JPS58134717A - ジヤバラ成形法 - Google Patents
ジヤバラ成形法Info
- Publication number
- JPS58134717A JPS58134717A JP57017876A JP1787682A JPS58134717A JP S58134717 A JPS58134717 A JP S58134717A JP 57017876 A JP57017876 A JP 57017876A JP 1787682 A JP1787682 A JP 1787682A JP S58134717 A JPS58134717 A JP S58134717A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parison
- bellows
- portions
- plate portion
- ratio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D23/00—Producing tubular articles
- B29D23/18—Pleated or corrugated hoses
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/071—Preforms or parisons characterised by their configuration, e.g. geometry, dimensions or physical properties
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/703—Bellows
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、熱可塑性エラストマーのジャバラ成形法に
関するもので、詳しくは、たとえば、自動車の独立懸架
駆動軸用ジヨイント部の様な部分のダスト除けの回転カ
バーとして使用されるに好適な、可及的均等肉厚が容易
に得られる方法を１指したものである。
関するもので、詳しくは、たとえば、自動車の独立懸架
駆動軸用ジヨイント部の様な部分のダスト除けの回転カ
バーとして使用されるに好適な、可及的均等肉厚が容易
に得られる方法を１指したものである。
従来、山部並びに谷部を有するジャバラ構造体の成形方
法としては、インジェクション・ブロー成形が有効であ
ることは周知のことである。これらは、吹込み成形直前
に、射出成形して得た一端を閉じた厚肉チューブ、即ち
パリソン（Ｐａｒｉ ｓｏｎ ）を金型の内部にて膨張
させて成形するものであるが、膨張した最終成形ジャバ
ラ部の膜長がパリソンの膜長より著しく長いため、吹込
成形時には、パリソンは周方向に伸びると同時に＠１方
向にも伸びる必要があり、しかも最終成形ジャバラ部の
谷部は早く金型に接触し、冷却硬化されるため伸率は小
さいが、最終的に金型と接触する山部は最も伸びが大き
くなり、軸方向の伸びの甚［２い不均一が生起される。
法としては、インジェクション・ブロー成形が有効であ
ることは周知のことである。これらは、吹込み成形直前
に、射出成形して得た一端を閉じた厚肉チューブ、即ち
パリソン（Ｐａｒｉ ｓｏｎ ）を金型の内部にて膨張
させて成形するものであるが、膨張した最終成形ジャバ
ラ部の膜長がパリソンの膜長より著しく長いため、吹込
成形時には、パリソンは周方向に伸びると同時に＠１方
向にも伸びる必要があり、しかも最終成形ジャバラ部の
谷部は早く金型に接触し、冷却硬化されるため伸率は小
さいが、最終的に金型と接触する山部は最も伸びが大き
くなり、軸方向の伸びの甚［２い不均一が生起される。
たとえば、大口径部及び小口径部を有する裁頭円錐形状
のジャバラ構造体では、第１図に示すごとく、インジェ
クション段階でパリソン（１）は、その内外面共にスト
レートな形状とし、小口径部に向ってパリソン径が小さ
くなるように成形するものであるが、ブロ一段階で上述
したごとく肉厚において不均一となり、最終成形ジャバ
ラ部において谷部の肉１４が山部の肉厚に対して厚く成
形されるものである。従って、成形されたジャバラ構造
