JPS5814632B2

JPS5814632B2 - 全電子式時計

Info

Publication number: JPS5814632B2
Application number: JP50042043A
Authority: JP
Inventors: 泰野村; 滋諸川
Original assignee: Citizen Watch Co Ltd
Current assignee: Citizen Watch Co Ltd
Priority date: 1975-04-07
Filing date: 1975-04-07
Publication date: 1983-03-19
Also published as: JPS51117068A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、外部操作部材の操作により時刻修正や表示切
り換え、その他の諸機能のスイッチ操作を行なう全電子
式時計の改良に関する。

時計は電子化されることによって、より多くの機能を付
加することが可能になった。

光電表示装置を用いる全電了式時計ともなると、従来の
指釘式時計の表示面での文字板と指針という制約がとり
払われ、より多くの機能を、ひいては機能表示を付加す
ることが町箭Ｃこなり、また町能ｆこなりつつある。

こうした多機能付加に伴って、それぞれの機能やその機
能表示を切り換えたり修正したりするためのスイッチ操
作が増すが、外部操作部材をできるだけ少なくし、１つ
の外部操作部材の回転、押し込み、引き出し等の操作に
より複数のスイッチ操作が行なえるような構成が、多く
の場合とられてきた。

これは携帯用時計のように外部操作部材を多く増り付け
ることが、スペース、デザイン、操作上制約されている
ものでは、より強い傾向としてあった。

第１図は本出願人の従来の携帯用液晶表示時計の表示操
作方法を説明するための図であるが、この時計でも外部
操作部材としてのりューズ１の押し込み、左右回転、引
き出し、その絹み合せによって、複数のスイッチ操作を
行なうようになっている。

リューズ１の通常位置での押し込みによって、日付と秒
の切り抑え表示体が秒表示に切り換る。

リューズ１を通常位置のまま右廻しに一定角度廻し固定
した位置で節電スイッチが入り、表示は全部消灯する。

リューズ１をｌ段引き出して、右廻しで固定すると、曜
日修正スイッチが入り、左廻しで固定するとＨ付修止ス
イッチが入る。

リューズ１を２段引きにすると、■付と秒の切り換え表
示体が秒に切り換り、右廻しで固定すると時刻修正スイ
ッチが入り、左廻しで固定すると分修正スイッチが入る
。

複数のスイッチ繰作を１つの外部操作部材で出来るとい
う利点があるとしても、１たとえばこれだけの操作を使
用渚が覚え込み、その上で操作方法を習熟することは、
なかなか困難である。

この外部操作部材の表示操作方法を時語の裏ぶたや時計
バンドに表記したとしても、これを見な・がら操作する
ことははなはだ不便である。

また実際の操作時ｉｚ於いて操作位置が確認できなけれ
ば結局ミスを杓ない易く目的のスイツヂ操作に時間がか
かることになる。

もちろん、こうしたことはリューズを操作部材とした時
に限らず、たとえば複数のボタンスイッチやキースイッ
チを備え、それらのスイッチの入力状態の組み合せによ
って表示修正内容が異なってくる構成の全電子式時計を
考えた場合も、そのスイッチの組み合せを表示修正内容
と対比して覚えておかなければならないので同様の問題
をかかえていた。

そこで本発明は、外部操作部材の操作により時刻修正や
表示切り換え、その他の諸機能のスイッチ操作を行なう
全電子式時計に於いて前記操作部材の操作目的を表示す
る第１の光電表示手段と、該表示された操作目的を達成
するための操作方法を表示する第２の光電表示手段を備
えたことを特徴とする全電子式時計を提供することによ
り、複雑なスイッチ操作もミスなく簡単かつ確実に操作
できるようにするものである。

また同様の主旨で前記全電子式時計に於いて、前記任意
の諸機能のスイッチ操作の方法を表示する光電表示手段
を備えたことを特徴とする全電イ式時計を提供すること
も本発明の目的である。

以下図面で説明する。

第２図ａは、本発明による全電イ式時計の例で表示外観
図とこの時計のリューズ操作位置を示す図である。

この時計も第１図ｌこ示したと同様時刻表示のための表
示体としては、「時」「分」「曜日」表示体の他に
１日付」と「秒」の切り換え表示体２２が付加されてい
て、これらの表示修正のためのリューズスイッチ２１や
押ボタンスイッチ２３の繰作位置ごとの働きも第１図に
示した時計と同様の構成になっている。

