JPS58153632A - 印刷スリ−ブ形成用シ−ト - Google Patents

印刷スリ−ブ形成用シ−ト

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JPS58153632A
JPS58153632A JP57037542A JP3754282A JPS58153632A JP S58153632 A JPS58153632 A JP S58153632A JP 57037542 A JP57037542 A JP 57037542A JP 3754282 A JP3754282 A JP 3754282A JP S58153632 A JPS58153632 A JP S58153632A
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foamed
film
sleeve
shrinkage rate
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匡泰 坪根
町田 凡
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Sekisui Kaseihin Kogyo KK
Sekisui Kasei Co Ltd
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Sekisui Plastics Co Ltd
Sekisui Kaseihin Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は印刷スリーブ形成用シートに関し、ガラス瓶
等の被覆保護に用いる収縮スリーブの素材、特に印刷を
施して使用するスリーブの素材として好適なものを提供
しようとしている。
従来より、ガラス瓶等の外面に熱収縮性を有する合成樹
脂シートからなるスリーブを被せ、加熱するととKより
該スリーブを収縮させてガラス瓶等の外面形状に密着す
るよう被覆し、ガラス瓶等の保護を図ることが行なわれ
ている。
上記スリーブを形成する熱収縮性シートとしては、例え
ば、発泡ポリスチレンシートが緩衝性に優れたものとし
て広く使用されているが、上記発泡シートは表面の平滑
性に劣り印刷性が良くない欠点があると八番i、シート
表面にキズがつき易いものであった。 またガラス瓶を
スリーブで収縮被覆した後、振動コンベア等でガラス瓶
を連続移送する際に表面の滑りが良くない為ガラス瓶が
スムーズに移動せず、走路の途中で停滞してしまうおそ
れがあった。
そこでこの発明においては上記従来の欠点を解消し、印
刷性および使用時の印刷面の耐久性に優れた印刷スリー
ブ形成用シートを提供するものでありその構成としては
、収縮性発泡ポリスチレンシートと収縮性非発泡ポリス
チレンフィルムとが積層されてなり、非発泡フィルムに
はスチレン系樹脂100部に対して0.03〜6.0部
のポリエチレンワックスを含有して怠り、上記発泡シー
トは上記非発泡フィルムより収縮率が大きく且つその表
皮%以下、幅方向の収縮率が1096以下で且つ流れ方
向の収縮率が幅方向の収縮率より大きく、発泡シート側
を内面にして流れ方向の両端を接合することを特徴とし
ている。
次いでこの発明の実施態様について図を参照しながら以
下に例示する。   1 印刷スリーブ形成用シートG)は収縮性発泡ポリスチレ
ンシート(1)と収縮性非発泡ポリスチレンフィルム(
2)とが積層されたものであり、両者(1)(!)は何
れも加熱することによって収縮する、いわゆる熱収縮性
を有するものである。
上記収縮性は押出成形時の延伸等によって付加されるも
のであるが、収縮力の大きさまたは収縮率は上記延伸量
等の成形条件あるいは素材となる樹脂の組成によって変
わる。また発泡シート+11の場合、押出発泡によって
両面に樹脂による表皮層が形成されるが、その厚さは成
形時の冷却度合によって変わるものである。従って上記
成形条件あるいは素材の組成等を適宜設定することによ
って、この発明の印刷スリーブ形成用シート(S)が形
成されるものである。
先ず発泡シート+11の素材となるポリスチレン樹脂と
しては、スチレン、ビニルトルエン、イソプロピルスチ