体の片側の大口径部を固定し、酊−げ変形を加えた場合
、山部の変形のみが生じ、容易にバックリングと呼ばれ
るヘコミを山部に生じる結果となり、耐久性の面で好ま
しくない問題を有していた。また、山部肉厚が薄くなる
と、摩耗及び屈曲等による破損が生じやすくなるという
欠点を併せもっており、特に前記ジヨイント部のダスト
除けの回転カバーとして使用する場合にハ、該ジヨイン
ト部に異物が浸入してジヨイント林態に異常を招来すう
つ□い、ワ１、いえ。□ｌ そこでこの発明の目的とするところは、上述した種棟の
問題点をことごとく解決し、バックリング特性、耐摩耗
性並びに耐屈曲性に優れ、耐久性に極めて富んだ最終成
形ジャバラ部を形成するジャバラ成形法を提供するとこ
ろにある。
のジャバラ構造体では、第１図に示すごとく、インジェ
クション段階でパリソン（１）は、その内外面共にスト
レートな形状とし、小口径部に向ってパリソン径が小さ
くなるように成形するものであるが、ブロ一段階で上述
したごとく肉厚において不均一となり、最終成形ジャバ
ラ部において谷部の肉１４が山部の肉厚に対して厚く成
形されるものである。従って、成形されたジャバラ構造
体の片側の大口径部を固定し、酊−げ変形を加えた場合
、山部の変形のみが生じ、容易にバックリングと呼ばれ
るヘコミを山部に生じる結果となり、耐久性の面で好ま
しくない問題を有していた。また、山部肉厚が薄くなる
と、摩耗及び屈曲等による破損が生じやすくなるという
欠点を併せもっており、特に前記ジヨイント部のダスト
除けの回転カバーとして使用する場合にハ、該ジヨイン
ト部に異物が浸入してジヨイント林態に異常を招来すう
つ□い、ワ１、いえ。□ｌ そこでこの発明の目的とするところは、上述した種棟の
問題点をことごとく解決し、バックリング特性、耐摩耗
性並びに耐屈曲性に優れ、耐久性に極めて富んだ最終成
形ジャバラ部を形成するジャバラ成形法を提供するとこ
ろにある。
その特徴とするところは、ジャバラ構造体を構成する最
終成形ジャバラ部の山部並びに谷部に対するパリソンの
ブロー比が各各一定な吹込成形において、上記山部に対
応するパリソンの厚肉部と谷部に対応するパリソンの薄
肉部を有し、パリソンの最大厚肉部と山部頂点並びにパ
リソンの最小薄肉部と各部底点とが各各パリソン内面に
対する同−垂線上に位置するように形成し、山部に対す
るパリソンのブロー比がほぼ１．６を電率とした場合、
最大厚肉部／最小薄肉部の肉厚比を２５〜３．０となし
、厚肉及び薄肉部間を直線あるいはなめらかな曲線形状
に射出成形してなるパリソンを、吹込成形して最終成形
ジャバラ部を形成するところにあり、因って均一厚みの
ジャバラ構造体を得１１゜ ることができたも、ｊのである。
終成形ジャバラ部の山部並びに谷部に対するパリソンの
ブロー比が各各一定な吹込成形において、上記山部に対
応するパリソンの厚肉部と谷部に対応するパリソンの薄
肉部を有し、パリソンの最大厚肉部と山部頂点並びにパ
リソンの最小薄肉部と各部底点とが各各パリソン内面に
対する同−垂線上に位置するように形成し、山部に対す
るパリソンのブロー比がほぼ１．６を電率とした場合、
最大厚肉部／最小薄肉部の肉厚比を２５〜３．０となし
、厚肉及び薄肉部間を直線あるいはなめらかな曲線形状
に射出成形してなるパリソンを、吹込成形して最終成形
ジャバラ部を形成するところにあり、因って均一厚みの
ジャバラ構造体を得１１゜ ることができたも、ｊのである。
なお上記の肉厚比については、最終成形ジャバラ部の山
部並びに谷部に対するパリソンのブロー比が各各一定で
、前述のととく早＜ｔｌ？’遍に接触して冷却硬化され
る最終成形ジャバラ部の谷部の伸率は小さく、最終成形
ジャバラ部に対して対応するパリソンの体積変化が僅少
であり、厚肉及び薄肉部間を直線あるいはなめらかな曲
線形状として算出したものである。
部並びに谷部に対するパリソンのブロー比が各各一定で
、前述のととく早＜ｔｌ？’遍に接触して冷却硬化され
る最終成形ジャバラ部の谷部の伸率は小さく、最終成形
ジャバラ部に対して対応するパリソンの体積変化が僅少
であり、厚肉及び薄肉部間を直線あるいはなめらかな曲
線形状として算出したものである。