第２図ａではリューズスイッチ２２の位置が通常位置で
かつ中央位置２４のときの表示外観が示されているが、
この全電イ式時計の表示セルの電極ハターンは第２図ｂ
のようｌコなっていて、第２図ａで示されている時刻表
示体の他に、操作目的表示体２５、操作方法（指示）表
示体２６、修正操作準備完了表示体２１が付加構成され
ている。

これらの時刻表示体以外の表示体２５，２６．２７の表
示駆動機構は第２図Ｃのブロック図１こ示している。

まず、第２図ａ１こ示した押ボタンスイッチ２８を操作
してスイッチ回路３０に入力すると記憶回路３１に信号
が伝送され、この記憶回路３１の記憶内容がデコーダ駆
動回路３６に伝送され操作目的表示体２５を表示する。

この押ボタンスイッチ２８の押す回数１コよって掃作作
目的表示体２５の内容が切り換るようになっていて、使
用渚はまずこの押ボタンスイッチ２８を操作して修正し
たい時刻表示をを操作目的表示体２５に表示する。

一方リューズスイッチ２１の操作位置は操作位置検出回
路３５で検出できるようになっていて、ここで検出され
た信号は記憶回路３１から伝送されてくる信号ととも（
こデコーダ駆動回路３６に入力され、ここではそれらの
信号を比較しながら操作目的表示体２５に表示された時
刻表示を修正するために必要なリューズスイッチ２１の
操作方法を指示する信号を作り出し、操作方法（指示）
表示体２７をその信号に従って表示する。

また、リューズスイッチ２１を操作方法（指示）表示体
２６の指示に従い操作し、目的の時刻表示体の修正をリ
ューズスイッチ２１の右回転、もしくは左回転操作によ
って実現しうる操作位置にもって来たとき、操作目的表
示体２５の右肩の修正操作準備完了表示体２６が点灯し
、そうした操作位置にあることを知らせるように構成さ
れている。

この操作位置検出回路３５、デコーダ駆動回路３６は押
ボタンスイッチ２８を操作してスイッチ回路３０に入力
するとともに作動するようになっている。

こうしてリューズスイッチ２８を操作方法指示表示体２
６に従って操作し、スイッチ回路３４に入力すれば操作
目的表示体２５に表示された時刻表示が修正されて行く
。

第１表は、押ボタンスイッチ２８を操作することによっ
て表示させた操作目的表示体２５の表示内容とリューズ
スイッチ２１の操作位置と繰作方法（指示）表示体２７
の表示内容を対比させた図示例である。

ケースｌ：操作目的表示はＴで「時」の時刻修正を示し
、リューズスイッチが通常位置のためまずこのリューズ
スイッチ２１を２段引きすることが操作方法指示表示の
ー→で示されている。

ケース２：ケースｌの指示に従って２段引きすると修正
準備完了表示が点灯し、操作（指示）表示の↑に従って
操作すれば「時」の時刻表示が修正されることを示して
いる。

ケース３：このケース２の指示に従い修正操作中で、こ
れは操作方法（指示）表示体２７を構成する全セグメン
トが点灯していることで確認できる。

ケース４：修正操作を終え修正操作状態を解除した時。

ケース５：次に押ボタンスイッチ２８を押して操作目的
表示をＭの１分−１時刻修正１こした時。

以下も同様である。

こうして押ボタンスイッチ２８を押して操作目的表示体
２５Ｉコ修正したい時刻表示、「時」「分」「曜」
「日付」に対応したシンボルマークｒＴＪｒＭＪ
ｒ日」「−日」を表示し，、後は操作方法（指示
）表示体２１の指示に従って操作することにより、修正
操作方法等をあらかじめ覚え込むことなくきわめて簡単
に所定の修正を行なえる訳である。

