ィング加工を行なった。
得られたラミネートヲ、カップラーメン容器用発泡ポリ
スチレンの短冊状試料に対して、ヒートシーラーを用い
て温度130℃、100℃または160℃、時間1秒間
、圧力3kg/σの条件下でヒートシールしてそのヒー
トシール強度を測定した。得られた結果は、後記光に示
される。
次に、このラミネート全発泡ポリスチレン製のカップラ
ーメン容器にアイロンを用いてヒートシールした。この
ようにしてヒートシールされた容器の蓋の一部を十分に
冷却した後に剥がし、その開封部より沸騰水を容器の蓋
下5銘の所迄注ぎ、開封部の蓋材を元に戻して蓋をし、
5分間放置した。その後、蓋材を容器から剥がし、その
剥離窓を調べると共に、ヒートシールされた蓋材の裏匍
1の状態を観察した。剥離窓については、蓋材のヒート
シール強度は熱水充填後においても十分に保持され、か
つ剥離強度があまり太きすぎることもなく、適当である
ことが判った。また、ヒートシールされた蓋材の裏面の
状態にも伺ら変化が認められず、この蓋材基材は耐熱水
蒸気性の点でも問題がないことが判った。
更に、ラミネートの樹脂組成物コーテイング面に、直径
lOαの円形状にサラダ油を塗布し、このサラダhl+
塗布部分が直径15σの開口縁部を有する発泡ポリスチ
レン容器に触れないようにして、アイロンを用いてヒー
トシールした。このヒートシールされた容器について、
上記と同様の沸騰水充填処理を行なったが、蓋材裏面の
サラダ油塗布部には何らの゛変化も認められず、この蓋
材基材は耐油耐熱水蒸気性の点でもすぐれていることが
判った。
このような結果から、本発明に係る樹脂組成物をヒート
シール層とする基材は、カップラーメン々どを主体とす
る乾燥食品の容器の蓋材として、十分なるヒートシール
強度を有しているといえる。
実施例2 実施例1において、ポリエチレン’e 65 W、f:
たエチレン−酢酸ビニル共重合体を20部に変えた以外
は全く同様にして組成物ベレットヲ調製し、更に複合基
材への押出コーティングを行なった。
得られたラミネートのカップラーメン容器用発泡ポリス
チレンに対するヒートシール強度を測定し、その結果を
後記の表に示した。
また、実施例1と同様に、ヒートシールされた蓋材の剥
離窓、耐熱水蒸気性および耐油耐熱水蒸気性についても
それぞれ調べたが、いずれの点でもすぐれていた。
実施例3 ポリエチレン(密度α923 (1/lyn”、メルト
イ15 g/l 0分925部および粘着付与剤として
の脂環状系炭化水素樹脂(環球法軟化点115℃)15
部の混合物に、オレイン酸アミド01部、ステアリン酸
アミド0.1部およびシリカ0.5部を添加し、単軸押
出機を用い、樹脂温度が150℃の条件下で溶融混合し
てベレットとした。
この組成物ベンツ)k用い、実施例1と同様に複合基材
への押出コーティングを行なった。得られたラミネート
のカップラーメン容器用発泡ポリスチレンに対するヒー
トシール強度を測定し、その結果を後記表に示した。
また、実施例1と同様に、ヒートシールされた蓋材の剥
離風、耐熱水蒸気性および耐油耐熱水蒸気性についても
それぞれ調べたが、いずれの点でもすぐれていた。
実施例4 ポリエチレン(密度α92397α3、メルトインデッ
クス4g/10分925部、エチレン−酢酸ビニル共重
合体(酢酸ビニル含有量6重量%、メルトインデックス
7 g/l 0分)45部および粘着付与剤としての脂
肪族系炭化水素樹脂(環球法軟化点100’C)30部
の1混合物に、オレイン酸アミドα4部およびポリエチ
レングリコールα1部を添加し、単軸押出機を用い樹脂
温度が150℃の条件下で溶融混合してベレットとした
この組成物ペレットヲ用い、実施例1と同様に複合基材
への押出コーティングを行なった。得られたラミオート
のカップラーメン容器用発泡ポリスチレンに対するヒー
トシール強度を測定し、その結果金後記表に示した。
また、実施例1と同様に、ヒートシールされた蓋材の剥
離風、耐熱水蒸気性および耐油耐熱水蒸気性についても
それぞれ調べたが、いずれの点でもすぐれていた。
実施例5 ポリエチレン(密度0923 gl””、メルトインデ
ックス4.9710分)70部、エチレン−アクリル酸
エチル共重合体(アクリル酸エチル含有fiilB重量
%、メルトインデックス6 g/l 0分)15部およ
び粘着付与剤として脂環状系炭化水素樹脂(環球法軟化
点115℃)15部の混合物にエルカ酸アミド02部を
添加し、単軸押出機を用いて樹脂温度が150℃の条件
下で溶融混合してベレットとした。
この組成物ベレットを用い、実施例1と同様に複合基材
への押出コーティングを行なった。得られたラミネート
のカップラーメン容器用発泡ポリスチレンに対するヒー
トシール強度を測定し、その結果を後記表に示した。
また、実施例1と同様に、ヒートシールされた蓋材の剥