なおまた、前記パリソンの最大厚肉部／最小薄肉部の肉
厚比は、ブロー比が主としてパリソンの形状や大きさ、
あるいは吹込成形の外型形状によって支配を受けて変化
するものであるため、このブロー比を基準としたもので
、ブロー比に増減のある場合は、その割合に応じて肉厚
比を補正し、因ってその変化に対応したジャバラを成形
するものである。
厚比は、ブロー比が主としてパリソンの形状や大きさ、
あるいは吹込成形の外型形状によって支配を受けて変化
するものであるため、このブロー比を基準としたもので
、ブロー比に増減のある場合は、その割合に応じて肉厚
比を補正し、因ってその変化に対応したジャバラを成形
するものである。
このジャバラ構造体に使用される熱可塑性エラストマー
は、たとえば、通常熱可塑性ウレタンエラストマー、熱
可塑性ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラスト
マー、ポリオレフィンエラストマー、スチレン・ジエン
ブロック系エラストマー、塩化ビニル系エラストマー等
が好適である。
は、たとえば、通常熱可塑性ウレタンエラストマー、熱
可塑性ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラスト
マー、ポリオレフィンエラストマー、スチレン・ジエン
ブロック系エラストマー、塩化ビニル系エラストマー等
が好適である。
次に実施の一例を示す図面に基づいて、この発明の態様
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
第１図は、従来のパリソンの縦断面を示したもので、第
２図は、この発明の実施例におけるパリソンの一例を示
す断面図で、図において、（２）は吹込成形直前に射出
成形してなるほぼ戴頭円錐形状の中空体のパリソンで、
吹込成形した際にジャバラ形状を与えるジャバラ形成部
（３）と大［コ径部（４）並びに小口径部（５）から構
成されている。
２図は、この発明の実施例におけるパリソンの一例を示
す断面図で、図において、（２）は吹込成形直前に射出
成形してなるほぼ戴頭円錐形状の中空体のパリソンで、
吹込成形した際にジャバラ形状を与えるジャバラ形成部
（３）と大［コ径部（４）並びに小口径部（５）から構
成されている。
なお材質は、熱可塑性ポリエステル系エラストマーＰ７
０Ｂ（東洋紡績社製）である。
０Ｂ（東洋紡績社製）である。
ジャバラ形成部（３）は、その内周面において、大口径
部（４）と小口径部（５）の各中心を結ぶ軸に対し一定
の角度で小口径部（５）方向に挟まり、外周面において
厚肉部と薄肉部から成る起伏形状をなし、第３図に示す
ごとく、厚肉部の最大厚肉部（６ａ）（６ｂ）（６ｃ）
と薄肉部の最小薄肉部（７ａ ） （７ｈ ） （７ｒ
）の肉厚が各各回等に形成されている。
部（４）と小口径部（５）の各中心を結ぶ軸に対し一定
の角度で小口径部（５）方向に挟まり、外周面において
厚肉部と薄肉部から成る起伏形状をなし、第３図に示す
ごとく、厚肉部の最大厚肉部（６ａ）（６ｂ）（６ｃ）
と薄肉部の最小薄肉部（７ａ ） （７ｈ ） （７ｒ
）の肉厚が各各回等に形成されている。
（８）はこのパリソン（２）を吹込成形して１１すられ
る最終成形ジャバラ部で、山部と谷部を有しており、パ
リソンのジャバラ形成部（３）の厚肉部と山部、薄山部
と谷部が各各対応している。すなわち、最大厚肉部（６
ａ）（６ｂ）（６ｃ）と山部頂点（９ａ）（９ｂ）（９
ｃ）並びに最小薄肉部（７ａ） （７ｂ） （’ｃ）と
谷部底点（１０ａ） （１０／Ｊ） （１０ｃ）とが各
各パリソン内面に対して同−垂線上に位置するようにジ
ャバラ形成部（３）は形成されており、パリソン（２）
を吹込成形した際、厚肉部が山部方向に、薄肉部が谷部
方向に膨張するものである。
る最終成形ジャバラ部で、山部と谷部を有しており、パ
リソンのジャバラ形成部（３）の厚肉部と山部、薄山部
と谷部が各各対応している。すなわち、最大厚肉部（６
ａ）（６ｂ）（６ｃ）と山部頂点（９ａ）（９ｂ）（９
ｃ）並びに最小薄肉部（７ａ） （７ｂ） （’ｃ）と
谷部底点（１０ａ） （１０／Ｊ） （１０ｃ）とが各