レン、α−メチルスチレン、核メチルスチレン、クロロ
スチレン、第三ブチルスチレン等のビニル芳香族モ″)
マーの重合により得られるスチレン重合体、スチレンモ
ノマーと、1.3−ブタジェン、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等のア
クリル酸アルキル、アクリロニトリル、ビニルアセテー
ト、−α−メチルエチレン、ジビニルベンゼン、シマー
をその50重量%以上含有するスチレン共重合体が使用
され、上記樹脂にプロパン、ブタン。
イソブタン、ペンタン、ネオペンタン、インペンタン、
ヘキサン、ブタジェン等の脂肪族炭化水素類、シクロブ
タン、シクロペンタン、シクロヘキサン等の環式脂肪・
原炭−化水素類及びメチルクロライド、メチレンクロラ
イド、ジクロロフルオロメタン、クロロトリフルオロメ
タン、ジクロロジフルオロメタン、クロロジフルオロメ
タン、トリクロロフルオロメタン等のハロゲン化炭化水
素類等の発泡剤を加え、加熱発泡させて発泡シート(1
)を形成する。発泡シート(1)の厚みは0.1〜1鱈
の範囲で使用でき、IW以上になるとロール巻回が困難
になり、ロール状で出荷できないので好ましくない。
非発泡フィルム(2)としては、上記発泡シート(1)
の素材と同様のスチレン系樹脂が使用でき、これらのス
チレン系樹脂100部に対してポリエチレンワックスを
0.03〜6.0部含有させている。
ポリエチレンワックスはエチレンの重合あるいはポリエ
チレンの熱分解で製造されるエチレン低重合体であり、
その分子量としてはこの発明の場合分子量500〜15
ρOOの範囲のものが使用でき、特に分子量1ρOO〜
lOρ00のものが好ましい。即ち上記ポリエチレンワ
ックスの軟化点を示すドロップポイント(ASTM、n
5ac’l格)を測定したとき、分子量1,000以下
では上記ドロップポイントが低くなり、押出成形時にス
クリユーでの喰込みが低下し、スチレン系樹脂に対して
少量のポリエチレンワックスしか混入できず好ましくな
い。
逆に分子量10ρ00以上になるとドロップポイントが
高くなり、スチレン系樹脂に対する混合性が悪くなるの
で好ましくない。なお上記分子量の範囲をドロップポイ
ントの値で表示すると、約50〜150℃の範囲のもの
が使用でき、好ましくは9゜〜150℃の範囲のもので
実施する。
そして非発泡フィルム(2)への上記ポリエチレンワッ
クスの配合は、非発泡フィルム(2)の耐溶剤性を改善
する効果があるものである。即ち単に発泡シートと非発
泡フィルムが積層された収縮性シートに印刷した場合、
印刷インキの溶剤によって印刷を施す非発泡フィルムの
表面が部分的に侵される。そしてこの収縮性シートでス
リーブを形成し瓶等に収縮被覆すると、経時または外気
温の変化によって印刷面に細かな亀裂が発生する。この
発明においては上記亀裂発生の原因となる印刷インキの
溶剤に対する、耐溶剤性を、上記ポリエチレンワックス
の含有によって向上させるもの゛である。
非発泡フィルム(2)の配合としては、スチレン系樹脂
100部に対してポリエチレンワックスを0.03〜6
.0部の範囲で含有させたものが使用でき、0.03部
以下では耐溶剤性向上等の効果が少なく1、冒 6.0部以上になるとフィルムの表面が悪くなり印刷性
の低下を来たすので、何れも好ましくなく、上記含有量
の範囲のうち0.03〜4.0部の範囲で実施するのが
最も効果的である。
また非発泡フィルム(2)には、ブタジェン、ブテン等
のゴム分を含有させることもでき、ゴム分を含有させる
ことによって、共押出機を用いて非発泡フィルム(2)
と発泡シート+11とを同時に押出して積層する際に、
非発泡フィルム(2)の延伸を自由になる。
これは、仮に非発泡フィルム(2)と発泡シート+11
との収縮率を同じにすると、この積層シートを用いてス
リーブを形成し、これを版体に収縮被覆させたとき、非
発泡フィルムに割れが生じる。これを防止するためには
、非発泡フィルム(2)の収縮率を発泡シート(1)よ
りもノ1\さくしておく必要があり、その為に非発泡フ
ィルム(2)の延伸をコントロールし得る4分を含有さ
iることか有効となる・上記非発泡フィルム(2)に含
有させるゴム分の麓は20重量%以下、好ましくは2〜
10重量%の範囲であり、20重量%以上になると印刷
