JPS581507Y2 - スプ−ン、フオ−ク等の棒状商品用包装体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスプーン、フォーク等の棒状商品用包装体に関
するもので、この種部品の包装を商品価値を落すことな
く綺麗に体裁良＜、シかも商品のデサ゛インその他の感
覚ニマッチせしめつつ実施し得るよう考案されたもので
ある。

また、本考案のその他の目的としては、スプーン、フォ
ーク等の棒状商品の包装をその包装本数、各商品間の包
装間隔、あるいは包装用箱の大小並びに商品の長さ、幅
等の大小に適宜対応せしめつつ包装し得るところの包装
体を提供すべく考案されたものである。

さらに本考案の他の目的としてはこの種商品用包装体を
構造簡単にして量産性に富み、安価に提供し得るように
考案されたものである。

以下本考案包装体の具倫杓な実施例を図面とともに説明
する。

１は本体で、この本体１は長方形状の紙製シート２を横
長にして蛇腹状に折曲することにより形成したものであ
る。

３は本体１の蛇腹状折曲部の各山部４に貫通せしめて設
けた挿通孔である。

またこの介挿通孔３は第１図に示す点線イの線上に沿っ
て設けである。

６は各挿通孔３に挿通して装着した支持紐である。

尚、５は本体１の各谷部を示すものである。しかして、
本考案の包装体Ａを使用する場合には被包装商品たる棒
状商品のうちの例えばフォークを包装する場合について
説明すると第２図ａＫ示す如く包装体Ａの本体１の各谷
部５にフォークＢの端部を支持紐６に支持せしめつつ装
置することによりセットする。

同様にして本体１の各谷部５にも夫々フォークＢをセッ
トすることができる０即“ら、斯様にして包装体Ａの本
体１の谷部６の数に応じた数のフォークＢを本体１の各
谷部５に装置しつつ包装することができる。

また、本考案包装体ＡはフォークＢを本体１の各谷部５
に支持紐６を介してその端部を支持しつつセットするこ
とによりその侭で使用することができるのであるが、第
２図すに示す如く本考案の包装体Ａを蓋付のケースＣ（
図面では底箱のみ図示し、これに対応する上蓋を備える
ものであるがこれを図示しなかった）内に内装しつつ実
施することも可能である。

第３図、第４図は上述した実施例とは別の実施例を示し
、特に第３図は本体１の各山部４に対１゜その上下部に
挿通孔３０，３１を設け、２本の支持板６０．６１を並
列に挿通しつつ構成した実施例を示し、一本の支持紐６
を挿通して実施する第１図の実施例に限定されず、当該
実施例の如く支持紐６０．６１を挿通して２本の支持紐
を以て構成する実施例に加えて、例えは被包装商品の長
さや、デザインに応じて３本あるいはそれ以上の複数の
支持紐を装着しつつ構成する実施例を挙げることができ
る。

尚当然のことながら３本あるいはそれ以上の複数の支持
紐を以て構成する場合にはそれらの複数本の支持紐を挿
通するに必要な挿通孔を設けつつ構成することは言うま
でもない。

そして第４図ａ、ｂの実施例の場合には第１図の実施例
に於て直線イの線上に沿って設けた各挿通孔を波状の曲
、破口および湾曲した曲線ハの夫々の線上に沿って各挿
通孔３２．３３を設け、支持紐６２．６３を挿通して構
成した実施例を示し、か覧る構成についても第１図およ
び第４図の実施り１に限定されることな〈実施し得るこ
とは言うまでもない。

さらに、本体１の構成に於ても、紙製シートに限りず種
々の合成紙製シート、合成樹脂シート、その他の同効性
シートを以て実施することができるとともに、白色シー
トに加えて種々の色の着色シートあるいは模様等を癩し
たシートを用いて、さらには蛇腹状に折曲する場合にも
単なる直線状の折目Ｉによらず曲線の折目（図示せず）
を以て構成したり、シートの形状にしても長方形だけで
なく方形あるいは円形、三角形、その他の多角形その他
の４重々の形状のシートを以て構成しつつ実施し得るこ
とは言うまでもない。

本考案の包装体は以上の構成かも成るもので、スプーン
、フォーク等の商状商品の包装を本体の各谷部に整然と
包装することができるとともに各山部の挿通孔に挿通し
た支持紐にて各谷部に各包装品をしっかりと固定しつつ
包装することができ単に複数本のスプーン、フォーク等
の棒状商品をケース内に雑然と陳列する場合に比較して
商品価値を向上せしめつつ包装陳列することができると
同時に包装商品自体のイメージを多くの需要者にアピー
ルするに好適で販売自体の促進にも役立つものである。

しかも、包装自体の手間も単に本体の各谷部に支持紐に
支持せしめつつ装着セットするのみの簡単な作業にて実
施することができるとともに本体のシートの材質、色、
形状や支持紐の色、本数、挿通状態等のデザイン的配慮
を包装する各商品とに対応せしめて行なうことにより、
より効果的にこの種商品の包装を実施し得るばかりか商
品自体に対する需要者の価値感等を喚起せしめることが
できる。

さらに、シートを蛇腹状匝折曲して本体と形成するとと
もにこの本体の各山部に挿通孔を設け、各挿通孔に支持
紐を挿通することにより構成したものであるから予め包
装せんとする商品の長さ、幅、等の大小に対応せしめて
構成することが簡単である。

例えばシートの寸法あるいは蛇腹状に折曲する際の折目
の間隔を商品の大小に適応し得るように設定して構成す
れば良＜、シかも予めそうした構成を考慮しない既製の
包装体を使用する場合にも、本体の蛇腹状の折目による
本体自体の伸縮並びに支持紐の伸縮操作によって包装商
品の大小に応じた包装体の構成を整えることができる利
点を有するものである。

そして、本考案の包装体自体の構成も本体と挿通孔の穿
設並びにこれに支持紐を挿通するという簡単な構造によ
って構成できる関係上量産に適し安価に提供し得る等の
利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案包装体の斜視図、第２図は使用状態を示
すもので第２図ａはその平面図、第２図すはこれを包装
用箱内に内装しつつ使用する場合を示す平面図、第３．
４図は第１図とは別の実施例を示す斜視図である。 １は本体、２はシート、３は挿通孔、４は山部、５は谷
部、６は支持紐、７は折目、Ａは包装体、Ｂはホーン、
Ｃはケース。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１） 紙、合成紙、あるいは合成樹脂製シート、そ
   の他の同効性シートを蛇腹状に折曲して本体を形成する
   とともにこの本体の各山部に挿通孔を設げ、各挿通孔に
   支持紐を挿通することにより構成したことを特徴とする
   スプーン、フォーク等の棒状商品用包装体。
2. （２） 本体の各山部に直交する直線上、あるいは曲
   線、その他の線上に位置せしめて各挿通孔を設げること
   により実施することを特徴とする実用新案登録請求の範
   囲第１項記載のスプーン、フォーク等の棒状商品用包装
   体。
3. （３）本体の各山部に直交する複数の直線上あるいは曲
   線、その他の線上に位置せしめて各挿通孔を設け、複数
   本の支持紐を挿通して実施することを特徴とする実用新
   案登録請求の範囲第１項記載のスプーン、フォーク等の
   棒状商品用包装体５