各パリソン内面に対して同−垂線上に位置するようにジ
ャバラ形成部（３）は形成されており、パリソン（２）
を吹込成形した際、厚肉部が山部方向に、薄肉部が谷部
方向に膨張するものである。
またパリソン（２）の厚肉及び薄肉部間は直線あるいは
ねめらかな曲線形状に成形するもので、この実施例にお
いてはなめらかな曲線形状に成形している。なお、この
パリソン（２）において、吹込成形により膨張させる箇
所はジャバラ形成部（３）及び小口径部（５）であり、
大口径部（４）は射出成形の段階で最終形状となるよう
に設計したものである。
ねめらかな曲線形状に成形するもので、この実施例にお
いてはなめらかな曲線形状に成形している。なお、この
パリソン（２）において、吹込成形により膨張させる箇
所はジャバラ形成部（３）及び小口径部（５）であり、
大口径部（４）は射出成形の段階で最終形状となるよう
に設計したものである。
ところで、ジャバラ形成部”（３１の最大厚肉部の肉厚
と最小薄肉部の肉厚は、前逮したごとく一定の条件に基
づく一定の関係によって特定される。すなわち、山部に
対するパリソンのブロー比（Ｒ）が約１．６を基準とし
た場合、最大厚肉部／最小薄肉部の肉厚比（Ｐ）を２．
５〜：＜、Ｏの許容範囲内に収めれば好ましい結果が得
られるものである、１上記の本発明の実施例によって得
られたジャバラと従来例との成形結果の比較表を次の第
１表に示す。
と最小薄肉部の肉厚は、前逮したごとく一定の条件に基
づく一定の関係によって特定される。すなわち、山部に
対するパリソンのブロー比（Ｒ）が約１．６を基準とし
た場合、最大厚肉部／最小薄肉部の肉厚比（Ｐ）を２．
５〜：＜、Ｏの許容範囲内に収めれば好ましい結果が得
られるものである、１上記の本発明の実施例によって得
られたジャバラと従来例との成形結果の比較表を次の第
１表に示す。
第１表。
第１表は、パリソンのジャバラ形成部の内外周面がスト
レート形状の従来のパリソン（第１図）と、起伏形状の
前記実施例のパリソン（第２図）を用いて吹込成形した
場合の最終成形ジャバラ部並びに吹込成形前のジャバラ
形成部の肉厚を比較的に示したものである。なお、ブロ
ー比（Ｒ）は、第３図に示すごとく、最終成形ジャバラ
部（８）の山部頂点（９ａ）の内面から最大厚肉部（６
ａ）を通ってそのパリソン内面に対し垂直に軸に至る距
離（ｍ）と、同垂直線上において最大厚肉部（６ａ）の
パリソン内面の地点から軸に至る距離（、＋）との比（
”／）によって示され、他の山部あるいは厚肉部におい
ても略同等である。また最大厚肉部の肉厚に対する最小
薄肉部の肉厚の肉厚比（Ｐ）は前者を後者で除したもの
であるが、吹込成形後の最終成形ジャバラ部の肉厚比（
Ｂ）は谷部肉厚を山部肉厚で除した値で示している。
レート形状の従来のパリソン（第１図）と、起伏形状の
前記実施例のパリソン（第２図）を用いて吹込成形した
場合の最終成形ジャバラ部並びに吹込成形前のジャバラ
形成部の肉厚を比較的に示したものである。なお、ブロ
ー比（Ｒ）は、第３図に示すごとく、最終成形ジャバラ
部（８）の山部頂点（９ａ）の内面から最大厚肉部（６
ａ）を通ってそのパリソン内面に対し垂直に軸に至る距
離（ｍ）と、同垂直線上において最大厚肉部（６ａ）の
パリソン内面の地点から軸に至る距離（、＋）との比（
”／）によって示され、他の山部あるいは厚肉部におい
ても略同等である。また最大厚肉部の肉厚に対する最小
薄肉部の肉厚の肉厚比（Ｐ）は前者を後者で除したもの
であるが、吹込成形後の最終成形ジャバラ部の肉厚比（
Ｂ）は谷部肉厚を山部肉厚で除した値で示している。
従って望ましいジャバラ構造体の肉厚は、均等な肉厚が
得られた事を示す肉厚比（Ｂ）が１あるいは１に接近し
たものであり、この点で従来のパリソンによる最終成形
ジャバラ部の肉厚比（Ｂ）が２．７８であるのに対し、
本発明に係るパリソンによる肉厚比（Ｂ）が１．０５で
あって望ましい肉厚を得たものである。すなわち、ジャ
バラ形成部の最小薄肉部肉厚を１．１＋＋ｏ＋＋、最大
厚山部肉厚を２．９ ｒｔｒｍ 、肉厚比（Ｐ）が２．
６であるパリソンを射出成形し、このパリソンをブロー
比（Ｒ）をほぼ１．６で吹込成形して得た最終成形ジャ
