JPS5813540Y2

JPS5813540Y2 - 照明器具

Info

Publication number: JPS5813540Y2
Application number: JP1979140136U
Authority: JP
Inventors: 橋爪文男; 石原惣雄; 野村梅雄; 矢崎忠幸
Original assignee: 松下電器産業株式会社
Priority date: 1979-10-08
Filing date: 1979-10-08
Publication date: 1983-03-16
Also published as: JPS5657411U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は本体とシェードを爪により係合して組立てる場
合に、爪の破損を防止することを目的とした照明器具に
係るものである。

従来、本体とシェードを爪で係合して組立てた照明器具
は実開昭５０−６０８７３、実開昭５０−６０８７４、
あるいは本願と同−出級人による実願昭４６−５２５９
０（実開昭４Ｏ−１０２８５）等がある。

これらは、いづれも円筒状の本体の側周部の鍔部に、シ
ェードの中央部に設けた円形状の窓孔部の内縁部を載置
する構成の照明器具において、前記本体の側周部に設け
た係合爪部を前記窓孔内縁部の上面に係合させて前記シ
ェードを前記鍔部との間で挟着させて、シェードの抜は
止めを図ったものである。

このような構成のものでは係合爪部は単にシェードの上
面を押えつげるだけであるため、シェードは本体に対し
て回転可能であり、しかもシェードを本体に対して装着
するとき、どのような相対回転角の位置であってもシェ
ードは保合爪部をのりこえて、その下面に入り込んで係
合される。

従って、この構成の適用はシェドが本体に対して、どの
ような相対回転角の位置で装着されてもよい照明器具に
限定される。

本考案は、たとえば、シェード側にランプが支持され、
このランプに対して本体から導出したランプソケットを
接続させたい場合のように、本体とシェードの相対位置
を決めたい場合に適用することができるようにしたもの
である。

このような目的に対しては、シェードに設けた窓孔部の
内縁部に切欠部を設けて、この切欠部を通して係合爪部
をシェードの上面に係合させるようにするのが適当であ
るが、本体とシェードを組立てるときに、係合爪部と切
欠部の位置を良好に合わせることが困難であり、しかも
、位置が少しでもずれている状態のまま無理に組み立て
ようとすると、係合爪部が切欠部の側部に衝突して係合
爪部あるいは切欠部の側部が破損する場合がある。

本考案は、こうした欠点がないように係合爪部と切欠部
の位置決めを簡単にできるようになし、位置決めのでき
た段階で始めて係合爪部を切欠部に係合できるようにし
たものである。

以下、本考案の実施例を説明する。

第１図は本考案の照明器具を斜め上方から見たもので、
図中１は円筒状の本体、２．２’、１は連結部３，３′
等で連結されて一体成形された合成柄脂製のシェドであ
り、本体１の側周部に取付られる。

４、４’。ｌは各々のシェードの下面に取付られた透
光性のグローブである。

５は本体１を吊下げる吊下コドである。

次に第２図は第１図の点線で囲まれた部分を分解して表
わしたものである。

本体１は内部に安定器、グローソケット等の点灯部品が
取付もれた金属基体６とこの金属基体６０下面部をおお
い、ねじ７で固定される合成樹脂製の下面カバー８より
なる。

９，１０は前記金属基体６と１面カバー８の側周部に設
けた鍔部で、ねじ７はこれらの鍔部９．１０を通じて螺
合される。

前記鍔部１ｏはその側周部に立ち上がり壁１１を含み、
その一部に係合爪部１２を有する。

また、鍔部１ｏと立ち上がり壁１１を含む部分に凹溝部
１３が形成され、本体１かも導出されるランプソケット
１４のリード線１５が挿通される。

１６はシェード２．２’。２の中央部に設けた円形状の
窓孔部で、その内縁部１７は立ち上がり壁１１に当接し
て鍔部９゜１０上に載置されるものである。

シェード２の内縁部１７の近傍には切欠部１８と、円弧
状のリブ１９と、このリブに連設される凸部２０が設け
られる。

なお前記リブ１９および凸部２０はシェードの下面に設
けられる。

前記切欠部１８は係合爪部１２が差し込まれ、また、リ
ブ１９の内周面は鍔部１０の外周面に位置合わせされ、
また、凸部２０は凹溝部１３に挿入されるものである。

以上の構成にもとづいて、組勿頃序を説明する。

まず、ランプソケット１４のリード線１５を下面カバー
８の凹溝部１３に収納した上で、金属基体６と下面カバ
ー８をねじ７で固定する。

なお、ねじ止め箇所は図示しないものがさらに２箇所あ
る。

次に、シェード２の内縁部１７を本体１の側周部に位置
合わせし、リブ１９が鍔部１０の外周面に位置合わせさ
れ、さらに、凸部２０が凹溝部１３に位置決めされるよ
うにする。