第３図ａも本発明による全電子式時計の１例である。

この図示例では１２時３０分３０秒の「時」「分」「
秒」の時刻表示が表示されているが、この表示は「時Ｊ
「分Ｊ「秒Ｊｆコそれぞれ対応して１月」「日」
「曜」ｌこ切り換えることも、また「時」「分」に
対応してアラーム時刻の「時」「分」に切り換えること
もできる表示機構になっている。

これらの時刻表示の切り換えや修正は、リューズスイッ
チ４１と押ボタンスイッチ４２を操作して行なうように
なっている。

リューズスイッチ４１を通常位置４５から１段引いた位
置４６でリューズスイッチ４１を右回転して行き、■回
転するごとに表示が切り換って行くようになっている。

使用者が求める表示に切り換れば、リューズスイッチ４
１を押し込み通常位置４５に戻せは表示はそのまま固定
される。

リューズスイッチ４１を２段引いた位置４７は、修正表
示桁を選択して行くための繰作位置で、この位置４７で
右回転して行くと一定角度を回転するごとに「時」「
分」「秒」、アラームの「時」「分」「月」「日」
「曜」の桁を選択し、押ボタンスイッチ４２を押せば
押している時間に比例して選択された時刻表示桁を修正
できるようになっている。

ところで、このリューズスイッチ４１を１段引きの位置
４６に操作すると表示部４３に第３図ｂに示したような
表示が現われる。

操作したときに表示されている時刻表示が、第３図ａの
ように「時」「分」「秒」で切り換えたい時刻表示
が「月Ｊ「日」「曜」ならば、この表示部４３
に表示された第３図ｂの表示を見て１時」「分」「秒
」表示５０とこの場合の操作目的表示である「月」「日
」「曜」表示５２の位置関係、矢印表示５５，５６，
５７．５８で示される表示切り換えの順序と矢印方向力
）らリューズスイッチ４１を右廻しで２回転すれば所定
の表示切り換えができることをＰ握できる。

第３図ｂでその他の表示体はアラーム用の時刻表示体５
１と節電表示消去を示す表示体５３でこれらもそれぞれ
の使用ケースに応じて操作目的表示体となる。

第３図Ｃは、リューズスイッチ４１を２段引きの位置４
７にした時表示体４３に表示される表示例で表示６１は
時刻表示の修正桁選択表示で、この図示例では１時」
１分」１秒」の時刻表示の「時」が選択されこのリュ
ーズスイッチ４１位置で押ボタンスイッチ４２を押せば
「時」の時刻がパルス信号ｌこより早送り修正可能であ
ることを示している。

従って、表示６１に見られる矢印の表示体は、時刻表示
の表示桁分の８個付加構成されている。

「秒」の修正の時には押ボタンスイッチ４２を押せば、
秒ホールドされるか秒リセットされる構成ｌこしておけ
ばよい。

第４図は、本発明によるこの全電７式時計の外観図で、
時刻表示は１２時３０分、８月１２日月曜を示している
。

この時計の時刻修正をする場合はまず押ボタンスイッチ
１０を押して時計の表示部７１．７２にそれぞれ第２表
に示すような操作目的表示と操作方法（指示）表示を表
示させる。

この操作目的表示部７１には時刻修正目的「時」「分」
「日付」「曜」「月」「秒」に対応して表２の
ように操作目的表示が表示され、操作方法表示部７２に
は押ボタンスイッチ８０，８１．８２にそれぞれ対応し
た３個の円表示体が表２のように操作目的表示に対応し
て点灯表示されるように構成している。

この押ボタンスイッチ１０を押しつづけている間自動的
に操作目的表示が切り拗り、操作方法（指示）表示もそ
れに対応して変化して行く。

所定の操作目的表示になった時に押ボタンスイッチ７０
を離し、その時の操作方法（指示）表示を読み摩る。

この表示の丸印の点灯状態に対応して押ボタンスイッチ
８０，８１．８２を押せば、所定の時刻表示がパルス信
号による早送りで押している時間に比例して修正される
。

秒の持刻修止の時だけは押ボタンスイッチ８０，８１を
押せば秒ホールドされ、押ボタンスイツヂ８０，８１を
離せば秒ホールドが解除される。

このようになっているため、時刻修正操作、この例では
スイッチ入力する押ボタンスイッチ８０，８１，８２の
絹み合せを覚えこむことなく時刻修正ができる。

第５図ａは、第４図に示した全市イ弐時語にアラーム機
能とスイッチのロック機能を付加した時計で、番号は第
４図に準じる。

押しボタンスイッチ９０を押すと押ボタンスイッチ７０
と同様にこのスイッチ９０を押しつづけている間操作目
的表示とそれに対応した操作方法（指示）が第３表に示
したように切り換り表示される。