バラ部の肉厚は、谷部で１．０５ｍｍ、山部で１．００
咽で望ましい肉厚比（Ｂ）である１、０５を得たもので
ある。
得られた事を示す肉厚比（Ｂ）が１あるいは１に接近し
たものであり、この点で従来のパリソンによる最終成形
ジャバラ部の肉厚比（Ｂ）が２．７８であるのに対し、
本発明に係るパリソンによる肉厚比（Ｂ）が１．０５で
あって望ましい肉厚を得たものである。すなわち、ジャ
バラ形成部の最小薄肉部肉厚を１．１＋＋ｏ＋＋、最大
厚山部肉厚を２．９ ｒｔｒｍ 、肉厚比（Ｐ）が２．
６であるパリソンを射出成形し、このパリソンをブロー
比（Ｒ）をほぼ１．６で吹込成形して得た最終成形ジャ
バラ部の肉厚は、谷部で１．０５ｍｍ、山部で１．００
咽で望ましい肉厚比（Ｂ）である１、０５を得たもので
ある。
ところで次に、上述のごとくにして得られた肉厚比（Ｂ
）が１．０５の肉厚からなる最終成形ジャバラ部のジャ
バラ構造体を用いてバックリング特性並びに耐摩耗性あ
るいは耐屈曲性等の耐久性に関するバックリング試験を
行った。
）が１．０５の肉厚からなる最終成形ジャバラ部のジャ
バラ構造体を用いてバックリング特性並びに耐摩耗性あ
るいは耐屈曲性等の耐久性に関するバックリング試験を
行った。
すなわち、バックリング特性は、第４図に示すごとく、
ジャバラ構造体の大口径部（４）を等速ジヨイントＯＢ
に締付用バンド（２）にて固定して組込んだ後、小口径
部（５）より挿入した棒０３により図示の方向に曲げ変
形を加え、最終成形ジャバラ部の山部の一部に内側への
へコミが発生した際の角度、即ちバックリング角度を求
めてなるもので、このバックリング角度が小さければ実
使用時にバックリングが繰り返し発生し、耐久性が著し
く損われる結果を招来するものである。
ジャバラ構造体の大口径部（４）を等速ジヨイントＯＢ
に締付用バンド（２）にて固定して組込んだ後、小口径
部（５）より挿入した棒０３により図示の方向に曲げ変
形を加え、最終成形ジャバラ部の山部の一部に内側への
へコミが発生した際の角度、即ちバックリング角度を求
めてなるもので、このバックリング角度が小さければ実
使用時にバックリングが繰り返し発生し、耐久性が著し
く損われる結果を招来するものである。
また耐久性は、室温で、バックリング角度３６′。
回転数を４０ Ｏｒｐｍとしてバックリングを繰り返し
、ジャバラ構造体の山部が屈曲疲労あるいは摩耗などに
よって破損する時間をもって表わしてなるが、無論時間
が長い程、耐久性に優れた最終成形ジャバラ部を有した
ジャバラ構造体であることを示している。
、ジャバラ構造体の山部が屈曲疲労あるいは摩耗などに
よって破損する時間をもって表わしてなるが、無論時間
が長い程、耐久性に優れた最終成形ジャバラ部を有した
ジャバラ構造体であることを示している。
これらの試験結果を第２表に示した。なお比較の為に、
第１表に示した従来のパリソンを用いて得たジャバラ構
造体についても同様に試験し、併記した。
第１表に示した従来のパリソンを用いて得たジャバラ構
造体についても同様に試験し、併記した。
第２表
従来のパリソンによるジャバラ構造体のバックリング角
度は１０°であるのに対し、本発明の実施例であるジャ
バラ構造体は４２°であって、明らかに優れたバックリ
ング特性を有しているものである。従って前述したごと
く、実使用時においてバックリングを繰り返し行った場
合でも耐久性が著しく損われることはないと推測される
。従ってバックリングの繰り返しによって耐久性を判断
した試験においては、推測通り、従来例では０１時間で
ジャバラの山部が、バックリングの繰り返しによる屈曲
疲労が原因で破損したのに対し、この実施例のジャバラ
構造体では６０時間後に山部と山部との接触摩耗により
破損したものであって、従来例に比し約６・００倍にも
相当する耐久性の向上が図られたので１ある。
度は１０°であるのに対し、本発明の実施例であるジャ
バラ構造体は４２°であって、明らかに優れたバックリ
ング特性を有しているものである。従って前述したごと
く、実使用時においてバックリングを繰り返し行った場
合でも耐久性が著しく損われることはないと推測される
。従ってバックリングの繰り返しによって耐久性を判断