このように位置決めすれば係合爪部１２が切欠部１８の
直下に位置決めされ、シェード２を下方へ押し込むと、
係合爪部１２が若干中心方向へ弾性変形しつつ、切欠部
１８にスムーズに挿通され、爪の下面がシェード２の上
面に現われると、係合爪部１２がもとに戻って上面に係
合され、シェード２と本体１の組立が完了する。

このように組立されたときの断面を第３図〜第５図に示
した。

第３図は第２図の点線Ａの部分を切断面としたもので、
係合爪部１２が切欠部１８の上方へ突出してシェード２
の上面に係合されてシェード２の上方への抜けと回転を
防止している。

また、２１はげい光ランプでシェード２に取付けられる
。

次に第４図は第２図の点線Ｂを切断面としたもので、凸
部２０が凹溝部１３に挿入されて位置決めされている。

次に第５図は第２図の点線Ｃを切断面としたもので、リ
ブ１９は鍔部１０の外周面に位置合わせされている。

また、立ち上がり壁１１により、シェード２の内縁部１
７とビス７の先端が当接しない。

以上のように、凸部２０と凹溝部１３による位置決め手
段により、係合爪部１２が切欠部１８に案内可能になし
たため、係合爪部１２を切欠部１８に係合させる前の位
置決めが容易になり、位置決めのできた段階で始めて係
合爪部１２を切欠部１８に係合できるようになるから、
係合爪部１２や切欠部１８の周辺が破損することを全く
無くすることが可能になる。

なお、実施例のように保合爪部１２が器具の列方向に向
って形成されている場合は、切矢部１８は窓孔部１６に
向って開口した形状でももちろんよい。

また、実施例では、係合爪部１２を本体１の側周部に設
けるとともに、切欠部１８をシェード２の内縁部１７近
傍に設けたが、逆に、係合爪部１２をシェード２の内縁
部１７の近傍に下向きに設け、切欠部１８を本体１の側
周部に設けてももちろんよく、また、凸部２０を本体１
の側周部に設けるとともに、凹溝部１３をシェード２の
内縁部１７の近傍に設けてももちろんよい。

以上より明らかなように、本考案の照明器具は、本体と
シェードとを互いに固定した位置関係でもって爪により
係合して組立しようとする場合に、爪の破損を確実に防
止でき、組立の容易な照明器具を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の照明器具の上方斜視図、第
２図は第１図の点線部の分解時斜視図、第３図は第２図
の点線Ａを切断面とした断面図、第４図は第２図の点線
Ｂを切断面とした断面図、第５図は第２図の点線Ｃを切
断面とした断面図である。１・・・本体、２．２’、２’・・・シェード、９，１
０・・・鍔部、１２・・・係合爪部、１３・・・凹溝部
、１４・・・ランプソケット、１５・・・リード線、１
６・・・窓孔部、１７・・・内縁部、１８・・・切欠部
、１９・・・リブ、２０・・・凸部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）側周部に鍔部を有する円筒状の本体と、中央
部に円形状の窓孔部を有し、その内縁部が前記鍔部に載
置されるシェードを備えた照明器具において、前記本体
の側周部（もしくは前記シェードの内縁部近傍）に係合
爪部を設けて、この係合爪部と係合される切欠部を前記
シェードの内縁部近傍（もしくは前記本体の側周部）に
設けるとともに、前記シェードの内縁部近傍（もしくは
前記本体の側周部）に凸部を設け、この凸部が位置決め
される凹溝部を前記本体の側周部（もしくは前記シェー
ドの内縁部近傍）に設げて、前記凸部と前記凹溝部によ
る位置決め後前記係合爪部が前記切欠部に案内可能に威
したことを特徴とする照明器具。
（２）本体の鍔部の外周面に位置合わせされる円弧状の
リブがシェードの内縁部近傍に設けられていることを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第（１）項記載の照明
器具。
（３）凸部は円弧状のリブに連設されていることを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第（２）項記載の照明器
具。
（４）本体から導出されるランプソケットのリード線が
凹溝部に挿通されていることを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第（１）項〜第（３）項のいづれかに記載の
照明器具。