こうしてこの押ボタンスイッチ９０の操作によってアラ
ーム時刻の修正操作目的と操作方法が表示部７１．７２
に表示される。

また、この時計では通常の時刻修正とアラーム時刻修正
に際して押ボタンスイッチ８０，８１．８２の操作方法
を区別している訳ではないので、押ボタンスイッチ８０
．８１のスイッチ操作はアラーム時刻修正になるように
機構構成されている。

２安定の押ボタンスイッチ８５は押し込んだ位置で押ボ
タンスイッチ８０，８１．８２のロックスイッチになっ
ていて、もう一度押してロック解除すると同時ｔこ表示
部７２に第５図ｂに示した「操作方法」表示が表示され
る。

この第５図ｂに表示されている［操作方法−１表示は第
２表や第３表に示したように、操作目的表示に示された
操作内容を達成するための操作方法とは違ったものであ
る。

ここではスイッチ位置を図示し、ＡとＴの記号でアラー
ム時刻修正と通常時刻修正を示し、ＡとＴという修正操
作目的を達成するための操作方法を矢印で示すことによ
り、いわば広い意味での修正操作目的と操作方法のそれ
ぞれを同時に表示する形になっている。

また、この時計からアラーム機能をとった時計も考える
ことができるが、この場合は当然押ボタンスイッチ９０
は増り除かれるので、押ボタンスイッチ８５をロック解
除の状態に操作したとき、表示部７３には第５図Ｃのよ
うにロック解除の後の時刻修正のための次の操作方法、
時計のサイドにある押ボタンスイッチ７０の操作を示す
表示をする操作方法表示手段を付加構成することになる
。

以上のように本発明の操作目的表示手段と操作方法表示
手段を備えた全電子式時計は実用上効果がある。

特に付加機能を多く持った全電子式時計でスイッチ操作
部材を少なくした時計ではその操作部材の操作が複雑に
なるため、本発明の全電子式時計は有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の液晶表示式電仔時計を示す平面図、第２
図ａは本発明による全電圧時計の正面図、第２図ｂはこ
の全雷了弐時計の表示セルの電極パターン図、第２図Ｃ
はこの全電子式時計の操作目的表示と操作方法指示表示
の表示駆動機構のブロック図、第３図ａは本発明の他の
実飾例を示す全電イ式時計の正面図、第３図ｂは表示切
り拗り用の操作目的表示と操作方法表示、第３図Ｃ、表
示修正用の操作目的表示と操作方法の表示図、第４図は
更に本発明の他の実飾例による全電仔式時計の正面図、
第５図ａは第４図の実施例にアラーム機能とスイッチの
ロック機能を付加した全電イ式時ａ」を示す正而図、第
５図ｂはこの全電イ式時計の操作方法表示を示す図、第
５図Ｃはこの全電イ式時計からアラーム機能を削除した
全電イ弐時計の操作方法表示を示す図である。２８，７０．９０・・・・・・操作目的選択用の押ボタ
ンスイッチ、２５，５０，５１，５２，５３・・・・・
・操作目的表示体、４３，７１・・・・・・操作目的表
示部、２６，５５，５６，５７．５８・・・・・・操作
方法指示表示体、４３，７２．７３・・・・・・操作方
法指示表示部。

Claims

【特許請求の範囲】

１外部操作部材の操作により時刻修正や表示切り換え
、その他諸機能のスイッチ操作を行う全電子式時計に於
いて、前記スイッチ操作の操作目的を表示する第１の光
電表示手段と、操作方法を表示する第２の光電表示手段
を備え、前記第１の光電表示手段は複数の操作目的を順
次選択的に表示し、前記第２の光電表示手段では選択的
に表示した操作目的に対応した操作方法を表示するよう
に構成したことを特徴とする全電子式時計。