した試験においては、推測通り、従来例では０１時間で
ジャバラの山部が、バックリングの繰り返しによる屈曲
疲労が原因で破損したのに対し、この実施例のジャバラ
構造体では６０時間後に山部と山部との接触摩耗により
破損したものであって、従来例に比し約６・００倍にも
相当する耐久性の向上が図られたので１ある。
以上のごとく１．１・、この発明に係るジャバラ成形法
□、。
□、。
によると、最終成形ジャバラ部の肉厚の変動を僅少とす
ることが出来るばかりでなく、肉厚の調整が極めて容易
であり、因ってバックリング特性や耐久性等において、
極めて優れた効果を発揮し、使用目的により一層合致さ
せることができたものである。
ることが出来るばかりでなく、肉厚の調整が極めて容易
であり、因ってバックリング特性や耐久性等において、
極めて優れた効果を発揮し、使用目的により一層合致さ
せることができたものである。
第１図は、従来のジャバラ成形法で使用されたパリソン
の一実施例を示す断面図、 第２図は、この発明に係るジャバラ成形法で使用された
パリソンの一実施例を示す断面図、第３図は、第２図に
おける要部拡大断面図、第４図は、第２図におけるパリ
ソンを用いて成形したジャバラ構造体のバックリング試
験の説明図である。 （２）・・・パリソン （６ａ）（６ｂ）（６Ｃ）・
・・最大厚肉部（７／７） （７ｂ） （７ｃ） −最
小薄肉部（８）・・・最終成形ジャバラ部 （９（７） （９ｂ） （９Ｃ） −山部頂点（１０ａ
） （１０／Ｊ） （１０Ｃ）−谷部頂点代理人 弁理
士 大 島 秦 甫 第１図
の一実施例を示す断面図、 第２図は、この発明に係るジャバラ成形法で使用された
パリソンの一実施例を示す断面図、第３図は、第２図に
おける要部拡大断面図、第４図は、第２図におけるパリ
ソンを用いて成形したジャバラ構造体のバックリング試
験の説明図である。 （２）・・・パリソン （６ａ）（６ｂ）（６Ｃ）・
・・最大厚肉部（７／７） （７ｂ） （７ｃ） −最
小薄肉部（８）・・・最終成形ジャバラ部 （９（７） （９ｂ） （９Ｃ） −山部頂点（１０ａ
） （１０／Ｊ） （１０Ｃ）−谷部頂点代理人 弁理
士 大 島 秦 甫 第１図
Claims (1)
- （１）最終成形ジャバラ部の山部並びに谷部に対するパ
リソンのブロー比が各各一定な吹込成形において、上記
山部に対応する厚肉部と谷部に対応する薄肉部を有し、
最大厚肉部と山部頂点並びに最小薄肉部と谷部底点とが
各各パリソン内面に対する同−垂線上に位置するように
形成し、山部に対するパリソンのブロー比がほぼ１．６
を基準とした場合、峡大厚肉部／最小薄肉部の肉厚比を
２．５〜３．０となし、厚肉及び薄肉部間を直線あるい
はなめらかな曲線形状に射出成形してなるパリソンを、
吹込成形して最終成形ジャバラ部を形成することを特徴
とするジャバラ成形法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57017876A JPS58134717A (ja) | 1982-02-05 | 1982-02-05 | ジヤバラ成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57017876A JPS58134717A (ja) | 1982-02-05 | 1982-02-05 | ジヤバラ成形法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58134717A true JPS58134717A (ja) | 1983-08-11 |
| JPH0311252B2 JPH0311252B2 (ja) | 1991-02-15 |
Family
ID=11955884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57017876A Granted JPS58134717A (ja) | 1982-02-05 | 1982-02-05 | ジヤバラ成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58134717A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0234211U (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-05 | ||