インキの溶剤に侵され易くなり好ましくない。
また非発泡フィルム(2)にはチタンホワイト等の鎮料
を含有させると光透過性を減じ反射率を高める為、発泡
シー) +11と積層した場合の印刷時の発色が良く、
表面の艶あるいは光沢を良くする効果があり、チタンホ
ワイトの含有量としては好ましくは5重量%以下で実施
される。
上記非発泡フィルム(2)の厚みは2〜160μの範囲
で実施され、2μ以下では強度が弱く印刷時に伽が生じ
易く、160部以上では巻回性が悪くなるので好ましく
ない。
上記発泡シー) illと非発泡フィルム(2)は別々
に成形した後、熱接着等にて積層し印刷スリーブ形成用
シー) (S)を形成する方法と、同時押出にて発泡シ
ート+11と非発泡フィルム(2)との成形と同時に積
層する方法の何れでも実施できる。
先ず同時押出による方法について説明すると、例えはイ
ンフレーション成形の場合、発泡シート(1)が内側、
非発泡フィルム(2)が外側になるようにして押出ダイ
から同時に押出し、冷却エアーを内側の発泡シー) i
ll側のみにかけるか、もしくは発泡シート+1)側の
エアーを外側の非発泡フィルム(2)側に比べて特に強
くすることによって、内外の冷却度合に差をつけて延伸
させた後、引取って811%シートを成形する。上記延
伸によって印刷スリーブ形成用シート(S)としての収
縮性が生じるのであるが、冷却度合の大きい発泡シート
(1)は非発泡フィルム(2)よりも大きな収縮率を示
し、且つ発泡シート+1+自体としても、直接エアーが
当り非発泡フィルム(2)に積層されていない面(川の
方に、非発泡フィルム(2)との積層面(10)よりも
厚い表皮層が形成され、収縮率も大きくなる。また延伸
時の引取り速度およびブローアツプ比を適当に設定し、
流れ方向と幅方向の延伸量をコントロールすることによ
って、積層されたシートの流れ方向の収縮率を60%以
下、幅方向の収縮率を10%以下にすると共に、流れ方
向の収縮率が幅方向の収縮率より大きくなるようにする
なお発泡シー) fl)と非発泡フィルム(2)との収
縮率の差は上記冷却エアーの強さで調節すると共に非発
泡フィルム(2)に含有させるゴム分を増減させて調整
する。
次に熱接着により積層する方法では、予め発泡シー) 
+1+および非発泡フィルム(2)を別々に押出成形し
、その際の延伸量等を調節することによって成形された
発泡シー) 11)の収縮率が非発泡フィルム(2)の
収縮率より大きくなるようにする。また発泡シー) +
1)の押出成形時には両面の冷却度合に差をつけること
によって表皮層の厚さ詔よび収縮率が発泡シー) +1
1の表裏で異なるようにする。さらに発泡シート(1)
の流れ方向と幅方向の延伸量に差をつけて成形すること
によって両方向の収縮率を調整する。
こうして別個に形成された発泡シート0)及び非発泡フ
ィルム(2)を、発泡シー) +11の表皮層が薄い而
(10)に非発泡フィルム(2)を熱接着して積層すれ
ばな詔上記のとと(形成された印刷スリーブ形成用シー
) (S)のうち、発泡シート11)に含まれた発泡剤
による残存ガス量は、後述する使用時すなわちスリーブ
の加熱収縮時点において2重量%以下にして詔く。これ
はスリーブが収縮する際に残存ガス量が多いと、加熱に
よる膨張でスリーブの厚み増加が大きくなって非発泡フ
ィルム(2)の印刷面が剥離したり亀裂がはいるのを防
止するためであり、残存ガスは押出成形後経時と共に徐
々に発散するが熱ロール等で積極的に発散させて調整す
るのが好ましい。
以上のようにして発泡シート(1)と非発泡フィルム(
2)とが積層された印刷スリーブ形成用シート(S)は
非発泡フィルム(2)側に印刷を施した後、適宜大きさ
に裁断されて円筒状のスリーブに形成される。
このとき印刷済スリーブ形成用シート(S)の発泡シー
ト11)側を内面側にすると共に、シートの流れ方向が
スリーブの円周方向になるようにして筒状に巻回し、そ
の流れ方向の両端を熱接着等の手段で接合してスリーブ
囚゛を形成する。
このスリーブ囚をガ□ラス瓶(G)等に被せた後、加 
 ”熱すること番とよってスリーブ(5)を収縮させて
ガラス瓶(G)にぴったり密着させて被覆し、ガラス瓶
(G)の保護を果すものである。な詔上記スリーブ(4
)の大きさはガラス瓶1G)に被せた際に、ガラス瓶り