離風、耐熱水蒸気性および耐油耐熱水蒸気性についても
それぞれ調べたが、いずれの点でもすぐれていた。
比較例1 紙(坪量75 El/m 、) /ポリエチレンフィル
ムラミネートのカップラーメン容器用ポリスチレンに対
するヒートシール強度を測定し、得られた結果を後記表
に示した。
また、実施例1と同様に、ヒートシールされた蓋材の耐
熱水蒸気性および耐油耐熱水蒸気性についてそれぞれ調
べたところ、いずれもヒートシールされた蓋材の裏面に
は水滴の跡のような白化模様が形成されていた。
比較例2 ポリエチレン(密度α923 (1/am”、メルトイ
ンデックス4g/No分)40部、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(酢酸ビニル含有量19重量%、メルトイン
デックス159710分)45部および粘着付与剤とし
ての脂肪族系炭化水素樹脂(環球法軟化点115℃)1
5部の混合物に、エルカ酸アミド0.2部およびステア
リン酸アミドα1部を添加し、単軸押出機を用い、樹脂
温度が150°Cの条件下で溶融混合してベレットとし
た。
この組成物ベレットを用い、実施例1と同様に複合基材
への押出コーティングを行なった。得られたラミー+−
上のカップラーメン容器用発泡ポリスチレンに対するヒ
ートシール強度を測定し、その結果を後記表に示した。
また、実施例1と同様に、ヒートシールされた蓋材の1
耐熱水蒸気性および1制曲酊熱水蒸気性についてもそれ
ぞれ調べたが、111I−1熱水蒸気性の点では問題は
みられなかったものの、耐油耐熱水蒸気性の点ではヒー
トシールされた蓋材の裏面に水滴の跡のような白化模様
が形成されていた。従って、このような樹脂組成物をヒ
ートシール層とする基材は、カップラーメンがどのMJ
+脂分を含む食品の容器の蓋材として用いるには、ヒー
トシール強度および耐熱水蒸気性の点で満足されても、
耐油耐熱水蒸気性の点で満足されないため、適当とはい
えない。
比較例3 ポリエグーレン(密度α9239/2”、メルトインデ
ックス49710分)85部および粘着付与剤としての
脂肪族系炭化水素樹脂(環球法軟化点]15℃)15部
の混合物に、エルカ酸アミドα2部を添加し、単軸押出
機を用い、樹脂温度が150℃の条件下で溶融混合し、
ベレットとじた。
この組成物ベレットを用い、実施例1と同様に複合基材
への押出コーティングを行なった。得られたラミネート
のカップラーメン容器用発泡ポリスチレンに対するヒー
トシール強度を測定し、その結果を次の表に示したが、
ヒートシール強度が低く、カップラーメン容器の蓋材と
して用いるKは適当とはいえ々い。
以下余白 実施例1    831 1051  1231実施例
2    69B    ’i’64  1140実施
例3     802  1094  1131実施例
4    10’76  1324  14’i’2実
施例5     785   831   1153比
較例1     850   1023  10’7’
7比較例2    1065  1148  1359
比較例3     320   4.23   975
代理人 弁理士吉田俊夫 25− 特許庁長官 島田春樹 殿 1事件の表示 昭和56年特許願第113323号 2発明の名称 ζ代理人 住所 東京都港区芝大門lの2の7 阿藤ビル561号
δ補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 d補正の内容 第19頁第5行(、挿入句)のR酢酸ビニル含有量」を
1(酢酸ビニル含有量」 に訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ]、、 (a)密度α91〜α94 gfiyr?のポ
    リエチレン約20〜80ii%、(b)エチレンとビニ
    ルエステルまたは不飽和カルボン酸エステルとの共重合
    体約15〜75重量%(ただし、該共重合体の添加量を
    α1笥%、°また該共重合体中のビニルエステルまたは
    不飽和カルボン酸エステルの共重合割合をβ重量%とじ
    たとき、αXβの値は100〜400の範囲内でなけれ
    ば々らない)および(C)粘着付与剤約5〜30重■1
    %を均一に溶融混合してなるヒートシール性樹脂組成物
    。 2、カップ入シ即席めん類容器の蓋材のヒートシール剤
    として用いられる特許請求の範囲第1項記載のヒートシ
    ール性樹脂組成物。
JP11332381A 1981-07-20 1981-07-20 ヒ−トシ−ル性樹脂組成物 Granted JPS5815545A (ja)

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