| JPH0234210U (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-05 | ||
| EP0479488A2 (en) * | 1990-09-29 | 1992-04-08 | Keeper Co. Ltd | Method of injection blow molding synthetic resin bellows product |
| FR2764230A1 (fr) * | 1997-06-06 | 1998-12-11 | Carnaudmetalbox Sante Beaute | Procede de fabrication d'un tube souple et tube obtenu selon ce procede |
| US5851476A (en) * | 1996-05-17 | 1998-12-22 | Miner Enterprises, Inc. | Method of manufacturing a bellowed seal |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5418868A (en) * | 1977-07-12 | 1979-02-13 | Nihon Plast Co Ltd | Method of forming synthetic resin bellows |
-
1982
- 1982-02-05 JP JP57017876A patent/JPS58134717A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5418868A (en) * | 1977-07-12 | 1979-02-13 | Nihon Plast Co Ltd | Method of forming synthetic resin bellows |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0234211U (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-05 | ||
| JPH0234210U (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-05 | ||
| EP0479488A2 (en) * | 1990-09-29 | 1992-04-08 | Keeper Co. Ltd | Method of injection blow molding synthetic resin bellows product |
| US5851476A (en) * | 1996-05-17 | 1998-12-22 | Miner Enterprises, Inc. | Method of manufacturing a bellowed seal |
| US6010657A (en) * | 1996-05-17 | 2000-01-04 | Miner Enterprises, Inc. | Method of manufacturing a bellowed seal |
| FR2764230A1 (fr) * | 1997-06-06 | 1998-12-11 | Carnaudmetalbox Sante Beaute | Procede de fabrication d'un tube souple et tube obtenu selon ce procede |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0311252B2 (ja) | 1991-02-15 |
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