)とスリーブ囚との間に約1m程度の隙間ができるよう
に形成されたものが、収縮した場合の蛮着性、外観上も
好ましい。またスリーブ囚は円周方向に収縮すると同時
番こ厚み方向には厚くなるが、この厚み変化が極端にな
ると、発泡シート(1)と非発泡フィルム(2)の収縮
度合の違いによって印刷面が盛り上ったり外面に亀裂が
入る$それがある。従って上記厚°みの変化が収縮前後
で2.0倍以下になるように、ガラス瓶(G)に対する
スリーブ(転)の大きさを調整して実施する。な奢スリ
ーブ(4)はガラス瓶埴)のほか、各櫨ガラス製品、陶
磁器など壊れ易い物品の保護用として種々の用途に使用
できるものである。
次に上記印刷スリーブ形成用シートに対して耐溶剤性等
の特性について測定し、その結果を原料組成の異なるも
のについて比較した。
シートの製造方法としては、同時押出によるインフレー
ク1ン押出成形方法を採用し、2台の押出機を用いて、
一方の押出機(スクリュー径65■0)で発泡シート(
llの原料を溶融混練し、他方の押出機(スクリュー径
45W*)で非発泡フィルム(2)の原料を溶融混練し
 (押出機温度130〜190℃)、一方の押出機の先
端を他方の押出機のダイに接続し、他方の溶融混練物の
外周に、一方の溶融混線物を被覆させた後、口径75■
ダ、スリット幅0.4■の環状の先端口金より押出量3
0〜33−ん・で円筒状に押出し、径145■夏のプラ
グ上を通過せしめて16m/−の速度で引取った。なお
上記プラグ通過後シートを2枚に切り開き、その後表面
温度92℃の熱ロール(径100■ダ)を通過させ、印
刷スリーブ形成用シート(S)を得る。そして上記印刷
スリーブ形成用シー) (S)に通常の発泡ポリスチレ
ンシート用の印刷インクを用いて印刷を施す。
印刷インク及び溶剤の組成 アルコール    40% トルエン     12% 酢酸エチル      6% 顔料   20% アクリル樹脂    15% 繊維素樹脂      7% 次に上記印刷スリーブ形成用シー) (S)の流れ方向
の両端を接合してスリーブ囚を形成し、予め被覆用のガ
ラス瓶り)を68℃で予熱しておき、このガラス瓶(G
)に上記スリーブ(5)を被せた後、オーブン温度16
0℃で10秒間加熱してスリーブ(A)を収縮被覆させ
る。
以上の工程中及び出来上った収縮被覆体に対して種々の
試験を行ない、下記の表Iおよび表■に示したものであ
る。
但し発泡シートの配合としては、ポリスチレン100部
に対して発泡剤としてブタンをポリスチレンl−当り0
345モル含有するものを用い、非発泡フィルムの配合
としては、■〜0の実施例ではポリスチレン75部にス
チレン−ブタジェン共重合体(ブタジェン6%含有)2
5部およびチタンホワイト5部を含有するポリスチレン
系樹脂からなるハイインパクトポリスチレン樹脂(Hl
)50部とポリスチレン100部にチタンホワイト5部
を含有するポリスチレン樹脂(PS)50部の混合樹脂
に対してポリエチレンワックス(PEwax)の含有量
を種々変更したものを用いて比較し、[F]、0、の実
施例ではポリスチレン100部にチタンホワイト5部を
含有するポリスチレン樹脂(PS)に対してポリエチレ
ンワックス(PEwax)の含有量の異なるものを用い
て比較している。また上記配合のうちポリエチレンワッ
クス(PEwax)は何れも分子銀2000 、ドロッ
プポイント118℃のものを使用している。
○引張伸び テンシロン試験:サンプル形状 ダンベル(幅10■、長さ40fl) 常温、引張速度14□1 0耐溶剤性 フィルム面に注射器にて溶剤(トルエン:アルコール=
l : 1)を1洒落とし、穴があくまでの時間を測定 0外観 フィルム面のフラット性を目視にて判定O印刷仕上り 印刷時のインクの乗り具合、ムラ状態を目視にて判定 0亀裂試験 瓶に収縮被覆した後、各温度条件下で表面に亀裂が発生
するまで時間を測定(〉30日は30日以上経過しても
亀裂が全く認められなかったことを示す。) 上記各表から、非発泡フィルム(2)にポリエチレンワ
ックスを含有することの効果および上記ポリエチレンワ
ックスの含有量の好適な範囲(実施例■〜の)が明らか
である。
以上のごとく構成された、この発明の印刷スリーブ形成
用シートによれば、収縮性発泡ポリメチル□ ンシートと収縮性非発泡ポリスチレンフィルムとが積層
されたものであり、スリーブに形成したとき外面側にな
る非発泡フィルムにて表面が平滑で印刷性が非常に良く
なり、印刷インクの使用量も少なくて済む。また上記フ
ィルムは強度に優れキズもつき難いため、内側の発泡シ
ートの優れた綾南性とも相まって、ガラス瓶等に対する
保護性能が格段に優れたものとなる。従ってガラス瓶自
体の厚さを麹クシても充分使用に耐えることができるの
で、従来の約1/2程度まで軽量化することが可能とな
り、コストダウン及び輸送重量の軽減に大きな効果を発
揮するものである。
さらに上記フィルムにより表面の滑性が良くなる為、ス
リーブにて収縮被覆したガラス瓶を振動コンベア、シュ
ート等で移送する際にガラス瓶同士が接触したときの摩
擦抵抗が少なくなって移送がスムーズに行なえ、走路の
途中でガラス瓶が詰まったり停滞し易い従来の発泡シー
ト製スリーブの欠点を解消できる。
またスリーブの内面側となる発泡シートの収縮率が外面
側の非発泡フィルムの収縮率より大きい為、ガラス瓶に
対して収縮被覆させるときに、より大きな収縮量を要す
る内面側の発泡シートがガラス瓶にぴったり密着して被
覆でき隙間の発生や瓶の肩口、底の返り部などに反りや
まくれが生じることも無くなり、またガラス瓶に対する
接合力も充分大きくなる。
さらに発泡シート自体も、非発泡フィルムとの積層面よ
り非積層面の表皮層が厚い為、−一のことガラス瓶への
密着性がよく、収縮性の点でも良好な効果を発揮できる
そして積層されたシート全体としては流れ方向の収縮率
が幅方向の収縮率よりも大きく、スリーブに形成した際
に流れ方向がスリーブの円周方向になるようにして筒状
に巻回し両端を接合すれば、スリーブをガラス瓶に被せ
て収縮させた場合、スリーブは主に円周方向のみに収縮
し、軸方向へはほとんど収縮せず、ガラス瓶の所定の範
囲を充分に被覆できる。
さらにこの発明においては非発泡フィルムにポリエチレ
ンワックスを含有していることkよって非発泡フィルム
表面に印刷を施す際に用いる印刷インクの溶剤に侵され
難い耐溶剤性を有しているため、スリーブを収縮被覆し
た後の経時または外気温の変化によっても印刷面に亀裂
が発生することは無く、常に美麗な外装面を保持するこ
とができ商品価値の非常に高いものとなる。
以上のようにガラス瓶等に収縮被覆するスリーブとして
の優れた諸性能を発揮できる印刷スリーブ形成用シート
として非常に好適なものを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施態様を例示するものであり、第1図
は断面図、第2図はスリーブの斜視図、第3図は使用状
態の断面図である。 (1)・・・収縮性発泡ポリスチレンシー)、(SO)
・・・積層面、(川・・・非積層面、(2)・・・収縮
性非発泡ポリスチレンフィルム、(S)・・・印刷スリ
ーブ形成用シート、(P)・・・スリーブ、(G)・・
・ガラス瓶。 第1図 第2図 19

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、収縮性発泡ポリスチレンシートと収縮性非発泡ポリ
    スチレンフィルムとが積層されてなり、非発泡フィルム
    にはスチレン系樹脂100部に対して0.03〜6.0
    部のポリエチレンワックスを含有しており、上記発泡シ
    ートは上記非発泡フィルムより収縮率が大きく且つその
    表皮層は非発泡フィルムとの積層面より非積層面の方が
    厚く、また積層されたシートの流れ方向の収縮率が60
    %以下、幅方向の収縮率が1・0%以下で且つ流れ方向
    の収縮率が幅方向の収縮率より大きく、発泡シート側を
    内面にして流れ方向の両端を接合することを特徴とする
    印刷スリーブ形成用シート。 2、非発泡ポリスチレンフィルムが5重量%以下のホワ
    イトチタンを含有するものからなる上記特許請求の範囲
    第1項記載の印刷スリーブ形成用シート。
JP57037542A 1982-01-14 1982-03-09 印刷スリ−ブ形成用シ−ト Granted JPS58153632A (ja)

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